一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

小さな成功例を積み重ねて大きなうねりを作りだす 〜k-Biz相談会・事例報告会〜


 釧路支部(亀岡孝支部長)は26日、今年度最後となるk-Biz相談会を開催しました。今回は7件の相談を受け、様々な角度から販路拡大や、新たな連携先について静岡県の富士市産業支援センター(f-Biz)センター長の小出宗昭氏がアドバイスを行いました。また、この日は「k-Biz事例報告会」も開催し、小出氏が今年度、釧路で受け付けた相談から感じている可能性について報告しました。

 報告会の中で小出氏は起業支援する上で常に意識しなければならないポイントを3つ挙げました。
?どんな企業にも「強み」は存在する。
「どんな企業にもセールスポイントが存在することを忘れないことだ。様々な角度から考察して企業としての強みを見つけ、伸ばす事が大切。経営者も自社について真摯に考え、強みを見つけることで新たな道が開けるものだ」
?ターゲットを絞る
「その商品、サービスがどんな顧客層に受けるのか、またどんな人に買ってほしいのかを研究、明確にすることが必要だ。より強いインパクトを対象者に与えることでしっかりと顧客を囲い込むことが重要だ」
?連携する
「中小企業同士のビジネス的、戦略的な繋がりを強化していくべきだ。互いの『強み』をより強固にするために切磋琢磨することが大切だ。大きなイノベーションには労力も必要で、具現化するには時間もかかる。中小企業間の小さなイノベーションをいくつも積み上げて大きなうねりを作りだすことが地域活性に即効性をもたらす」
 以上の三点を挙げた小出氏は「釧路で受ける相談は非常に質の高いものが多い。必ず成果が出ると確信している。釧路にも強みを持った企業はたくさんあり、無限の可能性を秘めている。そして何よりもそれを支援するための『k-Biz』がある。全国的にみてもこうした拠点がある地域はまだまだ少ない。ぜひk-Bizを活用して新規分野への参入、他地域への進出を行ってほしい」と参加者に強く訴えかけました。

 午前、午後に分かれて行われた相談会では加工食品や道産材を活用したスピーカーなどについて相談が持ち込まれました。地域起業サロン事業(k-Biz)は2011年度も隔月で相談会を開催します。開催予定は以下の通り(都合により日程が変更になる場合があります)。
5月14日(土)、7月16日(土)、9月10日(土)、11月19日(土)、2012年1月28日(土)、3月24日(土)

▼「小さなイノベーションを具現化するために是非、k-Bizに来てほしい」小出氏

▼相談会は食品から、洗浄剤まで多岐にわたりました。

「疲弊した地域を救うのは中小企業」 釧路支部幹部大学最終講


 釧路支部(亀岡孝支部長)は4日に幹部大学の8講を開き、釧路支部企画委員長の森川浩一氏が「中小企業の出番がやってきた」と題して、中小企業が地域に果たす役割や釧根地域の課題について報告しました。
 森川氏は「全国の事業者数の99%、全国の労働人口の80%などであることから国や地方の経済基盤を担っているのは中小企業と言える。にも関わらず、中小企業に対する蔑視感があるのが現状だ」と中止企業について述べました。
 課題について「貧困、教育、収入の三点がそれぞれ悪い方向に作用し、負の循環に陥っている。また、次世代の教育も大きな課題だ。親の収入の高低によって、子供の学歴がある程度決まってしまう傾向にある」と指摘しました。
 「今後は釧根地域の域内循環率を高め、新たな価値の発見や起業支援をしなくてはいけない。そしてこの閉塞した時期を抜け出すためには、中小企業振興基本条例に基づいた振興策が必要だ。厳しい状況が続くが不平、不満ばかり言っても何も始まらない。これから同友会のメンバーとして、共に頑張りましょう」と締めくくりました。
 最後に、受講者は8講に及んだ幹部大学を振り返って「異業種間で討論できたことが良かった」、「釧路に住んでいながら、釧路の歴史や現状を知らなかった」、「今後の会社と自分自身の方向性を考えるきっかけになった」と感想を述べました。

▼中小企業の重要性を語る森川氏

ぶれない目標の設定で業界のけん引役を目指す 釧路支部オンリーワン企業見学会


 釧路支部(亀岡孝支部長)は3日、釧路支部会員の中で特色ある技術や商品を武器に経営する企業を見学する「オンリーワン企業見学会」を開催しました。今回は釧路町で自動車のリサイクル業を営む高橋商会を見学し、リサイクルの工程や高橋社長の経営に対する思いを学びました。

 見学会の始め、高橋社長は「自動車業界は近年、新車販売、中古車販売、リサイクルともリーマンショックやエコカー減税などで激動を経験した。今日の高橋商会はそうした激変の中でも目標をしっかりと定めて、ブレずにやってきたことが実を結んで成り立っている。私はリサイクル業界の中で社会への貢献度が見える『モデル』企業を作りたい。そのためにISO14001の認証などにも取り組んできた。取組みの話題性から施設見学者も年々増えて、現在では年間で100件以上の申し込みがある。見学では解説する従業員が違っても同じ内容を見学できるような体制をとっている。リサイクル業にといっても見るのと聞くのではずいぶん違うと思うので、今日はじっくりと見ていってほしい」と述べました。

 参加者は5300坪ある敷地内を見学し、海外へ輸出される自動車部品や、重機を使っての車輛解体の様子、エアバッグの展開処理などを見学しました。廃タイヤの処理工程では縁の部分に含まれる金属のワイヤーを除去し、一本ずつ破砕機に投入して5センチほどの大きさになる様子を見学しました。処理された廃タイヤは製紙工場などのボイラー燃料として利用されているそうです。除去された金属ワイヤーも再利用されます。
 
高橋社長は「自動車部品でリサイクル出来ない部分はほとんどない。そのまま使える部品から、破砕して別の素材として生まれ変わる部品まで様々だ。循環型の環境社会を築く上で自動車のリサイクルは重要な意味がある。今後はハイブリッド車が増え、大容量のバッテリーの処理が課題になると思うがしっかりと研究して、環境負荷の少ない処理を行いたい」と今後の展望を語りました。

▼「利益に拘り過ぎず、雇用の確保にも力を入れている」高橋社長

▼月に500台が新たに入庫し、処理を待つ

▼全国各地から届く中古部品の注文に対応する2万点の在庫品

▼電気的にエアバッグを展開させて処理する

▼2月から業務を開始した低価格カーリース「REBORN MAGIC CIRCUS」店舗

★高橋商会ホームページ
http://www.ts-takahashi.co.jp/

金融機関から見る釧路の現状 幹部大学7講


 

 同友会釧路支部は幹部大学第7講を2月25日に開き、釧路信用金庫常勤理事経営企画部の森村好幸部長が「金融機関から見る釧路の現状と課題」と題して講演しました。

 森村氏は「釧路の経済はかつての基幹産業や公共事業への依存体質から脱却が進まず、域外からお金を獲得する産業を生み出せていない」と地域経済の特徴を指摘しました。さらに融資に際して金融機関を納得させる社長の条件として、経営理念を持っていること、自社の強みと弱みを知っていること、計数に明るいこと、人の話を良く聴く、約束は必ず守る、などを挙げました。

 最後に中小企業経営者と幹部へのメッセージとして次の10点を語りました。

1.モノの価格は原価計算が決めるのではなく市場が決める
2.売る商品ではなく売れる商品をつくる
3.企業にとっては1%の不良品でも顧客にしてみれば100%の不良品
4.企業の真実は電話一本でよくわかる
5.教育は叱って叩き込むのではなく気付かせること
6.人材はアメやムチでではなく正しい経営から育つ
7.企業は社会的公器
8.社員の不満を除去する経営を心がける
9.経営者が重視すべきは業績ではなく継続
10.経営学は終わりから始める学問

▼釧路信金森村氏

 

 

「地域の強みとは何か」道銀船木支店長が講演 南しれとこ支部2月例会


 南しれとこ支部(金曽義昭支部長)は25日に2月例会を開催し、「地域の資源を掘り起こす」題して北海道銀行中標津支店支店長の船木隆一氏が講演しました。
 船木氏は今年の消費の動向について「一段落が予想されるが、三井アウトレットパークや劇団四季の進出など道内は札幌を中心に上向き傾向と考えられる。道東についても今秋に道東道占冠夕張間が開通し、多くの人が道東に来ることが予想される」と解説しました。
 また、南しれとこの強みは「この地域には日本一と胸を張れるものが中標津町や別海町の牛乳などが多くある。日本一という言葉を使えることは、他の地域にはない大きな強みだ。この強みを生かした情報発信や宣伝をしてもらいたい」と語りました。 
 最後に「今後人口が減少すると予測される中で、リスクを出来るだけ回避するためにはしっかりとしたマーケティングが欠かせない。大手企業に価格で競争しても、勝ち目はない。本業に徹し、効率化を図るだけではなく非効率であっても手間ひまをかけ、付加価値を高めることが重要だ」と強調しました。(記:吉本勝)

▼南しれとこの強みを語る船木氏

国吉氏が同友会の歴史を語る 釧路支部2月例会


 釧路支部(亀岡孝支部長)は23日に2月例会を開催しました。同友会全国協議会専務幹事の国吉氏が「困難な時こそ同友会運動の原点へ」と題して講演しました。国吉氏は1972年に北海道中小企業家同友会に入局し、1975年の釧路支部設立に携わりました。
 「1969年に北海道同友会が創立され、函館支部を皮切りに積極的に支部を設立した。1970年代に三つの目的の制定、労使見解の発表、経営指針を確立する運動の提唱と同友会運動の基礎が完成した」と北海道同友会の歴史を説明しました。
 続いて学ぶことと学びあうことの違いを述べ「他人の経験や知恵を自分にどう取り入れるかが大切。その方法にはグループ討論が最適だ。他人から取り入れたものを実践しなければ企業も自分も変わらない。会社内でも取り入れ、学びあうことが社員の共育にもつながる」と語りました。
 最後に「中小企業を経済の中心にと謳う憲章が6月18日に閣議決定されたが、その様子を記事として掲載したのはわずか2社。地方新聞には一切掲載されなかった。世間一般に浸透されていない。今後この憲章をいかに世間に広め、浸透させられるかが重要だ」と締めくくりました。(記:吉本勝)

▼同友会の歴史を語る国吉氏


 

新会員ガイダンスを開催 釧路支部


 釧路支部(亀岡孝支部長)は17日にキャッスルホテルで新会員ガイダンスを開催し、2009年12月以降に入会した新会員と支部役員が参加しました。ガイダンスでは浅野副幹事長と須藤共育求人委員長が「同友会を活かした私の経営」と題して報告しました。
 浅野氏は「入会した当初は、ほとんど参加していなかったが、あゆみの会に入会したことがきっかけで本音で語り合える仲間ができた。また、仕事と家庭の両立などについて様々なアドバイスを受け、同友会に参加するようになった。同友会では色々な委員会、部会、同好会があるので、ぜひ参加するきっかけを作ってもらいたい」と述べました。
 続いて須藤氏は「会社の規模は違っても、経営者が抱える悩みは共通していることが多い。悩みを共有したり、語り合える仲間が同友会に入会してできた。最近では、会員間同士の取引を推進している。小さなことでも気軽に頼むことができ、会員同士なので安心して依頼できる。会員間の取引を増やすことが、釧路の活性化に繋がる」と語りました。
 その後、新会員からの一言PRや役員が部会や同好会の紹介をし、交流を深めました。(記:吉本勝)

▼同友会に参加するきっかけを作ってほしいと語る浅野氏

▼会員間取引を推進する須藤氏

▼司会を務めた岸本交流委員長

▼一言PRをする新会員


「我が社の生き残り戦略」 釧路支部幹部大学第六講


 釧路支部(亀岡孝支部長)は18日に幹部大学の第六講を開催しました。今回はタカオ工業の岩口氏と美警の三上氏が「中小企業の生き残り戦略」と題して、報告しました。
 警備業を営む三上氏は「全国で警備業者は約9000社あり、警備員は50万人を越えている。年々警備員の数は増加し、社会に求められる存在になっている」と業界の現状を説明しました。生き残り戦略について「まずは自社の強みを伸ばすことだ。ヒト・モノ・カネなどの経営資源が限られている中、ヒトとカネのバランスを取りながら取り組んでいる」と述べました。特にヒトについて「公共工事が減った時期を活用し、社員育成に力を入れようと決意した。その結果、検定資格の取得を目指し、業務終了後に勉強会を開催したり、現場をより良いものにしようと安全推進委員会を立ち上げたりなど社員が自ら会社を良くしようと取り組んでいる。その環境作りをするのが私の役目だ」と語りました。
 
 続いて報告した岩口氏は「建設業は受注産業であり、商品は事業資本または快適追求のツールとなり、全てオーダーメイドだ」と業界の特徴を説明しました。「信頼感の構築、経営指針の共有、顧客ニーズの発掘、人材を育むシステムとホウレンソウの輪などが我が社の生き残り戦略だ。具体策として、維持や修繕などの長寿命化工事へのシフトや同業他社との連携を図り、お互いの強みを活かして共同受注したりなど取り組んでいる」と述べました。
 最後に「経営戦略上の理念、方向性、独自性、有効性などは効果が確認できるまで、時間がかかることが多い。そのため業務を計画的に確実に進めるための手法が重要で、改善に取り組む強い決意と覚悟が必要だ」と強調しました。

 その後、受講者グループに分かれ「会社が生き残るために、自分自身が取り組むべき課題」について、討論しました。「中小企業ならではの取り組みが必要」、「情報の迅速な提供」、「既存の顧客に対してのフォロー」などの意見が出され、異業種間での意見交換を活発に行いました。(記:吉本勝)

※第七講2月25日(金)18時から、まなぼっと602教室で「金融機関から見る釧路の現状と課題」と題して、釧路信用金庫の森村部長が報告します。

▼社員育成について語る三上氏

▼経営戦略には強い決意と覚悟が必要と語る岩口氏

町内各団体の青年部員を前に佐野前町長が講演 別海地区会2月例会


 別海地区会(寺井範男会長)は15日、「別海町の次世代を担う青年交流会」と題して、商工会、農協、漁協、役場、青年団体を交えた青年部交流会を行い、総勢75名が参加しました。
 冒頭、寺井会長は「我々別海地区会は会員の平均年齢も会の歴史も若い。今日は各団体の青年部の皆さんと大いに語らい、別海町の未来を明るいものにしていきたい」と挨拶しました。

 記念講演は前別海町長の佐野力三氏が「別海町の歩み」と題して、役場勤務と町長職を併せて50年以上に及ぶ別海町との関わりの中で経験した出来事を振り返りました。佐野氏は「こんなにも大勢の皆さんが集まって驚いている。私は国後島のトウフツで生れ、別海町役場に奉職した。40年ほど勤務する間、殆どを基幹産業の酪農、漁業に関わる部署に籍を置いていたので、基幹産業を大切にしたいという気持ちが強い。昨今はTPPなどの諸問題が出てきて一次産業の皆さんは将来的な不安が増していることと思う。進化論の一節『強いもの、知恵のあるものだけが生き残るのではない。環境に適応できるものが生き残る』という言葉にもあるように、商工業者、農業者、漁業者の若い皆さんが真剣に議論し、柔軟に対応していくことで地域を守り育てていってほしい」と一堂に会した各団体の参加者に期待を寄せました。

 講演の後の交流会では各団体の会員が懇談し、互いの業種への理解を深めました。また、各団体の活動の紹介や、クイズなども行われ交流を深めました。閉会の挨拶に立った篠田副会長は「佐野氏の講演を聞き、各自『古きを訪ね、新しきを知る』事が出来たと思う。これからの一次産業経営は独自の取り組みを行っていく必要性があるのではないか。これからも同友会は他団体との交流を深めて、地域を持続発展させるための勉強を行っていきたい」と述べました。

▼「我々別海町民が一丸となって地域を守り立てるために頑張りたい」と寺井会長

▼「各団体の皆さんには町政にも協力いただき、大変心強い」と水沼町長

▼「別海町は広大な面積と資源の有限性を併せて考えなければならない」と佐野氏

▼別海町では初めてという各団体青年部が集まった交流会

▼別海町に関するゲームで盛り上がる会場

▼「今後も継続して交流会を持ちたい」と篠田副会長

米町から始まった釧路の歴史 釧路支部幹部大学第五講


 釧路支部(亀岡孝支部長)は10日に幹部大学の第五講を開催し、釧路公立大学の高嶋教授が釧路の歴史について講演しました。
 冒頭で江戸時代の釧路について「会所と呼ばれる商人の事務所が現在の米町にあり、商人は労働力としてアイヌを会所の米町近辺に住まわせた。米町から釧路の歴史は始まった」と語りました。
 明治時代まで釧路は隣町の厚岸と人口などほとんどの面で差はありませんでした。高嶋氏は釧路が発展した要因について鳥取士族が入植、標茶に集治監の開設、安田善次郎による硫黄山の開発の三点を挙げ、「全国の重罪人を収容する集治監の開設によって、原野だった標茶に5500人の街が誕生した。その囚人に硫黄山の採掘をさせ、硫黄運搬のための鉄道を敷設した。結果的に標茶に物資を供給する商人が釧路に住み着いた」と解説しました。
 明治40年には釧路と旭川間の鉄道が完成しました。現在のプリンスホテル近辺に釧路駅ができ、人々は駅周辺に移り住むようになりました。「大正9年に鳥取村に富士製紙が創業した。その事業税によって村民の税金が大幅に軽減され、町民は釧路から鳥取村に住むようになった。鳥取村は、農村地帯から住宅街へと変貌を遂げ、やがて釧路市と合併した。米町から始まった釧路の歴史が西へと移行した」と述べました。(記:吉本勝)

※第六講は2月18日(金)18時から、まなぼっと602教室で「中小企業の生き残り戦略」と題して、タカオ工業の岩口常務と美警の三上社長が報告します。

▼釧路の歴史を語る高嶋氏

会議の成果は一人ひとりの心掛けで決まる 摩周地区会公開例会


 摩周地区会(竹森英彦会長)は5日、2月例会を開催しました。今回は帯広支部会員の石田コンサルタントオフィスの石田邦雄氏を講師に招いて「『結果を出す』会議の秘訣」をテーマに効率的で収穫の多い会議運営について学びました。公開形式で行われた今回の例会には、町役場、教育機関、農業協同組合など幅広い分野から参加者があり、グループワークを交えて活発に学び合われました。

 会議を進める上での留意点について触れた石田氏は「挨拶、アイコンタクト、相槌がコミュニケーションの基礎だ。互いの緊張感を解かなければ、会議はうまく進行しない」と述べ、集団としての一体感の大切さを強調し、他者との距離を縮めるためのコミュニケーションを常に心がけることを参加者に求めました。続いて行われたグループワークでは集団としての一体感と個人の納得感を意識した発言や進行について、実際の会議形式をなぞって学び、参加者からは「いつもは結果重視で会議を進めることが多いが、議決までの過程を重視して議論することで、意見の集約を円滑に進められることが理解できた」などの感想が挙がりました。

 研修の最後に石田氏は「会議に絶対的な正解は存在しない。今日の研修内容を踏まえて、より充実した会議で地域をより良い方向に向けてほしい」と期待を寄せました。【記:栗谷秀実】

▼「効率のよい会議には事前準備が必要」と語った石田氏

▼グループワークを通して会議の「質」向上を学んだ受講者

「普遍的な自分」 釧路支部幹部大学第四講


 釧路支部(亀岡孝支部長)は4日に幹部大学の第四講を開催し、釧路公立大学の高野教授が「自分を見つめる」と題して講演しました。
 冒頭にサンデルの『これからの正義について話そう』を取り上げ、「社会の中に自由や正義が存在し、社会から離れたプライベートについては正義が当てはまらない。社会のみが人間活動の全てではない」とし、個の重要性について述べました。
 また、ドイツの哲学者ハイデガーの言説に触れ「我々は会社員や父親、母親など様々な役割を果たして生きている。役割は交代することができ、交代できないものこそが本来の自分だ。しかし、動けば動くほど役割が多くなり、本来の自分が見えなくなり不安に陥る」と述べました。
 最後にプラトンの『メノン』の一部を解説し「ソクラテスの質問が、メノンの心の内に持っている考えを引き出している。自分でも思いつかないような魂の奥に隠れている考えこそが、本当の自分の考えだ」と述べました。さらに「これまで自分とは何かと徹底的に考えてきたが、年齢を重ねるとともに自分がより普遍的な考えをするようになった。普遍的になることで、人間になっていく」と自身の見解を示しました。(記:吉本勝)

※第五講は2月10日(木)18時から、まなぼっと705教室で「釧路の歴史〜クスリから釧路へ〜」と題して、釧路公立大学の高嶋教授が講演します。

▼釧路公立大学の高野氏

ワカサギ釣り&交流会を開催 別海町医良同友


 同友会別海地区会(寺井範男会長)が中心となって発足した医良同友は30日、別海町茨散沼(ばらさんとう)でワカサギ釣りと交流会を開催しました。60名が参加し、町立別海病院の医師や関係者と交流を深めました。参加者に豚汁やお汁粉、ワカサギの天ぷらなどが振舞われ、湖畔をスノーモービルで走行して楽しみました。
 寺井会長は「このワカサギ釣りは今年で2回目となるが、病院関係者も多数参加している。この機会に医師やスタッフと交流し、絆を深めてもらいたい」と挨拶しました。
 町立別海病院の西村院長は「地域医療だけでなく、地域コミュニティが崩壊している中、このような機会を設けていただき感謝している。このような場で、ぜひ病院スタッフと交流を深めて欲しい」と語りました。
 別海町では2009年4月に施行された別海町中小企業振興基本条例の具体的施策として、同友会が中心になり「別海医療サポート隊医良同友」が結成されています。ワカサギ釣りの他にも、地引網体験やゴルフコンペなど医療関係者と経営者と町民との交流を深めています。(記:吉本勝)

▼挨拶する寺井氏

▼病院スタッフと交流を深めてほしいと語る西村氏

▼交流会を統括した山口氏

▼スノーモービルを楽しむ参加者

▼テント内でのワカサギ釣り

▼茨散沼のワカサギ

▼会員有志が提供した温かい料理

▼料理を食べながら交流を深めました

▼多くの参加者で賑わいました

★ワカサギ釣り当日の模様が釧路新聞に掲載されました。こちらからご覧ください!
http://portal.doyu-kai.net/modules/news/article.php?storyid=914

『挽歌』から学ぶもの 釧路支部幹部大学第三講


 釧路支部(亀岡孝支部長)は28日に幹部大学の第三講を開催し、釧路工業高等専門学校の小田島教授が釧路出身の作家原田康子の『挽歌』について、講演しました。
 小田島氏は「『挽歌』は、同人誌である北海文学で連載していた。その後、和田謹吾らに評価されて全国に広まった。地方の無名同人誌から全国に人気が広まったことは非常に稀なことだ」と名作が生まれた背景を述べました。
 その後小説の一部を抜粋し、ヒロイン兵藤怜子の行動に触れ「しばしば小悪魔的だと言われる。自分を叱ってくれる親がいなかったため、成長に必要な条件が奪われてしまった。そのため、他者に対して挑発的とも言える言動をするようになった」と解説しました。
 「『挽歌』は50年前の作品だが、読者に一切古臭さを感じさせない。怜子の行動や兵藤家の家族状況が、自分探しや家庭崩壊など今日的な問題を予兆していたと言える」と語りました。(記:吉本勝)

▼挽歌は若者にも読んで欲しいと語る小田島氏

観光地の本当の魅力は地元が発信する 地区会合同例会


 釧根三支部は1月28日に地区会合同例会を摩周地区会(竹森英彦会長)の主管で開催しました。摩周地区会では2回目の開催となる今回の合同例会ではツーリズムてしかが社長の白石悠浩氏が「着地型観光の可能性を考える」と題して講演を行いました。

 開会のあいさつで摩周地区会の竹森会長は「厳しい経済情勢の中にあって、同友会が中心となって進めてきた『中小企業振興基本条例』が各自治体で続々と制定されている。弟子屈町も4月1日に施行の予定だ。白石氏の取り組んでいる『着地型観光』も域内循環を高める機能があるという。各地区会の皆さんも勉強して役立ててほしい」と述べました。

 続く講演会で白石氏は「ツーリズムてしかがは設立して2年しか経っていない若い会社だ。試行錯誤の中で旅行商品の開発を行っている」と自社を紹介しました。「着地型観光」という聞き馴染みの薄い言葉についても「従来は出発地の都市圏にある旅行会社が商品を開発、提案して集客していたが、これを旅行業界で『発地型観光』と呼んでいた。『着地型観光』とは、到着地の旅行会社が開発、提案する事を指す。旅慣れた現代の旅行者に対して、より細かな提案を行うのが特徴だ。地元が開発、提案することによって地域にお金が循環しやすいという利点もある」と解説しました。講演の結びで白石氏は「今後は阿寒湖地区と共同での旅行商品の開発など、地域の良さを存分に紹介する取組みを行っていく予定だ」と構想を披露しました。

▼挨拶する竹森会長

▼「着地型観光は地域おこしにも役立てる」と白石氏

年間7万5千人が訪れる農家レストラン 根室支部新年交礼会


 根室支部(高岡一朗支部長)は26日、新年交礼会を開催しました。新春講演は夕張郡長沼町の農家で自家栽培の野菜を使ったレストランを経営する(有)仲野農園社長の仲野満氏が「お客様の笑顔が見える農業を目指して」と題して行いました。

 開会の挨拶で高岡支部長は「世界的な不況に加えて漁獲高の減少など、根室市は厳しい状況にある。そんな中でも同友会会員は本音で学び合い、よい経営者になって良い会社を作るため、日々努力している。よい経営環境づくりのために条例制定運動を更に進めたい」と述べました。

 続いて講演した仲野氏はリンゴ農家の四代目として生れ「ただなんとなく、目標もなく跡取りとして就農した」と自身の生い立ちを紹介しました。しかし20代の半ば頃、十勝に住む友人を訪ねて出会った大規模農業に憧れます。「当時は収穫量の向上だけを目指して経営していた。顧客は農協だと思い、大量の農薬を使う事にも躊躇が無かった。しかしある時、父親がサクランボ狩りなどで消費者と直に触れあっているのを見て、自分の理想としてきた農業にむなしさを覚えた」と語った仲野氏はその後、消費者と直接やり取りができるレストラン経営に乗り出します。
 「効率化こそが農業経営の真髄」と考えていた仲野氏ですが、その後入会した同友会で学ぶうち、考えを改めます。仲野氏が導き出した答えは、顧客に対しては「安売りするのではなく、価格を据え置いたまま原価を引き上げて品質の良い商品を提供する」ことでした。社員に対しても叱って言う事を聞かせるのではなく「自分たちで考え、動くことが成長につながる」という結論に達したと言います。
 近年は「農家レストラン(ファームレストラン)」が道内にも増え始めてライバルが続出していますが、仲野氏は「初めは危機感を煽られたが、実際には売り上げが向上した。ライバルの出現は自社の成長には必要な要素だ」と述べ、「今後は同じようなレストランが町内にも増え、結果として長沼町に多くの人が訪れるようになり、町が豊かになってほしい」と講演を結びました。

 懇親会で挨拶した北海道同友会代表理事の守和彦氏は「現在、同友会はこれまでにも増して注目されている存在だ。今後も活発な運動を続けて『同友会があったからあの時乗り越えられた』と言われるようにならなければならない」と語りました。
 また、杉山忠夫商工会議所副会頭は「中小企業振興基本条例の制定に向けて、同友会と連携して勉強会を行いたい」と力強く述べました。

★当日の来賓は以下の方々
一條雄治北海道根室振興局産業振興部長、島野治人根室市水産経済部長、杉山忠夫根室商工会議所副会頭

▼「共育をテーマにした勉強会を展開していきたい」高岡支部長

▼レストランのログハウスも自分で建てたという仲野氏

▼「憲章、条例制定に向けた機運がますます盛り上がっている」守氏

▼「地域経済を盛り上げる原動力として期待している」一條氏

▼「ベトナムへのサンマ輸出など、市としても地域を守る施策を進めたい」島野氏

▼「条例制定運動の連携を橋渡ししたい」杉山氏

★新年交礼会当日の模様が釧路新聞に掲載されました。こちらからご覧ください!
http://portal.doyu-kai.net/modules/news/article.php?storyid=913

田村氏、平井氏が報告 〜釧路支部・新会員報告交流会を開催〜


 釧路支部(亀岡孝支部長)は25日に新会員報告交流会を開催し、サービングの田村氏とウインドヒルの平井氏とが報告しました。

 広告、販売促進に関する企画、制作を手がける田村氏は「以前は印刷会社や販売促進とデザイン制作を行う企業などに勤務する中で、やり遂げる楽しみやお客様を喜ばせる楽しみを知った」とこれまでの仕事に対する思いを述べました。「多くの業種の方と仕事をする機会があり、お客様から学ぶことは非常に多い。サービングという意味は、役に立つとう意味だ。時間はかかるが、お客様からじっくりと話を聞き本当に必要な情報、サービスを提供し、お客様にとって本当の意味で役に立つように取り組んでいきたい。今後、店舗の立ち上げからお客様と関わり、デザインにも力を入れていきたい」と将来の展望を語りました。
 
 続いて報告した不動産業を営む平井氏は「昔の同僚が宅地建物取引主任者の参考書を読んでいたのが、不動産に興味を持ったのがきっかけだった。その後14年間不動産会社に勤務し、厳しい状況だとわかっているが自分でやってみたかった」と独立した経緯を語りました。「これまでの不動産のイメージを払拭するために明るい店舗作りを心がけ、お客様が来店しやすいよう心がけている。そして何より開業以来、自分の考えに共感し、理解してくれているスタッフに恵まれている。そのスタッフ達が本当に困ったときに手を差し伸べられるような環境を作り、道東の拠点となれるようさらに頑張りたい」と述べました。

▼フリーペーパー「19」の発行も手がける田村氏

▼スタッフに恵まれていると語る平井氏

★サービングホームページ
http://www.serving.bz/

★ウインドヒルホームページ
http://www.web-windhill.com/

条例に基づいた起業支援の輪が広がる k-Biz相談会


 釧路支部(亀岡孝支部長)は22日、今年度4回目の「k−Biz発くしろ起業サポート相談会」を開催し、8社が新規参入や新商品に関する相談に訪れました。相談者は機械製造業、食品加工製造、サービス業など多岐に渡りました。

 相談者に対してk−Bizセンター長の小出宗昭氏は「ターゲットを明確に定めてみては」「本州の企業ではこうやっている。参考にしては」など、的確なアドバイスを瞬時に行っていきました。今回は公認スポーツ栄養士のこばたてるみ氏((株)しょくスポーツ代表)も来釧し、栄養士の視点からアドバイスを行いました。こばた氏は「釧路地域には鉄分を多く含む食材が多い。これを活用して新たな食品がブランディング出来るのでは」と期待を寄せました。

 全8社の相談を終えた小出氏は「k−Biz相談会は回を追うごとに件数、充実度が増している。着実に他地域へ発信できる商品があると確信した」と手ごたえを滲ませました。

★次回は3月26日(土)に相談会を行う予定です。

▼小出氏とこばた氏による創造性に富んだ相談会になりました。

▼「差別化に成功している事例を参考にするのも必要だ」と説いた小出氏

★相談会当日の模様が釧路新聞に掲載されました。こちらからご覧ください!
http://portal.doyu-kai.net/modules/news/article.php?storyid=901

★相談会当日の模様が北海道新聞に掲載されました。こちらからご覧ください!
http://portal.doyu-kai.net/modules/news/article.php?storyid=906

場面に合わせて的確な情報を伝えよう 釧路支部幹部大学第二講


 釧路支部(亀岡孝支部長)は21日、幹部大学の第二講を行いました。今回は「上手く相手に自分を伝える方法」をテーマにシーズサービス(株)の迫田栄重氏が講演し、受講者はグループワークも交えて「効果的な伝え方」を学びました。

 現在、結婚式や各種イベントの司会業で活躍している迫田氏ですが、生来人前で話す事が得意だったわけではなかったと言います。「人前で話せるようになるには訓練が必要だ。より早く克服できるようにテクニックを伝授したい」と語った迫田氏は初対面での基本となる「自己紹介」を使って、効果的な話し方を紹介しました。「自分をよりよく知ってもらおうとして、一方的に情報だけを述べ続けるのでは、上手な自己紹介とはいえない。時と場合、相手に合わせて伝える情報を取捨選択することが重要。表情、身振りを交えることも効果的だ」と述べた迫田氏は、自分のことを箇条書きで書き出し、場面に合わせた組み立てをする方法を、例を示しながら指導しました。

 講演の最後に迫田氏は「よく通る声で話す事も重要。伝えようとして大声を出す人がいるが、喉を傷めるだけだ。唇だけで話すのではなく、アゴも使って話す練習が効果的だ。笑顔も忘れずに」と受講生を励ましました。

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 次回、第三講は釧路工業高等専門学校・教授の小田島本有氏が講演します。
 テーマは「文学から学ぶもの〜原田康子の『挽歌』を通して〜」です。
 1月28日(金)18時00分〜20時15分、場所はまなぼっと703です。
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▼「まとめてから話すという技法を幹部大学のレポートにも活かしてほしい」と語った迫田氏

▼早口言葉等で滑舌を良くする練習も行いました

予算ゼロの市民活動が500億円の経済波及効果を生んだ 釧路支部新年交礼会


 釧路支部(亀岡孝支部長)は1月18日、新年交礼会を開催しました。新春講演には150名が参加し、B級ご当地グルメの日本一を決める「B‐1グランプリ」で2006年、2007年に連覇を達成した「富士宮やきそば学会」会長の渡辺英彦氏が講演しました。

 講演の中で従来の地域おこしの欠点について触れた渡辺氏は「『来て、見て、食べればわかる』は『来なければ何も解らない』ことと同じだ。行ってみたいと思う気持ちをを喚起する売り込みを続けることが地域おこしが持続していくための秘訣だ」と語り、4PMIX(ミックス)の考え方を披露しました。4Pとは、Product(ものづくり)、Place(場所)、Price(価格)、Promotion(売り込み)の頭文字をとったもので、「富士宮市で昔から市民に親しまれてきたやきそば(ものづくり)とそれを販売する店舗(場所)、それに手頃な値段(価格)を上手によその地域へ宣伝(売り込み)したことが、10年で500億円にも上る経済波及効果をもたらした。富士宮市ではやきそばを通じて様々な産業が活性化している」と報告しました。

 講演のまとめで渡辺氏は「市民の『勝手連』的な運動は予算ゼロでも展開することが出来、自由度も高い。B級グルメは言ったもの勝ちの要素が強いので、全国各地で運動を始められる。しかし、取ってつけた様なものでは定着しない。その土地で古くから馴染みのある商品に着目し、上手に売り込むことが大切だ」と紹介しました。

 講演会の後に行われた交礼会では、釧路支部の亀岡孝支部長が「同友会には厳しい経営環境の中でも学び合いと育ち合いで乗り越えてきた歴史がある。先行きの不透明感が深まる中でもしっかりと会員同士が本音で語り合い、学び合う例会を行いたい」と挨拶しました。

 北海道同友会の守和彦代表理事は「昨年6月に中小企業憲章が閣議決定され、経済の中心が中小企業によって支えられていることが確認された。憲章運動の先頭に立ってきた同友会は各方面からも注目を集める存在だ。北海道経済の原動力になるよう、運動を拡大したい」と会員を励ましました。

 来賓を代表して挨拶した釧路総合振興局の柴田達夫局長は「釧根地域には産業の新しい『芽』がたくさんある。今日の渡辺さんの講演を聞いて、地域おこしには粘り強さが不可欠だという事が改めて確認できた。振興局としても協力体制を築いていきたい」と述べました。釧路市の蝦名大也市長は「同友会の活動には非常に注目している。釧路市としても地域の活性化のためには協力を惜しまない」と同友会の活動を評価しました。

★当日の来賓は以下の通り(順不同)
北海道釧路総合振興局局長(柴田達夫氏)同産業振興部長(関藤博臣氏)釧路市長(蝦名大也氏)同産業振興部長(星光二氏)釧路商工会議所専務理事(濱谷重夫氏)日本銀行釧路支店総務課長(加瀬豊氏)北海道銀行釧路支店執行役員釧路支店長(中村茂雄氏)北洋銀行釧路中央支店執行役員支店長(福村浩氏)同副支店長(栗尾史郎氏)北陸銀行釧路支店課長(浦田義雄氏)釧路信用金庫常勤理事(森村好幸氏)

▼「事業化し、商品化すればオヤジギャグもすべらない」と語った渡辺氏

▼会場を埋め尽くした参加者

▼釧路支部:亀岡孝支部長

▼北海道同友会:守和彦代表理事

▼釧路商工会議所:濱谷重夫専務理事

▼釧路市:蝦名大也市長

▼釧路支部:石橋榮紀副支部長

▼右奥から富士宮やきそばドロップ
“やきそばに合う日本酒”だいびんじょう
“ニジマスに合う日本酒”鱒々だいびんじょう
手前:富士宮やきそばでの地域おこしを紹介した渡辺氏の著書「ヤ・キ・ソ・バ・イ・ブ・ル」

★当日の模様が各紙で報道されています。下記リンクからご覧いただけます。
北海道新聞(1/19付)
http://portal.doyu-kai.net/modules/news/article.php?storyid=897
釧路新聞(1/20付)
http://portal.doyu-kai.net/modules/news/article.php?storyid=899