一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

町内各団体の青年部員を前に佐野前町長が講演 別海地区会2月例会


 別海地区会(寺井範男会長)は15日、「別海町の次世代を担う青年交流会」と題して、商工会、農協、漁協、役場、青年団体を交えた青年部交流会を行い、総勢75名が参加しました。
 冒頭、寺井会長は「我々別海地区会は会員の平均年齢も会の歴史も若い。今日は各団体の青年部の皆さんと大いに語らい、別海町の未来を明るいものにしていきたい」と挨拶しました。

 記念講演は前別海町長の佐野力三氏が「別海町の歩み」と題して、役場勤務と町長職を併せて50年以上に及ぶ別海町との関わりの中で経験した出来事を振り返りました。佐野氏は「こんなにも大勢の皆さんが集まって驚いている。私は国後島のトウフツで生れ、別海町役場に奉職した。40年ほど勤務する間、殆どを基幹産業の酪農、漁業に関わる部署に籍を置いていたので、基幹産業を大切にしたいという気持ちが強い。昨今はTPPなどの諸問題が出てきて一次産業の皆さんは将来的な不安が増していることと思う。進化論の一節『強いもの、知恵のあるものだけが生き残るのではない。環境に適応できるものが生き残る』という言葉にもあるように、商工業者、農業者、漁業者の若い皆さんが真剣に議論し、柔軟に対応していくことで地域を守り育てていってほしい」と一堂に会した各団体の参加者に期待を寄せました。

 講演の後の交流会では各団体の会員が懇談し、互いの業種への理解を深めました。また、各団体の活動の紹介や、クイズなども行われ交流を深めました。閉会の挨拶に立った篠田副会長は「佐野氏の講演を聞き、各自『古きを訪ね、新しきを知る』事が出来たと思う。これからの一次産業経営は独自の取り組みを行っていく必要性があるのではないか。これからも同友会は他団体との交流を深めて、地域を持続発展させるための勉強を行っていきたい」と述べました。

▼「我々別海町民が一丸となって地域を守り立てるために頑張りたい」と寺井会長

▼「各団体の皆さんには町政にも協力いただき、大変心強い」と水沼町長

▼「別海町は広大な面積と資源の有限性を併せて考えなければならない」と佐野氏

▼別海町では初めてという各団体青年部が集まった交流会

▼別海町に関するゲームで盛り上がる会場

▼「今後も継続して交流会を持ちたい」と篠田副会長

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