釧路支部(亀岡孝支部長)は23日に2月例会を開催しました。同友会全国協議会専務幹事の国吉氏が「困難な時こそ同友会運動の原点へ」と題して講演しました。国吉氏は1972年に北海道中小企業家同友会に入局し、1975年の釧路支部設立に携わりました。
「1969年に北海道同友会が創立され、函館支部を皮切りに積極的に支部を設立した。1970年代に三つの目的の制定、労使見解の発表、経営指針を確立する運動の提唱と同友会運動の基礎が完成した」と北海道同友会の歴史を説明しました。
続いて学ぶことと学びあうことの違いを述べ「他人の経験や知恵を自分にどう取り入れるかが大切。その方法にはグループ討論が最適だ。他人から取り入れたものを実践しなければ企業も自分も変わらない。会社内でも取り入れ、学びあうことが社員の共育にもつながる」と語りました。
最後に「中小企業を経済の中心にと謳う憲章が6月18日に閣議決定されたが、その様子を記事として掲載したのはわずか2社。地方新聞には一切掲載されなかった。世間一般に浸透されていない。今後この憲章をいかに世間に広め、浸透させられるかが重要だ」と締めくくりました。(記:吉本勝)
▼同友会の歴史を語る国吉氏