別海地区会(寺井範男会長77社)は29日、別海町内のキャンプ場で焼き肉懇談会を開き、過ぎゆく夏を惜しみながら懇親を深めました。今年の別海町は例年以上に気温が高く、この日も熱波が吹きつけるなか、参加者は地元産の肉を堪能しました。
▼水沼町長もかけつけました
▼地元産の焼き肉を堪能
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医良同友(いいどうゆう)は8月7日に別海町走古丹で地引網体験を行いました。当日は晴天に恵まれ、50名の参加者は地引網体験の後、その後べっかい郊楽苑でバーベキューを食べながら、交流を深めました。
医良同友は、北海道同友会南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長)と別海町立病院の医師やスタッフ、町民による組織です。地方勤務医の厳しい労働環境に起因する医師の負担を軽減するための取り組みや、医師とその家族が地域と住民に愛着を持って定着できるような地域ぐるみの交流会の開催など、将来的には医師を呼び込める町づくりをしていくことを目的として昨年の11月に発足しました。現在では300人の町民がこの医良同友に登録しています。
医良同友は10月に「地域医療フェア」、翌年1月には「氷上ワカサギ釣り大会」を開催する予定です。
▼地引網を楽しむ皆さん
南しれとこ支部(金曽義昭支部長・155社)は7月28日、7月例会「社員教育の悩みを語り合おう」を開催しました。
挨拶した金曽支部長は「社員教育については会員それぞれが自分なりの方法で試行錯誤を繰り返していることと思う。今日は普段なかなか打ち明けられない悩みや迷いを語り合いたい」と述べました。担当委員長の名和氏も「他社の事例を聞くことで参考になること、新しい発見を得てほしい。会員同士の実践報告から改善の糸口を探りたい」とあいさつし、グループ討論に入りました。
討論では昨今の若手社員とのコミュニケーションについての戸惑いや、自社で効果が挙がった情報の共有方法など、話題は多岐にわたりました。閉会挨拶に立った渡辺幹事長は「それぞれの『人づくり』に対する情熱が伝わってくる、大変良い討論会だった。これを機にグループ討論形式での例会を重ね、生身の人間と向き合うことの本質を問い続けていきたい」と今回の例会を評価しました。
▼予定の時間を過ぎても討論は続きました
同友会南しれとこ支部(金曽義昭支部長)は7月26日と27日の両日、条例振興会議を中標津町と別海町で開催し、釧路公立大学の下山朗准教授が地域経済の現状について報告しました。
同友会は中小企業振興基本条例の制定運動を全国で進めていますが、南しれとこ支部では別海町が2009年4月、中標津町も2010年4月に条例が施行されました。施行後に設立された「中小企業振興会議」で具体的な経済政策の立案を町や商工会と共同で作成しています。
同友会と共同で地域経済を分析している釧路公立大学の下山氏は、「中小企業が地域経済を支えている主体であることが調査を通して明らかになった。中小企業が元気でなければ地域は繁栄しない。企業の事業承継を支援することが地域の雇用を守ることになる」と語りました。
*中標津町で配布した資料はここからダウンロードできます
http://portal.doyu-kai.net/modules/news/article.php?storyid=803
▼金曽義昭支部長
南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長・77社)は、マルチメディア館で地域経済セミナーを開催し、140名が参加しました。大地みらい信用金庫の理事長の遠藤修一氏が「ふるさと別海町の経済を展望する」と題して講演しました。
遠藤氏は、別海町は初支店長として赴任の経験がある思い出の地と語り「日本の社会全体が競争社会になっており、地域のコミュニティが崩壊している中、別海町は豊かな自然に囲まれ、1次産業の基盤がしっかりしており、町民の方々も温かい。この3点は誇るべき点だ」と述べました。今後の地方経済について「強い地域には、強い企業群があり、強い人材群が必ず存在する。強い地域を作るためには、地産地消だけではなく、外からの需要を得る『地産外消』が必要だ。まさに別海町の乳製品は地産外消に最適だ」と語り、別海町の自然などを生かして、町外から人を呼び込む必要性を訴えました。
また、中小企業振興基本条例に触れ「日本政府は今年6月に中小企業憲章を閣議決定したが、別海町の中小企業基本条例は昨年4月1日に施行されている。日本政府に先駆けて基本条例を策定したのは素晴らしいことだ」と評価しました。
最後に「経済を優先することはもちろん大事だが、人づくりも大切だ。厳しい状況のときこそ人材育成のチャンス。理屈よりも行動することが大事だ。我が信金は地域の当事者として、一生懸命汗をかきたい」と締めくくりました。
★当日の様子が北海道新聞に掲載されました。
http://portal.doyu-kai.net/modules/news/article.php?storyid=798
▼別海町について語る遠藤理事長
▼「業種を越えて、議論すべき」と語る寺井地区会長
▼「地域一体となって別海町を盛り上げましょう」と挨拶する水沼町長
▼遠藤理事長の講演に耳を傾ける参加者
別海町医療サポート隊「医良同友(いいどうゆう)」(寺井範男会長・300名)は24日、交流会を開催しました。今回は新年度に町立別海病院へ着任した医師の歓迎会も兼ね、65名が参加しました。
開会のあいさつに立った寺井会長は「別海病院は地域医療の大きな柱だ。町民の健康を守り、安心して暮らせる街づくりにたいへん貢献している。私も病院へ行くと院長が声をかけてくれ、体調などについていつも気にかけてくれていることに感謝している。医師も看護師も病院の職員皆が和やかな雰囲気で患者と接していることはありがたい」と述べました。また、来賓を代表してあいさつした水沼町長は「道東の別海町のような規模の自治体で分娩を行えることは不可能に近い。そうした中で我が別海町で子どもを産める環境を整備できたことは喜ばしいことだ。安心、安全のまちづくりと健康でいられるまちづくりが進められることに大変感謝している」と町立別海病院が果たす役割の大きさを強調しました。
道東地域を取り巻く医療環境について西村院長は「周産期医療を道東、別海町で維持していけることは、ほぼ奇跡に近い。さまざまな協力を得ていることに感謝したい。しかし、運営自体は決して余裕のあるものではなく、医師、職員共にぎりぎりの状態だ。別海病院は第一次医療をしっかりと行い、高次医療は昨年就航したドクターヘリに挙げられるような、道東地域全体のネットワークを使って対応していきたい。医療の原点をしっかりと行って、地域づくりに役立っていきたい」と意欲を語りました。
交流会は「歌あり、食あり」の案内のとおり、沖縄民謡や、役場女性職員有志による歌など、町民と病院職員の笑い声が響く、なごやかな雰囲気で進行されました。
▼挨拶する水沼町長
▼役場有志による歌のステージ
▼沖縄民謡を披露した“シーサー君”と西村院長
別海地区会・別海町民拡大委員会(鈴木尚寿委員長)は19日、「別海町でトモダチ・カレシ・カノジョ」と題して町民拡大パーティを開催しました。このパーティは別海町の人口を維持、拡大するために別海地区会が町内に住む独身者を対象として企画しました。
町内外から集まった20代から30代の男女24名の参加者を前に鈴木委員長は「少子高齢化の時代にあって、人口の維持、拡大は地域経済を支える大きな柱だ。今後もこうした企画を開催して地域を盛り上げていきたい。今日は楽しい雰囲気の中で友達づくりをはじめとして、ふれあいの輪を広げてほしい」と挨拶しました。参加者たちはペアになってのゲームや、お互いを知るフリートークで盛り上がりました。
別海町民拡大委員会では今後も世代別、目的別に様々な企画を行う予定です。
▼挨拶する鈴木委員長
▼当日、実行委員はセミフォーマルで参加者を迎えました
南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長)は15日に経営指針成文化研究会を開催し、6名が参加しました。
第一委員会委員長の神田氏は「自社の良い点、悪い点を分析しながら、三年後まで見据えて作成するのが経営指針。同友会の理念に基づいて、経営に直結する指針を作って欲しい」と述べました。
副支部長の山崎氏は「同友会の経営指針は、経営理念、経営方針、経営計画の三点から成り立っている。この三点を踏まえた上で、参加者の皆さんには指針を完成させて欲しい」と語りました。
その後、経営指針を作成するに至った経緯や自社の課題などを話し合いました。
今後、経営指針成文化研究会は講義形式ではなく、お互いが先生となり研究会を進めていきます。
▼第一委員会委員長の神田氏
▼同友会型の経営指針を語る山崎氏
▼研究会の様子
南しれとこ支部別海地区会は6月4日に同友会アカデミーを開催し、新会員を中心に約30名が参加して同友会運動への理解を深めました。
最初に別海地区会副会長の山崎氏が同友会の歴史と理念を説明し、同友会運動の原点を確認しました。
次に報告した山口幹事長は、別海地区会の歩みと運動について触れ、「同友会は地域を守る気持ちを持って活動している。地域を子孫に残していくためにがんばりたい」と語りました。
最後に報告した神田氏は、別海地区会で開催している経営指針成文化研究会を紹介し、「経営指針の作成は同友会運動の柱。皆さんも是非参加して欲しい」と述べました。
▼同友会の歴史と理念を語る山崎氏(別海地区会副会長)
▼別海地区会の活動を説明する山口氏(別海地区会幹事長)
▼経営指針成文化研究会を紹介する神田氏(別海地区会第一委員会委員長)
別海地区会(寺井範男会長・76社)は5月例会を27日に交流館ぷらとで開催し、25名が参加しました。「良い経営環境をつくろう」委員会が担当した今回は「別海の元気な会社から学ぶ」をテーマに酒井鉄工社長の酒井眞司氏が報告しました。
現在、ステンレス加工を中心に道内外の酪農業界に広いシェアを持つ同社のターニングポイントは昭和43年の明治乳業中春別工場の操業でした。酒井氏は「それまでは『鍛冶屋』としていかに高い付加価値を生み出すかを考えていたが、乳業メーカーの進出に合わせて酪農も機械化され、品質管理と安定供給、即時対応が中心に変化した」と述べました。「若いころから真夜中にかかってくる顧客の電話に対応してきた。今すぐ修理したいから真夜中でも電話してくる。それを断らなかったから今の会社がある」と話す酒井氏は従業員に対しても「困っているお客さんの現場で良い仕事をして、名前を覚えてもらうことが最高の営業だ」と教え込むそうです。
「面白い機械は一日中眺めていても飽きない」と話す酒井氏は「若手の技術者はキーボード入力だけで製品が出来てしまうことに慣れている。そうした人たちにモノづくりの熱意や面白さを伝え、柔軟な発想力を持った技術者を育てたい」と夢を語りました。
▼自社のレーザー加工機で加工したサンプルを並べて説明する酒井氏
★(株)酒井鉄工のホームページはこちらからご覧いただけます。
http://www.st-sakai.com/
南しれとこ支部(151社)は28日、寿宴で第28回定時総会を開き2009年度活動報告と決算、2010年度の活動方針と役員体制を決めました。支部長に金曽義昭氏(広栄メンテナンス 代表取締役)、幹事長には渡辺政之氏(ワタナベ葬儀社 常務取締役)が再任されました。
再任された金曽氏は「2009年度支えてくれた方々に感謝している。そして2010年度は羅臼町、標津町の条例制定を目指して活動を行っていきたい。それぞれの委員会でテーマを持って取り組んでほしい」と述べました。
北海道同友会代表理事の守和彦氏は「北海道同友会は7年連続で会員数が増えている。これは各地で条例運動が活発に行われている証拠だ。今後も同友会共通の理念を持って取り組んでもらいたい」と語りました。
記念講演では釧路支部副支部長の石橋榮紀氏が「地域の生き残りをかけた浜中町農協の挑戦」と題して講演しました。石橋氏は「農協は地域のコーディネーターとして地元企業との連携を図らなければならない。地域をいかに発展させるかを考える点で農協も中小企業だ。今後地元企業が参入し、酪農の担い手を確保することが大切」と強調しました。
■2010年度総会議案書および役員体制はこちらからダウンロードできます。(PDF版)
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=214
★再任された金曽支部長
★代表理事の守和彦氏
★農協も中小企業と語る石橋氏
★講演会の様子
南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長 74社)は14日、交流館ぷらとで第四回地区総会を開き、2010年度の役員と活動方針を決めました。地区会長には寺井範男氏(寺井建設(株)代表取締役)、幹事長には山口寿氏(富田屋(株)代表取締役)が再任されました。
冒頭で挨拶に立った南しれとこ支部の渡辺幹事長は「2009年度南しれとこ支部では別海地区会の活躍で会員数150社を達成し、感謝している。特に別海町では中小企業基本条例も施行され、さらに医良同友の活動と地域に誇れる地区会だ。今後も幅広く活動してほしい」と述べました。
再任された寺井会長は「地域のために何ができるのかを考えて、実行するのが地区会の使命だ。2010年度は医良同友の活動を継続するとともに、町の定住人口を増やす町民人口拡大会議を開きたい。地域が良くなることを念頭に置いて、職業の壁を越えた活動をしていきたい」と力強く語りました。
▼寺井地区会長
▼地区総会の様子
■総会議案書はこちらからダウンロードできます(PDF版)
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=200
南しれとこ支部(金曽義昭支部長 148社)は3月24日に3月例会を開催し、ハローワーク根室上席職業指導官の伊藤周祐氏が「すぐ使える雇用助成金」、雨宮印刷の雨宮慶一氏が「我が社の人事構成の現状」について報告しました。
伊藤氏は、新たな雇い入れの際に活用できる4つの助成金制度を紹介し「これらの助成金を利用するには、ハローワークからの紹介が必要だ。助成金を利用して多くの正規雇用につなげてもらいたい。ただし、繰り返し助成金を受けることで臨時雇用目的とみなされないよう注意が必要だ。助成金を受ける目的はあくまで正規雇用を目指してのものであることを理解してもらいたい」と述べました。
続いて雨宮氏は、自社の抱える問題点や採用に関して報告し「計画的な採用をしたいが、突然の退職などでなかなか思うようにいかない。現在は大手企業も育成コストを削減し、即戦力を求める傾向にある。優秀な人材を確保するために、今後面接や作文などを取り入れた採用活動を検討している」と語りました。
挨拶した金曽支部長は「自分と共に歩んできた社員の定年退職に合わせて後継者に譲ろうと考えている。今の経営者に必要なのは後継者育成のための指導力ではないか」と述べました。
▼ハローワーク根室 伊藤周祐さん
▼雨宮印刷 雨宮慶一さん
南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長 73社)は3月17日、3月例会を開催し、野付アポロ石油専務の島崎哲也さんが経営指針の発表を行いました。
経営指針成文化研究会を主催する「良い経営者づくり」委員会の神田要委員長は「一年間かけて8人の参加者が策定に取り組んできた。今後はすべての会員に経営指針の大切さを知ってもらうために経営理念を紹介する例会などを行いたい」とあいさつしました。
経営指針の概略を解説した山崎宏さんは「経営者は眠れないほどの重圧の中で仕事をしている。経営指針は従業員を良きパートナーとして戦略的に経営計画を立てる道しるべだ。若い経営者が経営指針を策定することで大きく成長することを期待している」と述べました。
一年に渡って準備してきた経営指針を発表した島崎さんは「一回目の会合では周囲の参加者の意識が高く、参加したことを後悔した。参加するうちにいろいろなことを学び、経営指針は作って終わりではなく、改良し続けることで自ずと道筋が見えてくることわかった。今は相談できる仲間が増え、経営不安の解消に向けて行動するきっかけを与えてくれたことに感謝している。毎年研究会を続けて、たくさんの会員に参加してほしい」と呼びかけました。
▼報告者の野付アポロ石油 島崎さん
▼経営指針、同友会の歴史について耳を傾ける参加者
別海地区会(寺井範男会長・73社)は3月12日、JA道東あさひ青年部べつかい支部との懇談会を開催し、45名が参加しました。
挨拶した寺井会長は「今後、道東地域は高速道路の整備に伴って新しい観光要素を育てていかなければならない。そうした意識は統一されていても、各々が独自の路線で施策を進めると空中分解しかねない。農協や漁業、その他の団体も一緒になって『オール釧根』で施策を進めていきたい」と述べました。
町立別海病院の西村院長も挨拶し「牧草の刈り取り時期になると、忙しさから来院できない患者が多くなる。今回のような懇談会を通して地域産業に即した医療体制を模索していきたい」と述べました。
今回の懇談会では、JA青年部と同友会農水委員会、お互いが報告を行い、JA青年部は水沼圭介支部長がホームページ活用へ向けた取り組みや、牛乳の消費拡大運動について報告しました。同友会からは伊藤敏彦農水委員長が報告し、自身も酪農家という立場から「同友会に入って5年になるが、たくさんの商工経営者と出会い、酪農家とは違った視点からの考え方を身に付けることが出来た」と広い視野から物事を捉える同友会の学びあいについて紹介しました。
また医良同友についても触れ「同友会は地域を守る活動にも力を入れている。昨年立ち上げた医良同友は小児科医の確保に協力して『子供が産める病院』として町立病院が存続した。私はこのことで一番恩恵を受けるのは酪農家だと思う。酪農家がわが子の誕生に立ち会え、農作業の合間を縫って赤ん坊に会いに行くことが出来るのは道内を見渡しても別海町だけだ。『学び合い』と『地域貢献』を進める同友会活動をもっと知って欲しい」と述べました。
▼報告する伊藤農業水産委員長
▼報告に耳を傾けるJA青年部員と同友会別海地区会員
同友会・別海地区会が中心となって発足した「別海町医療サポート隊 医良同友(いいどうゆう)」(寺井範男会長・303名)は1月30日、厳冬期の健康づくりと会員間の交流を目的として「氷上ワカサギ釣り&スノーモービル体験」を別海町茨散沼(ばらさんとう)で開催しました。
厳しい冷え込みとなったにもかかわらず55名が参加し、会員有志の提供による豚汁、お汁粉、甘酒、トバ、おにぎり、ワカサギ天ぷらが振る舞われ、参加者は白い息を吐きながら料理に舌鼓を打ちました。
挨拶に立った町立別海病院の西村院長は「このような機会を設けて頂き大変感謝している。別海町に住んでしばらく経つがワカサギ釣りは初体験だ。スノーモービルにも是非挑戦したい」と述べました。
ベテランの釣り愛好家の手ほどきを受けた参加者は釣り挙げた活きの良いワカサギに歓声をあげていました。またスノーモービル体験でも熟練者が親子連れに同乗して湖畔を走行する等、歓声の絶えない交流会になりました。
▼「別海の冬を是非堪能してほしい」と挨拶する寺井会長
▼挨拶する水沼町長
▼「永く別海に住んでいるがワカサギ釣りは初めて」山口医良同友事務局長
▼「昨夜は楽しみで眠れなかった」と話す西村院長
▼会員有志の手による温かい料理が並びました
▼会員有志によるスノーモービル体験風景
▼10センチほどもある茨散沼のワカサギ
南しれとこ支部(金曽義昭支部長)は1月21日、新年交礼会を40名が参加して開催しました。
新春講演は同友会理事でマルキチ食品(株)代表取締役会長の金子宏氏が「経営者のやる気が企業と地域を元気にする」と題して講演し、佃煮業界初のISO9001、HACCP同時取得を成し遂げた同社の取り組みを紹介しました。「自分はフィーリングで動く経営者」と話す金子氏は取扱う商品を120品から20品に絞り込んで売上と利益を確保した経験や、従業員の平均年齢を45歳から24歳まで下げて若さとスタミナで国際規格を取得したエピソード等を披露しました。また小樽市にある小松食品の経営について触れ「駄目な会社は過剰在庫を抱える癖がある。在庫を取らないように倉庫を壊し、従業員の意識改革を進めてきた。経営を引き継いで5年が経ちやっと利益を出せる会社になった」と述べました。
2006年から金子氏が実行委員長を務める「はこだてフードフェスタ」は2009年の第4回を東京「グランドプリンスホテル新高輪」で開催しました。「5回目の節目を東京でやるよりも、4回目の来場者が5回目で函館に来るようにしようと考えた。開催一か月前に700名余りだった来場申し込みが当日は悪天候にも関わらず905名が来場した。函館出身の有名人や会員の呼び掛けが功を奏したことに感激した」と金子氏は述べ、地域活性化の実践を紹介しました。
当日の来賓は以下の通り
根室支庁副支庁長:猪飼秀一氏、中標津町副町長:清原哲雄氏、中標津町議会議長:萬和男氏、中標津商工会会長:大橋清勝氏、社団法人中標津青年会議所副理事長:加藤孝則氏、北洋銀行中標津支店長:伊藤寛祥氏、北海道銀行中標津支店長:船木隆一氏、大地みらい信用金庫中標津支店長:谷川正弘氏、釧路信用組合中標津支店長:西山謙一氏
▼マルキチ食品(株)会長 金子宏氏
▼金子氏の講演に聞き入る参加者
▼挨拶する金曽支部長
▼「経営者のやる気を従業員に伝えることが大事」と挨拶する渡辺幹事長
別海地区会(寺井範男会長・70社)は1月15日、新年交礼会を開催し40名が参加しました。
「新政権で中小企業の経営環境はこう変わる〜中小企業立国への道程〜」と題して新春講演を行った慶應義塾大学教授の植田浩史氏は「産業ごとに見ても進むべき道筋が見通しにくい時代だ。経済、産業の方向性、実現までのプロセスを国レベルで定めて進めるべきだ」と中小企業憲章の必要性を述べ、政府が掲げる憲章制定への取り組みも「中小企業立国を実現するために政府だけではなく国民も注目すべきだ」と述べました。また「政府は現状の中小企業がおかれた環境に対応した支援策の実施と地域内循環の要として中小企業が充分な活動ができる条件を設定すべきだ」として官民手を取り合った取り組みの重要性を説明しました。
当日のご来賓は以下の通り。
別海町長:水沼猛氏、別海町議会議長:渡邊政吉氏、別海町商工会長:橋本淳一氏、別海町建設業協会会長:高玉政行氏
★当日のレジュメはこちらからご覧いただけます。
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=191
★新春講演の録音については事務局までお問い合わせください。
E‐mail:kushiro@hokkaido.doyu.jp
電話 :0154-31-0923
▼熱心に講演に耳を傾ける参加者
▼挨拶する寺井地区会長
▼「町としても積極的に取り組みたい」と話す水沼町長
▼渡邊別海町議会議長
▼橋本商工会長
南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長・70社)は12月15日、12月例会を開催し「農水連携、地域循環型酪農経営から学ぶ」と題して進洋丸水産の松原政勝さん、森高牧場の森高哲夫さんが牛の糞尿処理技術と成果について報告しました。
サケ漁を主として水産業を営む松原さんは「以前は『事故』と呼ばれるサケ・マスふ化場での稚魚の大量死がたびたび発生していた。土壌に浸透した糞尿が川へ流出したことが原因の一つとして考えられたため、川のそばにある牧場に試験的に処理施設を造ったところ『事故』が減少した。その川の流域では10年以上『無事故』だ」と述べました。この処理施設は焼成したホタテ貝の貝殻の浄化機能を利用したもので、近隣の河川への影響もさることながら、牧場に立ちこめていた糞尿の臭いも殆ど気にならなくなったということです。
続いて報告した森高さんはマイペース酪農を行う酪農家で、ホタテ貝を使ったし尿処理施設を導入した農家の一人です。「身の丈に合った酪農を行うことで時間的な余裕や、家畜への負担が軽減できる」との考えから、1haの土地に牛1頭の割合で放牧しています。乳量は農協平均の約半分ですが、費用も平均に比べてかなり低減されています。森高牧場ではたい肥盤を深さ60センチまで敷き詰めた貝殻の上に設け、そこからろ過された水分を土壌菌で分解しています。処理された無臭の液体は牧草地に肥料として撒かれ、育った牧草は飼料として循環しています。
報告の後、実際に牧場を見学した参加者からは糞尿の臭いが全くしないことへの驚きや、費用、耐用年数などについての熱心な質問の声があがっていました。
▼「河川に近接する牧場を対象とした基金もあり、活用してほしい」と話す松原さん
▼「時間を有効利用できるのがマイペース酪農の特徴」と話す森高さん
▼アンモニアによるハウス内の鉄骨腐食も少ない曝気施設