一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

農協青年部との懇談会を開催 別海地区会


 別海地区会(寺井範男会長・73社)は3月12日、JA道東あさひ青年部べつかい支部との懇談会を開催し、45名が参加しました。

 挨拶した寺井会長は「今後、道東地域は高速道路の整備に伴って新しい観光要素を育てていかなければならない。そうした意識は統一されていても、各々が独自の路線で施策を進めると空中分解しかねない。農協や漁業、その他の団体も一緒になって『オール釧根』で施策を進めていきたい」と述べました。
 町立別海病院の西村院長も挨拶し「牧草の刈り取り時期になると、忙しさから来院できない患者が多くなる。今回のような懇談会を通して地域産業に即した医療体制を模索していきたい」と述べました。

 今回の懇談会では、JA青年部と同友会農水委員会、お互いが報告を行い、JA青年部は水沼圭介支部長がホームページ活用へ向けた取り組みや、牛乳の消費拡大運動について報告しました。同友会からは伊藤敏彦農水委員長が報告し、自身も酪農家という立場から「同友会に入って5年になるが、たくさんの商工経営者と出会い、酪農家とは違った視点からの考え方を身に付けることが出来た」と広い視野から物事を捉える同友会の学びあいについて紹介しました。
 また医良同友についても触れ「同友会は地域を守る活動にも力を入れている。昨年立ち上げた医良同友は小児科医の確保に協力して『子供が産める病院』として町立病院が存続した。私はこのことで一番恩恵を受けるのは酪農家だと思う。酪農家がわが子の誕生に立ち会え、農作業の合間を縫って赤ん坊に会いに行くことが出来るのは道内を見渡しても別海町だけだ。『学び合い』と『地域貢献』を進める同友会活動をもっと知って欲しい」と述べました。

▼報告する伊藤農業水産委員長

▼報告に耳を傾けるJA青年部員と同友会別海地区会員

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