南しれとこ支部(金曽義昭支部長 148社)は3月24日に3月例会を開催し、ハローワーク根室上席職業指導官の伊藤周祐氏が「すぐ使える雇用助成金」、雨宮印刷の雨宮慶一氏が「我が社の人事構成の現状」について報告しました。
伊藤氏は、新たな雇い入れの際に活用できる4つの助成金制度を紹介し「これらの助成金を利用するには、ハローワークからの紹介が必要だ。助成金を利用して多くの正規雇用につなげてもらいたい。ただし、繰り返し助成金を受けることで臨時雇用目的とみなされないよう注意が必要だ。助成金を受ける目的はあくまで正規雇用を目指してのものであることを理解してもらいたい」と述べました。
続いて雨宮氏は、自社の抱える問題点や採用に関して報告し「計画的な採用をしたいが、突然の退職などでなかなか思うようにいかない。現在は大手企業も育成コストを削減し、即戦力を求める傾向にある。優秀な人材を確保するために、今後面接や作文などを取り入れた採用活動を検討している」と語りました。
挨拶した金曽支部長は「自分と共に歩んできた社員の定年退職に合わせて後継者に譲ろうと考えている。今の経営者に必要なのは後継者育成のための指導力ではないか」と述べました。
▼ハローワーク根室 伊藤周祐さん
▼雨宮印刷 雨宮慶一さん