一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

南しれとこ支部

100名以上が参加して医良同友設立総会を開催


南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長・68社)は11月29日、「医良同友設立総会」を開き、会員100名が参加しました。
 「医良同友(いいどうゆう)」は住民レベルでの医療サポートを目指して発足しました。寺井会長は「地域医療を守るために出来る限りの事をして自分たちの健康を確保する活動を行いたい」と挨拶しました。

 町立別海病院の西村院長は「この町で生まれて一生を過ごせるような医療体制を確立したい。他地域とも連携して1次医療から発展させた1.5次医療へ向けた取り組みを行うため応援してほしい」と述べ、出席した来賓からも「協働の町づくりの理念に合致した事業であり期待している」、「町民一丸となった町づくりにも繋がることで大変心強い」、「今まで医療問題はすべて行政任せになっていたが、実際に受診する住民一人一人が活動する医良同友は画期的で今後が楽しみ」など熱い期待が寄せられました。

 札幌から駆けつけた守代表理事も「子供たちが将来会員になっていくような輪が繋がっていくことを期待したい。企業組織率が28%を超える別海地区会は全国トップレベルの地区会だ。全国の町村に先駆けて中小企業振興基本条例が制定されたことでも注目されている。この勢いに乗って住んで安全、くらして安心な町づくりをしてほしい」と語りました。

当日の来賓は以下の通り。
別海町長・水沼猛氏、別海町議会議長・渡邊政吉氏、別海町副町長・磯田俊夫氏、別海町教育長・山口長伸氏、町立別海病院院長・西村進氏、同総師長・川瀬繁子氏、同事務長・真籠毅氏、別海町商工会会長・橋本淳一氏、別海町建設業協会会長・高玉政行氏、別海漁業協同組合専務理事・立澤靜夫氏、大地みらい信用金庫別海支店長・村上健明氏、(社)北海道中小企業家同友会代表理事・守和彦氏

主な役員は以下の通り。
会長・寺井範男氏、副会長・山崎宏氏、篠田巌氏、鈴木麗子氏、千葉実氏、細田清氏、事務局長・山口寿氏、顧問・水沼猛氏

★こちらから新聞各紙に紹介された記事をご覧いただけます。
http://portal.doyu-kai.net/modules/news/article.php?storyid=675

▼挨拶する寺井地区会長

▼水沼町長

▼守代表理事

▼別海中央小学校音楽部による演奏

▼町民有志が様々なアトラクションを披露しました

▼創作和太鼓・大地人

▼町立別海病院の西村院長も出演しました

酪農郷元気セミナーを開催 南しれとこ支部11月例会


 南しれとこ支部(金曽義昭支部長)はこのたび酪農郷セミナーを開き、『農業にかける夢 伊賀の里で花開く』と題して、三重同友会会員でモクモク手づくりファームの吉田修専務理事が講演しました。同社は美味しさと安全の両立をテーマに、手づくりにこだわり続け、現在は日本一の観光型農園として全国から多くの人が訪れています。

 吉田氏は21年前に同社を立ち上げました。「我々の原点は地元の原料から製品をつくりあげ、販売する。つまり自分たちで価格を決定するシステムを構築することだ。従来のシステムではなく、商品価格決定権を自分たちが持つために集客施設をつくりあげた。それがモクモク手づくりファームだ。」と述べました。
 さらに同氏は、創業当初は地元の原料を使った商品であってもなかなか消費者には伝わらなかったとし、「事業を拡大し、企業を継続させるためには利益が必要だ。しかし、利益をあげることは手段であって最終目的ではない。商品を生産し販売するというだけではなく、消費者に応援したい企業だと思ってもらえるような組織をつくりあげることが重要だ」と強調しました。

 

▼吉田修氏

 

第1回 別海町中小企業振興協議会開催


 南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長・63社)は10月30日、交流館ぷらとで中小企業振興会議を別海町役場、別海町商工会を交えて開催しました。

冒頭、別海町産業振興部の飯島部長が挨拶し「事業者と行政が熱い思いをぶつけあい、中身の濃い議論が展開され、町へ提言として結実することに期待している」と述べました。同町商工会の橋本会長も「全国の町村に先駆けて条例が制定された別海町を元気にするために町の指針策定に協力していきたい」と意欲を見せました。
 
 出席者の自己紹介に続いて別海地区会の山口幹事長が中小企業振興基本条例制定までの流れと、同友会が国に働きかけている中小企業憲章の中身を改めて説明しました。

▼経済の重要なポジションを担う中小企業を中心とした地域振興策が話し合われます。

 討論ではデータに裏打ちされた具体的振興策を作る重要性や、町職員がフィールドワークを行って実情に即した指針の策定に努めることなどが確認されました。

 別海地区会の寺井会長は「制定から半年でようやく本格的な条例運用が動き出す。条例を本当に生きたものにするためにしっかりとした肉付け作業を行っていきたい」と語り、行政と連携した地域振興への熱い思いを語りました。

中小企業振興条例の制定へ向けて実践例を学ぶ 釧根4地区合同例会


 北海道中小企業家同友会は10月23日、釧根4地区会合同例会を別海町交流館ぷらとで開催し、「中小企業憲章と中小企業振興基本条例とはなにか」と題して別海地区会(寺井範男会長・63社)幹事長の山口寿氏が講演しました。

 山口氏は中小企業憲章に触れ「我が国は中小企業が事業所の99%、雇用の80%、生産高の約半分を担っている。経済の基盤である中小企業を振興することが重要であるという考えのもと、同友会は憲章の制定と中小企業担当大臣の設置を求めていく」と述べました。

▼「中小企業の活動のバックボーンとして条例は必要」と語る山口氏

 続いて山口氏は2009年4月に別海町で施行された中小企業振興基本条例の制定運動について報告し「別海町は酪農と漁業の第1次産業の町だが事業所当たりの雇用数は第2次・3次産業が第1次産業の2倍を擁している。それに対して町の歳出予算比は農水費に対して5%程しか商工費に割り当てられていない。このような状況の中で中小企業と第1次産業が同様に地域経済で重要な役割を果たしていることを明文化し、地域経済振興に町全体が協力し合う体制を作るために条例制定運動が始まった」と述べました。
 運動開始から約2年というスピード制定についても山口氏は「分析や具体的な方策の決定はもちろん大事だが、まずは理念をしっかりと条例化することを優先した。基礎を固めることで具体策を練る際にも道筋がはっきりする」と述べました。

 講演後、別海町としての取り組みについて町担当者から説明があり「担当者の異動などで施策が頓挫したりすることのないような持続可能な方策を作らなければならない」という考えを示しました。また条例の運用について中小企業振興の指針策定にあたって事業者と町職員が協力して提言を行う「別海町中小企業振興協議会」の設立も発表され「町職員の政策立案能力や意識の向上を図り、地元に即した施策を行いたい」と述べました。

 今回の例会では同じく条例制定運動を進める白糠町、弟子屈町の町職員も参加し、制定へ向けて更に弾みがついた会合となりました。

他産業との連携でよりよい酪農を 別海地区会9月例会


 南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長・63社)は9月30日、9月例会を交流館ぷらとで開き、「同友会 酪農郷元気セミナー」と題して別海町出身で酪農学園大学の吉野宣彦教授が酪農と他産業のかかわりについて講演しました。
 
 冒頭、磯田副町長が「別海町に同友会が誕生し、地域経済活性化に大きな役割を果たしている」と、この春「中小企業振興基本条例」が全国の町村に先駆けて施行された同町の経済振興を行政と同友会が協力して推進していることに期待の挨拶を述べました。
 吉野教授は別海町と同規模の英国や米国の酪農地帯を比較し、多頭化によって収益が悪化する原因について報告しました。さらに「自家製チーズの生産などによる付加価値の創造も一つの手段だ。英国はHedge(ヘッジ)と呼ばれる生垣風の牧柵を作り、メンテナンスは請負業者に依頼して雇用を創出している。整備された魅力的な景観は観光客を誘致している」と酪農と観光の融合について問題提起しました。また「同友会の共存的競争関係という学び合いの精神を酪農業界も取り入れるべきだ」と指摘しました。

 今後の別海での酪農の在り方についての方向性が示されるセミナーとなりました。

▼吉野教授

▼講演風景

経営者は危機感を持ちたい 南しれとこ支部9月例会


 南しれとこ支部(金曽義昭支部長)は例会を開き、『道銀の営業戦略』と題して、32年ぶりに地方出店した北海道銀行中標津支店の船木隆一支店長が講演しました。

 同支店は8月27日にオープンしたばかり。船木氏は開設準備委員長として当初から携わってきました。「10年ほど前から出店要請はあった。地元企業から頼りにされる金融機関を目指し、期待に応えたい。豊富な資源や魅力を存分に活かせるように様々な提案をし、中標津町を積極的に売り込んでいきたい」と意気込みを語りました。

 また、同氏は「経営環境に関わらず、経営者は危機感を持って企業経営しなければならない。企業や社員と正面から向き合い、確固とした信念を持って将来の企業の姿を思い描くことが重要だ」と強調しました。

 

別海漁協を見学 別海地区会9月例会


 南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長)は15日に例会を開き、同地区会会員の別海漁業協同組合を見学しました。

 別海町を流れる西別川は、世界一の透明度を誇る摩周湖の伏流水を水源とし、美味しい鮭を育んでいます。その極上の鮭は木箱で江戸に運ばれ、徳川将軍にも献上されました。

 同組合の石川参事のご案内のもとで鮭の加工施設を見学しました。石川氏は「為替が一層の円高にふれれば輸入モノが入ってくることになる。町民一人ひとりが西別川に親しみ、大事することで、美味しい鮭を提供し続けることが可能だろう」と述べました。

 

▼石川参事

 

▼加工施設内

 

▼西京みそ漬

町議と語り合う別海地区会


 南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長・53社)は29日、別海町コミュニティーセンターで別海町町議との焼肉懇談会を開き、地域づくりについて熱く語り合いました。

 2007年11月発会した別海地区会は会員数も53社まで増え、今年度は60社会員を目指しています。同友会の運動が奏功し、今年の3月には町議会の満場一致で中小企業振興基本条例が制定され、4月から施行されました。「条例制定でお世話になった町議の皆さんに同友会への理解を深めてもらいたい」と寺井会長は懇談会の意義を語っています。参加した町議会議員からは「故郷を愛する経営者が集っている同友会に共感する。またこのような機会をつくってほしい」と声が上がっていました。

 別海町は第一次産業を重点とした産業政策が行なわれていましたが、中小企業振興基本条例の施行により、中小企業振興策が町の政策の柱になりました。「これからも町議会の協力を得ながら、同友会を通して地域を盛り上げていきたい」と山口幹事長は語っています。

 

▼開会挨拶に立つ寺井範男会長

▼同友会を議員に説明する山口寿幹事長

▼町議会議員を代表して挨拶する渡邊正吉議長

▼地域振興をテーマに語りあう会員

 

 

中標津農業高校の教育力


 同友会南しれとこ支部(金曽義昭支部長・138社)は7月例会を28日に開き、中標津農業高校進路指導部長の堀出文恒氏が「教育と進路指導の現状」と題して報告しました。

 中標津農業高校は進路指導に熱心な高校として地域での評判が高まっています。「いじめで苦しんだり学力不足の生徒が入学してくるが、農業高校の三年間の生活で彼らは再生する。三学年で75人の生徒が在籍しているが、教職員は32名いて、きめ細やかな教育を実践している。農業高校には教育力がある」と語りました。就職先の開拓も教員が手分けして会社訪問をしています。「一回断られてもあきらめないで訪問している」と述べ、学校一丸となった営業体制が就職率の向上につながっていることを窺うことができました。

▼堀出進路指導部長

 

別海の山口氏 全国総会で条例を語る


  中小企業家同友会全国協議会は7月8日、9日の両日、定時総会を東京の椿山荘で開き、1600名の会員が全国から集まりました。釧根三支部からも12名が参加し、4月に施行された「別海町中小企業振興基本条例」の制定運動ついて、南しれとこ支部別海地区会幹事長の山口寿氏が分科会で報告しました。

 2007年11月に発会した別海地区会は、企業組織率が20%を超え、会員数も53社と地域における影響力を強めています。山口氏は地区会一丸となって進めてきた条例制定運動の要諦に触れ、「同友会の地区会ができなければ条例は制定されなかった。行政と交渉する時は会員数が重要になる。だから別海地区会は会員拡大と条例制定運動を同時に進めた。会員数が少なければ正論を主張しても行政は腰をあげない」と指摘し、条例制定と会員拡大を車の両輪にして運動を組み立てることの大切さにについて語りました。さらに山口氏は、「中小企業が地域から消滅することは、私たちの子供たちの故郷の喪失に繋がる。条例は地域の活力を我々の子供たちに伝える重要な装置だ」と強調し、中小企業振興基本条例の制定が、地域経済の衰退を止める有力な方途であることを全国の会員に語りかけました。

▼別海地区会の山口寿氏(右)

▼グループ討論

一般社団法人北海道中小企業家同友会へ移行 第41回定時総会開催!!


  北海道中小企業家同友会は18日に第41回定時総会を札幌で開き、全道から350名の代議員が集まり、2009年度の活動方針案、役員案及び一般社団法人への移行に伴う定款案が採択されました。
 また総会後には、北海道同友会設立40周年及び一般社団法人設立記念式典が華々しく執り行われ、創立から現在まで各支部を牽引してきた歴代支部長に感謝状と記念品が授与されました。
 釧根三支部からも25名が参加しました。総会特別報告に立った釧路支部の福井氏は「釧路市では同友会の力強い働きかけが実を結び、4月1日から釧路市中小企業基本条例が施行された。条例制定は、行政担当者の中小企業政策に対する意識改革にも繋がる。今後の円卓会議では、地域に適合した中小企業政策立案に真正面から取り組みたい」と述べ、釧路市中小企業基本条例制定がもたらす効果に触れ、今後の活動に意欲を示しました。

 また記念式典では、出席した釧根三支部の歴代支部長8名にも感謝状が贈呈されました。釧路支部で18年にわたって支部長を務められ、同友会運動の礎を築いた井上氏は、「どうやって人材を育て、いい会社をつくりあげるかが当社の課題だった。設立当初、紆余曲折を経た。同友会に入会して多様な業種の経営者とともに切磋琢磨してきたことが、現在の企業経営に繋がっていることは言うまでもない」と語り、自身の同友会活動を回顧しました。

 

▼三神代表理事

 

 

▼釧路支部:福井氏

 

▼守代表理事

 

▼歴代釧路支部長:(左から)井上氏、五十嵐氏、福井氏、横地氏

 

▼南しれとこ支部:端氏

 

▼根室支部:杉山氏

 

▼根室支部:魚谷氏

 

▼根室支部:吉田氏

 

 

 

 

 

 

支部長に金曽氏、南しれとこ支部総会


 南しれとこ支部は中標津町内で10日、支部総会を開催して新年度の活動方針や役員を決めました。支部長には金曽義昭氏、幹事長には渡辺政之氏が選ばれました。二期二年間支部長を務めた端賢二氏からバトンを受けた金曽義昭氏は、「今年度は中標津町の中小企業振興基本条例の制定、経営指針成文化運動に力を入れたい。経営者の資質の向上させて、社員から信頼される経営者になろう。社員や社員の家族を不況から守ろう」と抱負を語りました。 

*支部総会議案書はここからダウンロードできます
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=3&lid=152

*役員名簿はここからダウンロードできます
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=3&lid=153

▼端前支部長

▼落合副代表理事

▼金曽義昭支部長

▼山崎副支部長

別海地区会会長に寺井氏 2009年度は農業水産委員会を設置


 南しれとこ支部別海地区会は7日、第三回地区総会を開き、2009年度の役員と活動方針を決めました。地区会長には寺井範男氏、幹事長には山口寿氏が再任しました。

 別海地区会は2007年11月に地域の期待を担って40社で発会しましたが、2008年度は会員数も53社と企業組織率も20%を超えて地域になくてはならない経営者団体として評価が高まっています。4月1日には「別海町中小企業振興基本条例」も全国の町では初めて施行され、地区会の動向が全国的に注目されています。

 再任した寺井会長は「今年度は農業水産委員会を設置した。第一次産業の会員を増やし、60社会員を達成して企業組織率を25%にしたい」を力強く抱負を語っています。

<寺井会長>

<山口幹事長>

<端支部長>

【2009年度役員】 敬称略
1 会長    寺井建設(株)   寺井 範男
2 副会長(第1委員会就き)  みどり建工(株)  山崎  宏   
3 副会長    (株)別海   篠田 巌 
4 副会長    (株)イソジェック  磯田 忠雄
5 幹事長    富田屋(株)    山口 寿
6 副幹事長   (株)森川商店  森川 一郎 
7 副幹事長   (有)鈴木建設興業 鈴木 尚寿  
8 第1委員会委員長   (有)神田新聞店  神田 要
9 第1委員会副委員長  高砂電機(株)  加藤 正治
10 第1委員会副委員長  畠沢ほっけん(株) 畠澤 憲二
11 第2委員会委員長   近藤建設(株)  近藤 孝広
12 第2委員会副委員長  (株)別海工業建設 倉澤 卓佳
13 第2委員会副委員長  (株)ミノルカンパニー 千葉 直樹
14 第3委員会委員長   別海町森林組合  山田 年成
15 第3委員会副委員長  (株)高橋工業  高橋 宗靖
16 第3委員会副委員長  (株)ほくえい  外村 武
17 第4委員会委員長   伊藤牧場  伊藤 敏彦
18 第4委員会農業部会長兼副委員長 (有)中山農場  中山 勝志
19 第4委員会水産部会長兼副委員長 漁業   松原 政勝

【2009年度活動方針】
同友会の学びの中心は例会です。身近で具体的な経営課題をテーマに取り上げて、会員同士の互いの経験を交流して問題解決を図って参ります。本音で語り合い、学びあい、充実した例会を作り上げて参りましょう。企業経営を通じて環境に配慮し、社員の豊かな成長を保障する「別海型企業」を目指そうではありませんか。具体的には同友会三つの目的に沿って下記の活動を進めます。

?.制定された「別海町中小企業振興基本条例」を具現化に向けて行動します
?.会員数を町内企業数 240社の25%にあたる60社まで拡大します
?.経営指針成文化研究会の集中講座を開きます
?.同友会を町民に理解してもらう企画を実施します
?.主産業である農業・水産委員会を設置し農業・水産の経営者の研鑽を図ります

【各委員会 活動重点項目】        
 ► 中小企業振興基本条例プロジェクト(幹事会)【第0委員会】 
  ? 中小企業振興審議会への参画
  ? 地区会運営の円滑化と総括                  
 ► 良い会社づくり 委員会      【第1委員会】
  ? 経営指針づくりの推進 
  ? 全国の優れた企業に学ぶ経営哲学の勉強会

 ► 良い経営者づくり 委員会 【第2委員会】
  ? 会員親睦を図る企画の実施
  ? 地域貢献・活性化を図る企画の実施

 ► 良い経営環境づくり 委員会【第3委員会】
  ? 地域の歴史・自然を学ぶ勉強会 
  ? 地域経済を学ぶ勉強会

 ► 農業・水産 委員会      【第4委員会】         

? 主産業である農業・水産の発展と他業種・他産業との連携と振興促進   
? 他地域の農業・水産部会との情報交換と振興・親睦の促進

別海で経営指針発表会 一年間の学びを語る


  同友会南しれとこ支部(端賢二支部長138社)は別海町で18日、経営指針をテーマに3月例会を開き、別海地区会経営指針成分化研究会で1年間学んだ二人の会員が報告しました。

 神田要氏(神田新聞店専務)は「人口減少や読者の新聞離れ、高い市場占有率などで大幅な売り上げ増はないが、ミニコミ紙をつくり、細かい街の話題を取り上げて読者を離さないようにしたい」と述べました。外村武氏(ほくえい社長)は「設備業の下請け業務を削減して、漁業レーダーの反射板や畜産用不凍給水器の開発と販売をを戦略方針にした。利益率を向上させるのが狙いだ」と語りました。さらに「世情は不況だが、暗いと不平を言うよりも、自ら進んで明かりを灯すことが経営者の仕事ではないか」と参加者に問いかけました。

 同友会南しれとこ支部は新年度も経営指針成分化研究会を開催する予定です。
 

▼神田新聞店の神田要氏

▼ほくえいの外村武氏

▼湯田副支部長の開会挨拶

 

守代表理事 新年交礼会で講演、 中標津町長も条例制定を表明


 南しれとこ支部(端賢二支部長 141社)は新年交礼会を中標津町内で21日に開き、2009年も会員企業の経営基盤を強化して同友会運動を前進させることを誓い合いました。

 *釧路新聞記事 http://portal.doyu-kai.net/modules/news/article.php?storyid=515

 新春講演には、「中小企業振興基本条例を制定して豊な地域をつくろう」と題して同友会代表理事の守和彦氏が立ちました。守氏は「大企業は社員を解雇しているが、人生をかけて働いている社員の雇用を同友会会員企業は守り抜こう。そのためには条例を制定しなければならない」と訴えかけました。

 小林実中標津町長も「中標津町は中小企業の街だ。地域の活性化のためには条例が必要だ。制定に向かって取組たい」と挨拶し、時期は明言しなかったものの首長として中小企業振興基本条例の制定に着手すること明言しました。

▼端支部長

▼石井根室支庁長

▼小林中標津町長

▼守代表理事

 

▼大橋中標津商工会会長

▼萬中標津町議会議長

▼谷川中標津町金融協会会長

▼鳴海中標津青年会議所理事長

▼伊藤北洋銀行中標津支店長

▼船木北海道銀行中標津支店長

▼高橋釧路信用組合中標津支店副支店長

▼佐々木幹事長

 

別海地区会 新年交礼会に会員集う


 南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長 52社)は13日に新年交礼会を開き、会員や来賓が新春を祝いました。

 新春講演には別海町教育長の山口長伸氏が立ちました。山口氏は以前、別海町の学校で校長を務めていたため、大勢の教え子が会員の中にいます。山口氏はかつての教え子に向かって、「会社は社長のためにあるのではない。社員が自分自身の会社だと強く思ったときに良い会社になると思う。地域のために頑張って欲しい」とエールを送りました。

 2007年11月に発会した別海地区会は、今年度目標の50社を超え、3月には中小企業振興基本条例も制定されます。次の大きな飛躍が期待されています。 

▼磯田副町長

▼講演する山口教育長

▼渡邊町議会議長

▼懇親会

▼司会の鈴木氏

 

▼端賢二支部長

帯広支部IT総合研究会と情報交換 マルチメディア研究会


釧路支部マルチメディア研究会1月17日に帯広支部IT総合研究会と合同で例会を開催し、両支部の会員が最新のIT動向について報告しました。

IT総合研究会からは辻田氏が『Linuxをめぐる最新の動き』と題して報告に立ち、「近年の不景気で、大手IT企業がサービスを縮小しており、多くの企業がLinuxをはじめとするOSS(OpenSourceSoftware)の導入を進めている。中小企業もLinuxを導入することで自由を得ることができる」と述べました。さらに「Linuxを使える人が少なく、中小企業では導入が進まない。頼れる人脈を作って技術を身につけていくべきだ」と強調しました。

ITコーディネーターを務めるマルチメディア研究会の乗山氏は『ITコーディネーターの事例報告』と題して報告しました。乗山氏はITを導入して成功した企業と実例を具体的に紹介し、「まず自社の経営課題をうきぼりにし、その上でITを導入することが重要だ」と語りました。また経済産業省が推進しているシステムの紹介も併せて行いました。


【帯広支部IT総合研究会 辻田 茂生氏<(有)ワン・エックス 社長>】


【釧路支部マルチメディア研究会 幹事長 乗山 徹氏<ファーストコンサルティング(株) 社長>】

 

大地みらい信金遠藤専務、経済情勢を語る


 南しれとこ支部別海地区会(寺井範男地区会長 52社)は年末例会を16日に開催し、大地みらい信金の遠藤修一専務が「昨今の経済情勢とこれからの企業経営」と題して講演しました。

 遠藤氏は世界を覆う金融危機について、「サブプライムやヘッジなどすべてが”虚”から出発している。誰がどのくらい損をしているか誰もわからない状態だが、時価会計でみると世界中で600兆円損失しているのではないか」と指摘し、時価会計ルールや自己資本比率規制などを緩和する緊急避難的な施策が講じられている背景について語りました。中小企業の対応策として「経営の根幹は自己資本比率を高めることだ。金融機関とは言いにくいことを言い合える関係を築いていただきたい。今日のようなデフレのほうが社員は育つ。質の高い人材の育成が急務だ」と述べました。

 

西別川が育む献上鮭 南しれとこ支部例会


 南しれとこ支部(端賢二支部長)は10月例会を別海で21日に開き、別海漁業協同組合参事の石川量平さんが別海名産の高級鮭、「献上鮭」の由来について講演しました。

 摩周湖の伏流水を源流として別海町を流れる清流西別川は、美味しい鮭を育んでいます。石川さんは献上鮭の由来に触れ、「1800年に徳川将軍に献上するために塩鮭の製造が別海で始まった。これが献上鮭の由来だ。極上の鮭を厳重に取り扱い木箱に入れて江戸に送った」と述べました。さらに石川さんは「別海の鮭は他の河川の鮭と交配させてない。清冽な西別川の水質と相まって美味しい鮭が獲れる。寒風干しなどの伝統製法で旨みを引き出している」と語りました。

 参加者は塩焼きの献上鮭を食べながら、故郷の名品の由来を学びました。

▼講演する石川量平さん

 

▼献上鮭

▼新会員の橋畑さん(左)と木村さん

金融機関が見る決算書のポイント 南しれとこ支部例会


 南しれとこ支部(端賢二支部長・136社)は27日に8月例会を開き、「金融機関は決算書のここをチェックしている」と題して福田経営センターの本間直樹氏が講演しました。

 本間氏は金融機関の債務者区分の定義に触れ、「業況不安定で財務内容に問題がある企業は『要注意先』として見られる。その場合、主要銀行以外は金の回収に動いてくる。早急に経営改善計画を作り実行に移したほうがいい」と語りました。さらに財務を改善するポイントとして、「売上から損益分岐点額を引いた安全余裕度は売上の20%が望ましい。10億円の売上なら損益分岐点は8億円にしたい」と年間借入金償還額を考慮に入れた財務を維持することの重要性を指摘しました。