一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

厚岸味覚ターミナル加藤氏 観光を語る 


 釧路支部厚岸地区会(中村明会長・44社)は17日に例会を開催し、厚岸味覚ターミナルの加藤裕之支配人がこれからの観光について報告しました。

 加藤氏は観光の語源について触れ、「1855年にオランダが幕府に贈った軍艦の名が観光丸だった。異国の光を観るという意味だ。観光客が訪問地の経験を持ち帰り、まわりに変化をもたらす」と観光の意義を解説しました。さらに北海道観光の現状について、「北海道には4900万人の入込があるが、2700万人が札幌を中心とした道央に集中している。釧根は344万人と7%にしかすぎない」と指摘しました。また「昨今の原油高でマイカーの観光客が激減している」と報告しました。

 同社の今後の戦略として、「厚岸町を流れるベカンベウシ川は護岸工事が入っていない川として全国的に有名だ。カヌーなどに力を入れたい」と語りました。

船上から釧路港を知る 釧路支部あゆみの会


 釧路支部あゆみの会(浅野葉子会長)は12日に例会を開き、釧路開発建設部の監督測量船「たんちょう」に乗船し、船上から釧路港を散策しました。

 釧路港は明治32年に開港。現在大きく東港区と西港区に分けられています。東港区は、釧路港発祥の地として整備され、現在では国内有数の漁業基地であるとともに、フィッシャーマンズワーフなど潤いのある港湾空間として親しまれています。また西港区には石油コンビナート、国際コンテナ埠頭、内航貨物埠頭などを有し、北海道最大の穀物貯蔵基地として重要な役割を担っています。

 参加者は釧路港湾事務所の吉田さんと、飯田さんの説明を受け学びを深めました。

 

 

 

釧路市長 条例制定を市議会で答弁 今年度議会で制定へ


 同友会釧路支部は中小企業振興基本条例の制定を釧路市に働きかけていましたが、釧路市長は9月10日に開かれた釧路市議会定例会で同友会会員の続木議員の質問に対し、「地元経済団体からの要望を受けて市としても必要と判断した。今年度中に議会で制定を目指す」と答弁しました。中小企業振興策を地方自治体の経済政策の中軸に据えるよう釧路支部は三年越しで運動してきましたが、条例は制定に向かって大幅に前進しました。

 伊東良孝市長は続木議員に質問に答え、「国の中小企業基本法が1999年に大幅に変化し、中小企業は経済の活力の源泉と位置づけられた。地元の経済団体からの要望もあり必要と判断した。市政運営には地域の多様な主体の参画が必要だ」と制定に強い意欲を示しました。さらに同友会が条例制定後に設置を求めている産業振興会議に触れ、「有効な機関だと考えている。名称は検討したいが、条例に機関の設置を盛込みたい」と述べました。
 
 同友会釧路支部は釧路管内の全ての自治体に条例を制定するために、さらに運動を進める予定です。

 

▼議場外で釧路市長(右から四人目)を囲んで懇談する同友会役員

オホーツク道研に430名 釧根の会員が報告 


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オホーツク道研に430名 釧根の会員が報告
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 全道経営者共育研究集会が9月5日と6日の両日に、会員の北見工業大学を会場にして開催しました。「道研」は毎年各支部を移動して開いていますが、今年はオホーツク支部が設営を担当して全道から430名が参加しました。

 社員教育や経営指針、経営戦略など11の分科会に分かれて全道の各支部から会員が報告に立ちました。釧根三支部からは、釧路支部の長江建材会長の長江文男氏が「後継者育成と事業承継」について自らの経営実践を語りました。

 長江氏は開拓農家の長男に生れ、釧根原野の山奥で造材や炭焼きをして少年時代を過ごし、長じて釧路で建材会社を興しました。「後継者をつくることが社長の最大の仕事」と語り、異業種への参入も積極的に行なっています。後継者に求められる条件として、「社内への報告・連絡・相談を徹底する、先代のお客さんや仕入先を大事にする、仕入先との飲食はしない、幅広い人脈をつくる」の四つをあげました。 

▼全体会議

▼第二分科会

▼第4分科会で報告する釧路支部の長江氏

釧路支部幹事会、後半の活動を検討


  同友会釧路支部は3日に幹事会を開き、2008年度後半の活動を検討しました。9月に末に開催する「三丁目の夕日祭り」、「釧路市中小企業振興基本条例制定」、10月に開催する「中同協会長講演会」、「470社会員達成」などを重点的に推進することを確認しました。
 亀岡支部長と、8月の幹事会で幹事長に就任した木内敏子氏を中心に釧路支部幹事会は一致団結して支部を運営しています。 

▼幹事長に就任した木内敏子氏

金融機関が見る決算書のポイント 南しれとこ支部例会


 南しれとこ支部(端賢二支部長・136社)は27日に8月例会を開き、「金融機関は決算書のここをチェックしている」と題して福田経営センターの本間直樹氏が講演しました。

 本間氏は金融機関の債務者区分の定義に触れ、「業況不安定で財務内容に問題がある企業は『要注意先』として見られる。その場合、主要銀行以外は金の回収に動いてくる。早急に経営改善計画を作り実行に移したほうがいい」と語りました。さらに財務を改善するポイントとして、「売上から損益分岐点額を引いた安全余裕度は売上の20%が望ましい。10億円の売上なら損益分岐点は8億円にしたい」と年間借入金償還額を考慮に入れた財務を維持することの重要性を指摘しました。

 

 

べつかい乳業公社佐藤氏 三セクの経営を語る


 南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長・47社)は8月例会を25日に開き、べつかい乳業公社の佐藤専務が第三セクターの経営について報告しました。佐藤氏は三年前に大手乳業会社から現在の会社に代表取締役専務として転職しました。「自分の入社を歓迎しない社員が多く、指示も徹底できなかったので面談や手紙を配り社員の懐に飛び込んでいった。土日も操業を休んでいたために、大型店の陳列棚から自社製品の欠品が出ていても社員は何も感じていなかった」と当時を振り返りました。

 第三セクター特有の雇用関係や社員の士気の改善に務めた佐藤氏は、三年間で赤字会社から黒字企業へと転換し、借入金も大幅に減らすなど経営手腕を発揮しています。「自立した第三セクターを作り上げたい。そして社員の雇用を保障して、雇用をもっと増やすことに務めたい」と企業の社会的責任を全うすることを誓っていました。

釧路コールマイン松本氏、異業種展開戦略を語る 根室支部8月例会


  根室支部(福井富士雄支部長)は27日、『異業種への展開〜わが社の経営戦略』と題して例会を開き、釧路支部会員で釧路コールマインの松本裕之事業部長が講演しました。同社は石炭の生産・販売を主力とし、自動車の解体・リサイクル・中古部品販売を手掛ける釧路オートリサイクルや粗大ゴミ処理センターの運営など次々に新規事業分野を開拓しています。

 松本氏は「炭鉱は石炭・岩石・電気・資材・人員等大量なものを移動させるのが仕事であり、坑道の維持、災害予防技術が必要になる。そのため電気・機械・通気・コンピュータ・測量などの全ての技術を総動員し石炭生産を支えなければならない」と述べ、様々な技術の結晶が炭鉱を支えていると強調しました。

 同氏は炭鉱マンがもつ電気機械・コンピュータ技術が新規事業への参入を可能にしているとし、「資格や技術・技能、さらに高い安全意識など、個人の能力を最大限に活用することで新規事業への展開ができる。重要なのは企画の段階から充分な時間をかけ、徹底した市場調査と利害関係者との深い討論をすることが必要だと感じている」とし、今後も可能性を模索し事業展開を図ることを強調しました。

 

 

釧路港と観光を考える 釧路支部あゆみの会


  釧路支部あゆみの会(浅野葉子会長)は22日に例会を開き、『釧路港と観光』と題して、釧路市港湾空港部長の繁本護氏が講演しました。

 繁本氏は「古来から人とモノの輸送を支えたのは海運だ。各地に生まれた港を核として商人や船乗りが集まってくる。釧路港は来年110周年を迎えるが、開港以来港町として固有の産業が生まれ、地域経済を支える確かな役割を担ってきたのは間違いない」と述べ、一つの地域資源としての港を見つめなおす必要があることを強調しました。

 さらに同氏は港を拠点とした観光に着眼した様々な地域活性化政策について語り、「重要なのは来釧した観光客にまた来たいと思って貰うことだ。クルーズ船が一回入港するだけでかなりの経済効果がのぞまれる。港を中心とした観光を起爆剤として地域経済の盛り上げを図りたい」と語りました。

 

みんなの輪に誘い隊通信【第19号】


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みんなの輪に誘い隊通信【第19号】
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2008年8月26

北海道中小企業家同友会釧路支部
組織委員会グッドモーニングプロジェクト

【37人目】
消防用設備の設計、設置、点検業務を手がける総合防災さんです。「防災設備業は専門職。様々な資格が必要なのです」と語る代表取締役の脇さんは、信頼される会社作りのため『コミュニケーション』を大事にされていらっしゃいます。「社員がいるから会社がある。同時に会社があるから社員が力を発揮できる。コミュニケーションをしっかりとってまず仲間同士が信頼を得られるよう心がけています」と話す脇さん。お話によると防災設備のお仕事は幅が非常に広いそうで、「施設によってつける設備が違ってきますし、何より色んな人に出会うことができるのが面白いです」と話してくださり、脇さんの優しい人柄を感じ取ることができました。
【取材:事務局・菊池】

■(株)総合防災 代表取締役 脇 弘幸さん
■所在地:釧路市若松町7−5
■業務内容:消防・防災機器等の設備及び販売、保守

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【38人目】
釧路町桂木のインテリアショップ、松並商店の松並社長にお話を伺いました。松並さんは4代目の社長で、松並商店の創業は明治の後半、100年近くにもなる老舗です。「家具はアンティーク、スタンダード、モダンなど幅広く取り扱えるように心がけています」と語る松並さん。店内にはカラフルなインテリア商品が並べられており、思わず楽しくなるような空間になっています。「お客様ととても長い付き合いができる仕事です。結婚した時に家具を買われていった夫婦が歳をとってまた来てくれるということもあります。『とても良かったよ』と言ってもらえると嬉しいですね」と話す松並さんの趣味は釣り。特にヤマベ釣りが好きで、今年も4〜5回釣りをされたとのこと。今度穴場を教えてくださいね!
【取材:事務局・菊池】

■(株)松並商店 取締役社長 松並 邦拓さん
■所在地:釧路町桂木3−2−1
■業務内容:家具販売

 

阿部武文氏が報告 根室支部番頭会例会


 根室支部番頭会(藤本保一代表)は20日に例会を開き、すずきの阿部武文氏が報告しました。

 阿部氏は入社当初は話すのが苦手で苦労しながらも、それを乗り越えて初めて販売したクォーツとお客様の顔は今でも鮮明に覚えているといいます。「仕事だと思えば辛さを忘れる。良くも悪くも様々な経験をすることで人間的にも成長することができる。基本になるのは人間と人間の付き合いだ。お客様に助けられることも多く、いい人に恵まれて今の自分があるのだと思う。細かいことでもおろそかにせず、コツコツと積み重ねていくことが重要だ」と語りました。

 加えて同氏は人育てについて「若手社員は物事を覚える能力は非常に高いと感じている。会社が更なる高みを目指すために、目標を立ててそれに向かって邁進する強い気持ちと、皆を鼓舞し勢いづかせてくれる人材を育てることが重要だ。そのためにはまず自分自身の成長は欠かせないだろう」と述べました。

葬儀マナー講習会を開催 釧路支部共育求人委員会


釧路支部共育求人委員会は8月19日に葬儀マナー講習会を開催し、(株)博善社代表取締役社長の高木氏が講演しました。

高木氏は大事な人が亡くなったときの対応の仕方や各宗派の流儀、お布施の金額、戒名などについて説明し、「日本の仏教は葬式仏教で、普段はあまり接することがない。いざ葬式になったときに困らないように自分の宗派をしっかりと確認しておくべきだ」と述べました。また同氏は「葬儀の仕様については、故人の希望がある場合はその意思を尊重するべきだ」と強調しました。

講演後には仮想葬儀を行い、焼香の仕方などを学びました。その後の質疑応答では、「キリスト教など、仏教以外の葬儀では香典はどのように書いて渡せばよいのか?」との質問があり、高木氏は「キリスト教ならば『御花料』や『御ミサ料』と書くことが多いが、大事なのは気持ちを込めることだ』と述べました。

【須藤共育求人委員長】

【(株)博善社 代表取締役社長 高木 一州氏】

【仮想葬儀で焼香を学ぶ】

産学官連携研究会HoPE 釧路で例会を開催


 釧路支部は8月12日に産学官連携研究会「HoPE」と合同で例会を開き、北海道大学の荒磯教授、白石ゴム製作所の千葉社長、バイオマテックジャパンの工藤社長が報告しました。

 HoPEは2001年、同友会札幌支部の会員と研究機関が産学官の連携を目指して発会しました。これまで多くの特許を取得し、開発した新製品や新技術が賞を受けるなど、様々な実績を残しています。

 HoPE運営委員長を務める北海道大学教授の荒磯氏は「北海道における地域産学官連携の発展ビジョン」について報告し、「地域クラスターの発展のためには、1.地域企業 2.大学、高専、研究所 3.公設試験場 4.地域科学技術財団等 5.地方自治体の産業・科学技術部署 6.金融機関が有機的に連携することが重要だ」と強調しました。

 白石ゴム製作所の千葉社長は「HoPEを活用した企業革新」と題し、自らが行ってきた様々な事業について報告しました。白石氏は「HoPEで活動することで色々な研究機関から情報が集まるようになった。HoPEは異業種の交流ができるので、全く違う発想がでてくる。とても活用できる会だ」と語りました。

 バイオマテックジャパンの工藤社長は同社で製造を進めている新素材「プロテオグリカン」について語り「この商品は細胞の活性化に必要なものだが、市場ではとてもマイナーなものだ。大企業が参入できない小さな分野だからこそ競争せずに戦うことができる。」と述べました。

 その後行われた交流会で荒磯氏は「釧路は産学官連携に必要な要素を満たしている。是非HoPEのような活動に取り組んでもらいたい」と挨拶しました。

 

【北海道大学 教授 荒磯 恒久氏】

【(株)白石ゴム製作所 社長 千葉 武雄氏】

【バイオマテックジャパン(株) 社長 工藤 義昭氏】

釧根三支部 条例制定へ向けて活発な動き


 釧路支部は摩周地区会(近藤明会長)、厚岸地区会(中村一明会長)で中小企業振興基本条例制定会議を開き、「条例制定で地域はこう変わる」と題して、釧路支部政策委員長の福井克美氏が講演しました。

 福井氏は「日本の企業の99%を中小企業が占めており、雇用の70%強を中小企業が担っているのが事実だ。しかし1999年の中小企業基本法改正に伴い、国の施策が大幅に変化した。同友会も地方自治体の政策決定に積極的に参画し、国の目を中小企業に向けさせなければならない。中小企業の発展なくして地域経済の振興はありえない」と強調し、同友会が提唱する中小企業振興基本条例の重要性を説きました。

 加えて同氏は中小企業振興基本条例に盛り込むべき内容として、イ.前文や目的に基本理念を盛込む、ロ.中小企業振興の基本施策と基本方針を明確にする、ハ.首長の責務・中小企業の努力・大企業の努力・住民の協力を明記する、ニ.中小企業への影響を考慮した施策を講じる、ホ.同友会会員が参画する産業振興会議を設置することの明文化されることが重要とし、「中小企業振興に全力を注いでくれる行政マンを多く生み出し、産学官民地域が一体となり地域振興策を共に考え行動することが、地域と中小企業の振興に繋がるはずだ」と述べ、圧倒的多数の人々が安心して暮らせる地域社会創造へ向けた意欲を語りました。

 同友会釧路支部では7月25日に伊東市長宛に中小企業振興基本条例制定の要望書を提出。条例制定を契機として地元中小企業と、地域住民が安心して暮らせる社会の構築方法を探ります。

 また、南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長)は水沼町長に別海町中小企業振興基本条例提案をし、別海町は来年4月1日に施行する方針で、実現すれば全国の町村では初の制定になります。

 根室支部(福井富士雄支部長)でも政策委員会が中心となり条例制定プロジェクト組織し学習会を通じ、学びを深め条例制定運動を本格展開しています。

                 【厚岸地区会で講演する福井氏】

みんなの輪に誘い隊通信【第18号】


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みんなの輪に誘い隊通信【第18号】
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2008年8月11日
北海道中小企業家同友会釧路支部
組織委員会グッドモーニングプロジェクト

【35人目】

自動車販売・整備・保険代理業などを手がけるイシダ自販さんにお邪魔しました。「初めは保険代理店だったけど、その後自動車販売を始めました。車屋としては変わっていますね」と話すのは社長の石田さん。商売としての可能性を見出し、自動車販売を始めたそうです。「わが社では『心を大事に』という理念を持ち、『社業を通じて人のために社会のために』を心がけています。また今年は『連帯と安定』をテーマに、つながりの強化、安定した会社づくりを目指しています」と会社の理念を語ってくださいました。開業して19年、新しい買取方式や仕入れの強化、新分野の開拓など、石田社長は常に新しいことに挑戦し続けています。ありがとうございました! 【取材:事務局・菊池】

 

 

■(有)イシダ自販 代表取締役 石田 功さん

■所在地:釧路市愛国東3丁目5番5号

■業務内容:自動車小売業

 

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【36人目】

 

釧路では珍しい暑さになったこの日、取材に応じてくださったのは建設連合釧路地方建設組合専務理事の木村さんです。「建設連合には今年4月に入ったばかりです」と話す木村さんは今年3月まで社会福祉協議会で常務理事を務めていらっしゃったそうです。「建設連合は36都道府県に組合を置き、各種保険業務を通して、建設業や設備工事業などに携わる方々の健康と生活を守るお手伝いをしています」とお仕事の内容を説明してくださいました。その他にも労務に関するコンサルタントなど、幅広く組合員の方をサポートしていらっしゃいます。「まだ入って間もないので、一生懸命勉強中です!」と意気込む木村さんでした。【取材:事務局・菊池】

 

 

■建設連合釧路地方建設組合 専務理事 木村 芳人さん

■所在地:釧路市川上町5−2−1

■業務内容:健康保険、労働保険、年金基金組合

 

 

みんなの輪に誘い隊通信【第17号】


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みんなの輪に誘い隊通信【第17号】
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2008年8月5日
北海道中小企業家同友会釧路支部
組織委員会グッドモーニングプロジェクト

【33人目】

釧路市漁業協同組合の浦田さんにお話を伺いました。「漁協は銀行業務や保険、物品販売、卸売、水産加工など、もろもろの業務を通して漁業者の仕事と生活をサポートするのが役目です。漁協で全てのものを手に入れることができる。それが理想ですね」と語る浦田さん。近年深刻な問題になっている原油価格の高騰について「漁船の燃料が高くなる一方で漁業資源が減ってきているので、漁業者の経営は苦しくなっています。漁協では釧路産の魚をブランド化するなどの工夫をして付加価値を上げる努力をしています」と語ってくださいました。「漁業は楽な仕事じゃないよ」と苦笑いしながらも、冷静に現状を分析してお話してくださいました。ありがとうございました!【取材:事務局・菊池】

釧路市漁業協同組合 会計主任 浦田 満さん
■所在地:釧路市浜町3−12
■業務内容:卸売業

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【34人目】

先月入会されたばかりの釧路昆布研究所の田川さんにお会いしました。田川さんは昆布の仮根(ガニアシとも言うそうです)を加工した健康食品を開発、販売していらっしゃいます。「昆布の仮根を摂取することで発毛促進や抜け毛、白髪の減少などの効果が確認されています。仮根は固くて食べられないので、粉末にする努力をしてきました」と語る田川さん。実際に乾燥させた仮根を見せていただきましたが、なるほど、ガチガチで食べられそうもありません。「粉末にする工程が一番苦労した」とのこと。現在開発中の商品の材料となる昆布は主に釧路管内のものを使っているそうです。「色々な地域の昆布を試したけれど、釧路の昆布森の昆布が一番良い。地元のために純釧路産の商品を作りたい」と笑顔で話す田川さんでした。【取材:事務局・菊池】

■釧路昆布研究所 代表 田川 保信さん
■所在地:釧路郡釧路町北都2−5−5 北都ビル2階
■業務内容:健康食品製造・販売

 

体力・気力・知力で積極的な経営を みけた会例会


 釧路支部みけた会(高橋歩会長)は7月29日に例会を開き、北海道中小企業家同友会釧路支部長の亀岡孝氏(綜合設備(株)代表取締役副社長)が『同友会に入って変わった事』と題して講演しました。

 亀岡氏は11年前に同友会に入会しました。2001年に開催された同友会祭りの運営を通して非常に大きなものを得たと語り、「1から10まで全ての段取りを自分達の手で行い、とても勉強になった。皆さんも今年の同友会祭りに参加して勉強してほしい」と述べました。
 また地域における会社経営のあり方について「少子高齢化が進んでいる中、中小企業は便利屋さん的営業を心がけ、地域に根ざした仕事を積み重ねて会社のファンを増やしていくべきだ」と強調し、「社長はやる気がないとできない仕事。体力をつけ、気力を養い、知力を磨いて積極的に取り組むべきだ」と語りました。

 その後のグループ討論では「同友会で生の付き合いをすることで刺激をもらい、レベルアップすることができる」「同友会で学んだことを社内でも活用している」など多くの意見が飛び交いました。

【講演する亀岡氏】
 

みんなの輪に誘い隊通信【第16号】


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みんなの輪に誘い隊通信【第16号】
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2008年7月30日
北海道中小企業家同友会釧路支部
組織委員会グッドモーニングプロジェクト

【31人目】

ハンバーグレストランを運営するノーザンミツワ専務取締役の伊賀さんにお話を伺いました!伊賀さんはお仕事の傍らアウトドアにも力を入れていらっしゃいます。「年20日はスキーに行っています。冬の休みの日はほとんどスキーですね」と笑いながら話してくださいました。スキーだけではなく、カヌーにもはまっています。「海育ちなので、子どものころから舟で遊んでいました。水遊びが好きなのです」と語る伊賀さん。他にもゴルフ、釣りなど、様々な趣味をお持ちです。「スキーもカヌーも自分のペースで努力して成長したい」と話してくださいました。スキー場に行けば伊賀さんに会えるかも?【取材:事務局・菊池】

■ノーザンミツワ(株) 専務取締役 伊賀 修二郎さん
■所在地:釧路市鳥取5−12−5
■業務内容:一般飲食店

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【32人目】

釧路泌尿器科クリニックの小杉事務長にお会いしました!「この病院では泌尿器の治療と人工透析を主に行っていますが、昔に比べて患者さんが増えています。暴飲暴食は控えましょう」と語る小杉さんのお仕事は事務なので患者さんと直接関わることは少ないそうですが、元気になった方と旅行や焼肉をすることもあるそうです。「医者ではないので言葉でしか接することができません」と話す小杉さんはとても優しく院内の患者さんに話しかけていました。そんな小杉さんの趣味はゴルフで、年に何回もプレーをされるそうです。お忙しい中ありがとうございました!【取材:事務局・菊池】

■釧路泌尿器科クリニック 専務取締役 小杉 洋祐さん
■所在地:釧路市鶴ヶ岱2−8−11
■業務内容:診療所(泌尿器科)

社員教育を考える 根室支部


 根室支部(福井富士雄支部長)は28日に例会を開き、「社員教育」をテーマに高岡一朗さん、田家徹さん、魚谷直孝さん、杉山忠夫さんの4名の同支部役員が報告しました。

 発砲スチロール魚箱製造・販売会社を経営する高岡さんは「社員教育は経営者である限り常に悩むことだと感じる。如何にして社員のやる気を引き出し、それを持続させることができるかが課題だ。傾聴・承認・質問の3本柱で取り組んでいきたい」とし、月1度の幹部間での意見交換の場を欠かさずに、社員の変化に柔軟に対応する環境づくりを進めていると述べました。

 また、市内でコンビニエンスストア『タイエー』を5店舗展開する田家さんは「どのようにリーダーシップを発揮し、人間性豊かなスタッフを育てていけるか。各店を回り多く社員に接触する機会をもつことや、社員とのコミュニケーションの場を多く作り上げることが重要だ」と強調し、厳しい経営環境の中にあっても社員と共に企業をつくりあげる意欲を示しました。

 魚谷さんは障がい者を採用した事例について触れ、「長年培ってきた教育方針にも変化を求められることになり、様々なことを考えさせられている。しかし、オール整備士の資格をもっているのはわが社だけであり、今の設備投資で可能な顧客を得るために、機械と違うサービスを提供できるのはやはり人しかない」と強調し、大手の進出にも耐えうる企業の構築を目指した社員教育について語りました。
 
 根室に水産加工会社本社を置き、札幌にも直営店を出店している杉山さんは「常々話すことは、自分本位の仕事はするなということ。常にお客様の立場に立った営業ができるかどうかを社員には伝えている。また社員と接する時に、最終的な決裁は社長がするケースが多くても少しずつ社員に任せることも必要になる」と語り、全社を挙げて企業を盛りあげる意欲を語りました。

 

               【根室スチレン 高岡さん】

 

                 【タイエー 田家さん】

 

 

                【ナオエ石油 魚谷さん】

 

                【杉山水産 杉山さん】

 

原田康子と『挽歌』ゆかりの地を訪ねる 幹部大学同窓会


釧路支部幹部大学同窓会は7月27日に文学散歩を開催し、釧路工業高等専門学校の小田島本有教授の案内で原田康子の代表作『挽歌』ゆかりの地を訪ねました。

 原田康子は釧路出身の作家であり、『挽歌』も釧路が舞台になっています。参加者は幣舞橋周辺に点在するゆかりの地を訪ねて歩きました。映画のロケ地となった相生坂で小田島氏は「『挽歌』は当時70〜80万部売れ、初版から一年経たずに増刷されたベストセラーでした。『挽歌』というタイトルと、霧の街という舞台が人々を惹きつけたのかもしれません」と語りました。
 その後図書館で『挽歌』の原稿や映画の脚本など、貴重な資料を閲覧しました。最後に小田島氏は「地元にいながら『挽歌』を知らない人が多い。読み返して若い人に伝えてもらいたい」と述べました。

【挽歌の記念碑前】

【映画のロケ地となった相生坂】

【図書館で資料を閲覧】

【挽歌の原稿】