釧路支部幹部大学同窓会は7月27日に文学散歩を開催し、釧路工業高等専門学校の小田島本有教授の案内で原田康子の代表作『挽歌』ゆかりの地を訪ねました。
原田康子は釧路出身の作家であり、『挽歌』も釧路が舞台になっています。参加者は幣舞橋周辺に点在するゆかりの地を訪ねて歩きました。映画のロケ地となった相生坂で小田島氏は「『挽歌』は当時70〜80万部売れ、初版から一年経たずに増刷されたベストセラーでした。『挽歌』というタイトルと、霧の街という舞台が人々を惹きつけたのかもしれません」と語りました。
その後図書館で『挽歌』の原稿や映画の脚本など、貴重な資料を閲覧しました。最後に小田島氏は「地元にいながら『挽歌』を知らない人が多い。読み返して若い人に伝えてもらいたい」と述べました。
【挽歌の記念碑前】
【映画のロケ地となった相生坂】
【図書館で資料を閲覧】
【挽歌の原稿】