南しれとこ支部(端賢二支部長・136社)は27日に8月例会を開き、「金融機関は決算書のここをチェックしている」と題して福田経営センターの本間直樹氏が講演しました。
本間氏は金融機関の債務者区分の定義に触れ、「業況不安定で財務内容に問題がある企業は『要注意先』として見られる。その場合、主要銀行以外は金の回収に動いてくる。早急に経営改善計画を作り実行に移したほうがいい」と語りました。さらに財務を改善するポイントとして、「売上から損益分岐点額を引いた安全余裕度は売上の20%が望ましい。10億円の売上なら損益分岐点は8億円にしたい」と年間借入金償還額を考慮に入れた財務を維持することの重要性を指摘しました。