根室支部(福井富士雄支部長)は28日に例会を開き、「社員教育」をテーマに高岡一朗さん、田家徹さん、魚谷直孝さん、杉山忠夫さんの4名の同支部役員が報告しました。
発砲スチロール魚箱製造・販売会社を経営する高岡さんは「社員教育は経営者である限り常に悩むことだと感じる。如何にして社員のやる気を引き出し、それを持続させることができるかが課題だ。傾聴・承認・質問の3本柱で取り組んでいきたい」とし、月1度の幹部間での意見交換の場を欠かさずに、社員の変化に柔軟に対応する環境づくりを進めていると述べました。
また、市内でコンビニエンスストア『タイエー』を5店舗展開する田家さんは「どのようにリーダーシップを発揮し、人間性豊かなスタッフを育てていけるか。各店を回り多く社員に接触する機会をもつことや、社員とのコミュニケーションの場を多く作り上げることが重要だ」と強調し、厳しい経営環境の中にあっても社員と共に企業をつくりあげる意欲を示しました。
魚谷さんは障がい者を採用した事例について触れ、「長年培ってきた教育方針にも変化を求められることになり、様々なことを考えさせられている。しかし、オール整備士の資格をもっているのはわが社だけであり、今の設備投資で可能な顧客を得るために、機械と違うサービスを提供できるのはやはり人しかない」と強調し、大手の進出にも耐えうる企業の構築を目指した社員教育について語りました。
根室に水産加工会社本社を置き、札幌にも直営店を出店している杉山さんは「常々話すことは、自分本位の仕事はするなということ。常にお客様の立場に立った営業ができるかどうかを社員には伝えている。また社員と接する時に、最終的な決裁は社長がするケースが多くても少しずつ社員に任せることも必要になる」と語り、全社を挙げて企業を盛りあげる意欲を語りました。
【根室スチレン 高岡さん】
【タイエー 田家さん】
【ナオエ石油 魚谷さん】
【杉山水産 杉山さん】