釧路支部あゆみの会(浅野葉子会長)は22日に例会を開き、『釧路港と観光』と題して、釧路市港湾空港部長の繁本護氏が講演しました。
繁本氏は「古来から人とモノの輸送を支えたのは海運だ。各地に生まれた港を核として商人や船乗りが集まってくる。釧路港は来年110周年を迎えるが、開港以来港町として固有の産業が生まれ、地域経済を支える確かな役割を担ってきたのは間違いない」と述べ、一つの地域資源としての港を見つめなおす必要があることを強調しました。
さらに同氏は港を拠点とした観光に着眼した様々な地域活性化政策について語り、「重要なのは来釧した観光客にまた来たいと思って貰うことだ。クルーズ船が一回入港するだけでかなりの経済効果がのぞまれる。港を中心とした観光を起爆剤として地域経済の盛り上げを図りたい」と語りました。