一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

斉藤氏が新会長就任 2010年度マルチメディア研究会総会


 釧路支部マルチメディア研究会は15日に同友会事務所で総会を開き、2009度の活動報告と決算報告、2010年度の活動方針と役員体制を決めました。新会長に斉藤和芳氏、幹事長には佐々木圭一氏が就任し、2010年度新たな役員体制となりました。
 これまで会長を務めた小川氏は「マルチメディア研究会の発展のため、新体制となった。より一層研究会が活発になるように、副会長としてしっかりサポートしたい」と語りました。
 新会長に就任した斉藤氏が「シンクライアントと仮想化」と題し、講演しました。斉藤氏は「シンクライアントの目的はセキュリティ向上やTCOの削減などが挙げられる。これまではネットブート方式によるものが中心だったが、最近はブレード又は仮想化による方式が主流だ。仮想化を行うことで、管理別、目的別にコンピュータを使い分けることができる。こういったメリットから役場など個人情報を多く取り扱う機関が、シンクライアントを導入している」と述べました。

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★講演する新会長の斉藤氏

★総会の様子

 

浅野氏が再任 あゆみの会総会


 釧路支部あゆみの会は5月15日に総会を開き、2009度の活動報告と決算報告、2010年度の活動方針と役員体制を決めました。会長には浅野氏が再任し、2010年度の活動が始動しました。
 再任された浅野氏は「2009年度の反省を生かし、活発に例会を行っていきたい。活動案以外にも良い企画があればいつで言って欲しい。また、会員拡大にも力を入れて取り組みたい」と抱負を語りました。
 その後懇親会では、2010年度の主な活動や今後のあゆみの会のあり方についてなど、活発に意見交換がされました。

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★再任された浅野会長

★懇親会の様子

決め手になる「一言」をチラシに折り込む 摩周地区会公開講演会


 釧路支部摩周地区会(竹森英彦会長 18社)は12日、弟子屈町商工会、弟子屈町役場と共催で公開講演会を開催し「行列のできる講座と思わず手にとるチラシの作り方」をテーマにNPO法人男女共同参画おおた理事長の牟田静香氏が講演しました。当日はあいにくの天気にもかかわらず、釧路市、中標津町からも参加し、満員150名の盛況となりました。

 講演の中で牟田氏は「講座、企画を実施する以上、定員に達しなければいくら内容が良くても失敗だ。告知手段として一番身近な媒体のチラシはポイントを絞り、手に取った人に必要最低限の情報を一目で伝えることが重要」と述べ、サンプルで例を示して押さえるべきポイントを解説しました。また「前年に定員割れした企画のチラシを日付だけ差し替えて使いまわすのは愚の骨頂だ。同じ内容の企画でもタイトルを変えるだけで参加数が変化する。誰にでも解りやすく、簡単な言葉で内容を表すタイトルを付けるべきだ」と、チラシには常に改良を加えていく必要があることを強調しました。

 講演の後、挨拶した摩周地区会の竹森会長は「今日の牟田さんの講演にも通じるが、同友会では『人の集まる地域づくり』をテーマとした勉強会などを行っている。地域活性は地元企業の活性が第一という考えから『中小企業振興基本条例』の制定運動にも力を入れている。地元企業の若い経営者などにもこうした課題に関心を持ってもらいたい」と述べました。

▼「対象者とゴールを明らかにしたタイトル付けを」と話す牟田氏

▼150名がユーモアを交えた牟田氏の講演に聞き入りました

合同会社説明会を開催


 釧路支部は5月11日に釧路商工会議所と共催で「2010くしろ合同会社説明会」を開催し、同友会会員企業3社を含む12社が参加しました。

 説明会には道内外から120名の学生が集まり、採用担当者の話しを真剣な面持ちで聴いていました。また休憩スペースでは企業と学生が採用に関する具体的な話しをする場面も見られました。

 学生からは「地元釧路の企業の話しを聴くことができてよかった。こういった機会を多く作ってほしい」との感想が寄せられました。また企業の採用担当者は「非常に真面目な学生が多かった。今日説明を受けた学生の中から内定者を決めたい」と手ごたえを感じていました。

岸本氏が新会長就任 2010年度幹部大学同窓会総会


 釧路支部幹部大学同窓会は5月8日に同友会事務所で総会を開き、2009度の活動報告と決算報告、2010年度の活動方針と役員体制を決めました。新会長に岸本真希人氏、幹事長には残間巌氏が就任し、今年17期を修了した会員2名が新たに幹事に選ばれました。
 これまで2年間会長を務めた森川氏は「学ぶということは問い続けること。この同窓会の中で様々な話題に対し、お互いに問い続けて欲しい。また同窓会は親睦の場でもあるので、今後も積極的に例会に参加して欲しい」と語りました。新会長の岸本氏は「これまでの活動に負けないように、2010年度責任を持って取り組みたい」と抱負を述べました。
 また、北海道労務サポートオフィス代表の三木克敏氏が「基礎学力と地域経済」と題し、講演しました。学習塾も経営する三木氏は「学力レベルと都市人口は比例すると言われているが、釧路は例外だ。現在取り組むべきことは、他市の真似をすることだ。今後子供の教育レベルを引き上げるために、地元経済界と教育行政共に施策を考えなくてはいけない」と強調しました。

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★新会長の岸本氏

 

★学習塾も経営する三木氏

 

★同友会新事務所での総会

2010年度ゴルフ同好会 快晴の中スタート


 釧路支部ゴルフ同好会は5月8日に例会を開催し、12名の参加者がプレーを楽しみました。

 ゴルフ同好会の横地会長はスタート前に「昨日は大雨だったが、今日は見事な快晴になった。皆さんで楽しみましょう」と挨拶しました。
 
 当日の順位は以下の通りです。

 ★優勝 :(株)石井電工      代表取締役 石井 宏昌さん
 ★準優勝:マツダ電気(株)     代表取締役 松田 建治さん
 ★3位 :(有)ニッカプランニング 代表取締役 山吉 行雄さん

金曽氏が再任 2010年度第28回定時総会


 南しれとこ支部(151社)は28日、寿宴で第28回定時総会を開き2009年度活動報告と決算、2010年度の活動方針と役員体制を決めました。支部長に金曽義昭氏(広栄メンテナンス 代表取締役)、幹事長には渡辺政之氏(ワタナベ葬儀社 常務取締役)が再任されました。

 再任された金曽氏は「2009年度支えてくれた方々に感謝している。そして2010年度は羅臼町、標津町の条例制定を目指して活動を行っていきたい。それぞれの委員会でテーマを持って取り組んでほしい」と述べました。

 北海道同友会代表理事の守和彦氏は「北海道同友会は7年連続で会員数が増えている。これは各地で条例運動が活発に行われている証拠だ。今後も同友会共通の理念を持って取り組んでもらいたい」と語りました。

 記念講演では釧路支部副支部長の石橋榮紀氏が「地域の生き残りをかけた浜中町農協の挑戦」と題して講演しました。石橋氏は「農協は地域のコーディネーターとして地元企業との連携を図らなければならない。地域をいかに発展させるかを考える点で農協も中小企業だ。今後地元企業が参入し、酪農の担い手を確保することが大切」と強調しました。

 

 

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★再任された金曽支部長

 

★代表理事の守和彦氏

 

★農協も中小企業と語る石橋氏

 

★講演会の様子

条例制定に向けて新年度がスタート 2010年度厚岸町地区会


 釧路支部厚岸町地区会(41社)は27日、ホテル金万で地区総会を開き新年度の役員体制と活動方針を決定しました。地区会長には中村会長(サカイ 代表取締役)が再任されました。
 再任された中村氏は「現在同友会が中心となって中小企業基本条例条文の検討が行われている。今後会員拡大を進め、さらに条例運動の働きかけをしたい」と述べました。
 また釧路支部企画委員長の森川浩一氏が「釧路支部が目指す条例が活きる街づくり」と題して講演しました。森川氏は釧根の実態について触れ「釧根地域は域外に利益を多く流失させてしまっている。また、一度の失敗を取り戻せない社会になりつつあるのが現状。疲弊した地域を救うのは中小企業振興策だ。大変な時期だからこそ中小企業が踏ん張り、振興策を元に持続可能な社会を作ることが大事」と強調しました。

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★再任された中村地区会長

★条例運動について語る森川氏

★総会の様子

同友会ツーリングクラブが帯広へ出発!


 同友会釧路支部のバイク好き会員が中心となり、5月4日にツーリングクラブ帯広ツーリングを開催しました。
 
 今回のツーリングには釧路支部と南しれとこ支部別海地区会の会員11名が参加。発起人代表の大久保芳直氏は「天気にも恵まれ、絶好のツーリング日和。皆さんで楽しみましょう」と挨拶しました。

 その後それぞれの愛車に跨り、帯広へ向けて出発しました。

▼挨拶をする大久保氏

新年度がスタート 2010年度みけた会総会


 釧路支部みけた会は24日に釧路全日空ホテルで総会を開き、2010年度の活動方針と役員体制を決めました。会長には高橋クリーニングの高橋歩さんが再任し、新年度のスタートを切りました。
 
再任された高橋会長は「みけた会を新鮮で魅力ある会にするためには会員の皆さんからの意見が必要だ。また、お互いの業種を知る報告会を多く開催し、会員同士のつながりをより深めていきたい」と抱負を述べました。
  また、萬木建設社長の漆崎隆氏が「失敗から得た教訓」と題して、講演を行いました。漆崎氏は自らの失敗経験に触れ「誰しも失敗しようと思って、行動しているわけではない。経営者は様々なことにチャレンジをするとともに、先を見据えた緻密な行動計画を立てることが重要だ。危機に瀕したときこそ、心に余裕を持って欲しい」と強く語りました。

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★再任された高橋会長

★自らの経験を語る漆崎氏

★総会の様子

 

 

高岡氏が再任 2010年度第27回定時総会


 根室支部(68社)は23日、イーストハーバーホテルで第27回定時総会を開き、2009年度活動報告と決算、2010年度の活動方針と役員体制を決めました。支部長には高岡一朗氏(根室スチレン 代表取締役)、幹事長には田嶋靖照氏(ナカイチ 取締役ゼネラルマネージャー)が再任されました。
 再任された高岡氏は「根室支部は発足から27年目を迎え、地域に根差した経営者団体として様々な活動を行っていく。中でも根室市中小企業振興基本条例の制定運動を活動の柱とし、中小企業経営者が企業と雇用を守るべく、切磋琢磨する一年にしたい」と述べました。
 また、「現場職人からたたきあげた経営者の挑戦」と題し、記念講演を行ったアクアグレース社長の小仲美智子氏は「以前は生活をするために現場に出たりなど男性と同じ仕事をしてきた。月日が経ち社長に就任し、不安な毎日を過ごしていたが、異業種交流会で叱咤激励され目が覚めた。会社が小さくても臆する必要はない。情熱だけは誰にも負けない」と強く語りました。

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★2010年度の抱負を語る高岡支部長

★情熱なら誰にも負けないと語る小仲氏

竹森氏が新会長に就任 摩周地区会総会


 釧路支部摩周地区会(18社)は4月9日、2010年度地区総会をホテル摩周で開催し、新年度の役員体制と活動方針を決定しました。地区会長には近藤建設社長の近藤明氏に替わって、摩周調剤薬局専務の竹森英彦氏が就任しました。

 記念講演は釧路支部幹事長の木内敏子氏が「私の経営体験 〜起業から今日まで〜」と題して講演し、「社長に就任してあっという間に10年が経過した。がむしゃらに経営してきたがこれからは清掃関連業の使命として環境や人にやさしい企業運営を行いたい」と述べました。

 就任の挨拶に立った竹森新会長は「道東の各自治体で『中小企業振興基本条例』の制定運動が進んでいる。我々摩周地区会も運動を進めて一日も早く施行させたい。また、条例運動の高まりに併せた会員の拡大も行っていく」と意欲を滲ませました。摩周地区会では弟子屈高校への面接指導や就職講話を積極的に進めており、新役員体制での更なる活躍が期待されます。

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▼条例制定へ向けて更なる運動を展開することが決議されました

積極的に社会に参加しよう 森川氏が就職講話


 釧路支部企画委員長の森川浩一氏は4月23日に釧路福祉・情報専門学校で就職講話を行い、同校の学生40名が就職にあたっての心構えを学びました。

 森川氏は「子どもは地域の将来を担う存在。しかし現状では子どもは社会のことを何も知らないまま、ある日突然社会人になる。積極的に社会活動に参加し、他者とのコミュニケーションをとることが重要だ。年代・業種を超えた様々な人と付き合い、頼りにされる存在になることが重要だ」と、社会に出るための心構えについて語りました。

 また「自分の生まれ育った郷土と人を愛し、自分たちの子どもの未来を考え、持続する地域社会を構築しよう。地域の雇用を守る中小企業の重要性に気付くことが大切」と、学生たちに期待を寄せました。

亀岡氏が再任 2010年度釧路支部第36回定時総会


 釧路支部(466社)は20日、釧路キャッスルホテルで第36回定時総会を開き、2009年度活動報告と決算、2010年度の活動方針と役員体制を決めました。支部長には亀岡孝氏(綜合設備 代表取締役副社長)、幹事長には木内敏子氏(ダスキン釧路 代表取締役)が再任されました。
 再任された亀岡氏は「今年度は中小企業基本条例の具体化を進めたい。地域に根ざした企業が生き残っていくために官民一体となった活動が必要だ。我々同友会がリーダーとなって地域と企業、雇用を守るため躍進の1年にしたい」と抱負を語りました。
 北海道同友会副代表理事の田中傳右衛門氏は各地の条例運動に触れ「釧根地域では非常に条例運動が活発に行われている。このままの活動を継続してほしい」と述べました。
 また、「同質化競争の現状を打開する異質化戦略」と題して記念講演を行ったソーゴー印刷社長の高原淳氏は、異質化戦略には超長期的ビジョンと人材の異質化が鍵となるとし、「業界、自社、自分など六つの視点から歴史を掘り下げ、究極の理想像を作り上げることが大切だ。また人材を異質化させるには、真面目で保守的な社員をいかに超真面目で革新的な社員へ変化させるかが重要で、経営者は若手社員の能力を素直に認め、その能力を伸ばすことが必要」と強調しました。

★抱負を語る亀岡氏

★活動方針案を発表する木内幹事長

★副代表理事の田中傳右衛門氏

★講演した高原氏

★ノイズ倶楽部の演奏

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寺井氏が再任 南しれとこ支部別海地区会総会


 南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長 74社)は14日、交流館ぷらとで第四回地区総会を開き、2010年度の役員と活動方針を決めました。地区会長には寺井範男氏(寺井建設(株)代表取締役)、幹事長には山口寿氏(富田屋(株)代表取締役)が再任されました。
 
 冒頭で挨拶に立った南しれとこ支部の渡辺幹事長は「2009年度南しれとこ支部では別海地区会の活躍で会員数150社を達成し、感謝している。特に別海町では中小企業基本条例も施行され、さらに医良同友の活動と地域に誇れる地区会だ。今後も幅広く活動してほしい」と述べました。

 再任された寺井会長は「地域のために何ができるのかを考えて、実行するのが地区会の使命だ。2010年度は医良同友の活動を継続するとともに、町の定住人口を増やす町民人口拡大会議を開きたい。地域が良くなることを念頭に置いて、職業の壁を越えた活動をしていきたい」と力強く語りました。

▼寺井地区会長

▼地区総会の様子

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「声は宝物」 迫田氏が実技指導 マルチメディア研究会4月例会


 釧路支部マルチメディア研究会(小川衛治会長)は4月13日に4月例会を開催し、「あなたの表現力を高めましょう」と題してシーズサービスの迫田栄重氏が報告、実技指導を行いました。

 迫田氏は3つの呼吸法を紹介し、「声は消耗品である。大きな声で話すのは、人によって不快感や威圧感を与えることがあり、自分の喉にも良くない。小さな声でも最大限の声の活用法を学んで欲しい」と述べました。

 実技指導では参加者の自己紹介を聞いて、参加者一人一人に口の開け方や腹式呼吸での声の出し方などのアドバイスを送りました。

 最後に迫田氏は「自分の声は世界に1つしかない宝物である。ぜひ皆様には自分の声を好きになってほしい。聞きやすい声になれば、仕事用、プライベート用など使い分けることができるようになる。そのためのお手伝いをしていきたい。また、今日の指導をぜひ部下や周りの人にも伝えて欲しい」と語りました。

▼声は宝物と語る迫田氏

▼体をほぐして響きある声を作ります

3月例会を開催 南しれとこ支部


  南しれとこ支部(金曽義昭支部長 148社)は3月24日に3月例会を開催し、ハローワーク根室上席職業指導官の伊藤周祐氏が「すぐ使える雇用助成金」、雨宮印刷の雨宮慶一氏が「我が社の人事構成の現状」について報告しました。

 

 伊藤氏は、新たな雇い入れの際に活用できる4つの助成金制度を紹介し「これらの助成金を利用するには、ハローワークからの紹介が必要だ。助成金を利用して多くの正規雇用につなげてもらいたい。ただし、繰り返し助成金を受けることで臨時雇用目的とみなされないよう注意が必要だ。助成金を受ける目的はあくまで正規雇用を目指してのものであることを理解してもらいたい」と述べました。

 続いて雨宮氏は、自社の抱える問題点や採用に関して報告し「計画的な採用をしたいが、突然の退職などでなかなか思うようにいかない。現在は大手企業も育成コストを削減し、即戦力を求める傾向にある。優秀な人材を確保するために、今後面接や作文などを取り入れた採用活動を検討している」と語りました。

 挨拶した金曽支部長は「自分と共に歩んできた社員の定年退職に合わせて後継者に譲ろうと考えている。今の経営者に必要なのは後継者育成のための指導力ではないか」と述べました。

▼ハローワーク根室 伊藤周祐さん

▼雨宮印刷 雨宮慶一さん

 

条例施行一周年記念セミナーで「f-Biz」小出氏が講演


 釧路支部(亀岡孝支部長 460社)は3月20日、「『つなぐ』『創る』釧根の未来」と題して2009年4月1日に施行された釧路市中小企業基本条例の活用施策の勉強会を開催し、会員、自治体職員など130名が参加しました。

 セミナーではまず、同友会と釧路公立大学が共同で行っている「地域経済推進力研究事業」の中間報告が行われ、報告した公立大の下山朗准教授は「釧根地域は比較的に老舗起業が多い傾向にあるが、経営者の年齢が全国平均を上回って推移している。事業承継を急ぐと同時に、新規創業にも力を入れなければ事業所減少に歯止めがかからない」と報告しました。このあと、釧路公立大学の小磯修二学長が釧路市の条例の特徴でもある「産消協働の考え方」について解説しました。

 講師講演では8年間で500件以上の新規創業を支援した実績を持つ、富士市産業支援センター「f‐Biz」センター長の小出宗昭氏が講演しました。新産業創出拠点の効果について小出氏は「従来の支援センターは上からの視点で相談者と接していた部分が失敗の原因だ。支援者はビジネスコンサルタントだという意識を持ち、ビジネスセンスと営業能力、そして情熱を持つべきだ」という考えを示しました。さらに「ヒト、モノ、カネが揃っていなければ産業支援が出来ないわけではない。『知識』よりも『知恵』を使って日常生活に潜んでいる商品開発のヒントを拾い上げることが第一歩だ」と述べ、自身が関わってきた新規創業を例にとって紹介しました。講演の後には小出氏と釧路市の蝦名大也市長、小磯学長、釧路支部政策委員長の福井克美氏の四名が新産業創出と拠点の設置について討論を行い、それぞれの立場から活発な意見が交わされました。

★釧路新聞に当日の模様が掲載されました
http://portal.doyu-kai.net/modules/news/article.php?storyid=732

▼「商品開発のストーリーが大切」と語る小出宗昭氏

▼討論では産業連携について様々な意見が出ました

これが我が社の経営指針 別海地区会3月例会


 南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長 73社)は3月17日、3月例会を開催し、野付アポロ石油専務の島崎哲也さんが経営指針の発表を行いました。

 経営指針成文化研究会を主催する「良い経営者づくり」委員会の神田要委員長は「一年間かけて8人の参加者が策定に取り組んできた。今後はすべての会員に経営指針の大切さを知ってもらうために経営理念を紹介する例会などを行いたい」とあいさつしました。
 経営指針の概略を解説した山崎宏さんは「経営者は眠れないほどの重圧の中で仕事をしている。経営指針は従業員を良きパートナーとして戦略的に経営計画を立てる道しるべだ。若い経営者が経営指針を策定することで大きく成長することを期待している」と述べました。

 一年に渡って準備してきた経営指針を発表した島崎さんは「一回目の会合では周囲の参加者の意識が高く、参加したことを後悔した。参加するうちにいろいろなことを学び、経営指針は作って終わりではなく、改良し続けることで自ずと道筋が見えてくることわかった。今は相談できる仲間が増え、経営不安の解消に向けて行動するきっかけを与えてくれたことに感謝している。毎年研究会を続けて、たくさんの会員に参加してほしい」と呼びかけました。

▼報告者の野付アポロ石油 島崎さん

▼経営指針、同友会の歴史について耳を傾ける参加者

新会員3名が報告 根室支部3月例会


 根室支部(高岡一朗支部長 68社)は3月例会を3月16日に開催しました。2月例会に引き続き「私の会社の歩み」として3名の新会員が経営体験を報告しました。

 ヤマイチ観光社長の一島房雄さんは「宿泊業として観光客やビジネス客に泊ってよかったと思ってもらえるよう、一期一会を大切にするよう従業員へ指導している。そのなかでお客様に押しつけではない、『自然な喜び』を提供するようにしている」と述べました。
 佐田石材専務の佐田裕之さんは明治27年創業の石材店の四代目として根室市内各所の記念碑を制作しています。「最近では安価で良質な材料として中国産の石材が輸入されている。現地の露天掘りの採石場では断崖絶壁の上で人々が作業している。そこで命を落とした作業員のための墓地が隣接している様子に衝撃を受けた」と報告しました。
 根室共立病院院長の杉木博幸さんは大学時代に熱中したヨット部での経験に触れ「人と人との絆を築くのに役立った。共立病院では年々認知症の入院患者が増えている。絆を大切にした療養型施設へ移行したいが、診療報酬との釣り合いが取れないので難しい」と語りました。

 閉会のあいさつをした田嶋幹事長は「根室は狭い町だと思っていたが、報告を聞くたびにまだまだ知らないことが多いことに驚く。同友会の三つの目的の中にある良い経営者からさらに進んで『より』良い経営者になるためにお互い学び合っていきたい」と述べました。

▼ヤマイチ観光 一島房雄さん

▼佐田石材 佐田裕之さん

▼根室共立病院 杉木博幸さん