釧路支部摩周地区会(竹森英彦会長 18社)は12日、弟子屈町商工会、弟子屈町役場と共催で公開講演会を開催し「行列のできる講座と思わず手にとるチラシの作り方」をテーマにNPO法人男女共同参画おおた理事長の牟田静香氏が講演しました。当日はあいにくの天気にもかかわらず、釧路市、中標津町からも参加し、満員150名の盛況となりました。
講演の中で牟田氏は「講座、企画を実施する以上、定員に達しなければいくら内容が良くても失敗だ。告知手段として一番身近な媒体のチラシはポイントを絞り、手に取った人に必要最低限の情報を一目で伝えることが重要」と述べ、サンプルで例を示して押さえるべきポイントを解説しました。また「前年に定員割れした企画のチラシを日付だけ差し替えて使いまわすのは愚の骨頂だ。同じ内容の企画でもタイトルを変えるだけで参加数が変化する。誰にでも解りやすく、簡単な言葉で内容を表すタイトルを付けるべきだ」と、チラシには常に改良を加えていく必要があることを強調しました。
講演の後、挨拶した摩周地区会の竹森会長は「今日の牟田さんの講演にも通じるが、同友会では『人の集まる地域づくり』をテーマとした勉強会などを行っている。地域活性は地元企業の活性が第一という考えから『中小企業振興基本条例』の制定運動にも力を入れている。地元企業の若い経営者などにもこうした課題に関心を持ってもらいたい」と述べました。
▼「対象者とゴールを明らかにしたタイトル付けを」と話す牟田氏
▼150名がユーモアを交えた牟田氏の講演に聞き入りました