根室支部(高岡一朗支部長 68社)は3月例会を3月16日に開催しました。2月例会に引き続き「私の会社の歩み」として3名の新会員が経営体験を報告しました。
ヤマイチ観光社長の一島房雄さんは「宿泊業として観光客やビジネス客に泊ってよかったと思ってもらえるよう、一期一会を大切にするよう従業員へ指導している。そのなかでお客様に押しつけではない、『自然な喜び』を提供するようにしている」と述べました。
佐田石材専務の佐田裕之さんは明治27年創業の石材店の四代目として根室市内各所の記念碑を制作しています。「最近では安価で良質な材料として中国産の石材が輸入されている。現地の露天掘りの採石場では断崖絶壁の上で人々が作業している。そこで命を落とした作業員のための墓地が隣接している様子に衝撃を受けた」と報告しました。
根室共立病院院長の杉木博幸さんは大学時代に熱中したヨット部での経験に触れ「人と人との絆を築くのに役立った。共立病院では年々認知症の入院患者が増えている。絆を大切にした療養型施設へ移行したいが、診療報酬との釣り合いが取れないので難しい」と語りました。
閉会のあいさつをした田嶋幹事長は「根室は狭い町だと思っていたが、報告を聞くたびにまだまだ知らないことが多いことに驚く。同友会の三つの目的の中にある良い経営者からさらに進んで『より』良い経営者になるためにお互い学び合っていきたい」と述べました。
▼ヤマイチ観光 一島房雄さん
▼佐田石材 佐田裕之さん
▼根室共立病院 杉木博幸さん