一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

別海の山口氏 全国総会で条例を語る


  中小企業家同友会全国協議会は7月8日、9日の両日、定時総会を東京の椿山荘で開き、1600名の会員が全国から集まりました。釧根三支部からも12名が参加し、4月に施行された「別海町中小企業振興基本条例」の制定運動ついて、南しれとこ支部別海地区会幹事長の山口寿氏が分科会で報告しました。

 2007年11月に発会した別海地区会は、企業組織率が20%を超え、会員数も53社と地域における影響力を強めています。山口氏は地区会一丸となって進めてきた条例制定運動の要諦に触れ、「同友会の地区会ができなければ条例は制定されなかった。行政と交渉する時は会員数が重要になる。だから別海地区会は会員拡大と条例制定運動を同時に進めた。会員数が少なければ正論を主張しても行政は腰をあげない」と指摘し、条例制定と会員拡大を車の両輪にして運動を組み立てることの大切さにについて語りました。さらに山口氏は、「中小企業が地域から消滅することは、私たちの子供たちの故郷の喪失に繋がる。条例は地域の活力を我々の子供たちに伝える重要な装置だ」と強調し、中小企業振興基本条例の制定が、地域経済の衰退を止める有力な方途であることを全国の会員に語りかけました。

▼別海地区会の山口寿氏(右)

▼グループ討論

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