一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

釧路支部昼食会で大久保氏が報告


 

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    昼食会で大久保氏が報告

〜裏切らず、媚びず、人との出会いを大切に〜

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 釧路支部は昼食会を1226日に開催し、道東暖熱工業所社長の大久保芳直さん(43)が自らの生い立ちと会社の経営実践について報告しました。

 大久保さんが16歳の時に父親が亡くなり、母親が多額の借財を背負い社長に就任します。「母はよく逃げなかったと思う。会社を盛り返して、窮状を笑った人間を見返してやろうと夜中まで働いて私たち子供を育てた」と母親を称えました。そして励ましてくれた人との出会いで自身が成長できたと語る大久保さんは、「人を裏切らず、人に媚びず、出会いを大切に人間関係を育ててきた」と自らの半生を振り返ります。

 さらに自社の経営実践に触れ、「社員も社長も一生懸命にやっているのに微妙に”ズレ”が生じる。原因は経営理念が確立されていないからだと悟った。今年の正月に出社して経営理念をつくり五日に社員に発表した。10億円の売上が将来の目標だ」と力強く語っていました。

 

 

 

 

中小企業振興基本条例制定プロジェクト会議のご報告


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中小企業振興基本条例制定プロジェクト会議
「釧路の経済はどうなっているのか」
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 同友会釧路支部政策委員会は、釧路市に中小企業振興基本条例を制定するための学習会を開催しました。12月19日の学習会では、釧路公立大学の小路教授が釧路市の経済についてまとめたレポートをテキストにして学びました。

 釧路公立大学の小路教授は、釧路における雇用の変化や釧路市の中小企業振興への取組みについて報告しました。
 小路氏は平成3年の事業所数1万3千が平成16年度には1万を割り、特に平成13年度から16年度の落ち込みが大きかったこと、それと平行して、農業・林業・漁業や金融・保険業での従業者数が減少したことを指摘しました。また、釧路における市内総生産の推移については、平成9年をピークに減少が続き、特に落ち込みの大きい業種は水産業(68%)、製造業(78%)、小売業(80%)で、公共事業予算も平成10年〜14年の間に約3割削減されていると強調しました。

   【釧路市の中小企業振興の取組みについて報告する小路氏】

 小路教授の報告後、産業振興で著名な街と比べて釧路市はどうなっているか、商工費はどうなっているか等について比較し、その後、参加者が受けた感想や今後の方向性について意見を出し合いました。

             【感想を出し合う参加者】

「いままでの釧路を改めて数字で見ていくことによって、危機感を再認識した」、「釧路市も中小企業振興について取り組んできていることはわかるが、我々中小企業の実情を踏まえた取組みにはなっていない。この乖離を埋める為の実態調査等について検討していくことが必要なのではないか」等の意見が出されていました。

 
 同友会は、「市民が経済的な理由で故郷から逃げ出さなくてすむような経済をつくるには、中小企業振興基本条例の制定が不可欠だ」という考えのもと、釧路市に中小企業振興基本条例を制定する活動にこれからも積極的に取組んでいきます。

同友会アカデミー、佐藤藤三郎の答辞を学ぶ


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同友会アカデミー、佐藤藤三郎の答辞を学ぶ
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  釧路支部企画委員会は、同友会の歴史や重要文献をゼミナール形式で学ぶ「同友会アカデミー」を開催しています。12月11日の第6講では、『共に育つ』(1988年同友会発行)に収録されている、佐藤藤三郎が1951年に山元中学校の卒業式で読んだ答辞をテキストにして学びました。

 同友会の教育理念は戦後制定された「教育基本法」の精神に則っています。その教育基本法のすぐれた実践例が無着成恭先生の山元中学校でした。その優れた教育は戦後民主主義教育の金字塔といわれるほど大きな反響を呼びました。50数年の年月が経過していますが、今日の中小企業における社員教育にも十分に参考になります。

 15年戦争が終わってから、子供の心が荒廃していた田舎の中学校に無着成恭先生が赴任します。『教師は、君らが旅立つ「踏み台」だ』と、子どもたちに呼びかけます。

 いつも力を合わせて行こう。
 かげでこそこそしないで行こう。
 いいことを進んで実行しよう。
 働くことがいちばんすきになろう。
 なんでも、なぜ?と考える人になろう。
 いつでも、もっといい方法がないか、探そう。

 43人の生徒たちは、それぞれの家庭が抱える問題や矛盾を孕みながらも、無着先生にこう励まされながら育っていきます。卒業生を代表して、佐藤藤三郎さんは次のような答辞を述べます。

 『私たちはもっと大きなもの、つまり人間のねうちというものは、「人間のために」という一つの目的のため、もっとわかりやすくいえば、「山元村のために」という一つの目的をもって仕事をしているかどうかによってきまってくるものだということを教えられたのです。これからは自分の脳味噌で判断しなければなりません。人間を信じ、村を信じ、先生に恩返しをしたい』 ___抜粋
 
 同友会は、人間として労使が共に育ちあえる土壌づくりを目指して、教育活動に積極的に取組んでいます。

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<同友会アカデミー第7講のご案内>
■日時 1月24日(水)18:30〜20:00
■会場 同友会釧根事務所
■文献 『共に育つ パート1』 
   ・人格の発達と労働の役割 二宮厚美氏
  
*参加のお申込はここから
http://portal.doyu-kai.net/modules/eguide/event.php?eid=215

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*『共に育つ』は同友会事務局までお申込ください
頒価1,000円 B6版・256ページ
http://www.hokkaido.doyu.jp/01doyu/index06.html

釧路あゆみの会特別企画のご報告


あゆみの会12月特別企画

毎年、あゆみの会では12月に特別企画を行っています。今年は、市内で工房を開いた中田さんの指導を受けながら、ガラスエッチングに挑戦しました。

<ガラスエッチングとは>
 ガラスの表面を、金剛砂という砂を吹き付けて素材の表面を彫刻し加工する方法です。

<講師> ちいさなガラスエッチング工房 代表 中田 惠子氏

12月4日(月)、6日(水)、8日(金)の3回で15名参加。

ガラス皿に貼った絵柄を専用カッターで切り取ります↓

絵柄に砂を吹きかけ加工します↓

 

約2時間の作業で出来上がったマイカップ、小皿(ガラス製品)

水野さん 絵柄はふくろう

漆崎さん 絵柄はばら

第3回経営基礎講座(労務管理編)のご報告


釧路支部は12月5日(火)に「第3回経営基礎講座(労務管理編)」を開催し、安田経営労務管理事務所の安田正二氏が講演しました。

                  【全体風景】

 安田氏は、最近の労務管理に関する新聞記事をもとに解説を行い、経営者にはこれらの動向をふまえた社内体制の整備をを図ることの大切さを強調しました。

◆厚労省がホワイトカラー労働者の週休2日以上を義務付ける労働時間の見直す修正案を提示
◆厚労省が正社員とパートの失業給付要件を一本化する方針を固めた
◆厚労省が解雇トラブルを補償金で解決する新制度を導入する方向で調整に入った
◆社会保険庁を3分割する方針を固めた(保険料の徴収業務を民間委託、納付記録の管理を公法人に移管、保険料未納者などに対する強制徴収部門は国に残す)

その後、定年の引き上げ・継続雇用制度の導入関係や実際に相談を受けた事例やその対応について語りました。

     【労務管理をめぐる紛争事例とその対応について語る安田氏】

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   定年の引き上げ、継続雇用制度の導入関係(ご参考)
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※この表は平成17年に作成されたもので、ここでの「現行」は平成17年を示します(ご注意下さい)。

★次回の経営基礎講座(部下の育成編)は1月16日(火)に(株)コムの小川さんが講演します。

 

山高会11月例会のご報告


同友会根室支部山高会では11月29日に11月例会をイーストハーバーホテルで開催しました。

 

中小企業の社員教育は、仕事の中で起こる問題を、社内みんなの教材として学びあうことが基本です。日頃からあらゆる情報を共有しあって、ミス、クレーム、事故、成果などなんでも「なぜ起こり、どう対応すべきか」、みんなで真剣に考える習慣を身につけておくことが大切です。

 

このたび、?螢淵?イチの田嶋マネージャーが?ー?社でどのような社員教育を行っているのか、??現在、どのような問題があるのかについて事例報告し、互いの実践を報告しながら共に学びました。

 

 

  【自社の社員教育の取組みについて語る田嶋氏】 

 

【報告要旨】

 

 自社では「基礎教育」として、社会人としての身だしなみや挨拶、そして接客業としての教育(トレーニング・OJT・ミーティング)を行い、さらにホテルマンとしての知識や正しい日本語(言葉遣い)を見に付けてもらうよう取り組んでいます。

 その取組みの中で出てきた課題として、?〃亳廓?数が浅い社員が多い、?▲廛躇媼韻量簑蝓↓6佻?意欲や向上心に温度差があることなどがわかってきました。

 私は社員に「あなたがお客様なら旅行に行ってホテルに泊まった時に、?‖莪谿櫃蓮?(何を見る?どこをチェックする?)、??何を期待しますか?(客室・設備・食事…)、?2晋里修離曠謄襪鯀?んだの?(基準・決定理由)、?げ晋離侫蹈鵐肇泪鵑房遡笋靴燭痢?(理由・期待度)、?ゥ船Д奪?アウト時(また泊まりたい?二度と泊まりたくない?)、この点について想像しよう。では我々に出来る事は?あなたがすべきことは?」と常に問いかけるようにしています。

 

 

 

【互いの社員教育の取組みを報告しながら学び合いました】 

根室支部番頭会11月例会


同友会根室支部番頭会は11月27日に11月例会を日専連根室で開催しました。

10/20・21に旭川で開催された「全道経営者“共育”研究集会」では、多くの学びと感動があり、記念講演では旭山動物園の小菅園長が旭山動物園の夢を実現した復活プロジェクトについて報告しました。
 番頭会11月例会では、この旭山動物園の小菅園長の報告(「北海道同友」掲載記事)の読み合わせを行い、その後、自社の経営課題を出し合いながら議論を行いました。

【旭山動物園 小菅園長プロフィール】
1973年、北海道大学獣医学部卒業。在学中は柔道に打ち込み、キャプテンもつとめた。しかしそれが災いして牛の直腸に腕が入らず産業獣医師を断念。
就職先が見つからず悩んでいたところ、卒業間際になって旭山動物園の獣医師募集を知り応募。獣医師としてスタートした。その後、飼育係長・副園長などを歴任し、1995年園長に就任。一時は閉園の危機に立った旭山動物園を再建。日本最北にして日本一の入場者を誇る動物園にまで育て上げた。2004年には「あざらし館」が日経MJ賞を受賞した。

    【旭山動物園の小菅園長の講演の感想を出し合う参加者】

       【自社の経営課題について語るシーガルの山屋さん】

同友会アカデミー、人が育つ条件を学ぶ


 釧路支部企画委員会は、同友会の歴史や重要文献をゼミナール形式で学ぶ「同友会アカデミー」を開催しています。11月29日の第5講では、『共に育つ』(1988年同友会発行)をテキストにして、企業で人が育つ条件について学びました。

 執筆者の一人である教育学者の太田堯(おおた・たかし)氏は、「その気にならない限り人は変わらない」と文中で指摘し、”その気”とは夢中になって働き、学び、考えることで、人間が主体的に生きる範囲の広さや質よって”豊かさ”が決まると訴えていました。

 同友会は、人間として労使が共に育ちあえる土壌づくりを目指して、教育活動に積極的に取組んで参ります。

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次回は下記の要領で開催します。

<同友会アカデミー第6講>
■日時 12月11日(月)18:30〜20:00
■会場 同友会釧根事務所
■文献 『共に育つ パート1』 61ページ〜124ページ
  ・「教師にまなぶ」(藤岡貞彦)
  ・「人づくりと現代教育」(秋葉英則)

*参加のお申込はここから
http://portal.doyu-kai.net/modules/eguide/event.php?eid=206

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*『共に育つ』は下記サイトからお求め下さい
頒価1,000円 B6版・256ページ
http://www.hokkaido.doyu.jp/01doyu/index06.html

構造改革特区は有効な政策か?


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構造改革特区の現状について学ぶ

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 南しれとこ支部(今野慎也支部長:109社)は11月例会を1127日に開催し、小泉政権が進めた構造改革特区について道職員を講師に迎えて学びました。

 地域経済の阻害要因となっている規制を取り除き、民間の活動を活発にさせることが特区の目的です。しかし特区には国の財政的支援はなく、「どぶろく特区」などのように国税が関係してくる特区はごく限られた自治体にしか許可を出さないのが現状のようです。様々な省庁の権益を調整するのが困難で、またそれら省庁の許認可権益が錯綜し、地域経済浮揚の切り札とは現実的にはなっていないようです。

 道などの地方政府が中央政府から自立して地域に相応しい政策をするにはどうしたらよいのでしょうか。支部として今後も議論を深めていく予定です。

みけた会11月例会のご報告


同友会釧路支部みけた会は11月28日に11月例会を同友会釧根事務所で開催しました。

社会環境の変化と共にうつ病やパニック障害など「こころの病」も蔓延しています。自社や家庭内でいつもそのような状態にならないとも限りません。

みけた会11月例会では、釧路市内の小学校で21年間教職を務めた末に退職し、その後、いじめ、非行、引きこもり、家庭内暴力などの相談を受けてきた間所学習教育研究所の間所代表が「社員と共に、充実した人生を送るために」という演題について報告しました。

  【「こころの問題」が起こる原因やその対応策について語る間所代表】

間所氏は「人は見聞きした情報をもとに正しく見ているつもりでも誤解をしながら見ていることが多い。それに自分が絶対に正しいという自覚を持つ人が、周りの人に押し付ける。これに押し付けられる人が病気になる。今の社会は子供達がストレスをためる環境になっており、打たれ弱い。その子供達と接する時に積極的に活用して欲しいのが言葉の使い方です。いわれると傷付く言葉を意味を変えずに言われてうれしい言葉で表現することが大切です」と強調していました。

★言われると気になる「否定語」を、意味を変えずに言われて嬉しい言葉「肯定語」にする練習を行いました。

【ご参考】

(否定語)     (肯定語)
・細かい→気配りができる、緻密、計画性がある、
・きつい→ハッキリ言える、裏表がない
・うるさい→明るい、にぎやか、ムードメーカー
・遅い→慎重、マイペース、落ち着いている
・目立ちたがり屋→存在感がある、積極的

その後、感想や質問を出し合いました。

釧路支部クリスマスパーティのご報告


同友会釧路支部では、11月25日に釧路シーサイドホテルにてクリスマスパーティを開催しました。当日は約180名の参加で行われました。

今回は、クリスマスパーティを開催することで、家族(奥さん・子供)にも同友会の雰囲気を感じて頂くとともに、会員同士の『知り合い・学び合い・助け合い』が深まる機会にしたいという趣旨のもと、釧路支部会員で実行委員を組織し企画・準備をすすめてきました。

当日は、実行委員のハンドベルの演奏から始まり、横地支部長・石森幹事長がサンタ・トナカイに変装して登場するイベントやノイズ倶楽部の生演奏、幹部大学同窓会によるイベントなど盛りだくさんの出し物と共に、同友会会員企業の取り扱っている食材を並べた食材ブースの設置など、盛りだくさんの内容となりました。

今回のクリスマスパーティに協賛頂いた皆様、本当にありがとうございました!!

           【クレーンゲームで遊ぶ子供たち】

       【子供たちに大人気のポップコーンマシン】

   【受付で行った「豪華景品が当るくじ」の当りを引き喜ぶ参加者】

   【オープニングを飾った実行委員が演奏するの「きよしこの夜」】

           【大勢の参加者で埋め尽くされた会場】

      【同友会会員取扱いの食材ブースに集まる参加者】

【横地支部長(サンタ)&石森幹事長(トナカイ)が子供達にお菓子をプレゼント】

    【音楽に合わせて足踏みをするゲームの説明をする林田さん】

       【おなじみのノイズ倶楽部の演奏もありました】

        【厚岸の牡蠣を手に持ちながら熱唱する須藤氏】

              【熱唱する菅原氏】

     【クライマックスのサライの音楽と共に盛り上がる参加者】

       【参加者みんなで手を繋いでサライを歌いました】

        【実行委員の皆さん本当にお疲れ様でした!!】

 

公立大学の高野氏、パゾリーニを語る


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公立大学の高野氏、パゾリーニを語る
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 幹部大学同窓会(大島尚久会長)は1122日に11月例会を開催し、釧路公立大学で哲学を教えている高野敏行教授が映画論を展開しました。高野氏はカント哲学を研究していますが映画にも造詣が深いことで有名です。

 推奨する三本の映画に、パゾリーニの『テオレマ』、ヴェンダースの『ベルリン・天使の詩』、ウッディ・アレン『アニー・ホール』を挙げ、特にイタリアの鬼才パゾリーニから青年時代に受けた衝撃について熱く語りました。「パゾリーニは毀誉褒貶に包まれた監督だが、新約聖書やギリシャ悲劇などの古典を忠実に再現して、気が遠くなるような美しい詩的映像を作り上げた」と30年前に亡くなった稀代の芸術家を称えていました。

 高野氏は1月から始まる同友会幹部大学で哲学を講義します。

同友会厚岸地域大学、アイヌ語を学ぶ


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同友会厚岸地域大学、アイヌ語を学ぶ
〜厚岸の語源は「ニレの皮をはぐところ」〜
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 釧路支部厚岸地区会(中村一明会長・44社)は厚岸地域大学第3講を1117日に開催し、厚岸町学芸員の熊崎農夫博氏がアイヌ語に由来する地名について解説しました。

 「アイヌ語地名は北海道に数多く残っているが厚岸も例外ではない。奔渡(ぽんと)=ポン・トー(小さな沼)、門静(もんしず)=モイ・シュツ(湾の傍)、別寒辺牛(べかんべうし)=ベカンベ・ウシ(ヒシの実のたくさんあるところ)。尾幌(おぼろ)=オ・ポロ・ベツ(川尻の大きい川)など、ほとんどの地名がアイヌ語の影響を受けている」と指摘しました。
 

 さらに熊崎氏は「厚岸の語源はアッケケシ(牡蠣のある所)と言われているが、アツ・ニケ・ウシ(オヒョウニレの皮をはぐ所)が正解のようだ。現在の太田口にある森牧場の沼の付近を指していた」と意外な厚岸の語源について報告していました。

 次回の厚岸地域大学は、119日に北海道大学厚岸臨海実験所の向井所長が水産を取り巻く現状について講演します。

白糠地区会11月例会のご報告


同友会釧路支部では11月17日のお昼に釧路支部昼食会、その後、白糠地区会11月例会を白糠町公民館で開催しました。白糠地区会11月例会では?螢罐織?商会の本郷社長(北海道同友会代表理事)が「人が育つとはどういうことか〜自社・地域における自主性・主体性を備えた社会人をどう育てるか〜」について講演しました。

  【「人が育つとはどういうことか」について語る本郷代表理事】

【講演要旨】

自社での人育ての共通認識として3つのポイントがあります。それは、?,匹海暴个靴討癲△匹海帽圓辰討眥麺僂垢觴匆饋佑箸靴動蕕討襦↓?一人ひとりの技術・技能を高める、??ゆたかな人間性(わがままに陥らない個性)を育てる、という点です。人は、まわりから成長を促す刺激を受けて育ちます。家族からは家風という刺激を受け、学校からは校風、会社からは社風、地域からは地域の風、時代からは時代の風という刺激を受けて育ちます。私どもの会社では、一人ひとりが、人に成長を促す刺激を与えられる存在になり、お互いに切磋琢磨して育ち合おう、という社風を大切にしています。

その後、白糠地区会では初めてのグループに別れ、講演を聞いた感想や講師への質問を出し合いました。

【白糠地区会で初めてグループに別れ、感想&講師への質問を出し合いました】

      【本郷代表理事へ質問をする石森釧路支部幹事長】

【お知らせ】

本郷代表理事が「人育ての原点を問う〜社風が人を育てる〜」というテーマで執筆している「共に育つPart3」が好評発売中です。ご希望の方は、同友会釧根事務所(kushiro@hokkaido.doyu.jp Tel:0154-31-0923)までご連絡をお願いいたします。

共に育つPart3 ★共に育つPart3
“同友会会員企業の教育実践の成果と教訓”

目次
「厳しいからこそ社員が頼り」(山下順一)
「人育ての原点を問う」(本郷利武)
「人育て新時代、わが社の経営戦略と社員教育」(座談会)
「同友会の社員教育」(大久保尚孝)
「混迷の中の日本経済と中小企業の人づくりへの期待」(二宮厚美)
「現代社会のすべての教育に共通する理念と課題は何か」(太田政男)

頒価1,200円 B6版・252ページ

 

 

松井氏、キャッシュフローを講義


   釧路支部は1114日に「経営基礎講座」を開催し、()ラコンテの松井智聖氏が資金管理の実務について講演しました。

 松井氏は、事業計画と実績との差異の原因を突き止め、キャッシュの流出を避け、流入を増やす手段を講じることが要諦であることを強調しました。さらに、「キャッシュフローを意識した経営を3〜5年間継続すると、会社の収益力の回復と資金繰りの安定化、負債の削減などの効果が顕れる」と語りました。

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キャッシュフローを意識した経営・チェックリスト

※皆さん、正直にチェックしてみましょう。いくつ位レ点がつきますか?

□キャッシュフローと言われて、思わず心の中で「現金風呂」を想像しニンマリ

  してしまう。

□売上高は、常に対前年で比較しており、これが最も重要な経営指標だと思う。

□決算書と会社の実態が乖離しているように感じるが、正直何故だか解らない。

□金融機関に返済できる金額は、当社の場合どの程度か見当がつく。

□預金通帳の残高が増える=税金をたくさん支払うことだと思う。

□資金管理は重要だと思うが、経営として特に関与していない。

□月末近くになって、経理より資金不足を告げられることがある。

□零細企業は家計の支出と企業の支出が混在して当然である。

□税理士事務所に会計のほとんどを委ねている。

□事業計画は私の頭の中であり、漠然とした資金戦略しか持っていない。

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第2回釧根経営セミナーのご報告


 同友会三支部の合同例会として11月10日に第2回釧根経営セミナーを中標津町の寿宴で開催しました。中同協の赤石会長が「人が輝く経営をめざして〜中小企業振興基本条例を制定して豊な地域をつくろう〜」というテーマで報告しました。

                【全体風景】

       【同友会の自主・民主・連帯について語る赤石氏】

【報告要旨】

 私は北海道江別市の出身で、昭和37年29歳の時に同友会に入会しました。当時は労働運動が高揚していた時代で、多くの企業経営者が、自分の会社の労使の対立や相互不信を乗り越えるためには、どうすればよいか悩み続けてきました。我々の先輩達は大変な苦労を重ねて、血で血を洗うような争いではなく、話し合いをしながら、中小企業での近代的労使関係はどうすれば確立できるかを真剣に探求した結果、歴史的文章である「労使見解」が誕生しました。この労使見解には中小企業の経営者には社員の人生を全うさせる義務があると書かれています。

 経営者の責任として、どんなに経営環境が厳しくても会社を維持・発展させていく責任があること。そして経営者は社員の人生を預かっている。預かっているからにはその社員をまっとうにさせなければならないという責任がある。定年になったときに、その社員がどこに行っても生きていける力を着けさせる、そのような人間に育てるということが社長の責任だと書かれています。全ての人間は、なんらかの可能性を持って生まれてきている。その可能性を見つけだし、それを伸ばすことが社員が人間らしく生きるための重要なポイントになるはずです。

 ここで同友会の基本理念「自主・民主・連帯」の深い意味について考えてみたいと思います。

【資料 同友会の自主・民主・連帯の深い意味(ダウンロードしてご覧下さい)】
http://portal.doyu-kai.net/uploads/files/siryou.pdf

 同友会では自主(入会も退会も個人の意思決定による)、民主(ボスを作らない。全ての会員が主体者)、連帯(個人個人が尊重される団結)の精神で運営しておりますが、最終的には自主(人間らしく生きる)、民主(生きる)、連帯(くらしを守る)という深い意味の具体的実践の形を目指しています。自主民主連帯の深いところまで考えると「生きる・暮らしを守る・人間らしく生きる」ということを実現していかなくてはならない。そして更にそのためには地球環境を守らなくてはならない。有限資源の持続可能な経済を目指していかなくてはならないが、現在の経済政策はその方向を向いていない。

 現在、同友会では全国的に中小企業憲章の制定に向けて取り組んでいます。これは簡単にいいますと、田舎の人が経済的な理由により故郷を離れて大都市に逃げて行かなくてはならない状況を作らないために必要なのが中小企業憲章です。地域づくりとは暮らし作り・仕事づくりであり、皆さんの地域に暮らしが成り立つ状況を作るために必要なのがこの中小企業憲章なのです。

    【中同協の赤石会長を囲む、横地・今野・杉山の釧根三支部長】

【書籍のお知らせ】

 中同協の赤石会長が書いた『経営理念』を同友会釧根事務所にて販売しております。ご希望の方は、同友会釧根事務所(kushiro@hokkaido.doyu.jp)までご連絡下さいませ!!

「経営理念」

  「経営理念」〜人と大地が輝く世紀に(増補改訂版)

   序章「経営理念を深める」
   1章「『なんのために』を問いあい血肉化する」
   2章「『生きる』『くらしを守る』『人間らしく』」
   3章「経営理念を発信する」
   4章「パートナー形成の三つの同心円」
   附章「『地域』と『企業』を一体として」

   中同協会長赤石義博・著、中同協企画、発行・鉱脈社。
   四六判、219ページ。定価 1,200円。

人を生かす経営〜中小企業における労使関係の見解 ★人を生かす経営〜中小企業における労使関係の見解
“中同協「中小企業における労使関係の見解」、「労使見解」の今日的意義”

「本書から学ぶべきことは、経営者の経営姿勢の確立こそ社員との信頼関係を築く出発点、経営指針の成文化とその全社的実践の重要性、社員をもっとも信頼できるパートナーと考え、高い次元の経営をめざし共に育ちあう教育(共育)的人間関係をうちたてること」(まえがきより)

 

『北のさくらさく』お披露目会(in釧路)のご報告


同友会釧路支部では厚岸カキにあう日本酒『北のさくらさく』の第2回お披露目会を11月9日に釧路パシフィックホテルで開催しました。

 地元産品の素晴らしさを発見し提案することを目的とした「地域ブランドを考える会」では、今年から地元酒造会社の協力を得ながら、厚岸のカキにあう日本酒の製造に取り組みました。蔵で熟成された北海道産米100%の純米吟醸酒は「北のさくらさく」と命名されこの度完成しました。

 

      【完成した厚岸カキにあう日本酒「北のさくらさく」】

             【お披露目会 全体風景】

           【亀岡さん(左)と大久保さん(右)】

           【相田さん(左)と千田さん(右)】

 

★「北のさくらさく」「カキえもん」セットの申込はこちらからお願い致します。
http://www.conchiglie.net/sakurasaku_set.html

★「北のさくらさく」のみ(販売価格:2,100円(税込))の販売も受付けております。詳細につきましては同友会釧根事務所(Tel:0154-31-0923 Fax:0154-31-0944)、又は(株)厚岸味覚 ターミナル(Tel:0153-52-4139 Fax:0153-52-8139)までお願い致します。

『北のさくらさく』お披露目会(in厚岸)のご報告


 同友会釧路支部では厚岸カキにあう日本酒『北のさくらさく』の第1回お披露目会を11月2日にコンキリエで開催しました。

 地元産品の素晴らしさを発見し提案することを目的とした「地域ブランドを考える会」では、今年から地元酒造会社の協力を得ながら、厚岸のカキにあう日本酒の製造に取り組みました。蔵で熟成された北海道産米100%の純米吟醸酒は「北のさくらさく」と命名されこの度完成しました。

 

      【完成した厚岸カキにあう日本酒「北のさくらさく」】

   【オープニングセレモニーを飾った『和太鼓集団 打ン掌』】

   【「これからも地元の酒として広めていきたい」と語る若狭町長】

   【「北のさくらさく」を堪能する中嶋さん(左)と横地支部長(右)】

    【帰り間際に「北のさくらさく」を20本購入した石森幹事長】

★「北のさくらさく」「カキえもん」セットの申込はこちらからお願い致します。
http://www.conchiglie.net/sakurasaku_set.html

★「北のさくらさく」のみ(販売価格:2,100円(税込))の販売も受付けております。詳細につきましては同友会釧根事務所(Tel:0154-31-0923 Fax:0154-31-0944)、又は(株)厚岸味覚 ターミナル(Tel:0153-52-4139 Fax:0153-52-8139)までお願い致します。

釧路支部三地区会合同例会のご報告


同友会釧路支部は10月27日に三地区会(厚岸・白糠・摩周)合同例会を川湯観光ホテルで開催しました。各地区会の報告者が「我が社の強みを生かして地域で生き残る」というテーマについて地域の現状と自社の経営戦略について報告しました。

            【全体風景】

【報告要旨】

【企業の社会的責任について語る(株)ナリテツの成澤さん】

厳しい経営環境の中、自社の強みを「スピード」と位置づけています。お客様や取引先へのスピーディな対応が目先のコスト削減よりも結果として企業の利益に繋がります。そして、地域に対して雇用を継続するということが企業としての地域貢献になると思っています。

【地域密着型経営につい語る鍛冶石油販売(株)の鍛冶さん】

 規制緩和による自由化の流れの中でセルフのガソリンスタンドが増加してきました。そのような激戦の状況の中で自社としては、徹底的に地域に密着して地域の皆さんのお役に立てる企業になりたい。まだ、その具体的な形は見えていないが同友会の学びを通してその形をこれから模索していきたい。

【専門性の強化への取組みについて語る(株)摩周調剤薬局の竹森さん】

 地域において人口の減少が進むと共に、商圏内に大型競合店が次々と現れる中で、疲弊した商店が閉店・廃業する状況が続いています。そのような中で、自社では専門性の強化に取り組み、部門ごとに特化した専門性を深く追求することがお客様の安心につながっていくと考え、困ったときの拠り所として地域の皆様に選んで頂ける企業を目指します。

 【報告者へ質問する(有)マックスロードの本城さん】

その後、懇親会を通じて三地区会会員同士の交流を深めました。

★来年は白糠で三地区会合同例会を開催します。

根室支部10月例会のご報告


同友会根室支部では10月例会を10月24日にイーストハーバーホテルで開催しました。

 企業の現場にて無理無駄を省く“改善”を行っていくことが日々の現場で求められています。このたび、多くの企業で改善活動を提案している中小企業金融公庫の藤沢支店長をお招きし、企業の現場で役立つ無理駄を省く“改善”手法や融資をする際に金融機関はどの部分を見て判断するのかについてお話頂きました。

                 【全体風景】

  【企業の現場で役立つ無理無駄を省く“改善”について語る藤沢支店長】

      【スライドを使いながらざっくばらんにお話いただきました】