釧路支部は11月14日に「経営基礎講座」を開催し、(株)ラコンテの松井智聖氏が資金管理の実務について講演しました。
松井氏は、事業計画と実績との差異の原因を突き止め、キャッシュの流出を避け、流入を増やす手段を講じることが要諦であることを強調しました。さらに、「キャッシュフローを意識した経営を3〜5年間継続すると、会社の収益力の回復と資金繰りの安定化、負債の削減などの効果が顕れる」と語りました。
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キャッシュフローを意識した経営・チェックリスト
※皆さん、正直にチェックしてみましょう。いくつ位レ点がつきますか?
□キャッシュフローと言われて、思わず心の中で「現金風呂」を想像しニンマリ
してしまう。
□売上高は、常に対前年で比較しており、これが最も重要な経営指標だと思う。
□決算書と会社の実態が乖離しているように感じるが、正直何故だか解らない。
□金融機関に返済できる金額は、当社の場合どの程度か見当がつく。
□預金通帳の残高が増える=税金をたくさん支払うことだと思う。
□資金管理は重要だと思うが、経営として特に関与していない。
□月末近くになって、経理より資金不足を告げられることがある。
□零細企業は家計の支出と企業の支出が混在して当然である。
□税理士事務所に会計のほとんどを委ねている。
□事業計画は私の頭の中であり、漠然とした資金戦略しか持っていない。
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