一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

釧路支部、漁組の取組みを学ぶ


 同友会釧路支部(横地敏光支部長462社)は21日に昼食会を開催し、『漁業協同組合はどんなところ?』と題して同組合の浦田氏が報告しました。
 同組合は全国屈指の漁業基地釧路港を支える市場として水産物の安定供給と円滑な受け入れに大きな役割を果たしております。釧路港は過去にも全国一の水揚を誇るなど国内有数の漁港です。浦田氏は「組合は漁業者で構成されており、基本的には組合員のための活動を展開している。しかし近年は水揚の減少、組合員の減少、高齢者問題等克服すべき課題は幾多もある」と現状を語りました。
 加えて「釧路産のシシャモは生産者、組合、行政が三位一体となってブランド化した。これを契機に地元水産物の食文化を知ってもらい、魚食の更なる普及をすすめるようにPRしていく必要がある」と述べました。

 

 

南しれとこ支部獏の会、インターネットを学ぶ


 中小企業家同友会南しれとこ支部獏の会(吉川睦之代表)は18日に例会を開催し、『インターネットを用いた経営戦略』と題して雨宮印刷の雨宮さん、小針土建の斉藤さん、和光の加藤さんが報告しました。

 斉藤さんは「中小企業においてもホームページを開設している企業も多くいろいろなタイプがあるが、文章の書き方や要点の説明の仕方、何よりも閲覧する人にもう一度見てみたいと思って貰えるものにする必要がある」と述べ、雨宮さんはインターネットの歴史について「冷戦時、軍事攻撃を受けても通信網がシャットアウトされないように考案されたのがインターネットの発祥といわれている。日本国内においてもWindows95が発表されたころから本格的に普及し始めた。現在では幾多もの企業がホームページを作成し情報を公開しており、情報の外部発信の重要性が日に日に増してきている」と語りました。
 また加藤さんは「不特定多数の売り手と買い手の間でネット取引は行われているが、ネット取引だけで企業活動を維持するのは非常に困難であり、やはり原点である対面での取引を根底に据えることが重要だ」と述べました。

 

           【小針土建の斉藤さん】

 

           【雨宮印刷の雨宮さん】

 

           【和光の加藤さん】

釧路支部、生き残り戦略を学ぶ


 同友会釧路支部(横地敏光支部長462社)は9月18日、「我が社の生き残り戦略を語る」と題して9月例会を開き、釧路支部会員の綜合設備代表取締役の亀岡孝さんと、釧路オートリサイクル代表取締役の松本裕之さんが報告しました。

 設備業を営む亀岡さんは、自治体の入札制度が指名競争から公募型一般競争入札制度に移行している現状や、新規住宅着工件数が激減している様を指摘しました。そして「経営者から仕事を与えられるの待つのではなく、自ら仕事を作り出せるような社員を増やさなければならない」と、何事にも挑戦する社内体制の構築を急いでいることを述べました。

 釧路オートリサイクルの松本さんは、太平洋炭鉱から釧路コールマインに親会社が変遷を辿っている現状に触れ、その流れの中で車のリサイクル事業に進出した狙いを語りました。「リサイクル業者の数が、自動車リサイクル法が施行される前より半減した。台数をこなさなければ利益が出ない構造に業界がなってきた」と、月産処理能力500台の最新の設備を梃子に、マーケット占有率を伸ばす意気込みを語りました。

 釧路支部は会員企業の戦略から学ぶ例会を定期的に開催しています。

▼綜合設備の亀岡さん


 

▼釧路オートリサイクルの松本さん

 

第15回根室さんままつり、北の味覚を味わう


恒例となった第15回根室さんま祭り(同友会根室支部実行委員会加盟)が9月15日、16日に根室港特設会場で開催されました。生憎の天候にもかかわらず大勢の来場者が詰めかけ、無料配布されたさんまを炭火焼きコーナーで焼いてこの時期の旬の味を楽しむとともに、過ぎ行く季節を惜しむようにイベントを満喫していました。 

 根室ではいよいよ本格的な収穫の秋を迎えます。

 

 

 

 

地域力発見講座、高専の小田島氏が釧路の文学作品を語る


 同友会釧路支部共育委員会(太田勉委員長)は14日に地域力発見講座第2講を開講し、『釧路を描いた文学作品から』と題して釧路高専で日本文学を研究している小田島本有氏が講演しました。地域力とはその地域が持つ自然、産物、文化、歴史などの総合力のことを指しますが、同友会ではシリーズ化し釧路に潜在している地域力にスポットを当て学びを深めております。
 小田島氏は石川啄木・更科源蔵・武田泰淳・原田康子にスポットを当て「地域に更なる愛着を持つためにはまずその地域の特徴や個性を知ることが重要だ。釧路を描いた作品は道東の厳しい自然環境について描写されている一方で、原田康子の『挽歌』に代表されるように美しい霧の街という印象を強く残している。ただ、現実には当時の面影は皆無に等しく『挽歌』の世界からの脱却が必要となるだろう」と述べました。

 

 

★地域力発見講座は全3講のシリーズです★

【地域力発見講座第3講】

テーマ:財政 『釧路を夕張にさせないために』
講 師:釧路公立大学 講師 下山 朗氏

◆日時:9月21日(金) 18:00〜19:30
◆場所:まなぼっと601号室

帯広支部幹事長、中小企業振興基本条例制定の方途を語る


 南しれとこ支部(端賢二支部長126社)は12日、帯広支部幹事長の岩橋浩氏を講師に迎えて9月例会を開きました。同友会は地方自治体に中小企業振興基本条例の制定を求める運動を進めていますが、帯広支部の運動が奏功して今年の4月1日に全道の自治体に先がけて「帯広市中小企業振興基本条例」が制定されました。 

 岩橋氏は講演の中で、国の中小企業に対する認識が大きく変化している現状に触れ「前近代的で、社会的に好ましくない存在として国家は中小企業を見ていた。しかし今では活力ある中小企業が増えることが日本経済の再生につながると認識を一変させた」と1999年の中小企業基本法の改定によって国の中小企業政策が大きく転換していることを指摘しました。
 
 さらに、国家の財政危機によって地方交付税が激減している現状に触れ「これからの地方自治体経営は、自らメニューを作らなければならない時代になった。中小企業は大企業と違って景気が悪くなったからといって地域から撤退することが出来ない。中小企業が活力を増すことによって税収、雇用、消費が好転する。地域の浮沈は中小企業の隆盛に委ねられている」と述べ、条例を制定して中小企業政策を地方自治体の基本戦略に組み込むべきと語りました。

 同友会南しれとこ支部は商工会と合同で条例の制定を中標津町に働きかけています。

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帯広市中小企業振興基本条例

帯広・十勝は、民間開拓団の入植以来、先人たちの弛まぬ努力によって、農業及び関連する幅広い産業が発展を遂げてきました。
今日でも、農業を基盤として、食品加工や農業機械など関連産業が発達しているほか、消費・サービス、運輸・流通など幅広い産業が展開しており、帯広市は、広く十勝の産業と関連性を深めながら、十勝の産業や生活を支える中心都市として発展してきています。 
本市産業を支える中小企業は、地域資源が持つ価値を限りなく発揮させ、雇用を確保・拡大し、市民所得の向上をもたらすなど、帯広・十勝の地域経済の振興・活性化を図る極めて重要な担い手であります。
地域産業の発展に重要な地位を占める中小企業の振興が、帯広・十勝の発展に欠かせないものであることの理解を地域で共有し、関係者の協働で地域経済の振興を図ることにより、もって地域の発展に資するためこの条例を制定します。

(目的)
第1条 この条例は、地域産業の発展に果たす中小企業の役割の重要性にかんがみ、帯広市の中小企業振興に関して基本的な事項を定めることにより、その基盤の強化及び健全な発展を促進し、もって産業及び地域社会の発展に寄与することを目的とする。
(定義)
第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号の定めるところによる。
(1) 中小企業者 中小企業基本法(昭和38年法律第154号)第2条第1項各号に定めるものをいう。
(2) 中小企業者等 中小企業者、事業協同組合、事業協同小組合、協同組合連合会、企業組合、商工組合、商工組合連合会、商店街振興組合、商店街振興連合会その他市長が適当と認めた中小企業団体をいう。
 
(中小企業振興の基本的方向)
第3条 この条例の目的を達成するため、市及び中小企業者等が協働して中小企業の振興を図る基本的方向は、次のとおりとする。
(1) 帯広・十勝の地域資源を活用する起業・創業及び新技術・新事業開発の支援
(2) 技術・技能の向上をはじめとする人材の育成及び担い手づくりの促進
(3) 経営基盤の強化
(4) 産業基盤の整備
(5) 中小企業者の組織化の促進及び中小企業団体の育成
(市長の責務)
第4条 市長は、前条の規定に基づき、地域の中小企業関係団体と密接に連携し、中小企業振興のための指針を定めるものとする。
2 市長は、国、北海道その他の公的団体等と連携し、融資のあっせん、助成金の交付その他中小企業者等に対する支援等必要な施策を講じなければならない。
(中小企業者の役割と努力)
第5条 中小企業者は、自助の精神にのっとり経営基盤の改善・強化、従業員の福利向上に努めるとともに、地域環境との調和及び消費生活の安定・安全確保に十分に配慮し、地域経済の振興発展に貢献するものとする。
2 中小企業者は、それぞれの地域及び業種等を中心に組織化を図るとともに、中小企業者等による共同事業の実施、商店街組織への加入等相互に協力するよう努めるものとする。
(市民の理解と協力)
第6条 市民は、帯広・十勝の中小企業が地域経済の振興・発展及び市民生活の向上に果たす重要な役割を理解し、地域中小企業の育成・発展に協力するよう努めるものとする。
(委任規定)
第7条 この条例の施行について必要な事項は、別に定める。
附 則
(施行期日)
1 この条例は、平成19年4月1日から施行する。
(帯広市中小企業等振興条例の廃止)
2 帯広市中小企業等振興条例(昭和54年条例第26号)は、廃止する

 

釧路支部会員、乗山氏がIT戦略を語る


 釧路支部マルチメディア研究会(小川衛治会長)は9月12日に例会(北海道IT応援隊主催)を開催し、同友会釧路支部会員でファーストコンサルティングの乗山徹氏が「ITコーディネータを使った経営力アップ」と題して講演しました。
 乗山氏は「グローバル経済化は今やコスト削減としての手段から、顧客としてアジアの富裕層をも取り込む手法へと変わっている。重要なのは常に変化する外部の環境を正確に分析することと、自社において外部環境が変化したことに伴うIT化への改革の担い手がいるかどうかだ」と述べました。
 さらに「現実を輪切りにして分析を進め見えてきたものが自社の経営課題であり、外部環境の激変は企業経営にとって脅威であると同時に新しい事業機会も生み出すことにつながる。われわれは状況を正確に見極め、IT戦略を取り入れながら業務改善を図る必要がある」と強調しました。

 

地域力発見講座、釧路の街並みの変遷を学ぶ


  同友会釧路支部共育委員会(太田勉委員長)は7日に地域力発見講座第1講を開講し、『クスリから釧路へ』と題して釧路公立大学教授で日本史を研究している高嶋弘志氏が講演しました。地域力とはその地域が持つ自然、産物、文化、歴史などの総合力のことを指しますが、同友会は今後シリーズ化し釧路に潜在している地域力にスポットを当て学びを深めてまいります。
 高嶋氏は「明治以前、海岸に近い厚岸や広尾と同規模しかなかった釧路は明治以降急速に発展を遂げた。背景には北海道開拓の三要素である士族移民、屯田兵、囚人すべてが揃っていた。これは極めて珍しいことであった」と他地域にはない特徴を語りました。
 加えて同氏は「明治20年以降安田財閥による硫黄の大量生産に伴う鉄道の敷設や、旭川、函館との鉄道が全線開通し、釧路は交通の要衝としての地位を確立していった」とその歴史的背景を語りました。

 

 

 

 

★地域力発見講座は全3講のシリーズです★

【地域力発見講座第2講】

テーマ:文学 『釧路を描いた文学作品から』
講 師:釧路工業高等専門学校 教授 小田島 本有氏

◆日時:9月14日(金) 18:00〜19:30
◆場所:まなぼっと601号室

 

【地域力発見講座第3講】

テーマ:財政 『釧路を夕張にさせないために』
講 師:釧路公立大学 講師 下山 朗氏

◆日時:9月21日(金) 18:00〜19:30
◆場所:まなぼっと601号室

 

獏の会、ソメスサドルの取組みを学ぶ


 同友会南しれとこ支部獏の会(吉川睦之代表)は9月1日に例会を開催し、砂川市のソメスサドルを見学しました。
 ソメスサドルは国内唯一の馬具製品製造メーカーとして成長を続け、馬具製品製造の技術を活かしハンドメイドのバッグ製造も手がける道内の優良企業です。
 同社生産部の岸本氏は「デザインよりも革にこだわり続けて、革を選んでからデザインを決める。多品種少量生産を基本としてすべての工程をハンドメイドで造りこんでいる。近年はなめしの技術が進歩し、それによって革製品のやわらかさ、風合いに違いが出てくる」と語りました。また「今後は生産工程にCADを導入し生産することによって6000を超える品種に対応できるようにしていくが、現状と違う生産工程に対応できるように従業員全員の意識改革が必要になる」と述べました。

★ソメスサドルのホームページはこちら
 ↓ ↓
http://www.somes.co.jp/

 

 

 

             【ソメスサドルの岸本氏】

摩周地区会、大良氏が建設業界の現状を報告


 釧路支部摩周地区会(近藤明会長:20社)は23日に標茶町虹別で8月例会を開催し、大山産業の大良専務が建設業の現状について報告しました。

 大良氏は建設業者選びの注意点や建築工法の種類や特徴、メリットとデメリット等について最新の資料を用いながら報告。「一軒家を建てると26の専門業者が関わる。だから建設業は社会的に貢献している。最も重要なのは建築業者の選定。建てた後の長い付き合いを考えると、信頼できる地元の建築業者を選ぶことが大切」と強調しました。さらに「今後建築だけでなく多角経営を図りたい」と意欲を滲ませました。

 質疑応答では「どのように信頼できる業者を探せばよいのか」「機密性の高い家屋で通気性を高めるための工法は」などの質問が多く出て、活発な意見交換となりました。
                                (記録/撮影 摩周地区会幹事 藤原将男)

武田泰淳『ひかりごけ』誕生の舞台を訪ねる


 釧路支部幹部大学同窓会は26日に恒例の文学散歩を開催し、釧路高専の小田島教授の案内で、武田泰淳が書いた『ひかりごけ』の舞台の羅臼を訪れました。戦後の文学界で異彩を放っている武田泰淳は、道東を幾度も訪れて『ひかりごけ』 『森と湖のまつり』などの傑作を世に出しました。中でも、十五年戦争末期に知床半島で遭難した輸送船の食人事件を題材にした『ひかりごけ』は、国家が引き起こす戦争の実態や道徳の欺瞞性などを暴き、戦後文学の最高峰として評価が高い作品です。
 
 戦後、羅臼町のS青年が食人事件を書き記した郷土史を発行しました。その郷土史は数年して東京の古本屋に出回ります。それを武田泰淳が手にして『ひかりごけ』の着想を得ます。武田は羅臼を訪れてS青年と会って取材し、作品にも登場させます。そのS青年は後の羅臼町長を務める佐藤盛雄さんです。今回は今も元気に活躍されている佐藤さんを羅臼で囲んで『ひかりごけ』誕生のいきさつを学びました。

  「当時は若気の至りで食人事件を郷土史に書いてしまった。それが偶然大作家の手に渡り『ひかりごけ』になった。資料収集も完全でないのに食人という重い内容を発表してしまい、当時は複雑な心境だった」と佐藤さんは語りました。

 幹部大学同窓会は、釧根に縁のある文学の地を今後も訪れて学びを深めていく予定です。

▼羅臼のひかりごけ

▼羅臼の昆布漁

▼羅臼岳

▼S青年として『ひかりごけ』に登場する佐藤氏

▼羅臼町公民館で佐藤さんを囲む

▼輸送船が難破した海を望む参加者

 

 

根室支部でひまわり基金法律事務所の米村氏が講演


 同友会根室支部(福井富士雄支部長68社)は23日に8月例会を開催し、『根室の相談事例から見る企業の注意点』と題して根室ひまわり基金法律事務所の米村哲生弁護士が講演しました。
 米村氏は平成19年3月より根室ひまわり基金法律事務所に勤務しています。同氏は「根室において、地域性からかクレジットやサラ金といった金銭が絡んだ相談業務が近年増加傾向にある。また、会社法が変わり中小企業の多くは株式譲渡制限会社に該当することになり、発行する全部の株式について、その譲渡には会社の承認が必要であること定款に定めなければならない」と注意を促しました。

 

釧路支部、5Sへの取組みを学ぶ


 同友会釧路支部(横地敏光支部長463社)は24日に昼食会を開催し、トーワの水口専務が自社の5S向上プロジェクトへの取組みについて報告しました。
 釧路支部では社内における最低限の規律を発掘しようと5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)向上プロジェクトを展開しております。トーワは第2回同プロジェクトで優良企業に選定されています。水口氏は「自分たちではきれいだと思っていても外部から見たときにどのように映っているのか、また、社員の5Sに対する意識はどれくらいなのかを確認しようと思ったのがプロジェクトに参加しようと思ったきっかけだ」と語りました。
 また実際の取組みについて同氏は「自分が直接指示するのではなく、社員個々に問題点を改善してもらおうと考えてプロジェクトメンバーを選定し取り組んだ。結果的に社内美化につながったのはもちろんのこと、社員の自主性の高まり、リーダーシップの発揮、また優良企業に選定されたことが社員の自信にもつながった」とその成果を強調しました。
 さらに「プロジェクトは現在も自主的に展開している。今後は今回の活動をさらに拡大し、業務の面、営業の面に展開していきたい。社員が指示命令で動くのではなく一人ひとりが自ら考えた仕事をし、皆で経営に参加できる企業をめざす」と今後の抱負を力強く述べました。

 

 

 

釧路支部、鮭の軟骨を用いた応用ビジネスを学ぶ


 同友会釧路支部(横地敏光支部長463社)は21日に8月例会を開催し、『鮭の骨から化粧品ができた』と題して、バイオマテックジャパンの工藤義昭社長が、釧路におけるプロテオグリカン応用ビジネスの可能性について講演しました。
 工藤氏は釧路工業技術センターと共同で、国内唯一の技術を駆使して鮭の軟骨から抽出したプロテオグリカンの研究をしています。同氏は「人間が生きていくために必要な細胞の活性化を促すための物質がプロテオグリカンだ。技術の改良により安全で安価に同物質を抽出できるようになり、保水機能を備えた化粧品をはじめ、将来的にはサプリメントや抗がん剤としての活用が期待されている」と述べました。
 さらに「抽出した同物質は醤油、ソース等に添加することにより簡単に摂取することが可能だ。釧路は農・水産物が比較的入ってきやすい環境にあり多大なビジネスチャンスがあると感じている。ここに居を構える企業として、プロテオグリカンを有効活用し地域に貢献できるオンリーワン企業になるように研究を重ねていきたい」と今後の抱負について語りました。

 

★バイオマテックジャパンのホームページはこちら
  ↓   ↓
http://www.biomatecjapan.com

 

 

 

 

 

 

真夏の十六番倉庫、ノイズ倶楽部の歌声響く


 釧路支部(横地敏光支部長:463社)は8月10日に釧路市内の十六番倉庫でビアパーティを開催し、約300名の会員が音楽と地ビールを堪能しました。

 釧路支部の音楽愛好家のグループで結成されているノイズ倶楽部は総会や新年会で演奏してきましたが、本格的な演奏会は今回が初めてです。しかし、毎晩遅くまで練習した成果を発揮しようと渾身の演奏が二時間繰り広げられ、満員の聴衆から大きな拍手が沸き起こりました。リーダーの福井克美さんは「皆さんが喜んでくれて練習してきた甲斐があった。これからも音楽性を磨いてレベルを上げていきたい」と今後の活動に意欲を滲ませています。

 今年度に入会した新会員の紹介もあり、460社目のサンエス電気通信の尾野さんが、新会員を代表して挨拶しました。

▼新会員の皆さん

▼十六番倉庫

▼藤平実行委員長

▼ノイズ倶楽部の皆さん

▼中井さん

▼ケーナを演奏する木嶋さん

▼ 中川さん(左)と水口さん

▼樋江井さん(左)と福井さん

▼大道さん

▼林田さん

▼お疲れ様でした

釧路支部460社達成、新会員を歓迎するビアパーティの準備進む


 釧路支部は7月31日に釧路管内法人組織率10%にあたる460社会員を達成しました。横地敏光支部長が4年前の就任時に掲げた目標でしたが、歴代の組織委員長が先頭に立って着実に会員を増強してきました。

 今年度の組織委員長の大久保さんは「同友会は自分自身の生き方を考える機会を提供できる。また、自分自身が成長することの喜びを感じることができる場だ。地域経済の活性化には中小企業のエネルギーが必要だ」と語っています。

 またプロジェクト本部長として最前線で活動してきた亀岡副支部長は「今回460社を達成したが、これはゴールではなく本当のスタートに立ったということ。同友会の活動にゴールはなく、新しい発見・驚き・感動を与え続けることのできる同友会をつくりたい」と今後の抱負を述べました。

 新会員を歓迎する8月10日のビアパーティに向けて、会員バンドの「ノイズ倶楽部」が練習に励んでいます。チケット(1000円)は事務局で取り扱っています。

▼460社目の会員、サンエス電気通信の尾野専務

▼新会員を歓迎するビアパーティの練習に励むノイズ倶楽部

労使見解を報告、南しれとこ支部青山氏


 南しれとこ支部(端賢二支部長:114社)は7月例会を7月25日に開催し、青山商会社長の青山隆志さんが同友会の労使見解について報告しました。社長になったばかりの青山さんは「最近は経営者の孤独と責任を痛感している。同友会の『労使関係の見解』は経営者と社員の理想的な関わり方を示しているのでこれを目標としたい」と語りました。さらに「労働者は企業内においては契約に基づいて経営者に労働力を提供している。その代償として経営者は賃金を払っている。ここで大事なことは労働者の全人格を束縛してはならないことだ」と強調し、『労使見解』に述べられている対等な労使関係について言及しました。

 『中小企業における労使関係の見解』は1975年に発行されて、全国の会員の間で読まれている同友会の”古典”です。同書は事務局で取り扱っています。一冊300円。

 ▼ 『労使関係の見解』

 

ジャガイモ、順調に生育。幹部大学同窓会畑。


 同友会釧路支部幹部大学同窓会(大島尚久会長)が作付している、阿寒休養村のジャガイモが順調に育っています。農園長の石川さんの協力を得ながら、ジャガイモ、スイカ、トウモロコシを作付し、同窓会会員一同秋の収穫を待ち望んでいます。幹部大学同窓会は10月6日に十六番倉庫で「大収穫祭」を開催し、収穫した農作物を会員の皆様にも提供する予定です。

 

▼管理を依頼している石川さん

▼トウモロコシ

 

大道氏、「安全へのこだわり」を語る


   同友会釧路支部(横地敏光支部長454社)は24日に7月昼食会を開催し、『安全にこだわって33年』と題してマル道セフティサービスの大道博文社長が報告しました。
 同社は昭和47年創業。開発建設部や製紙、建設、設備業界など官民を問わず幅広い顧客をもち、地域に根付いて35年になる企業です。
 大道氏は「昭和34年の伊勢湾台風で体験した高潮や家屋の倒壊は、幼少の私が安全に対する意識をもつきっかけになった」と語り、「あると思うな『親と金』、ないと思うな『運と災難』を忘れずに経営してきた。何より33年間釧路で続けてこられたのもお客様あってのものだ。これからも常に地域にあてにされる企業づくりに励みたい」と抱負を述べました。

 

 

根室支部、地域医療の現状を学ぶ


同友会根室支部(福井富士雄支部長68社)は7月23日に支部7月例会を開催し、『私たちを取り巻く医療・福祉の環境変化と健康管理』と題して根室共立病院の杉木博幸院長が講演しました。

 杉木氏は「日々の生活習慣を変えることが健康維持するには必要なことだ。飲酒、喫煙などを控えることが成人病予防につながる」と語りました。 

 また同氏は今後の地域医療のあり方について「地域医療を取り巻く環境は厳しい状況であることに変わりはない。根室単独で可能なことを考えるのではなく、他の地域との連携の上でできることを模索していくことが今後の地域医療の目指すべき方向なのではないか」との見解を示しました。