同友会釧路支部共育委員会(太田勉委員長)は14日に地域力発見講座第2講を開講し、『釧路を描いた文学作品から』と題して釧路高専で日本文学を研究している小田島本有氏が講演しました。地域力とはその地域が持つ自然、産物、文化、歴史などの総合力のことを指しますが、同友会ではシリーズ化し釧路に潜在している地域力にスポットを当て学びを深めております。
小田島氏は石川啄木・更科源蔵・武田泰淳・原田康子にスポットを当て「地域に更なる愛着を持つためにはまずその地域の特徴や個性を知ることが重要だ。釧路を描いた作品は道東の厳しい自然環境について描写されている一方で、原田康子の『挽歌』に代表されるように美しい霧の街という印象を強く残している。ただ、現実には当時の面影は皆無に等しく『挽歌』の世界からの脱却が必要となるだろう」と述べました。
★地域力発見講座は全3講のシリーズです★
【地域力発見講座第3講】
テーマ:財政 『釧路を夕張にさせないために』
講 師:釧路公立大学 講師 下山 朗氏
◆日時:9月21日(金) 18:00〜19:30
◆場所:まなぼっと601号室