一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

釧根経営セミナー、宮崎同友会の内田氏講演


 同友会釧根三支部(釧路・南しれとこ・根室)は22日、第三回釧根経営セミナーを根室市内で開き、宮崎県同友会の内田五郎氏(ゴローズ・プロダクツ社長)が『社員の人生に責任を持つ経営』と題して講演しました。

 内田氏は宮崎県同友会相談役と中同協障害者問題委員長を務め、県内で9店舗を展開する菓子店を経営しています。同友会の共同求人活動と通じて、社員を採用するということは経営者がその社員の一生に責任を負う重大な行為だと学びます。同社は100人の社員のうち5名の障害者が勤めていますが、「障害者も健常者も賃金に差はない。障害者の助成金も貰っていない。年功序列型の賃金体系を維持している。賃金に差をつけると障害者の誇りに傷を負わせることになる」と語りました。

 さらに同社には県内の僻地の子弟を意識的に採用する「僻地採用枠」があります。「地域の雇用を守ることが企業の重大な使命だ」と語る内田氏は、人と企業と地域の関り合いに言及しながら、「企業とはなんのために存在するか」という根源的な問いを会場に投げかけました。

*同社のホームページ http://www.goros.co.jp/

▼宮崎県同友会の内田氏

▼歓迎の挨拶を述べる福井根室支部長

▼根室に集まった三支部の会員

 

 

別海地区会、会員40名で発会


 同友会南しれとこ支部(端賢二支部長:129社)は17日、別海町内で別海地区会発会式を開き、来賓や会員など80名が参加して新しい地区会の船出を祝いました。

 南しれとこ支部の別海町ではここ数年会員が増加し、地区会結成に向けて機運が盛り上がっていました。今年の支部総会で別海地区会の発会を決議し、現地の準備委員会では「40社会員で発会しよう」と準備を進めてきました。

 発会式には支庁長や町長、議長などが参加し、地元小学生のマーチングバンドや太鼓の演奏の中で盛大に発会しました。初代地区会長に選ばれた寺井範男氏は就任の挨拶に立ち、「同友会三つの目的に沿って創造的に運動を展開したい。そして、自主・民主・連帯の同友会の精神を地域社会に拡げたい」と決意を述べました。さらに寺井氏は、「別海町に早急に中小企業振興基本条例を制定するように働きかけたい」と語りました。

 当日出席した来賓と選出された地区幹事は下記の方々です。

【別海地区会幹事:敬称略】

1.地区会長    寺井建設(株)     寺井範男
2.地区副会長  みどり建工(株)   山崎宏
3. ?        (株)イソジェック  磯田忠雄
4. ?        (株)別海       篠田巌
5.地区幹事長  富田屋(株)      山口寿
6.地区副幹事長  近藤建設(株)   近藤孝広
7.地区幹事  (有)中山農場      中山勝志
8.  ?   伊藤牧場          伊藤敏彦
9.  ?   (株)丸イ佐藤海産     伊勢徹
10. ?   高砂電機(株)        加藤正治

【来賓とお客様:敬称略】

1来賓  北海道根室支庁    支庁長   石井 直志
2 来賓  別海町          町長     水沼 猛 
3 来賓  別海町議会       議長     渡辺 政吉
4 来賓  別海農業協同組合  参事     吉田 達夫
5 来賓  中春別農業協同組合 専務理事  丹羽 善實
6 来賓  西春別農業協同組合  参事    粥川 一芳
7 来賓  別海漁業協同組合   専務理事  立澤 静夫
8 来賓  別海町商工会      会長     橋本 淳一
9 来賓  別海町建設業協会   会長     高玉 政行
10 来賓 別海町森林組合     参与    島崎  裕  
11 来賓 大地みらい信用金庫別海支店  支店長  村上 健明
12 札幌 北海道中小企業家同友会     代表理事 本郷 利武
13 札幌 北海道中小企業家同友会     理事    風間 満
14 札幌 北海道中小企業家同友会      札幌支部 幹事 原田 敏光
15 札幌 北海道中小企業家同友会     事務局長  佐藤 紀雄
16 釧路 北海道中小企業家同友会 釧路支部 支部長 横地 敏光
17 根室 北海道中小企業家同友会 根室支部 支部長 福井 富士雄

 

▼発会式に集う会員と来賓

▼別海中央小学校のマーチングバンドで開会

▼端南しれとこ支部支部長

▼石井根室支庁長

▼水沼別海町長

▼本郷同友会代表理事

▼橋本別海町商工会長

▼高玉別海町建設業協会会長

 

▼寺井別海地区会会長

▼山口別海地区会幹事長

▼菊池南しれとこ支部副支部長

▼壇上で紹介される別海地区会幹事

▼別海和太鼓大地人

▼別海町歌を斉唱するバニージャックス

▼懇親会司会の森川氏

▼ケーナを演奏する会員の木嶋氏

 

山高会、5Sを考える


同友会根室支部山高会(小林悟代表)は15日に例会を開き、釧路支部会員であるトーワの水口専務が5S向上プロジェクトへの取組みについて報告しました。
 同友会釧路支部では社内における最低限の規律を発掘しようと5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)向上プロジェクトを展開しています。同社は第2回同プロジェクトで優良企業に選定されています。
 水口氏は5S向上プロジェクトに参加したきっかけについて「自分たちではきれいだと思っていても客観的に見てどのように映っているのか、また、自社の社員の5Sに対する意識はどれくらいなのかを確認するためだ」と語りました。
 また実際の取組みについて同氏は「自分が直接指示するのではなく、プロジェクトメンバーを選び社員に問題点を改善してもらおうと考えた。結果的に社内美化につながったのはもちろんのこと、社員の自主性の高まり、リーダーシップの発揮、また優良企業に選定されたことが社員の自信になった」とプロジェクトの成果を強調しました。
 さらに「今後は5S活動をさらに拡大し、日常業務や営業など幅広く展開していきたい。指示命令で社員を動かすよりも5S向上プロジェクトで発揮した社員の自主性を認め、全員が企業経営に参画する企業を目指したい」と5S向上プロジェクトから得た成果を経営に生かす構えを示しました。

 

摩周地区会、渡辺体験牧場を訪れる


 釧路支部摩周地区会(近藤明会長・20社)は15日、摩周湖の麓で体験型の牧場を経営している渡辺体験牧場を訪れ、社長の講演を聞きました。

 渡辺体験牧場は年間3万人の観光客が訪れる道東を代表する体験牧場です。「現地の生活に直接触れことが観光では大事。人間的な会話を観光客は求めている」と語る渡辺さんは45歳の乳牛110頭を飼う酪農家です。19年前に父親から経営委譲された時に、農協組合長や改良普及員を講師に据えた「摩周酪農体験ゼミナール」を開講し、観光型酪農経営に踏み込みました。今日では酪農教育ファームに認証されて、都会の修学旅行生や家族連れが訪れています。乳搾り体験、トラクターに乗って牧場巡り、バター作り体験などきめ細かなメニューを揃えています。

 「牧場では化学肥料や農薬を一切使っていない。その方が匂いも少なく、糞の分解も早い。牛も健康、家族も元気、お客様も笑顔が我が社の合言葉だ」と語りました。

*渡辺体験牧場 http://www5.ocn.ne.jp/~wataiken/

▼渡辺社長

▼D型ハウスを改造した店内

釧路支部、北海道新聞新工場を見学


 釧路支部企画委員会は15日、会員の北海道新聞釧路工場を見学しました。このほど完成した工場は、一分間に2400部の新聞を印刷できる高性能の機械が設置され、1日9万部の新聞を釧根地域に配達しています。専用回線で札幌の本社から釧路工場に送られてきた原稿は、わずか20分で印刷を終えて配送トラックに積み込まれていました。同工場の見学は事前に申し込むと可能です。

▼自動化されて運ばれる新聞ロール

経営基礎講座、事業計画を考える


 同友会釧路支部共育・求人委員会(太田勉委員長)は9日に第2回経営基礎講座を開き、『最適な事業計画の立案について』と題してラコンテの松井智聖氏が講演しました。
 松井氏は「事業計画の策定は自社が一体どういう状況に置かれているのかを分析し、その結果出てきた課題を、いつまでに、どうやって改善していくのかを考えることが前段となる」と語りました。
 また同氏は「事業計画の有無が業績に与える影響は大きい。事業計画を作るときに経営者・幹部の思い込みや経験則に基づいてつくるものであればつくる必要がない。一度遠目から自社を見てほしい。客観的に見た自社の実情を知り、出てきた課題、自社の良い点悪い点に関して冷静になって分析することによって、今後向かっていくべき方向が見えてくるはずだ」と強調しました。

 

☆経営基礎講座は全3講のシリーズ企画です。
 
第3回経営基礎講座(労務管理編)
■日時:12月6日(木)
■場所:まなぼっと 602号室
■講師:安田経営労務管理事務所 所長 安田 正二氏

 

釧根三支部青年部合同例会開催


 11月2日、同友会釧根三支部青年部合同例会が釧路支部みけた会設営のもと釧路キャッスルホテルで開かれ、『選ばれる人材になるための挑戦』と題してエルム楽器釧路支店の佐藤圭介さんが報告しました。佐藤さんは釧路・根室管内で唯一のコンサートチューナーとして活躍中です。
 佐藤さんは「調律は決して特殊なスキルではない。20代前半までに専門的な訓練を身につければ誰でも出来るようになる。ただ他の演奏者と違ってピアニストは楽器を選ぶことが出来ない。ピアニストにとって調律師は非常に重要なポストを担っている」と語りました。
 加えて佐藤さんは「常にプロ意識を持つことが重要。調律は自分の為ではなくお客様やピアニストの為にやるものだ。素晴らしい調律師はたくさんいるが、刻一刻と変わる技術と時代にいち早く対応できる調律師になりたい」と今後の抱負を述べました。
 
 グループ討論では「どうしたら選ばれるのだろうか」というテーマで活発な討論がなされました。

★釧根三支部青年部では若手経営者の入会をお待ちしております。

 


           【開会挨拶をする、みけた会高橋会長】

 

 
                 【報告者の佐藤さん】

 


                  【グループ討論】

 


             【札幌支部未知の会 小山内さん】

 


              【獏の会副代表 加藤さん】

 


              【山高会代表 小林さん】

 

 

須藤氏、南しれとこ支部例会で共育実践を語る


 南しれとこ支部(端賢二支部長・126社)は29日、釧路で鍼灸院とアロマテラピーを経営している、あんずカンパニー社長の須藤隆昭氏を講師に迎えて10月例会を開きました。

 須藤氏は起業してからの経験から、「社員は給料や待遇だけが良くても動かないのではないか。企業が自らの成長の場となり、働く仲間やお客さんに喜んでもらう体験を重ねることによって人はやる気を出す」と述べました。さらに、「優秀な人材が集まらないと愚痴をこぼしたくなるが、社長の器量に応じた人しか入社してこないと認識すべきだ。自分の成長が止まったときには社員も伸びなくなることを経験的に解かった」と指摘しました。

 新店舗を建設して更なる飛躍を目指す須藤氏は、「経営者も社員も夢を持ち、燃えて感動し、共に笑いながら会社をつくっていきたい。オーケストラではなく、演奏家が感応しあうジャズのような組織が理想だ」と語りました。 あんずカンパニーHP http://anzu946.com/

▼あんずカンパニーの須藤社長

▼自社の診療風景を説明する

釧路支部、裁判員制度を考える


 同友会釧路支部(横地敏光支部長)は26日に例会を開き、「裁判員制度にどう対処するか」と題して釧路地方検察庁の福岡文恵検事が報告しました。
 福岡氏は「裁判員制度は平成21年5月までに施行され、市民から選ばれた裁判員が裁判官と共に裁判を行う制度で、国民の司法参加によりみなさんが持つ日常感覚や常識といったものを裁判に反映すること、裁判時間を短縮することが目的だ」と制度の概要を報告しました。  
 参加者からは「裁判員制度の施行により、法律知識のないものが選ばれると裁判に要する時間が逆に伸びるのではないか」「判決後に裁判員がトラブルに巻き込まれることはないと言い切れるのか」「在日外国人に資格がないのはなぜか」「面接によって裁判員を選ぶのは、裁判官の恣意的な選定を招く可能性があるのではないか」などの疑問が多数出されました。

 

釧路支部みけた会、釧路オートリサイクルの取組みを学ぶ


 同友会釧路支部みけた会(高橋歩会長)は例会を開き、釧路支部会員の釧路オートリサイクルを見学しました。同社は釧路コールマインの新事業分野の一事業として設立され、最新鋭の技術を駆使して月に500台の自動車解体・自動車中古パーツの輸出を展開する地元企業です。
 松本氏は「同業者の数が、自動車リサイクル法が施行される前より半減した。リサイクル業界は処理台数をこなさなければ利益が出ない構造になってきた」と業界を取り巻く現状を語りました。

 参加者はエアバックの破砕、自動車解体の一連の流れを見学しました。

 

 

 

釧路支部三地区会が一堂に会す


 同友会釧路支部は24日に釧路支部三地区会合同例会を白糠町で開き、白糠地区会、厚岸地区会、、摩周地区会会員が一堂に会しました。また『地域資源を活かした食と食材のまちづくりへの挑戦』と題して棚野孝夫白糠町町長が記念講演に立ちました。
 棚野氏は「行政・経済を取り巻く環境は非常に厳しい。国や道も苦しい。しかし、立ち止まらずに果敢に挑戦しつづけることが重要だ。行政の役割は環境づくりだ。白糠町では1次産業重視、健康重視、教育重視の3本柱を訴え続け、その3本柱すべてに食と食材を融合させてきた」と現在の鍛高ラムネをはじめ、多くの大ヒット商品の誕生の背景を語りました。
 つづけて同氏は「われわれに必要なのは原点回帰。一次産業あっての釧路管内だということを再認識しなければならない。自然資源を存分に活かし、管内町村がお互いに広域連携し地元で生産・加工・販売まで手がけることによりブランド化することができる。1次産業の発展が地域発展の活力になるのは間違いない」と強調しました。

                           【開会挨拶に立つ横地支部長】

                                 【棚野白糠町長】

 

 

エゾ鹿猟解禁、ディアハンターツアー好調にスタート


 10月25日にエゾ鹿猟が解禁になり、同友会釧路支部が商品化した「ディアハンターツアー」に首都圏からのハンターが参加してスポーツハンティングを堪能しています。

 東北海道には30万頭を超えるエゾ鹿が生息し、農業や交通に多大な被害を与えています。行政は個体数を5万頭まで削減するために様々な施策を講じていますが、エゾ鹿と住民との共存のためには適正な狩猟が欠かせません。しかし、地元のハンターは高齢化が進み、エゾ鹿の繁殖に狩猟が追いつかないのが現状です。そこで、同友会釧路支部は全国のハンターにエゾ鹿狩猟を呼びかけるツアーを昨年から企画しています。ガイドは白糠町で酪農業を営む同友会会員の松野さんです。

 首都圏で会社を経営している参加者は、「初日から7頭を仕留めることができて満足だ。積雪期にもう一度来たい」と語っていました。エゾ鹿猟は2月29日までできます。

 ツアー申込サイト
http://portal.doyu-kai.net/modules/eguide/event.php?eid=171

 

▼ガイドの松野さん

▼ガイドの松野氏の工房でエゾ鹿を解体する

 

苫小牧道研開催、会員430名が集う


 北海道中小企業家同友会は「第26回全道経営者共育研究集会」を苫小牧で10月19日と20日の両日に開き、全道各支部から集まった420名の会員が12の分科会に分かれて学びを深めました。釧根三支部からは32名が参加しました。

 全道の各支部を毎年順番に巡って開催している「道研」。今年は苫小牧支部が1年前から準備を重ねてきました。今回の特色は12の分科会のうち半分の6分科会が工場や農場を見学する移動分科会だったことです。トヨタの工場、白老和牛の農場、苫小牧港の洋上見学などが組まれました。

 記念講演は、夏の高校野球で二年連続優勝を果たした駒澤大学苫小牧高校野球部の香田前監督が講演に立ちました。地区予選を敗退するような普通の野球部を、全国屈指の強豪チームに育て上げた香田氏の手腕は高く評価されています。「悔しい思いを上昇へのバネに変えてきた。そして高い目標を掲げて必ず達成するという気概をチーム内につくった」と成功へ過程を香田氏は語りました。

 来年の道研はオホーツク支部で開催します。

▼記念講演に立つ駒澤大学苫小牧高校の香田誉士史氏

▼全道から集まった420名の参加者

▼第4分科会は白老和牛の生産農場を見学

 

 

菅原氏、自らの事業継承を語る


 釧路支部は昼食会を17日に開き、菅原塗料の菅原宏樹さんが「私を成長させてくれた経営者達」と題して報告しました。
 
 菅原さんは先代の経営者が7年前に亡くなり事業を引き継ぎました。「葬式の準備をしながら仕入先への支払いや法務局の名義変更などに追われて父の死を悲しむ余裕がなかった」と語り、事業継承には周到な準備が必要なことを指摘しました。さらに経営者になってから入会した同友会について触れ、「入会してすぐに幹部大学に入学して、経済学、歴史、文学や哲学を学び、根源的な分野の学習が経営と深く結びついていることを学んだ。さらに経営指針づくり研究会に参加して自社の経営理念を作成した。これらの活動を通して知り合った多くの会員経営者が私の宝物だ。彼らは私に刺激を与えてくれた」と会員との繋がりを糧にして経営に臨んでいる現状を述べました。
 
 同友会釧路支部は会員の経営体験を報告する昼食会を毎月開催しています。

▼報告する菅原さん(右)

収穫祭でジャズを聴く


 釧路支部幹部大学同窓会(大島尚久会長)は6日、十六番倉庫で第三回収穫祭を開き、阿寒の農園で育てた野菜を材料にしたマクロビオテック料理を味わいました。
 幹部大学同窓会は農作業に実際に関わりながら食の問題について考えようと、三年前から農作物を育てています。今年は、ジャガイモ、大根、スイカ、トウモロコシを約200キログラム収穫しました。今回はさらに音楽イベントとして、世界的に有名なジャズピアニストの辛島文雄氏を東京から招き、深い精神性を湛えたジャズの調べに参加者は酔いしれました。

 

▼ジャズピアニスト辛島文雄氏

▼辛島文雄ニュートリオ

▼辛島文雄ニュートリオ

▼実行委員の皆さん

▼マクロビ料理を作った新村さん

▼農園でつくった無農薬野菜からマクロビオテック料理が誕生

第一回経営基礎講座、コーチングを学ぶ


  同友会釧路支部共育・求人委員会(太田勉委員長)は10月5日に第1回経営基礎講座を開き、『人間尊重のコミュニケーション〜コーチングを職場に』と題して、釧路支部会員でもあるコムの小川氏が講演しました。
 小川氏は「コーチングとは部下の中にある無限の可能性を引き出し、自発的な行動をさせ、夢や目標達成を助けるための会話能力だ。あくまでも部下の持っている可能性を引き出すものであり、部下自身に考えさせることが必要だ。部下は自ら考え行動することにより、自主性と自己責任感、さらには目標達成時には達成感が生まれてくる」とコーチングの概要を述べました。
 さらに同氏は「コーチングの基本的な考えとして、上司と部下は目標達成に向け共に成長していくための平等なパートナー同士であるということだ。われわれ経営者には部下が話しやすい環境をつくり、相手の話をさえぎることなく最後までじっくり聴く能力が求められている」と強調しました。

 

★今後のシリーズ企画

第2回経営基礎講座(経理実務編)
■日時:11月8日(木)
■場所:まなぼっと602号室
■講師:(株)ラコンテ 代表取締役 松井 智聖氏

第3回経営基礎講座(労務管理編)
■日時:12月6日(木)
■場所:まなぼっと602号室
■講師:安田経営労務管理事務所 所長 安田 正二氏

あゆみの会、廃棄物処理の現状を学ぶ


 同友会釧路支部あゆみの会(伊藤美知子会長)は28日に例会を開催し、釧路市高山の釧路広域連合清掃工場を見学しました。

 釧路広域連合の佐々木さんは「ゴミの処理は市町村の責任の下で処理されてきた。しかし、近年ゴミの種類が多様化し、各市町村の小規模な処理施設ではにおいや害虫の発生など地域住民の生活に多大な影響を及ぼすとして、国や道の指導の下で平成18年4月より大規模なゴミ処理場を広域で管理運営することになった。この施設では最新鋭の排ガス処理設備により公害防止を徹底している上に、ゴミに含まれる鉄やアルミを回収し金属資源として再利用できる状態にするなど、資源物の有効活用に力を注いでいる」と語りました。

 

仲間を増やして更なる前進を、新会員を歓迎する夕べ


 同友会釧路支部(横地敏光支部長)は27日に新会員を歓迎する夕べを開き、4月以降に入会した新会員が一堂に会しました。

 大久保組織委員長の開会挨拶の後、横地支部長が歓迎の挨拶に立ちました。「亀岡10%プロジェクト本部長と大久保組織委員長が先頭になって会員拡大が進み、7月31日に釧路管内法人組織率10%にあたる念願の460社会員を達成することができた。組織の勢いは会員数によって計られる。新しい仲間が増えると同友会運動はますます活発になる。大いに学びあっていこう」と述べました。

 オリエンテーションでは石森幹事長と森川企画副委員長が講演。石森氏は「私の同友会への入会は帝国データバンクの会議情報を見たことがきっかけ。銀行員にも強く勧められた。入会してからは同友会の求人活動を通して有能な人材を採用することができた。まさに自社の経営と同友会運動は深く結びついている」と語りました。

 森川氏は同友会の理念と歴史について解説しました。「同友会は東京で1957年に70名の会員で産声をあげた。先人たちが掲げた同友会理念は次の三つだ。?よい会社をつくろう、よい経営者になろう、よい経営環境をつくろう?自主・民主・連帯の精神?国民や地域と共に歩む中小企業を目指す。以上の同友会の理念は現在も私たちの中に脈々と流れている。いま同友会が提唱している中小企業憲章制定運動は、半世紀前の中小企業家の高い志を受け継ぐ歴史的な意義がある」と強調しました。
 
 その後の懇親会では和やかな雰囲気の中で新会員を囲んで歓談しました。釧路支部は意欲的な経営者に入会を呼びかけています。

*森川氏が作成した「同友会運動の歴史と理念」はここからダウンロードできます。

http://portal.doyu-kai.net/uploads/files/doyukairekisi.ver3.1.pdf

                   【開会挨拶をする大久保組織委員長】

 

                   【歓迎の言葉を述べる横地支部長】

 

                【同友会を活かした経営を語る石森幹事長】

 

              【同友会の歴史と理念を語る森川企画副委員長】

 

 

 

 

                        

地域力発見講座で釧路公立大学の下山氏が報告


 同友会釧路支部共育求人委員会(太田勉委員長)は21日に地域力発見講座第3講を開催し、『釧路を夕張にさせないために』と題して釧路公立大学で財政学を研究している下山朗氏が報告しました。
 夕張市は赤字額が財政規模の20%を超え、2007年3月6日に財政再建団体認定を受けました。報告の中で下山氏は夕張市の財政破綻について「かつて炭鉱の街として栄えた夕張は、炭鉱閉山に伴う人口減少により産業構造と行財政構造が劇的に変化してきた。観光・リゾート開発に伴う負担費用の増大、不適切な会計構造、地方交付税の縮小・廃止が行われたことが引き金となった」と語りました。
 さらに下山氏は夕張の情勢を踏まえ、釧路市は財政規模も大きく比較的安定しているとしたものの「釧路市においても病院、下水道、魚揚場事業で赤字体質にあり、いつ夕張と同じ事態になってもおかしくはない。われわれは、サービスのランニングコストを意識し、常に会計情報には透明性をもたせることを市や議会に要求していかなければならない」と強調しました。

 

★下山氏の報告レジュメはこちらからダウンロードできます
 ↓ ↓
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=108

 

 

釧路支部みけた会、身近な税を学ぶ


 2代目経営者で構成されている同友会釧路支部みけた会(高橋歩会長)は20日に例会を開催し、メンバーで池田経営サービスの林田敬二氏が『身近な税と経営のおもしろ話』と題して講演しました。
 林田氏は「会社を経営するにあたり、税金は切っても切れないものだ。経営者として脱税が違法行為であることは間違いない。われわれは自分自らだけでなく、自社で働く社員に対しても注意を促すよう努めなければならない」と述べました。
 また同氏は会社が長期安定経営するために「まず第一にコンプライアンス重視の経営をし、われわれ経営者は会社を持っているという意識から会社を管理しているのだという意識を持つことが重要だ。さらに、何よりも社会のために会社が存在しているのだという自覚が必要だ」と強調しました。

 

 


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