釧路支部摩周地区会(近藤明会長・20社)は15日、摩周湖の麓で体験型の牧場を経営している渡辺体験牧場を訪れ、社長の講演を聞きました。
渡辺体験牧場は年間3万人の観光客が訪れる道東を代表する体験牧場です。「現地の生活に直接触れことが観光では大事。人間的な会話を観光客は求めている」と語る渡辺さんは45歳の乳牛110頭を飼う酪農家です。19年前に父親から経営委譲された時に、農協組合長や改良普及員を講師に据えた「摩周酪農体験ゼミナール」を開講し、観光型酪農経営に踏み込みました。今日では酪農教育ファームに認証されて、都会の修学旅行生や家族連れが訪れています。乳搾り体験、トラクターに乗って牧場巡り、バター作り体験などきめ細かなメニューを揃えています。
「牧場では化学肥料や農薬を一切使っていない。その方が匂いも少なく、糞の分解も早い。牛も健康、家族も元気、お客様も笑顔が我が社の合言葉だ」と語りました。
*渡辺体験牧場 http://www5.ocn.ne.jp/~wataiken/
▼渡辺社長
▼D型ハウスを改造した店内