同友会釧路支部共育求人委員会(太田勉委員長)は21日に地域力発見講座第3講を開催し、『釧路を夕張にさせないために』と題して釧路公立大学で財政学を研究している下山朗氏が報告しました。
夕張市は赤字額が財政規模の20%を超え、2007年3月6日に財政再建団体認定を受けました。報告の中で下山氏は夕張市の財政破綻について「かつて炭鉱の街として栄えた夕張は、炭鉱閉山に伴う人口減少により産業構造と行財政構造が劇的に変化してきた。観光・リゾート開発に伴う負担費用の増大、不適切な会計構造、地方交付税の縮小・廃止が行われたことが引き金となった」と語りました。
さらに下山氏は夕張の情勢を踏まえ、釧路市は財政規模も大きく比較的安定しているとしたものの「釧路市においても病院、下水道、魚揚場事業で赤字体質にあり、いつ夕張と同じ事態になってもおかしくはない。われわれは、サービスのランニングコストを意識し、常に会計情報には透明性をもたせることを市や議会に要求していかなければならない」と強調しました。
★下山氏の報告レジュメはこちらからダウンロードできます
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