同友会釧路支部(横地敏光支部長)は26日に例会を開き、「裁判員制度にどう対処するか」と題して釧路地方検察庁の福岡文恵検事が報告しました。
福岡氏は「裁判員制度は平成21年5月までに施行され、市民から選ばれた裁判員が裁判官と共に裁判を行う制度で、国民の司法参加によりみなさんが持つ日常感覚や常識といったものを裁判に反映すること、裁判時間を短縮することが目的だ」と制度の概要を報告しました。
参加者からは「裁判員制度の施行により、法律知識のないものが選ばれると裁判に要する時間が逆に伸びるのではないか」「判決後に裁判員がトラブルに巻き込まれることはないと言い切れるのか」「在日外国人に資格がないのはなぜか」「面接によって裁判員を選ぶのは、裁判官の恣意的な選定を招く可能性があるのではないか」などの疑問が多数出されました。