一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

みんなの輪に誘い隊通信【第30号】


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みんなの輪に誘い隊通信【第30号】
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2009年1月7

北海道中小企業家同友会釧路支部
組織委員会グッドモーニングプロジェクト

【59人目】

食品の表示・検査用の機械の販売を行う北海道イシダ釧路支店の上月副支店長です。以前は全く別の業種の仕事に就いており、5年前から同社に勤務しています。「製造業から販売業まで、様々な企業に機械を販売しています。道内に幾つか支店がありますが、地域によって使われる機械も違います。国際基準も取得しており、困っているお客様をサポートしていきたい」と語ります。そんな上月さんの趣味はオフロードバイク。「1年くらい走っていませんが、起伏がある荒れた道を走破するのが醍醐味です。ただし普通のバイクとは比べ物にならないくらい体力を使います。各地の大会にも出場しています」バイクで鍛えた体で仕事に励む上月さんでした。【取材:事務局・菊池】

 

 

■北海道イシダ(株)釧路支店 副支店長 上月 智也さん

■所在地:釧路市若草町9−5

■業務内容:精密機械、計測・測量機卸売業

 

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【60人目】

「主に電気工事店や工場に電気資材を販売しています」と語るのはエミヤ釧路営業所の浅井所長です。「近年エコが流行しているので、当然扱う商品も変わってきています。ニーズに応えていくことが大事だと思います」と話します。入社して30年、常に前進を心がけて仕事に取り組んできた浅井さんですが、今年で定年を迎えます。定年後の予定について「今まで仕事に精力を注いできたので、旅行に行きたいです。それも北海道一周。北海道に住んでいても釧路以外の地域を見る機会があまりなかったので」と夢を語ります。忙しい中、仕事をしながら話しをしてくれました。ありがとうございました。【取材:事務局・菊池】

 

 

■(株)エミヤ釧路営業所 所長 浅井 正史さん

■所在地:釧路市川北町4−17

■業務内容:電設資材卸

 

 

会員企業の社員研修に幹事を派遣


 釧路支部会員のエルム楽器は社員研修会を7日に開催し、釧路支部幹事の須藤氏が講演しました。

 同社は定期的に研修会を開き、同友会の幹事が講師として派遣されています。須藤氏は自社の教育実践に触れながら、楽しく仕事をするための三つの要諦について語りました。

 「感謝と感動と笑顔が大切だ。人は仕事を通して周りに感謝されるために生れてきた。また大きな目標を共に達成することで感動が湧き上がる。そして笑顔に心がけてほしい」。さらに須藤氏は、「能力が高くても社員に情熱がなければ中小企業は前進しない」と強調しました。

 釧路支部幹事会は会員企業の社員研修会に積極的に講師を派遣しています。

 

大地みらい信金遠藤専務、経済情勢を語る


 南しれとこ支部別海地区会(寺井範男地区会長 52社)は年末例会を16日に開催し、大地みらい信金の遠藤修一専務が「昨今の経済情勢とこれからの企業経営」と題して講演しました。

 遠藤氏は世界を覆う金融危機について、「サブプライムやヘッジなどすべてが”虚”から出発している。誰がどのくらい損をしているか誰もわからない状態だが、時価会計でみると世界中で600兆円損失しているのではないか」と指摘し、時価会計ルールや自己資本比率規制などを緩和する緊急避難的な施策が講じられている背景について語りました。中小企業の対応策として「経営の根幹は自己資本比率を高めることだ。金融機関とは言いにくいことを言い合える関係を築いていただきたい。今日のようなデフレのほうが社員は育つ。質の高い人材の育成が急務だ」と述べました。

 

みんなの輪に誘い隊通信【第29号】


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みんなの輪に誘い隊通信【第29号】
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2008年12月22

北海道中小企業家同友会釧路支部
組織委員会グッドモーニングプロジェクト

【57人目】

「働き始めてからずっとこの会社です。33年になります」と話すのはサンエス電気通信の尾野専務です。幼い頃から電気に興味を持ち、同社に入社しました。そんな尾野さんは生まれも育ちも釧路市。今の釧路について「さみしくなった。特に北大通は人がいなくなって活気を失っている。それによって店もなくなり、より人が来なくなる。先日の同友会のセミナーで学生が話していたように、中心街に学校を作るなど、若い人の活動で活気がでると思います。今は厳しい話ばかりなので、元気にならなくてはいけません」と語ります。学生の時には柔道を10年間やっていたという尾野さん。今はゴルフを楽しんでいます。来年はゴルフ同好会に参加しませんか?【取材:事務局・菊池】

■サンエス電気通信(株) 専務取締役 尾野 淳司さん
■所在地:釧路市星ヶ浦大通1丁目7番1号
■業務内容:電気工事業

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【58人目】

クリスマスの飾り付けがされた全日空ホテルで、マーケティング部販売課支配人の薮さんにお話を伺いました。18歳でホテルに就職し、以来22年間ずっとホテルの仕事を続けてきた薮さん。「宿泊業を目指していたわけではありませんが、気が付くと22年やってきました。人と接するのが好きなので続いたのだと思います」と語ります。ずっと飲食部門を担当してきましたが、今年からホテル全般の営業と企画立案を受け持っているとのこと。「宿泊客が減少する中、独自のサービスが鍵になる」と話します。クリスマスが間近に迫っている中、力を入れているのがクリスマスケーキです。「売れ行きは好調です。毎年買ってくれるお客様も沢山います」。ホテル一筋にがんばる薮さんでした。【取材:事務局・菊池】

■釧路全日空ホテル マーケティング部販売課支配人 薮 享さん
■所在地:釧路市錦町3丁目7番地
■業務内容:宿泊・宴会・レストラン

 

中小企業実態調査を中間報告 釧路支部政策セミナー


 釧路支部政策委員会は12月18日に政策セミナーを開催し、釧路公立大学の下山准教授が釧根地域中小企業実態調査の中間報告を行いました。また同校の学生が釧路市中心市街地活性化について発表を行いました。

 同友会と釧路公立大学は今年10月から合同で釧根地域における中小企業の実態調査を進めてきました。同友会会員を対象とした今回のアンケート調査について下山准教授は「業種別の傾向を把握して正しい政策提言に結びつけていきたい」と本調査の意義を語りました。また分析結果について「過去3年間の売上高は良かったと回答した企業が多い反面、今後3年間は設備投資を控えるなど、業績の悪化を見通しとして持っているようだ。原油価格の高騰が影響していると思われる」とし、さらに多くの企業が今後3年間で借入れ残高が減少すると答えた事について「返済が進むというよりは、今後の借入れが困難になると考えているのでは」と報告しました。最後に同氏は「この調査結果はあくまで中間報告。まだデータが足りず誤差も考えられる。経営者の皆さんに改めてご協力をお願いし、引き続きアンケートの回収をしていきたい」と述べました。

 続いて釧路公立大学の学生グループが「釧路駅前地域衰退の要因分析と今後の発展可能性について」と題し発表を行いました。中心街衰退の原因について「地区人口の減少や大型店の進出、観光客の減少など、中心街に人が集まらず活気を失っている。活性化を望む様々な組織が連携して街づくりの効率化を図るべきだ」と強調しました。また「丸井今井跡に大学を誘致することで居住人口が増加し、学生を中心とした消費活動によって約8億円の経済効果が期待できる」と構想を述べました。

◆北海道新聞に記事が掲載されました。ご覧ください。
http://portal.doyu-kai.net/modules/news/article.php?storyid=496

◆こちらから資料をダウンロードできます。(PDFファイル)
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=147


【釧路公立大学の学生も発表】

みんなの輪に誘い隊通信【第28号】


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みんなの輪に誘い隊通信【第28号】
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2008年12月15

北海道中小企業家同友会釧路支部
組織委員会グッドモーニングプロジェクト

【55人目】

「同じ業種の会社同士協力して地元の仕事を守っていきたい」と話すのは中央防災システムの泰地社長です。同社は製品開発も手掛け、特許商品をメーカーに提案することもあります。また消防団に協力して消防活動にも携わっています。「情報発信をして防災意識を高め、災害のない街を作りたい。そのためにも法律や製品の勉強をして即座に対応できるようになることが大事だと思います」。年々消防出動の数は減ってきており、防災意識が少しずつ根付いてきていると泰地さん。現在力を入れている製品は酢を使った消火器。有害な薬品が入っていないので調理場などで重宝されると言います。また精密機械にも使える真水の消火器も取り扱っており、地域の安全のために日々仕事に精を出しています。【取材:事務局・菊池】

■中央防災システム(株) 代表取締役社長 泰地 浩幸さん
■所在地:釧路市緑ヶ岡1丁目20番3号
■業務内容:消防用設備設計・施行

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【56人目】

自動車整備・板金・販売等を手掛ける森江モーターの森江社長です。昭和41年の創業以来40年間、今の場所で営業をしています。森江さんは東京のディーラーで働いていましたが、20年ほど前に釧路に戻り、先代社長の後を継ぎました。「当時はまだ20代で、若い時に会社を継いだのが大変でした」と話します。2代目として忙しく仕事をしてきましたが、現在熱中している趣味があると言います。それはクレー射撃。7年前から始め、今では休みの度に射撃場に通っています。「銃の許可を取るのが難しいので日本ではあまり普及していませんが、とても面白いです」。各地で開催される大会にも出場しています。【取材:事務局・菊池】

■(有)森江モーター 代表取締役 森江 洋之さん
■所在地:釧路市鳥取大通5−16−20
■業務内容:自動車整備・販売

条例学習運動がスタート 釧路支部白糠地区会


 釧路支部白糠地区会(児玉勇地区会長)は10日に年末例会を開き、「住みよい街づくりを考える」と題して釧路支部政策委員長にの福井克美氏が講演しました。

 福井氏は「日本の企業の99%を中小企業が占めており、雇用の70%強を中小企業が担っているのが事実だ。しかし1999年の中小企業基本法改正に伴い、国の施策が大幅に変化した。同友会も地方自治体の政策決定に積極的に加わり、国の目を中小企業に向けさせなければならない。」とし、同友会が提唱する中小企業振興基本条例の重要性を説きました。

 加えて同氏は中小企業振興基本条例に盛り込むべき内容として、イ.前文や目的に基本理念を盛込む、ロ.中小企業振興の基本施策と基本方針を明確にする、ハ.首長の責務・中小企業の努力・大企業の努力・住民の協力を明記する、ニ.中小企業への影響を考慮した施策を講じる、ホ.同友会会員が参画する産業振興会議を設置することの明文化されることが重要とし、「圧倒的多数の人々が安心して暮らせる地域社会構築のために、条例がもたらす効果は非常に大きい。ぜひ白糠町でも同友会で大学習運動を展開し、条例を作って欲しい」と述べ、釧路管内全市町村で条例が制定されることを強く望みました。

  釧路市では同友会の力強い働きかけが奏功し、今年度内に条例が制定されることが確実になりました。条例の制定により自治体の中小企業政策は大きな変革を遂げることになるでしょう。

 

みんなの輪に誘い隊通信【第27号】


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みんなの輪に誘い隊通信【第27号】
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2008年12月8

北海道中小企業家同友会釧路支部
組織委員会グッドモーニングプロジェクト

【53人目】

建物の清掃管理を手掛けるクリーンメンテックは、以前は釧路空港専門でしたが、現在では様々な分野に進出しています。清掃業の他に、設備管理や保安管理、キャンプ場の管理も行っているそうです。「お客様が喜んでくれるのが私達の喜びです。『ありがとう』と言ってもらえたときは『やってて良かった』と思います」と語るのは高橋常務。特にキャンプ場の管理が面白く、やりがいがあると話します。「周りには何もないところですが、それだけに大自然を感じることができ、お客様にも満足してもらえています。他にも火葬場や霊園の管理をしていますが、とても緊張します。滞りなく儀式を終えられるよう手配するプレッシャーを感じます」。毎日幅広い仕事をしている高橋さんでした。【取材:事務局・菊池】

■クリーンメンテック(株) 常務取締役 高橋 堂夫さん
■所在地:釧路市末広町2−6−1 イーストウィンビル6階
■業務内容:ビルメンテナンス

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【54人目】

「塗れるものは何でも塗る」と話すのは一般塗装工事を手掛けるクラブ工芸社の菱川社長です。本州から釧路にやって来て先代から会社を継いで現在にいたります。「私が来た頃の釧路は漁業が盛んでとても盛り上がっていた。昔のようにもっと元気な釧路になってほしい」と語る菱川さん。さらに「同友会に入って異業種の経営者と出会い、みんなが自分を知ってくれるのはとてもいい事だと思います。とにかく出席していきたいと思っています」と話すのは専務の菱川裕一さん。同友会の青年部にも入会し、積極的に交流していきたいと話します。社長も「後継者に頑張って欲しい」と後継者育成に熱心に取り組んでいます。【取材:事務局・菊池】

■(有)クラブ工芸社 代表取締役 菱川 英彦さん
             専務取締役 菱川 裕一さん
■所在地:釧路市星ヶ浦5−6−8
■業務内容:一般塗装工事業

 

ダスキン釧路西支店を見学 釧路支部あゆみの会


 釧路支部あゆみの会(浅野葉子会長)は4日に例会を開き、ダスキン釧路西支店を訪問しました。例会では同社支店長の吉田一夫氏が上手な清掃の方法について講演しました。同社は個人向け、事業所向けのモップや化学雑巾の販売・レンタル、そして玄関マットやカーペットの洗浄サービスなどの清掃業務を手がける会社です。

 冒頭で吉田氏はダスキンの歴史について「創業者である鈴木清一氏が渡米した際にダストコントロール事業を知り、日本への導入を目指し創業に至った。当時から『祈りの経営』を掲げ、世界に喜びのタネをまくことがダスキンで働く者の使命だ。ダスキン釧路西支店が設立され12年目になるが、今振り返ってみても熱くこみ上げてくるものがある」と語りました。
 
 また、掃除のやり方について吉田氏は「一度にあれもこれもやろうと欲張りすぎると途中で投げ出す可能性が高い。短時間でもいいので毎日継続することが重要。また、洗剤は液性により様々な長所や短所があるので、使用する部位の材質等とよく照らし合わせて使用する必要がある」と述べました。 

★ダスキン釧路西支店のホームページはこちらです
http://www.duskin-kushiro.co.jp/

根室市に中小企業振興基本条例を


 根室支部(福井富士雄支部長)は3日に中小企業振興基本条例制定会議を開き、釧路支部政策委員長の福井克美氏(トーワ計装代表取締役)が講演しました。釧路市では同友会の力強い働きかけが実を結び、今年度中に同条例が制定される見込みとなりました。同氏は釧路市中小企業振興基本条例制定運動の中心となって活躍してきました。

 福井氏は釧路支部で展開してきた学習運動について触れ「中小企業振興基本条例に盛り込むべき内容として、イ.前文や目的に基本理念を盛込む、ロ.中小企業振興の基本施策と基本方針を明確にする、ハ.首長の責務・中小企業の努力・大企業の努力・住民の協力を明記する、ニ.中小企業への影響を考慮した施策を講じる、ホ.同友会会員が参画する産業振興会議を設置することが明文化されることが重要だ」と強調しました。

 さらに同氏は「地元の中小企業振興に全力を注いでくれる行政担当者を多く生み出し、産学官民地域が一体となり地域振興策を共に考え行動することが、地域と中小企業の振興に繋がるはずだ。」と述べ、根室市での中小企業振興基本条例制定に期待を寄せました。

 

労働関係の安定を 労務トラブル防止セミナー


 釧路支部共育求人委員会(須藤隆昭委員長)は2日に労務トラブル防止セミナーを開き、釧路支部会員で安田社会保険労務士事務所の安田正二特定社会保険労務士が講演しました。

 安田氏は、就業形態の多様化により労働契約の内容が複雑化していることに触れ、「各都道府県労働局の総合相談所寄せられた労働に関する相談件数が最近の5年間で1,6倍に増加し100万件に迫る勢いだ。このうち個別労働関係紛争に関する相談件数はこの5年でほぼ倍増している」とし、就業規則が作成がされていない、雇用の際に経営者側が労働者に労働条件を明示していない、あるいは嫌がらせなどが原因であるケースが多いとしました。

 さらに安田氏は「個別労働紛争解決や労働審判制度など、手続き面での整備は進んでいたが、民事的なルールをまとめた法律の整備はなく、昨年12月に労働契約法が制定され、基本的なルールがわかりやすい形で明らかにされた。今後、労使間の紛争が防止され、労働関係の安定化が期待されている」と述べました。

 

みんなの輪に誘い隊通信【第26号】


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みんなの輪に誘い隊通信【第26号】
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2008年12月1

北海道中小企業家同友会釧路支部
組織委員会グッドモーニングプロジェクト

【51人目】

田中さんは信金に勤めていた頃の趣味が高じて釧路市双葉町にゴルフ用品専門店を開店しました。お客さんとじっくり話し合って、その人にぴったりな道具、パーツを提案しています。「本当にその人に合った道具を使うことで弱点が修正されスコアも伸びる。もっとゴルフが楽しくなると思います」と話す田中さん。お客さんとゴルフについて何時間も話し合うこともあるそうです。「ゴルフ初心者の方にもわかりやすく丁寧に説明しています。お店はプレイヤーとの交流の場。会話の中から新しい情報を得ています」。もともと運動が好きで、昔はカーリングで全国3位になったこともあるとか。「ゴルフは広い年代の人がレベルに関係なく楽しめる生涯スポーツ。自然の中でプレイするので健康にもいい。それがゴルフの魅力だと思います」と仕事と趣味でゴルフを楽しんでいます。【取材:事務局・菊池】

■ベストスイング 代表 田中 裕治さん
■所在地:釧路市双葉町5−15
■業務内容:ゴルフ用品販売

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【52人目】

今年の3月に同友会に入会したパールクリーニングの佐藤さんです。同社では管内でも少ない布団・カーペット専用の工場を持っているそうです。「布団やカーペットのクリーニングには場所が必要ですから、場所の確保のために10年前に今の場所に移転してきました」と力を入れています。「家庭用洗濯機が進化してきているので需要は減っていますが、やはり専門家に頼んだ方が服の傷みが少なく仕上がります。ほとんどのものを洗うことができるので、とにかく何をどのように洗いたいか、要望を伝えることが大事です。諦めないで何でも相談してください」。2代目の社長として毎日忙しくがんばっています。【取材:事務局・菊池】

■(有)パールクリーニング 代表取締役 佐藤 隆紀さん
■所在地:釧路市鳥取南6丁目2番24号
■業務内容:クリーニング業

社員のやる気を引き出すために 釧根三支部青年部合同例会


 釧根三支部青年部が集い、互いの交流と学びを深めようと釧根三支部青年部合同例会が11月28日に根室市で開かれ、『社員のやる気を引き出すために』と題してはなまるの清水鉄志社長が記念講演に立ちました。同社は根室市に本社を構え、札幌市、中標津町に合わせて6店舗を展開し、道内屈指の人気を誇る「回転寿司花まる」の運営会社です。
 清水氏は昭和57年にパブスナックを創業。平成6年に花まる根室店を開店し同12年には札幌に進出。右肩上がりで成長を続けています。清水氏は「私にとって社員をどうやって育てるかは決して避けて通ることができない極めて大きな命題だ。会社を成長させるためには間違いなく社員の力が必要になる。重要なのは社員に商品を売ってこいと言う前に、我々経営者が現場を知り尽くし、売れる商品をつくり上げていなければならない」と話し、企業経営に対する思いを述べました。

 さらに同氏は会社の存在意義について「会社は地域のお客様のためであると同時に、全社員の幸せを創造するためにある。経営理念を高らかに宣言し、それに近づくように力を注ぐことが大事だ。まずは社員と一体感を持つために、情報を共有し、リーダー自らが従業員に歩み寄っていく必要がある。企業とそこで働く従業員の生活は直結していると伝えなければならない」と強調し、経営者のあるべき姿を述べるとともに、集まった青年経営者と幹部社員に対してエールを送りました。

 その後、懇親会では和やかな雰囲気の中で会員同士の交流を深めました。

★回転寿司花まるのホームページは下記からご覧ください
http://www.sushi-hanamaru.com/

 

【根室支部山高会代表世話人の小林悟氏】

 

【記念講演に立った はなまる清水鉄志氏】

返還に備えて世界遺産の拡張を 地域力発見講座第3講


 釧路支部は11月27日に地域力発見講座第3講を開催し、毎日新聞社報道部根室の本間浩昭氏が「近くて遠い北方四島」と題して講演しました。

 本間氏は「知床ではわずかしか見られない珍しい動物が北方四島には沢山いて、豊かな自然が残っていることがわかる。しかし近年ロシアは北方四島と千島列島の開発計画を進め、人口6000人の択捉島で約2500人の季節労働者が働いている。その背景にはプーチン前大統領が進めた安定化政策による潤沢な資金があり、9年間で約800億円の資金が投入される予定。貧しかった四島は今や特需に沸き、住民は定着しつつある。このままにしておくと貴重な自然環境が破壊される恐れがある」と述べました。

 さらに「知床が世界自然遺産に登録されたが、最終的には知床と北方四島、そしてその先にあるウルップ島までを一つにして登録し、陸は知床を、海は北方四島をまわるエコツアーを実現できれば日本とロシアの交流につながる。今は強硬に返還を求めて勝負をするよりも、将来の返還に備えて『世界自然遺産の拡張』を進めるべきだ。世論の喚起、両政府の話し合いなど課題はあるが、知恵を絞って解決の道筋を模索していこう」と強調しました。

【毎日新聞社報道部根室 記者 本間 浩昭氏】

異分野への挑戦を報告 釧路支部11月例会


 釧路支部は11月21日に例会を開き、釧路コールマインの菊地靖則常務と萬木建設の漆崎隆社長が「異分野事業」をテーマに報告しました。

 まず始めに菊地常務が報告し、「釧路コールマインは2002年に太平洋炭鉱の事業を引継ぎ誕生した。現在では採炭事業だけでなく研修事業で海外から多くの技術者を受け入れている」と説明しました。さらに新規事業について「粗大ゴミ処理センター、ゴミの収集運搬業務、釧路オートリサイクル、ゴミ焼却施設を既に事業化している。石炭資源は有限。炭鉱で働く技術者達の新しい職場として環境リサイクル事業が適している」と語りました。

 漆崎社長は農家に生まれて土木技術者となり、後に経営者となった経緯を語りました。「北海道は積雪寒冷地・凍上地域で建設業にとっては辛いハンデとなっている。夏であろうが冬であろうが安定した収入を得て本業を守るためには不動産業などの新規事業に参入する必要があった」と述べ、「新規事業を興すとそのための人材育成や顧客開拓、同業他社との戦いが起きてくるので簡単なことではない。しかし事業・企業の成功こそ中小企業家が社員と共に見る夢だと思う」と強調しました。

【釧路コールマイン(株) 常務執行役員次長 菊地 靖則氏】

【萬木建設(株) 代表取締役 漆崎 隆氏】

みんなの輪に誘い隊通信【第25号】


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みんなの輪に誘い隊通信【第25号】
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2008年11月25

北海道中小企業家同友会釧路支部
組織委員会グッドモーニングプロジェクト

【49人目】

昭和34年の創業以来、ビルやホテル、体育館などの建築を手掛けてきた小野垣組の小野垣常務にお話を伺いました。「道東はもとより、網走やウトロ方面など広い範囲で仕事をしています」と語ります。「悪天候でも夜中でも仕事はあります。辛いこともありますが、それでも事故がないように気をつけて、期間内に建物が建てば嬉しいです」。取材中にも小野垣さんの携帯電話には電話がひっきりなしにかかってきており、大変忙しい様子でした。休みの日は基本的に何もしないと話しますが、時間があれば日曜大工に精を出しているそうです。「建築の仕事をしていますから、木工から溶接までなんでもやります」と趣味でも建築一筋にがんばっています。【取材:事務局・菊池】

■(株)小野垣組 常務取締役 小野垣 進さん
■所在地:釧路市愛国3−2−8
■業務内容:建設業

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【50人目】

「釧路出身ではありませんが、ずっと釧路で暮らしてきて愛着があり、恩返しをしていきたい」と語るのは釧路管内唯一の中高一貫校である武修館高等学校の七五三木校長です。中学校と高等学校を併せた6年間という長い時間をかけることによって、より高い人間教育を行うことができると話します。「釧路から学力を求めて他地域に行ってしまう子ども達の受け皿になりたい。それが地域の活性化にも繋がると思っています。子どもが喜んで残る街づくりが大切なのではないでしょうか」と話す七五三木さんは、今でも田舎の小学校の先生を夢見ているそうです。休みの日でも必ず学校に顔を出し、高校生達の元気な挨拶が飛び交う校舎で毎日教育に力を注いでいます。【取材:事務局・菊池】

■武修館高等学校 校長 七五三木 正さん
■所在地:釧路市武佐5−9−1
■業務内容:中高一貫教育機関

10年後の人材育成を考える 根室支部


 根室支部(福井富士雄支部長)は17日に例会を開き、『10年後の人材をどう育てるか』と題して、根室カトリック幼稚園の阿部次郎理事園長が講演しました。
阿部氏は「企業は100年続いて初めて成功だと考えている。そのために人材を育てることが経営者にとってもっとも重要な課題の一つだ。やがて人材は『人財』になる。いかなる問題に直面しても、経営者は企業を継続させなければならない」と強調しました。

 さらに同氏は「経営者は従業員に必要な環境を作りあげなければならない。何よりもまず社員自らに考えさせ、様々な業務を体験させることだ。できないのはなぜか、成功したのはなぜかを自らの頭で考えさせることが重要だ。我々経営者は、社員から出てきた不安や問題を解決するために彼らの話によく耳を傾けることが重要だ」とし、たとえ社員がミスを犯しても次へ向かうためにフォローできるか否かがカギだとしました。

 

 

プロテオグリカンの効能を知る 釧路支部あゆみの会


釧路支部あゆみの会(浅野葉子会長)は14日に例会を開き、釧路支部会員でバイオマテックジャパンを見学しました。同社は、国内随一の技術を駆使して鮭の軟骨から抽出した『プロテオグリカン』の研究をしており、同物質は人工臓器素材、抗肥満食品、保湿効果の高い化粧品等への利用へ向けて研究が進められています。

 工藤社長は「プロテオグリカンはヒアルロン酸、コラーゲンとともに、年齢とともに減少する細胞の活性化のために重要な成分だ。現在プロテオグリカンの研究は進んでいるだけでも、保湿性の高い化粧品のほか、アレルギーやがん細胞の抑制、潰瘍性大腸炎の治癒効果をもたらすことが確認されている」とし、幅広い範囲で応用されているとしました。

 さらに同氏は「試作を重ねてやっと増産できる体制を整えた。多くの人にプロテオグリカンの効果を知ってもらい、皆が幸せに暮らせるように微力でもお手伝いしたい」と述べました。

★バイオマテックジャパンのホームページはこちらからご覧ください
http://www.biomatecjapan.com/

経営理念について報告 幹部大学同窓会例会


 釧路支部幹部大学同窓会は11月20日に例会を開き、(株)あんずカンパニーの松山優氏が「理念が浸透している会社としていない会社」と題して自らの体験を語りました。

 松山氏は高校時代に大手ファーストフード店のアルバイトを経験し、そこで初めて経営理念を知ります。「最初は実務が2時間で、あとの6時間は経営理念の勉強をした。当時は理念がどのようなものなのかわからなかったが、今は高校生のアルバイトにも理念を浸透させようとする姿勢に感心している。高校卒業後に就職した会社では社員に理念を全く教育していなかったため、改めてそのファーストフード店のすごさがわかった」と述べました。

 その後退社して鍼灸師になるために専門学校に入学し、いくつかのアルバイトを経験します。「どの職場も楽しかったが、理念がない会社では人間的成長を図ることができなかった。大企業が経営する店でも働いたが、大きな資金力があっても理念がなければ利益を得ることができないのだと感じた。これからも理念を大事にし、働く時間を充実させていきたい」と強調しました。

【(株)あんずカンパニー 副院長 松山 優氏】

 

廃棄物利用で自然を守ろう 地域力発見講座第2講


 釧路支部は11月19日に地域力発見講座の第2講を開催し、NPO法人トラストサルン釧路事務局長の杉沢拓男氏が講演しました。

 杉沢氏はトラストサルン釧路が進めているナショナルトラスト活動について「ナショナルトラストとは市民が自主的に自然や景観、歴史的建造物を募金などによって取得、管理保全していく運動。発祥の地イギリスではナショナルトラスト法が制定され市民の活動が保障されているが、日本では法整備が進んでおらず、半官半民の組織が多いのが特徴だ」と述べました。

 トラストサルンは主に釧路湿原周辺の山林の再生に取り組んでいます。「近くの山の森林が伐採されたことによって土砂が湿原に流れ込んで河口に堆積し、農地が冠水するなどの被害がでている。そこで本来ならゴミになってしまうような木材やチップ、麻袋を集めて斜面を補強する活動をしている。これらは土に返るので環境破壊の問題もない」と活動内容を説明しました。さらに「湿原周辺の森でドングリを集めて植林を行っているが、大きくて重いドングリだけ植えればいいというわけではない。植物にも遺伝子があり、様々な形のドングリを使用することであらゆる環境に対応できる森を作ることができる。現在では荒れてしまっている山を豊かな森林にしていきたい」と強調しました。

【NPO法人トラストサルン釧路 事務局長 杉沢 拓男氏】