一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

異分野への挑戦を報告 釧路支部11月例会


 釧路支部は11月21日に例会を開き、釧路コールマインの菊地靖則常務と萬木建設の漆崎隆社長が「異分野事業」をテーマに報告しました。

 まず始めに菊地常務が報告し、「釧路コールマインは2002年に太平洋炭鉱の事業を引継ぎ誕生した。現在では採炭事業だけでなく研修事業で海外から多くの技術者を受け入れている」と説明しました。さらに新規事業について「粗大ゴミ処理センター、ゴミの収集運搬業務、釧路オートリサイクル、ゴミ焼却施設を既に事業化している。石炭資源は有限。炭鉱で働く技術者達の新しい職場として環境リサイクル事業が適している」と語りました。

 漆崎社長は農家に生まれて土木技術者となり、後に経営者となった経緯を語りました。「北海道は積雪寒冷地・凍上地域で建設業にとっては辛いハンデとなっている。夏であろうが冬であろうが安定した収入を得て本業を守るためには不動産業などの新規事業に参入する必要があった」と述べ、「新規事業を興すとそのための人材育成や顧客開拓、同業他社との戦いが起きてくるので簡単なことではない。しかし事業・企業の成功こそ中小企業家が社員と共に見る夢だと思う」と強調しました。

【釧路コールマイン(株) 常務執行役員次長 菊地 靖則氏】

【萬木建設(株) 代表取締役 漆崎 隆氏】

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