根室支部(福井富士雄支部長)は3日に中小企業振興基本条例制定会議を開き、釧路支部政策委員長の福井克美氏(トーワ計装代表取締役)が講演しました。釧路市では同友会の力強い働きかけが実を結び、今年度中に同条例が制定される見込みとなりました。同氏は釧路市中小企業振興基本条例制定運動の中心となって活躍してきました。
福井氏は釧路支部で展開してきた学習運動について触れ「中小企業振興基本条例に盛り込むべき内容として、イ.前文や目的に基本理念を盛込む、ロ.中小企業振興の基本施策と基本方針を明確にする、ハ.首長の責務・中小企業の努力・大企業の努力・住民の協力を明記する、ニ.中小企業への影響を考慮した施策を講じる、ホ.同友会会員が参画する産業振興会議を設置することが明文化されることが重要だ」と強調しました。
さらに同氏は「地元の中小企業振興に全力を注いでくれる行政担当者を多く生み出し、産学官民地域が一体となり地域振興策を共に考え行動することが、地域と中小企業の振興に繋がるはずだ。」と述べ、根室市での中小企業振興基本条例制定に期待を寄せました。