釧路支部幹部大学同窓会は11月20日に例会を開き、(株)あんずカンパニーの松山優氏が「理念が浸透している会社としていない会社」と題して自らの体験を語りました。
松山氏は高校時代に大手ファーストフード店のアルバイトを経験し、そこで初めて経営理念を知ります。「最初は実務が2時間で、あとの6時間は経営理念の勉強をした。当時は理念がどのようなものなのかわからなかったが、今は高校生のアルバイトにも理念を浸透させようとする姿勢に感心している。高校卒業後に就職した会社では社員に理念を全く教育していなかったため、改めてそのファーストフード店のすごさがわかった」と述べました。
その後退社して鍼灸師になるために専門学校に入学し、いくつかのアルバイトを経験します。「どの職場も楽しかったが、理念がない会社では人間的成長を図ることができなかった。大企業が経営する店でも働いたが、大きな資金力があっても理念がなければ利益を得ることができないのだと感じた。これからも理念を大事にし、働く時間を充実させていきたい」と強調しました。
【(株)あんずカンパニー 副院長 松山 優氏】