一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

安心して暮らせる地域社会を 釧路支部6月例会


釧路支部は6月23日に例会を開き、福井克美政策委員長(トーワ計装)が中小企業振興基本条例について報告しました。

 福井氏は中小企業振興基本条例の必要性について語り「中小企業振興基本条例とは、首長が地方自治体の責任において中小企業振興策を最優先課題として進めていくことを宣言することです。地域にあった中小企業振興基本条例を制定し、人間らしく安心して暮らせる地域社会を目指したい」と強調しました。
 報告後参加者によるグループ討論が行われ、「条例制定後は行政・企業・市民のネットワークを作り、同じテーブルについて話し合いたい」「第一次産業、製造業の加工能力を向上させ、付加価値をつけて販売すべきだ」などの意見が交わされました。また最後に春光堂薬局の続木氏が発言し「グローバル経済の進展によって地方と中小企業が衰退してきている。条例を制定し地方経済を活性化させるべきだ」と述べました。

【報告をする福井氏】

プリザーブドフラワーを作成 釧路支部あゆみの会


 釧路支部あゆみの会(浅野葉子会長)は19日に例会を開き、市内でフラワーアレンジメントの講師をしている坂下恵子さんと渡邊クララさんをお招きし、プリザーブドフラワーを作成しました。

 プリザーブドフラワーとは最新の保存加工技術により、保存の仕方によっては花の色合い、形、柔らかさを永年保つことのできる新しいタイプのお花であり、軽くて扱いやすいのが特徴です。

 参加者は、手順に従ってそれぞれのイメージを膨らませながら作成しました。

 

 

健康に楽しく生きるために 南しれとこ支部6月例会


 同友会南しれとこ支部は6月20日に例会を開き、中標津こどもクリニックの栗山智之院長が経営者の健康管理について講演しました。

 栗山氏はメタボリック症候群について「メタボは生活習慣病の元です。脂肪が増えると身体に良くない分泌物が増えて、良い分泌物が減っていく。するとまた脂肪が増えて悪いスパイラルに陥り、結果脳卒中や脳梗塞を引き起こしてしまう。脳卒中などを回避するためにはまず運動をし、食事を調整して禁煙すること。それでもダメなら最後は薬でメタボとさよならしましょう」と語りました。
 またダイエットの方法について「食べないダイエットは絶対駄目。運動をしてしっかり食事をとることが重要です。少しずつでもいいので健康な身体にしていきましょう。子どもがスクスク育つためにも、大人が見本を見せなければいけません」と強調しました。

【中標津こどもクリニック 院長 栗山智之氏】

歴史を学び、企業経営に活かす 別海地区会例会


 南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長)は21日に例会を開き、「別海の歴史を学ぶ夕べ」と題して同地区会会員でイソジェックの磯田忠雄氏が報告しました。

 磯田氏は50年前の別海町の地図を用いて、製造、小売等各業種の変遷について触れ、「昭和8年に西別駅が開業してから町は急速に発展してきた。かつては事業主が現在よりも多く、今より盛んに経済活動が行われていた。我々が置かれている環境は必ずしもよくはないが、こういう時代だからこそ地域に根ざした中小企業家は古きを知り、今後の企業経営に役立てていかなければならない」と強調しました。

 例会後の懇親会では、別海町の歴史や町の変遷についての話題で語り合いました。

 

みんなの輪に誘い隊通信【第12号】


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みんなの輪に誘い隊通信【第12号】

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2008年6月20日

【発行】北海道中小企業家同友会釧路支部

組織委員会グッドモーニングプロジェクト

 

【23人目】

「歯科」と名のつく物は歯ブラシから数千万円もする機械まで取り扱っている、D.U.S.さんにお邪魔しました。なぜ「D.U.S.」という会社名なのでしょうか?「Dental Umekichi Suzukiの略です。創業者の名前ですね」と語る滝本さんは3代目の経営者です。お話によると、商品管理を大手運輸会社に委託しているのが特徴です。「コンピューター管理によってどこに何をどれだけ売ったか全て追跡できます。全面委託することで責任の所在が明確になります。お互い真剣な取り引きをすることでミスもほとんどなくなり、負担が軽減されました」。滝本さんは今年4月に入会されたばかりです。「例会には必ず出ますよ」。お待ちしております!(取材:組織委員 千田)

 

【滝本さん(左)と千田組織副委員長(右)】

 

■D.U.S.(株) 代表取締役 滝本好之さん

■所在地:釧路市昭和中央1丁目2番1号

■業務内容:歯科器械・材料・金属の販売

 

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【24人目】

自動車のリサイクル事業を手がけていらっしゃる、高橋商会さんです。工場内を案内していただきましたが、とにかく敷地が広い!そしてゴミ一つ落ちていません!「廃車を山積みにせず、敷地は全部舗装しています。業界のモデルになりたい」と語る高橋敏さんは先日釧路市と釧路町に釧路短大の学生さんとの共同で作成した環境問題に関する絵本を寄付したとのこと。「最近不法投棄が増えてきています。工場に見学にくる小学生に絵本を配り幼い頃から環境について勉強してもらいたい」。実際に工場内に省エネルギー型の電動機械を導入するなど、環境に配慮した事業を実践していらっしゃいます。お忙しい中優しくお話ししてくださった高橋さんに感謝!(取材:組織委員 千田)

 

【高橋さん(左)と千田組織副委員長(右)】

 

■(株)高橋商会 代表取締役 高橋 敏さん

■所在地:釧路郡釧路町若葉2−19

■業務内容:資源再生業

人との出会いが全て フロムサーティ前田氏が報告


  同友会釧路支部(亀岡孝支部長460社)は18日に昼食会を開き、フロムサーティの前田秀幸氏が報告しました。前田氏は釧路市内にフロムサーティ、バグスワルン、ラウンジレラの3店舗を展開しています。

 小学生の時に釧路に移ってきた前田氏は30歳の時に起業しました。「私にとって全てのチャンスは人との出会いから生じている。人と出会い自らが成長することにより、出会いが生んだチャンスを活かすことができた。今の会社と自分があるのは人との関わり合いがあってこそだ」と回顧し、様々な人との出会いが自らを大きく成長させてくれた要因になったと語りました。

 また同氏は「企業経営は必ずしも順風満帆ではない。様々な苦労をし、足を使い、汗をかく。社長は誰よりも一番の働き者でなければならない。そして『誠意』『謙虚さ』『初心』を忘れないことが肝要だ。釧路に恩返しができるような企業経営を目指す」と強調しました。

 

 

 

 

 

 

社員の意識の向上を みけた会例会


釧路支部みけた会は6月16日に例会を開き、(有)アチーブ取締役の藤田康弘氏が『パンとバスケとわたし』というテーマで講演しました。

藤田氏は自身の経歴を東京での修行時代、研究所での研究時代、独立して工場を営んでいた時代に分けて語りました。藤田氏は「実家であるアチーブに入社して首都圏とのギャップを感じた。職人のレベルアップのために意識を向上させる必要があった」と述べて、「パンの面白い所は一から作るところ。全国どこへいっても同じような材料で同じような技術を使っているが、できあがるものは違う。職人の技術・知識が重要だ」と強調しました。また趣味のバスケットボールについて「チーム全員が『練習して勝つ』という一つの目的のために頑張っている。仕事も同じで、従業員全員で同じ目標を目指してがんばりたい」と語りました。

講演後例会参加者によるグループ討論が行われ、「企業経営における変えるべきものと守るべきもの」というテーマで意見を交わしました。「サービスを向上させて付加価値をつけ、さらに維持していくことが大切だ」「会社を変えるためにはまず経営者が勉強して変わっていくべきだ」など、様々な意見が飛び交いました。

【講師の藤田氏】

みんなの輪に誘い隊通信【第11号】


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みんなの輪に誘い隊通信【第11号】

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2008年6月10日

【発行】北海道中小企業家同友会

釧路支部組織委員会

グッドモーニングプロジェクト

 

【21人目】

水道機器の製造販売を手がける富士計器さんにお邪魔しました。土中に埋まっている水道メーターを簡単に点検・交換できるようにした伸縮式のメーターボックスは釧根で100%のシェアを誇っています。また蝶々の形をした活水器は元々は通信販売でしたが、今では大手ハウスメーカーでも採用されています。「健康・社会福祉に関わる商品を作っていきたい」と語るのは営業推進本部の伊藤さん。製品を紹介していただきましたが、水に関わる商品の多様さに驚きました。「現状で満足してしまうとものづくりはできない。『活躍のステージは地球。毎日新しいことにチャレンジ!!』をキャッチフレーズに新しい商品開発を行っています」日々新しいことに挑戦しつづける伊藤さんはプライベートでは毎週3〜4冊小説を読む読書家です。「小説を読むことで色んな地域の事を知ることができます。小説が私の情報源です」豊富な情報と経験で生みだされる製品。次はどんな商品が登場するのでしょうか?(取材:事務局・菊池)

 

 

■富士計器(株) 営業推進本部課長 伊藤 彰芳さん

■所在地:釧路市星ヶ浦4−5−51

■業務内容:精密機械、計測・測量機

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【22人目】

防水・防蝕工事を主に手がけていらっしゃいます、レジテックの熊谷さんにお会いしました。熊谷さんは札幌の企業で技術を学び、地元である釧路に戻り会社を興しました。「この業種の業者が釧路には少なくて、発注は全部札幌にいってしまう。札幌で働いていた時はどの地方に行ってもよそ者。地元釧路で自分の信じることをやりたかった」そう語る熊谷さんの自慢は北海道でも数少ない設備とそれを使った完璧な工事。写真は塗床工事をする際、下地のコンクリートを調整する機械です。「『地元の企業』という看板を出して地元の工事の相談を受け、やっと地元の人間になれた。今はおかげさまで忙しく仕事をしています。考えを理解してくれる従業員にも恵まれている。地元の産業の発展のために自社の技術を使ってもらいたい」地元釧路への熱い思いが伝わってきました。ありがとうございました!(取材:事務局・菊池)

 

<塗床工事の際に使用する機材。北海道に数台しかないそうです

 

■(有)レジテック  代表取締役 熊谷 明男さん

■所在地:釧路市光陽町2−15

■業務内容:塗膜防水工事

テーブルマナーを身につけよう マナー講習会


  釧路支部共育求人委員会(須藤隆昭委員長)はマナー講習会を開き、第2講の今回は『テーブルマナーの基本を学ぶ』をテーマに、第1講に引き続き釧路支部会員でコムの小川睦子氏が講演しました。

 マナーの基本を知らなければ、会社全体の評価が下がります。「この人のマナーはどこかおかしい」と思われていても誰も指摘してくれないものです。講習会は挨拶や名刺交換などのビジネスマナーの基本を再確認することと、テーブルマナーの基本を習得し紳士淑女の出会いの円滑化を目的とし、2回にわたって開きました。

 小川氏は身振り手振りを交えて、テーブルマナーの基本について語り、「マナー習得の意義は究極的には相手に対する思いやりを持つということです。時代と共にある程度変化はあるものの、皆さんが気を悪くしないように気配りを忘れないようにしたいものです」と述べました。

 講習会は、一流シェフが調理した地場の食材をふんだんに使った料理を食しながら終始和やかな雰囲気のなか行われました。

 

 

マナーの基本を再点検 ビジネスマナー講習会


同友会釧路支部は6月4日にビジネスマナー講習会の第1講を開催し、(株)コムのキャリアカウンセラー小川睦子さんが講演しました。

小川さんは応対の心構えや身だしなみなど、社会人に要求される基本的なマナーについて語り、「100−1=0。これは100人のグループの中でひとりでもマナーが出来ていない人がいると、グループ全体が同じ評価を受けるという意味。皆さんもこのひとりにならないようにしてください」と述べました。実技指導では声の大きさやお辞儀の角度を繰り返し練習し、参加者は自分のパートナーと向かい合って「おはようございます!」と大きな声で挨拶をしました。名刺交換では様々な場面を想定し、状況に合わせた交換の仕方を学びました。小川さんは「人は第一印象を態度や声で判断する。第一印象は覆すのが難しいので、身だしなみは上品で清潔に、目をキラキラさせて、笑顔で応対することが重要だ」と強調しました。

【小川睦子氏】

全国の役員が札幌に集う 第10回中同協役員研修会


 第10回中同協役員研修会(中同協主催)が29日〜30日に札幌市で開かれ、全国から100名、釧根三支部からも4名の役員が参加し学びを深めました。

 中同協の歴史と理念について講演した中同協顧問の田山謙堂氏は、東京に日本中小企業家同友会が設立されてから運動が全国に波及したことについて触れ、「現在全国の同友に脈々と流れる『労使見解』は、我々の偉大な先駆者たちが成文化までに実に18年を費やした汗と涙の結晶だ。我々はしっかりと受継ぎ、同友会運動をより活発にし、声を出し地域に訴え続けなければならない」と述べました。

 また「同友会リーダーの使命、役割とは何か」と題して講演した鋤柄修中同協会長は、「同友会に入会し、すぐに経営指針の確立と社員と共に育つ社員教育の実践に着手した。労使間に問題のない企業はありえない。問題を発見し、解決に向けて邁進することが重要。我々はオーナーシップではなくリーダーシップを発揮しなければならない」と同友会リーダーのあるべき姿について強調しました。

 最後に中同協相談役幹事の赤石義博氏は「現代日本の中小企業の経営課題と同友会運動」と題して講演しました。赤石氏は今我々が抱えている問題には原因が必ず存在し、それを的確に読み取ることが重要だとし、「中小企業と同友会運動に対して、イ.全国全ての地域と全ての階層の繁栄と安定を確かにする真の日本経済再生取り組みつつ、ロ.全ての生命の母体である地球環境をつくり、ハ.資源の節約に取り組み、かつ国内食糧自給率の向上、ニ.世界の全ての人々の暮らしの継続的安定の実現への対処が時代の要請であると受け止めなければならない」と強調し、同友会運動がめざす企業づくり、社会づくりについて言及しました。

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投稿:『役員研修会に参加して』  釧路支部企画委員長 森川 浩一

 リラの花も香る、さわやかな札幌にて中同協役員研修会に参加して参りました。全国から集った役員が二日間にわたり、同友会運動の歴史、私たちの運動の中に流れる血、それから未来へ引き継いでいくものは何かというテーマで各テーブルで実践からの報告、お互いの批判からより優れた運動論への昇華という熱のこもった作業が行われました。
 
  講師陣は同友会運動の歴史の潮流にいる田山謙堂氏、また田山氏に心服し同友会運動を継承してきた赤石委義博氏、その赤石氏を17年間、学究し続けた現中同協会長鋤柄修氏という三人の話を聞いての討論でした。田山氏は同友会の運動の歴史、鋤柄氏は今回の中同協のEU視察にふれながら自社の創業と同友会との出会い。そして労使見解。赤石会長は田山氏と出会い、労使見解が誕生するまで、地域循環経済とおおざっぱにくくるとこのような内容でした。

  ここから私の感想ですが、今回の討論等通して感じたのは「同友会三つの目的」が会員の共通言語であることです。良い会社を作る、経営者になる、良い経営環境を作るということに立脚している同友会会員は初めて会う人であっても議論が早いし、それが同友会らしさであると痛切しました。そして労使見解です。旭川、札幌でも「労使見解」の勉強会が開催されています。今回の研修会では労使見解一辺倒といっても過言ではないと思います。時代は中小企業の時代となりつつあります。これは誤解を招く言い方です。正確にいうなら否応なしに中小企業家が立ち上がらなければならない時代に突入してきたということです。国規模の経済はまさに大量生産、大量廃棄、食料を効率の悪いエネルギーに変えるなどの常軌を逸しています。
 国外に目を向けた競争の時代は終わりにしなければなりません。国内で地域の人々人間らしく安心して暮らせる社会は中小企業の発展なくして実現できません。そういう時代の無意識の要請のなか中小企業は今舞台の中央に立たされているのです。中小企業振興基本条例制定を契機に、地域経済振興に我々ができることを本音で真剣に議論し、声を出し、訴えてなかればならない事を痛切に感じました。

             【田山謙堂中同協顧問】

 

              【鋤柄修中同協会長】

 

          【赤石義博中同協相談役幹事】

 

 

 

 

五十嵐氏、水口氏が会社づくりを報告 釧路支部例会


 釧路支部は5月28日に例会を開催し、(株)クリエイトスハニーの五十嵐新市氏と(株)藤プリントの水口吉朗氏が『10年後の会社を見据えた社内体制づくり』というテーマで報告しました。

 水口氏は札幌の印刷会社に勤務していた時の経験と釧路に戻ってきてからの状況を報告し、「現場に追われる毎日で社員教育に充分手がまわらなかった」と語りました。また経営理念について「経営理念の必要性を感じ作成したが、自分ひとりで作ったため充分に社内に定着しなかった」と反省点を述べました。「これからの10年は理念・情報を社員と共有し、社員が会社づくりに参加できるようにしていきたい」と語りました。

 後半は五十嵐氏が報告し、これまで実践してきた社員教育について語りました。「理容業はお客様と直に接する仕事、サービスの質が満足度につながる。技術も大切だが、一番勉強すべきことは人間性・人間力だ。人間力によって技術を使いこなし、サービスの向上につなげることができる」と強調しました。

報告終了後は各グループで討論が行われ、報告内容について意見が交わされました。

【報告をする水口氏(右)】

【五十嵐氏】

 

 

児玉地区会長 木材業界の現状を語る


 釧路支部白糠地区会(児玉勇会長)は27日に例会を開き、児玉木材工業の児玉勇氏が木材業界の現状について報告しました。
 平成19年度の新設住宅着工戸数は率にして前年度比15.1%の大幅な減少となっています。児玉氏は「ここ数年で市場は激変した。需要は全国的に国産材から輸入材へのシフトが急速に進んでいる。道内でもロシア産材へと移り変わっている。また、中国をはじめとする新興国の経済は活況を呈しているが、限りある資源の取り合いを招き、価格の高騰など構造的な問題を生み出している」と業界を取り巻く現状を分析しました。
 さらに同氏は「昨今は地震のニュースを見る毎に、日本の建築技術の素晴らしさを感じる。日本の木材の素晴らしさはあるのだがなかなか伝わりにくいのが現状だ。木材業界は他の産業との融合により良さを積極的にアピールしていく必要がある」と強調しました。

 

 

達古武で植樹 同友会が苗木を寄付


5月24日にNPO法人トラストサルン釧路による植林が達古武で行われ、荒廃した釧路湿原の丘陵地を再び森に戻そうと約50名の参加者が広葉樹の苗木を植えていきました。

 釧路支部は2000年10月から会員企業の古紙問屋さんの協力を得て「同友会オフィス古紙リサイクル運動」を展開しています。2007年度は55社で25トンの古紙を回収し、益金で購入したドングリの木250本をトラストサルン釧路に寄付しました。

【桜の苗木を記念植樹】

【目録を贈呈する小松事務局員(右)】

 

条例制定へ向けて各地で勉強会


 同友会根室支部は5月21日に中小企業振興基本条例制定会議を開き、同友会常任理事の西谷博明氏が講演しました。また翌日22日には釧路支部厚岸地区会、摩周地区会で条例制定会議が開かれ、西谷氏を囲んで勉強を進めました。

 西谷氏は「今は好景気だと言われているが、景気が良いのは輸出型大企業だけで中小企業は全く実感できずにいる。真の景気回復のためには中小企業が発展して町が活性化することが重要だ。振興基本条例は中小企業だけでなく、地域全体が活性化しうる公共性のあるもの。地域が条例の制定を求めている」と強調しました。

 その後の質疑応答ではそれぞれの支部・地区会の会員が地域にあった条例のあり方を討論しました。根室支部の福井支部長は「市の幹部と共に学習会を開催できたのは大きな前進だ。市、市民、商工会議所との連携を保ち、条例制定へ向けて取り組みたい」、また厚岸地区会の中村一明会長は「これからじっくり時間をかけて勉強し、厚岸にあった条例を作り上げていきたい」と語りました。また摩周地区会の近藤会長は「摩周の歴史、自然、地理、産業を学び、地域が持つ潜在的な力を認識して条例の制定に結びつけたい」と述べました。

【1支部、2地区会で講演した西谷常任理事】

みんなの輪に誘い隊通信【第10号】


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みんなの輪に誘い隊通信【第10号】
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北海道中小企業家同友会釧路支部組織委員会
グッドモーニングプロジェクト

【19人目】

 誘い隊通信史上初めての女性です!パンスタジオ・ヴォールさんにお邪魔しました。「お店にあるパンは全て無添加。入れなくてもいいものは入れていません」と語るのは、代表の齋藤さん。手作りパンの販売だけでなく、パンやお菓子などの教室も開いていらっしゃいます。取材に伺ったときもちょうど教室が終わった直後だったそうです。「子どもの食べるものに気をつけだしたのが手作りを始めたきっかけ」そんな齋藤さんのイチ押し商品はなんと30以上の種類がある食パンと天然酵母のパン。もちろん無添加で、市内だけでなく地方からも「食パンリピーター」がやってくるほど。また食物アレルギーを持つ人のために、その人の要望に合わせたパン作りもなさっています。「また来てくれる事がうれしい。顔も憶えられるし、次いつ来てくれるのかもわかるようになる。その人のお目当てのパンを用意しておくことができます」最後に会員の皆さんに一言お願いします。「一度食パンと天然酵母のパンを食べてみてください。夜の教室もやっていますよ!」(取材:事務局・菊池)

パンスタジオ ヴォール 代表 齊藤 姫美子さん 
所在地/釧路市治水町5−25
業務内容/パン製造販売
 
 

小川氏が会長再任 マルチメディア研究会総会


 釧路支部は5月17日(土)にマルチメディア研究会の総会を開催し、2008年度の活動方針、予算などが採択されました。会長には(株)おが和専務取締役である小川衛治氏、幹事長にはファーストコンサルティング(株)代表取締役の乗山徹氏がそれぞれ再任されました。

 

【マルチメディア研究会会長 小川 衛治氏】

 

海が羅臼の観光を支える 三浦観光協会事務局長講演


同友会南しれとこ支部(端賢二支部長・133社)は16日に例会を開き、羅臼観光協会事務局長の三浦里紗氏が羅臼町の観光の魅力について語りました。

三浦氏は27歳。羅臼町観光協会の事務局長公募に応募して一年前に採用され、羅臼町の魅力を売り出すために活躍しています。「羅臼の魅力は海だ。北方領土の間に横たわる海峡は、狭く、深く、海流が早く、海底の地形が複雑で美味しい魚が沢山獲れる」と豊饒な海が羅臼の観光の土台であることを指摘しました。

就任して間もなく実施した、「ウニ捕りツアー」「スーパー漁師の見学」などの体験型観光はキャンセル待ちになるほど好評でした。「目的はプログラムの開発ではない。地域に暮らす人々が魅力を語り続けることでビジネスとして継続する資金が生れる」と語り、さらに観光振興の要諦として「自分自身が現場で感動する。統括責任者を明確にする。評価を受ける環境の中で事業を組む。感動体験を共有することの四つが重要だ」と述べました。

*三浦氏のブログはここです
http://plaza.rakuten.co.jp/shiretokorausu/

▼羅臼町観光協会事務局長の三浦里紗氏

▼三浦氏と司会の中村氏

 

 

 

釧路支部の石森幹事長が白糠高校で講演


 同友会釧路支部(亀岡孝支部長460社)の石森将敬幹事長が17日、「進路を決定する上での心構え」と題して、白糠高校で講演しました。

 石森氏は今後就職・進学を迎える同校2年生83名に「社会に出るということは自分と違う人たちと手を取り合って皆が一致団結してひとつのものを作り上げていくことが”仕事をする”ということだ」と述べ、社会におけるチームワークの重要性を説きました。

 さらに同氏は「自らの目標を設定することでそれをクリアしようとする。やろうと思った瞬間にやれるようになる。思い描いてやれないことはない。あとは一歩前に踏み出すことができるかどうかだけだ」と強調しました。

南しれとこ支部貘の会、市街地調査プロジェクトスタート!


 南しれとこ支部貘の会は14日に例会を開き、年度活動計画を討議しました。今年度は中標津町の政治・経済・文化・風俗などの項目についてメンバーが調査し、毎月の例会で討論し、自社を取り巻いている環境について学びを深めることが決議されました。

 貘の会では昨年度の例会の企画として、会員企業のインタビューを行っていましたが、「もっとテーマを設けて調査をしたい」という会員の要望が多数あったことを受けての企画となります。会員からは「様々な分野について知り、企業を取り巻く環境を知ることは重要なことだ」との声がありました。

 同会では2年後の釧根三支部青年部交流会(貘の会設営)で一連の調査報告を行い、中標津町の魅力をPRします。