釧路支部(亀岡孝支部長)は支部12月例会を7日に開催し、南しれとこ支部の副支部長で、みどり建工の取締役経営企画室長の山崎宏氏が「社長の仕事は後継者づくり」をテーマに報告しました。
同友会の考え方を基礎にしながら、丁寧に事業承継に取り組んで来た山崎氏。別海地区会の「経営指針研究会」では、「人を生かす経営〜労使関係の見解〜」を学んだほか、ソフトを使った経営力診断や「企業変革推進プログラム」などを実践しました。経営指針を社員と共有するために、経営者の「本気」を伝え、社員の声を丹念に聞く事にも努めたそうです。「会社への不満などを言えてホッとしたのか、その後の会議は和やかに進むようになった」と述べました。
最後に山崎氏は「社長がどうしてもやらなければならないのは、社員に希望や生きがいを持って働いてもらい、次の人にタスキを渡すことです」と語りました。企業を長い間存続するためには、いかなる環境にも適応できる人間を育てなければなりません。若い社員にも積極的に発言してもらえる社風づくり、企業の問題点をしっかり議論をする雰囲気づくり、地域活動への参加の奨励などの取り組みにも触れました。
▼「次の人にタスキを渡すことが大事」と語る山崎氏