釧路支部(亀岡孝支部長)は24日に11月例会を開催しました。講師は釧路市役所総務部総務課防災危機管理担当主管の佐々木信裕氏が務め「津波に備える〜その時どうする、どこへ逃げる〜」と題し、釧路の災害史や津波が来襲した際の適切な避難方法について講演しました。
佐々木氏は「釧路市は毎年のように震度4以上の地震が発生しており、地震に対する十分な備えが必要だ。また、過去幾度となく陸上まで浸水する津波が発生しており、海や川の近くでは必ず避難が必要となる。この経験から、事前に自宅や会社の場所が、どのような災害リスクを背負っているか知っておくべきだ」と過去に発生した主な災害を例に挙げ、安全な避難方法を学ぶことの重要性を解説しました。また佐々木氏は「釧路市は全国的にも数少ない2m以上の津波を想定したハザードマップを作成している。万が一大津波警報が発動された際は、ハザードマップを活用して速やかに避難して欲しい」と釧路市の防災体制についても説明しました。
最後に、「釧路市は昔から様々な災害に見舞われてきた。今一度、自分が住んでいる地域の特性をよく確認し、いざという時は協力し、慌てずに落ち着いた避難を心がけてほしい」と参加者に強く訴えかけました。
▼防災について語る佐々木氏