一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

「お求めやすく」は正しい敬語? 釧路支部社員研修「話し方」講座


 釧路支部(亀岡孝支部長)は18日に「話し方」講座を開催し、会員企業の社員を中心に24名が受講しました。講師はNHK釧路放送局の中尾晃一郎氏が務め「相手に自分を正しく伝える方法」と題し、正しい敬語の使い方や電話対応について解説しました。
 
 中尾氏は「近頃の若い人を中心に、立場や状況に相応しくない間違った敬語の使い方をしているのが目に付く。また、普段から当たり前のように使用している言葉も、意図とは違った意味合いで相手に受け取られてしまうこともあるので注意が必要だ」と述べました。また中尾氏は「正しい敬語とは、相手を高めて敬意を表す『尊敬語』と、自分を低めて扱い、結果として相手を高める『謙譲語』を適切に使い分けること。敬語の失敗の大半は、尊敬語と謙譲語の誤った使い方によるものだ。行為の対象が自分か相手かによってそれぞれ注意深く使い分ける必要がある」と述べ、具体的な例や設問を交えながら解説しました。

 最後に、「敬語は気持ちが伴ってはじめて意味がある。まず相手を尊重する気持ちを持ち、それにふさわしい表現を発揮できるよう普段から心がけましょう」と参加者に訴えかけました。

▼気持ちを込めて言葉を伝える事が大切と語る中尾氏

▼中尾氏の解説に聞き入る参加者

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です