釧路支部幹部大学同窓会(岸本真希人会長)は28日に8月例会を開催しました。今回は阿寒湖畔の森林を管理する前田一歩園財団を見学した後に釧路短期大学の岡本准教授が講演しました。午後から北泉開発の養鹿場と加工場を見学しました。
前田一歩園財団ではエゾシカの生態やエゾシカを捕獲するに至った経緯について説明を受け、実際の生態捕獲の現場をスライドや見ながら学びました。その後、実際に使用される捕獲道具や餌となるビートパルプなどを説明を受けながら見学しました。
その後、釧路短大の岡本氏が講演し「現代の日本人は脂質や食塩などが過剰に摂取され、カルシウムや鉄分、食物繊維が不足している。低脂質で鉄が豊富に含まれるエゾシカ肉が食卓に上がれば、少なからずこの問題は解決される。特に鉄に関して女性は推定平均必要量すら満たせていない。貧血予備軍が多い女性は積極的に摂取してもらいたい」とエゾシカ肉の効用を説明しました。
午後からは北泉開発が管理する生け捕りにした野生のエゾシが成育する養鹿場と徹底した衛生管理がされている加工場を見学しました。
▼前田一歩園財団の事務所でエゾシカの生態を学ぶ参加者
▼捕獲に使用する餌などが入っている倉庫
▼北泉開発の養鹿場で成育するエゾシカ