一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

釧路支部

釧路支部 blog

事業承継を考える 釧路支部6月例会


 釧路支部(亀岡孝支部長)はこのたび例会を開き、「会社を潰さないために手を打とう」と題して長江建材の長江会長と萬木建設の漆崎社長が講演しました。事業承継問題は会社を長く存続させる上で、避けては通れない課題の一つです。参加者は講演後のグループ討論で更に学びを深めました。

 長江建材はコンクリート製造業者として事業をスタートし、現在は道東屈指の建築資材卸売業を展開しています。長江氏は「同業他社に勝つためには他社と同じことをやっていても絶対に勝てない。常に先を見越し、新しい発想を持って事業展開していかなければならない。現代は必ずしも力のある企業が生き残るという時代ではなくなった。うぬぼれてはいけない。事業を長く続けるためには先代を立て、先代からの顧客を大事にしなければならない」と述べました。

 続いて演台に立った漆崎氏は、「私が先代から事業を引継ぎ25年になるが、現在の建設業界は、トップの業績を上げている企業でも生き残るのは相当難しくなってきている。しかし、経営者はどんなに環境が悪化しようとも今ある仕事を継続させることが責務だ」と述べました。さらに同氏は「自らの企業が本当に地域に必要とされているのか否かも含め、真剣に考える必要がある。容易なことではないが、我々は、今置かれている現状をよく理解し、時代の変化に合わせて会社を変えていける若手後継者を育てなければならない」と強調しました。

 

▼長江氏

 

▼漆崎氏

みんなの輪に誘い隊通信【第52号】


************************
みんなの輪に誘い隊通信【第52号】
************************
2009年6月29日
一般社団法人 北海道中小企業家同友会釧路支部
組織委員会グッドモーニングプロジェクト

 

【103人目】

 明治43年創業の老舗、安藤印舗の安藤社長を取材しました。同社はかつて南大通と北大通で印判業を営み、戦後事務用品の販売業に参入しました。4代目社長の安藤さんは「北大通の印判店では一番古いと思います。先代達が築いた地盤はとても大きい。事務用品を扱うようになりましたが、基本はやはり印判製作です」と歴史を振り返ります。「今後も大きな事をしていくつもりはありません。小さな商売を積み重ねることが大事だと思います。大変な時代だからこそ足元を見直して、今ある商売をやり続けていくべきだと思います」と話す安藤さんは地元釧路の今後についても様々な考えを持っています。「勉強会などで色々な地域の講師の話を聴いていますが、それよりももっと地元の人同士で話し合い、知恵を出していく必要があると思います」。4代目として会社を盛り上げるためがんばっています。【取材:事務局・菊池】

■安藤印鋪(株) 代表取締役 安藤 整治さん
■所在地:釧路市星ヶ浦1−1−5
■業務内容:印章・ゴム印・事務機・事務用品・文具小売
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

【104人目】

 管設備業を営むタイシンは主にプラントや店舗の配管や機械設備を手掛けています。社長の高田さんは「チタンやステンレス製の管設備など、特殊な技術があることが強みです。誰もやらないことを模索した結果プラントなどの大型設備の仕事がメインになりました」と話します。また高田さんは熱心な勉強家で、社員を連れて国内外の展示会に出向き、最新の技術を学んでいます。「最新の技術を目の当たりにすることは大きな刺激になります。技術力の差を知ることで目標、つまり夢ができるのです。現状に満足せず、夢を追い求める経営をしていきたいと思っています」と社員育成に熱心に取り組んでいます。ハングリー精神と夢で前へ進み続ける高田さんでした。【取材:事務局・菊池】
【タイシンのホームページはこちらです: http://www13.plala.or.jp/TAISHIN/

■(株)タイシン 代表取締役 高田研二郎さん
■所在地:釧路市中島町3−13
■業務内容:管設備業

みんなの輪に誘い隊通信【第51号】


**********************
みんなの輪に誘い隊通信【第51
号】
**********************
2009年6月23日
北海道中小企業家同友会釧路支部
組織委員会グッドモーニングプロジェクト

【101人目】

「角材ひとつから住宅や大型建築まで、木に関することは何でもやっています」と語るのは丸善木材の鈴木専務です。創業45年の同社は、昭和40年に駅の裏から現在の場所に移転して今に至ります。鈴木さんは15年前に釧路に戻り、毎日忙しく仕事をしています。「様々な建材が出て来ていますが、木の需要が減っているとは思いません。お客様と向き合って仕事をすることで、木に対するニーズが見えてきます。昔と変わらず、木材は多くの人から求められているのです」。同社では木レンガパネルやログハウスの販売、さらに学校で授業を行うなど、本物の木を知ってもらうための取り組みに力を入れています。「木には様々な面で価値があるので、それを知ってもらいたい。我が社の社訓でもある『木に関することに不可能はない』を目指し、面白いことがあればどんどんチャレンジしていきたい」と意気込みを語ります。【取材:事務局・菊池】


【ツリーハウスの前で微笑む鈴木さん(中央)と社員の皆さん】

■丸善木材(株) 専務取締役 鈴木 一浩さん
■所在地:釧路町桂4−15
■業務内容:木材・木製品製造業

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

【102人目】

松立鋼機の山田会長は、以前勤めていた会社の同僚8人で同社を設立しました。設立当時は苦労も多く、山田さんは「0からのスタートでした。最低の条件下でしたが、それだけに『みんなで創りあげた会社』という思いが強くあります。社員が財産です」と当時を振り返ります。趣味のゴルフも設立後数年は全くできなかったと、笑って話します。「社員ががんばってくれたこと、取引先や同業の仲間が支えてくれたことでやってこれた。感謝でいっぱいです。現在では我が社が地元唯一の鋼材販売会社なので、必要な時に必要なものを供給できるようがんばっていきたい」と語ります。山田さんはこれからも鉄一筋に、創業当時の初心を忘れることなく進み続けていきます。【取材:事務局・菊池】

■(株)松立鋼機 取締役会長 山田 正昭さん
■所在地:釧路市星ヶ浦南1−3−3
■業務内容:鋼材卸売業

釧路を元気にしたい あすなろ会種村氏が報告


 釧路支部(亀岡孝支部長)は19日に昼食会を開き、「我社の生い立ちと今後の経営戦略」と題して、学習塾あすなろ会の種村俊仁氏が報告しました。

 種村氏は大学卒業後、会社勤務を経て起業しました。「開塾当初は生徒が2人だけだった。経営状態は思わしくなく、毎晩サラリーマンを辞めたことを後悔する夢を見た。ただ、生徒が増えることを信じて運営してきた。開塾から2年経って、生徒が徐々に増え、地域に根ざした学習塾を展開することができた」と振り返りました。

 さらに同氏は「平成5年に札幌進出を果たしたが、軌道に乗らず、僅かな時間で撤退した。このときの悔しさや苦しさが今の企業経営の原動力になっている。そのころから様々なシステムを積極的に導入し、事業を拡大してきた。挑戦することを忘れず、将来は上場を目指し、少しでも釧路を元気づけられる企業をつくりあげたい」と意欲を述べました。

☆学習塾あすなろ会のホームページはこちらです。
http://www.asunaro-kai.com/

 

新たな仲間と更に前進を 新会員との交流会


 釧路支部(亀岡孝支部長)は15日に新会員との交流会を開催しました。多くの新会員と会員が集いました。

 冒頭挨拶に立った亀岡支部長は「会員が一人増えると、辞書が1頁増えることに繋がる。新会員の皆さんと切磋琢磨し、同友会運動を進めていきたい」と述べました。

 また、同支部前支部長の横地相談役は「同友会活動は、会員がつくりあげるものだ。入会をきっかけに『良い会社をつくろう、良い経営者になろう、よい経営環境をつくろう』の3つの目的に沿い、能動的に同友会運動に参画してほしい。同友会は様々な業種の中小企業経営者と直に話を交わすことで、多くの刺激を味わうことができる会だ」と述べ、自身の体験を交え、同友会の魅力について語りました。

 『同友会運動の歴史と理念』と題して報告した森川企画委員長は、「中小企業は全国の事業所数の9割を占め、全労働人口の8割の雇用を担っている。中小企業は経済の背骨であり、その存在は必要不可欠だ。新しく入会した皆さんとともに、50年以上前に提唱された同友会の3つの目的と、自主・民主・連帯の精神という現在の同友会理念を受け継ぎ、平和で安心して暮らせる社会をつくらなければならない」と強調しました。

★森川企画委員長の講演資料はこちらからダウンロードできます。
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=177

 

▼亀岡支部長

 

▼横地相談役

 

▼森川企画委員長

 

福司酒造を見学 みけた会例会


 釧路支部みけた会は6月16日に例会を開き、釧路の地酒「福司」を製造する福司酒造を見学しました。

 最初に日本酒が醸造される過程をビデオで学びました。同社の青木営業課長は「現在は機械化が進み、大手酒造では全く人の手を介さずに酒を造ることができる。しかし今でも当社のように手作りで製造している酒蔵も少なくない」と説明しました。

 その後、蒸し器や麹室、日本酒を仕込むタンクなど酒造りに欠かせない設備を見学してまわりました。青木氏は「日本酒は冬に仕込んで熟成させ、秋に出荷する。仕込みに入ると作業を止めることができないので、夜でも休日でも作業を続けなければいけない。大変過酷な仕事だ」と話し、また「全国的に日本酒の消費量は落ちこんできているが、釧路の地酒として様々な試みを行い、多くの人に飲んでもらえるよう努力したい」と強調しました。

みんなの輪に誘い隊通信【第50号】


**********************
みんなの輪に誘い隊通信【第50
号】
**********************
2009年6月15日
北海道中小企業家同友会釧路支部
組織委員会グッドモーニングプロジェクト

【99人目】

 「地元の食材をふんだんに使った店を目指して開店しました。地産地消を大切にしています」と話すのは炉ばたもりやの森谷社長です。開店前の店内でお話を伺いました。森谷さんは釧路の炉ばた居酒屋から独立し、約1年前にお店を開きました。「テナントを見つけてから開店まで2ヶ月しかありませんでしたが、スタッフのおかげで開店することができました。お客様は釧路の方が多く、地元の皆さんにお世話になっていると思っています」と当時のエピソードを話します。同店では地元産の新鮮な魚介類を使ったお寿司が人気です。また焼き物や串揚げにも力を入れており、森谷社長も「是非一度当店のお寿司と焼き物を食べてみてください!」と力強く語ります。「今は高望みせず、このお店を継続して経営していくことが一番大事だと思っています」。釧路の人々から愛されるお店を目指して頑張る森谷さんでした。【取材:事務局・菊池】

■炉ばたもりや 代表 森谷 照一さん
■所在地:釧路市末広町2丁目 ホテルパコ1階
■業務内容:飲食業

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

【100人目】

誘い隊通信記念すべき100人目は、相長センターの相澤専務です。同社は現在のMOOの場所にあった市場で開業、その後市場の移転に伴い仲浜町に移りました。「先代社長は干物問屋で働いていましたが、卸売ではなく小売業で独立しました。釧路の漁業最盛期の頃には船に食料品を仕出していました。その後200海里の施行があり、一般向けの小売業に取り組みました」と歴史を語ります。大手スーパーが参入するなか、同社は100年企業を目指して社員教育に力を入れています。同友会の幹部大学にも多くの社員が参加しています。「地域に信頼される企業になるためには社員ひとりひとりが信頼されなければいけません。社内で勉強会を開いて社員の能力・人格・知識を高めています。時代の流れをいち早く察知し、迅速に動ける経営を目指したい」と意気込みを語る相澤さんでした。【取材:事務局・菊池】

■(名)相長センター 専務取締役 相澤 長和さん
■所在地:釧路市仲浜町6−3
■業務内容:総合食料品スーパー

みんなの輪に誘い隊通信【第49号】


**********************
みんなの輪に誘い隊通信【第49
号】
**********************
2009年6月8日
北海道中小企業家同友会釧路支部
組織委員会グッドモーニングプロジェクト

【97人目】

 釧路ファミリーライフの鵜沼常務を取材しました。同社はアメリカンファミリーの代理店として道内で9番目に設立されました。「釧路ファミリーライフを開業して35年経ちました。社員の豊かで明るい生活のために、毎年売り上げ増加を目指しています」。鵜沼さんはアメリカンファミリーの道東支部長も務め、忙しい毎日を送っています。「新規顧客の開拓も大切ですが、現在加入しているお客様をフォローする体制もしっかり構築しています。今は多くの代理店が同じ商品を扱うようになったので、長年やってきて築いた色、ノウハウを前面に出し、他店との差別化を図って行きたいと思います」。剣道5段で警察に勤めていたこともある鵜沼さん。持ち前の精神力で会社の発展を目指しています。【取材:事務局・菊池】

■(株)釧路ファミリーライフ 常務取締役 鵜沼 康有さん
■所在地:釧路市大町1−1−13
■業務内容:保険業

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

【98人目】

末広でラウンジSAKURA・桜を経営する朝日さんです。以前は中古車販売の仕事をしていましたが、「多くの人と知り合い、喜ばれる仕事がしたい」と一念発起。同店を開店して今年で5年になります。「飲食業の経験がなかったので最初は何もわかりませんでした。沢山の人の協力のおかげでやって来れたと思っています」。お店で様々なイベントを開催したり、ボランティア団体を設立したりと意欲的に活動する朝日さん。先日もラッコのクーちゃんのイベントを開催しました。「世間の流行を夜の業界でもいち早く取り入れていくべきだと思います。攻める商売を心がけ、末広に来てくれる機会を少しでも増やして街を盛り上げて行きたい」と抱負を語ります。【取材:事務局・菊池】

■ラウンジSAKURA・桜 代表 朝日 隆仁さん
■所在地:釧路市末広町3−5 八千代ビル4階
■業務内容:飲食業

べつかい乳業興社佐藤氏、根室支部で講演


  根室支部(高岡一朗支部長)は27日に5月例会を開き、「私のあゆみと企業経営」と題して、南しれとこ支部別海地区会会員でべつかい乳業興社の佐藤敏雄氏が講演しました。同氏は赤字経営を続ける興社の再建を託され、大手乳業会社で培った経験を活かして改革に取り組んでいます。現在、同社は右肩上がりで業績を伸ばしています。

 佐藤氏は「町長から会社を任せると言われたときには男冥利に尽きると思った。しかし、現実にはこれだけ悪くなるものかと唖然とする経営内容だった。まずは働く社員がどのような意識で業務に当たっているのかを知ることからはじめ、全従業員と積極的に接点を持った」と、着任当時を振り返りました。

 さらに同氏は「会社を変えるためには、経営者はもちろんのこと、働く従業員の意識改革が必要不可欠。常にお客様志向でのものづくりを徹底することだ。そして社内では経営情報を末端の社員まで共有し、社外には自社を徹底的にアピールすること重要。開かれた組織でなければならない。できない理由はやらないからだ」と強調し、今後も改革を続ける意欲を示しました。

 

 

電話応対の基本を学ぶ マナー講習会


釧路支部共育求人委員会(須藤隆昭委員長)は26日にビジネスマナー講習会第2講を開き、電話応対の基本について学びました。

 講師の小川氏は、「電話応対は顔が見えない分、正しい敬語や話し方に細心の注意を払う必要がある普段より高めの声で電話に出ないと相手に暗い印象を与えてしまう。互いに姿は見えないものの、話し方で人間性まで見えてしまうので、マナーを心得、適切な応対を心がけたい」と述べ、電話応対に必要な心がけに触れました。

 さらに同氏は「電話応対は周りの影響を非常に受けやすい。先輩上司のいいところは積極的に取り入れることが重要だ。電話応対一つで企業が不利益を被ることのないように、常に意識したい」と強調しました。

 その後受講者は実技に取り組み、適切な電話応対のあり方を模索しました。

 

摩周地区会森田氏が報告 摩周地区会5月例会


釧路支部摩周地区会(近藤明会長)は25日に5月例会を開き、同地区会会員で摩周ハイヤーの森田氏が報告しました。

 森田氏は「日本でタクシー業務がスタートしたのは大正元年8月5日。東京のタクシー自動車株式会社が、T型フォード6台を使って営業を開始したのが始まりだ。今でも8月5日はタクシーの日として様々な催しが行われている」と業界の歴史に触れました。また同氏は業界の現状について「現在、国内年間輸送人数の総数は延べ306億人といわれている。そのうちタクシーでの輸送はおよそ22億人だ。平成14年の規制緩和以降、経営環境は様変わりした。地域に根ざした中小企業は、住民の様々なニーズに応えていくことが必要だ。安心で、安全な交通機関として企業経営しなければならない」と強調しました。

 

新しい社風創りの取り組みを語る 釧路支部5月例会


 釧路支部は5月27日に例会を開き、北海道中小企業家同友会帯広支部幹事長の山本英明氏が「創業の気概を継ぎ、新しい社風を創る」と題して講演しました。

 山本氏は1987年に家業の山本忠信商店に入社し、2005年に代表取締役に就任しました。就任初期を振り返り山本氏は「創業期はカリスマ経営者が全社員を統率する体制が良かったのかもしれないが、社員が自分でものごとを考えなくなってしまう。社長就任後は全力で社員の意識改革に取り組んだ。社風、社内常識の徹底が会社の方針を浸透させる土台になる」と語りました。

 また同氏は社員との交流や、若手社員が中心となって活動する委員会の設置など、様々な社内改革に取り組んでおり、その内容の一部を紹介しました。「山本忠信商店の施設や設備があっても今いる社員がいなければ会社を維持することはできない。我が社は人で出来ていると思っている。社員と真剣に語り合うことで社員は変わる。これからも自分の人生を真剣に考える社員と仕事をしていきたい」と強調しました。

 最後に同氏は今年9月に帯広で開催される青年経営者全国交流会に触れ、「支部が全国大会の設営を担当するのは全国でも初めての試み。全国大会に参加するまたとないチャンスなので、釧路支部の皆さんも是非参加していただきたい」と意気込みを語りました。

◆(株)山本忠信商店のホームページはこちらです。
http://www.yamachu-tokachi.jp/index.htm

 

▼北海道中小企業家同友会帯広支部 幹事長 山本英明氏<(株)山本忠信商店 代表取締役社長>

▼講演後に行われたグループ討論では活発な意見が交わされました。

古紙リサイクルの益金を寄付 トラストサルン釧路植林会


 5月24日にNPO法人トラストサルン釧路による植樹が達古武で行われ、荒廃した釧路湿原の丘陵地を再び森に戻そうと約30名の参加者が広葉樹の苗木を植えていきました。

 釧路支部は2000年10月から会員企業の古紙問屋さんの協力を得て「同友会オフィス古紙リサイクル運動」を展開しています。2008年度も多くの同友会会員企業が協力して古紙をリサイクルし、その益金3万7千円を苗木代としてトラストサルン釧路に寄付しました。また植林地の前の遊歩道に同友会の記念看板が建てられました。


▼荒れた土地に苗木を植える参加者

▼同友会が最初に植林した場所に記念看板が建ちました。            
     

みんなの輪に誘い隊通信【第48号】


**********************
みんなの輪に誘い隊通信【第48
号】
**********************
2009年5月25日
北海道中小企業家同友会釧路支部
組織委員会グッドモーニングプロジェクト

【95人目】

「今の米町に敷島町という町がありました。それが社名の由来です」と話すのは酒や食料品の卸売を手掛ける敷島商会の小笠原専務です。忙しい中取材をさせていただきました。「個人経営の酒類卸売企業は道内でも数が少なくなっています。今は大手卸売が大手小売店に販売している状態で、小さな小売店は商品が入らず困窮してします。敷島商会を頼ってくれる小さな商店を大事にしていきたい。大手では扱えない商品で勝負します」と現状を語ります。小笠原さんは卸売のみならず、様々な企画にも力を入れており「企画を立案し、他社と提携して商品を製造しています。これからは創る卸売を目指したい」と意気込みます。90年続く歴史ある仕事を守りつつ、新たな分野への挑戦を続ける小笠原さんでした。【取材:事務局・菊池】


▲ホテルと提携して企画したお酒

■(株)敷島商会 専務取締役 小笠原 健容さん
■所在地:釧路市住吉2−13−28
■業務内容:酒・食品総合卸売業

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

【96人目】

今年1月に入会したばかりのHYSカスタムの坂本社長です。以前は食品会社に勤めていましたが、心機一転趣味のバイクのお店を開業しました。「それまで車輌関係の仕事をしたことがなかったので、整備や改造の技術は全て独学で身につけました」と話す坂本さんは、様々なイベントにも取り組んでいます。「2002年に初めてチャリティーイベントを開催しました。益金は全て障害を持った人たちのために寄付してします。今後は雰囲気を変えて開催していきたい」。車輌販売の他に運転代行業も営んでおり、積極的に活動している坂本さんは「将来は海外の情報をいち早く手に入れ、世界の色々な商品を揃えて提供していく仕事がしたいと思っています」と夢を語ります。【取材:事務局・菊池】

■(有)HYSカスタム 代表取締役 坂本 賢一さん
■所在地:釧路市鳥取大通3丁目21番1号
■業務内容:中古二輪・四輪販売、パーツ販売、カスタマイズ

一般社団法人北海道中小企業家同友会へ移行 第41回定時総会開催!!


  北海道中小企業家同友会は18日に第41回定時総会を札幌で開き、全道から350名の代議員が集まり、2009年度の活動方針案、役員案及び一般社団法人への移行に伴う定款案が採択されました。
 また総会後には、北海道同友会設立40周年及び一般社団法人設立記念式典が華々しく執り行われ、創立から現在まで各支部を牽引してきた歴代支部長に感謝状と記念品が授与されました。
 釧根三支部からも25名が参加しました。総会特別報告に立った釧路支部の福井氏は「釧路市では同友会の力強い働きかけが実を結び、4月1日から釧路市中小企業基本条例が施行された。条例制定は、行政担当者の中小企業政策に対する意識改革にも繋がる。今後の円卓会議では、地域に適合した中小企業政策立案に真正面から取り組みたい」と述べ、釧路市中小企業基本条例制定がもたらす効果に触れ、今後の活動に意欲を示しました。

 また記念式典では、出席した釧根三支部の歴代支部長8名にも感謝状が贈呈されました。釧路支部で18年にわたって支部長を務められ、同友会運動の礎を築いた井上氏は、「どうやって人材を育て、いい会社をつくりあげるかが当社の課題だった。設立当初、紆余曲折を経た。同友会に入会して多様な業種の経営者とともに切磋琢磨してきたことが、現在の企業経営に繋がっていることは言うまでもない」と語り、自身の同友会活動を回顧しました。

 

▼三神代表理事

 

 

▼釧路支部:福井氏

 

▼守代表理事

 

▼歴代釧路支部長:(左から)井上氏、五十嵐氏、福井氏、横地氏

 

▼南しれとこ支部:端氏

 

▼根室支部:杉山氏

 

▼根室支部:魚谷氏

 

▼根室支部:吉田氏

 

 

 

 

 

 

ビジネスマナーの基礎を学ぶ 釧路支部マナー講習会


 釧路支部は5月19日にマナー講習会を開催し、参加者がマナーの意味や挨拶、名刺交換の仕方などの基礎を学びました。

 今回のマナー講習会は全2講で開講されます。第1講の開催に先立って共育求人委員会副委員長の矢部政仁さんは「今回の講習会はマナーに関する思い込みを直す機会です。普段とは違う人達と触れ合うのも良い経験になりますので、がんばって受講してください」と挨拶しました。

 講師の小川睦子さんはまず応対の心構えについて「今の社会ではお客様に満足と感動を与える人が求められている。たった1人の社員の悪印象が会社全体のイメージを左右することをしっかりと認識して行動してください」と語り、マナーに対する意識の向上を呼びかけました。

 その後参加者同士が向かい合って挨拶と名刺交換の仕方を繰り返し練習しました。小川さんは「人の第一印象は態度と声でほぼ決まる。一度悪い印象を持たれてしまうと挽回は難しい。人と接する時は笑顔と明るい大きな声を心がけましょう」とポイントを説明しました。

第2講は下記の要領で開講します。

+【第2講】+++++++++++++++++++++++++++++++
<テーマ>「その電話応対間違っていませんか?」
〜あなたの声が会社のイメージを変える〜
<講 師>(株)コム キャリアカウンセラー 小川 睦子氏(釧路支部会員)
■日時 5月26日(火)18時30分〜20時30分
■会場 まなぼっと703号室
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

▼釧路支部共育求人委員会 副委員長 矢部 政仁氏

▼(株)コム キャリアカウンセラー 小川 睦子氏(釧路支部会員)

▼向かい合って自己紹介をする参加者

みんなの輪に誘い隊通信【第47号】


**********************
みんなの輪に誘い隊通信【第47
号】
**********************
2009年5月18日
北海道中小企業家同友会釧路支部
組織委員会グッドモーニングプロジェクト

【93人目】

今年で創立7年目を迎えるアルキテットの鈴木社長を取材しました。主に一般住宅や店舗の建設を手掛ける同社が大切にしているのは経営理念です。「真心をこめた建物を笑顔で使っていただく、この理念でなりたっている会社だと思っています」と鈴木社長は語ります。また力を入れているのが創業当初から発行している会報。様々な内容の記事が盛り込まれており、家を建てたお客さんや見学に来た方に送り続けています。「あるお客様の話ですが、見学に来てから5年半後に家を建てられました。その間ずっと会報を読み続けてくださっていました。時間をかけて着実に会社のファンを増やしていくことが重要だと思います」。お客さんの「ありがとう」の一言のために日々仕事に励む鈴木さんでした。【取材:事務局・菊池】

■(有)アルキテット 代表取締役 鈴木 功さん
■所在地:釧路市北大通12丁目1番14号
■業務内容:住宅建設
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

【94人目】

「みんなで支えあって仕事をする、それが大企業にはない中小企業の良さだと思います」と語るのは道東鶏卵の梅宮専務です。以前は名古屋と札幌で大手飲料メーカーに勤めていましたが、3年前に父親が経営する同社に入社しました。最初は力仕事や経理業務に戸惑いを感じたと話す梅宮さんですが、入社後多くのことに挑戦しています。「地元のチーズを生産している会社と提携して、小規模ですがチーズの卸売を始めました。自社でしか扱っていないことが強みであり、面白いところでもあります。他にも隠れた良い商品を発掘し扱っていきたい」。その他にもマヨネーズの販売など様々な食品に意欲的に取り組んでおり、「『道東鶏卵がないと困る』と言われる存在になりたい」と意気込んでいます。【取材:事務局・菊池】

■道東鶏卵(株) 専務取締役 梅宮 哲也さん
■所在地:釧路市宝町1番3号
■業務内容:飲食料品卸売業

くしろ合同会社説明会を開催 


 同友会釧路支部は5月15日に釧路商工会議所と共催で合同会社説明会を開催し、8社の同友会会員企業を含め15社が参加しました。

 毎年開催されているこの説明会には、釧路管内はもとより道内各地からも学生が訪れます。今年は昨年を上回る約180人の学生が参加し、各社の採用担当者の説明を熱心に聴いていました。参加した学生からは「地元にどのような企業があるのか、どのような仕事をしているのかがわかり、大変参考になった」などの感想が寄せられました。休憩スペースでは人事担当者と学生が1対1で面接する場面も見られ、会場は学生たちの熱気に包まれました。

◇合同会社説明会に参加した会員企業◇

1.(株)学習塾あすなろ会
2.(株)北日本広告社
3.(株)釧路新聞社
4.釧路トヨタ自動車(株)
5.釧路三菱自動車販売(株)
6.(株)福原(アークスグループ)
7.(株)三ツ星レストランシステム
8.(株)柳月

みんなの輪に誘い隊通信【第46号】


**********************
みんなの輪に誘い隊通信【第46
号】
**********************
2009年5月12日
北海道中小企業家同友会釧路支部
組織委員会グッドモーニングプロジェクト

【91人目】

 齊藤さんの、生まれは苫小牧。同社の販売スタッフや倉敷の工場立ち上げプロジェクトに携わり、1年8ヶ月前に北海道工場へ赴任しました。「浜中農協と以前からお付き合いしており、石橋組合長の勧めで同友会に入会しました。同友会の活動には興味があった」と語る齊藤さんは、「やはり、当社も地域があっての企業であることは間違いない。将来的にはこの北海道工場から全国の工場へ人材を輩出できるようにプロを育て上げたい。これだけ生産者と密接になれる環境は他にはない。これをチャンスととらえたい」と意欲を強調します。
  それにしてもハーゲンダッツは何であんなに美味しいのでしょうか?「この浜中町で生産された高品質の牛乳を早く製品化することで、もともとの品質を保つことができるのです」と語ります。【取材:大久保】

■梨乳業(株)北海道工場 工場長 齊藤 博昭さん 
■所在地:厚岸郡浜中町茶内栄44番地
■業務内容:乳製品製造販売
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

【92人目】

 今年度、副支部長に就任した石橋さんを取材しました。先日は厚岸地区会の総会でも講演しています。また、釧路支部の幹部大学には社員の方々を積極的に派遣しています。石橋さんは「農協は地域に根ざした中小企業と全く同じ。農協は人材を育て、地域を育てる大きな役割を担っていると思います。同友会が掲げる理念と農協の理念には通じるものがあります」と強調しています。今後も更に同友会運動にご協力を宜しくお願いします。
 石橋さんが「美味しくて当然です」と言い切る浜中町の牛乳はハーゲンダッツの原料になっています。「道東の水は非常に高品質。この水を使って牛を育て、成長した牛が良質の乳を出す。浜中の牛乳を飲んだら、他地域の牛乳との違いが手に取るようにわかります。当農協では全国の農協に先駆けた事業があります。それが農協の強みになっています」と、石橋さんは生産された牛乳に大きな自信を持っています。【取材:大久保】

【大久保さん(左)と石橋さん(右)】

■浜中町農業協同組合 代表理事組合長 石橋 榮紀さん
■所在地:厚岸郡浜中町茶内栄61番地
■業務内容:農業協同組合

 

 

釧路支部福井政策委員長 オホーツク支部で講演


 同友会釧路支部政策委員長の福井氏がオホーツク支部で『地域を守り、変える中小企業!中小企業基本条例で地域を変えよう』と題して講演しました。2009年4月1日から釧路市中小企業基本条例が施行されています。同氏は条例制定運動の先頭に立って活躍してきました。

 福井氏は「同友会が提唱する中小企業振興基本条例は、特定の支援策ではなく、首長の責務や中小企業、大企業の努力や市民の役割を明確化したものだ。現在日本の企業の99%を中小企業が占めており、雇用の70%強を中小企業が担っているのが事実だ。しかし1999年の中小企業基本法改正に伴い、国の施策が大幅に変化した。同友会も地方自治体の政策決定に積極的に参画し、国の目を中小企業に向けさせなければならない。中小企業の発展なくして地域経済の振興はありえない」と強調し、同友会が制定運動を進めている中小企業振興基本条例の重要性を説きました。

 加えて同氏は「条例は地域の中小企業を守り、地域社会を発展させることに繫がる。また、条例制定により市職員の意識改革に繫がり、中小企業の目線で施策を講じる行政マンを生み出すことが可能になる。条例制定運動は全国に拡がっており、北見市においても同友会と、商工会、市が連携して早期制定を目指して欲しい」と期待を寄せるとともに、条例制定がもたらす効果を述べました。

 

★福井氏講演資料はこちらからダウンロードできます(PDF版)
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=158

★釧根三支部 各自治体の中小企業振興基本条例制定ヘの取り組みをまとめました(PDF版)
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=159

 

▼福井政策委員長