一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

中小企業振興基本条例制定プロジェクト会議のご報告


同友会釧路支部では中小企業振興基本条例制定プロジェクト会議を9月12日(火)に同友会事務所にて開催し、釧路公立大学の小路教授が「地方自治体職員の行動原理と条例制定への方途」というテーマで講演しました。

近年、経済のグローバル化が進展する中で、産業や地域の空洞化、地域経済の衰退が顕著になってきました。このままでは、日本経済の健全な発展と国民生活の安定は望みようがありません。日本経済を草の根から再生するためには、中小企業・自営業が元気になりその本来の力が発揮できるような環境を整えることが必要です。

「国民や地域と共に歩む」ことをめざす中小企業家同友会では、中小企業憲章の制定を広く国民運動として提起していこうと考えています。併せて、地域経済の活性化を促す、「中小企業振興基本条例」の制定、あるいは時代にそくした条例の見直しを各自治体に呼びかけていこうとするものです。

釧路市の中小企業振興基本条例を制定する取組みについても、釧路公立大学の小路教授に同友会のアドバイザーとして加わっていただきながら、今後は「産業振興会議(仮称)」という会議を同友会と市と商工会議所の3者で継続して開催していくことになりました。

   【条例制定への方途について語る小路氏】

【講演要旨】

 1999年に中小企業基本法が抜本的に改正されました。この中小企業基本法の特徴として、?,い泙泙任量簑蠏臣羮?企業観から積極型中小企業観(新たな産業創出、雇用の担い手、地域経済の活性化担い手)という中小企業の見方の変化、?⊃卦?性のある技術や創造的な経営管理手法を活用した企業を支援するという政策の基本方針の変化、?C亙?治体が国の施策に準じて施策を講じる存在から、中小企業に対する施策を策定・実施する責務を有することになったことがあげられます。

中小企業基本法改正後、日本の工業の盛んな地域で国とは独自に中小企業政策が実施されてきた。その特徴は、?|楼茲涼羮?企業の対して実態調査を行い、それに基づいた政策を立案、??中小企業振興条例や産業振興ビジョンを策定、??政策を立案する仕組みとして「産業振興会議」等をつくり、自治体職員だけでなく市民・地域の中小企業、地域経済団体等の参加のもとで政策を立案、?ぁ崔羮?企業センター」「産業技術支援センター」などの中小企業支援施設が設置され支援を行っている、?シ从冓?野だけでなく、町づくり、福祉等の分野等と併せた政策づくりが試みられている、という5つの点が挙げられます。

このような環境の変化の中で、釧路市として実態調査を行っても具体的な話が出てこない、役所の人間がコーディネーターとしての機能を持っていないといった課題も出てきた。結局、大切なのは人であり、今後、様々な取組みをに展開していく上でも、そのような人物がいるかどうかが重要となる。産業振興会議を立ち上げて、この会議の中で同友会の主張する中小企業基本条例(理念条例)の必要性を理解してもらう。産業振興会議をきっかけに継続的に接しながら活動をしていくなかで必要性を理解してもらいたい。

終了後、今後の同友会としてどのように取り組んで行くべきかについて参加者の意見を出し合いました。次回は市の産業再生指針について学んで参ります。

幹部大学イモの様子(9/9)


幹部大学同窓会の畑を残間・畠山で9月10日(日)に見てきました。当日の天気は小雨。雨に濡れながらの、イモ作業でした。

           【全体風景】

   【2人で雑草を抜きました(雑草の山の様子)】

    【畑の中にあった不思議なもの? 併臍鼻?)】

   【畑の中にあった不思議なもの?◆淵肇泪函?)】

       【薬剤を散布する残間さん】

    【ニンジンはこんなに大きくなっています】

PS:前回、じゃがいも&ニンジンを持ち帰った北川さんより以下のメールが届きました。

先日頂いたジャガイモ頂いたジャガイモとニンジンを使って、会社でランチにジャガバターとポテトサラダを作りました。(画像のポテトサラダは1人前で4人分くらい作れました)
 
ジャガイモもしっかりとした味で、そしてニンジンも火を通すと甘みがあり、おいしく食べました。
 

 

幹部大学同窓会文学散歩のご報告


幹部大学同窓会は9月2日(土)に文学散歩を行いました。

釧路高専の小田島教授のガイドのもと原田康子、更科源蔵、石川啄木の息吹に触れる今回のツアー。大島会長の挨拶の後、参加者が今回のツアーに参加した経緯や期待について語ります。

     【参加者への挨拶をする大島会長】

◆更科源蔵◆
詩人。1904〜1985 北海道弟子屈町生まれ。「原野の詩人」と称され、戦前戦後を通じて一貫して生活者の視点で詩や散文を書き続けた。また、アイヌ文化研究、郷土史研究、その他芸術文化の分野でも足跡を残す。

まずは更科源蔵の記念碑や遺品ある弟子屈に向かいます。

        【更科源蔵の記念碑】

   【更科源蔵について解説する小田島教授】

  【更科源蔵の遺品が見れる弟子屈図書館へ】

    【参加者はじっくりと見入っていました】

そして、次に原田康子や大町桂月の文学碑がある川湯温泉へ移動。

◆原田康子◆
昭和3年1月12日〜(1928年〜)東京生まれ。釧路市立高等女学校卒。二歳の時から釧路に住む。実家は雑穀卸商兼回漕業で昭和恐慌までは豪商を誇っていた。昭和24年から釧路では先駆的な女性新聞記者となる。「北方文芸」に処女作とみていい「冬の雨」(昭24)、続いて「アカシヤの咲く町で」(昭27)を発表。「北海文学」の同人になってから「遠い森」「夜の喜劇」「暗い潮」「週末の二人」とたて続けに短編を発表した。はじめての長編「廃園」(昭29)のあと「新潮」同人雑誌賞に「サビタの記憶」で応募、最終候補に残って伊藤整の高い評価を得た。

          【原田康子記念碑】

     【記念碑を見ながら語り合う参加者】

  【記念碑の近くには川湯温泉の足湯がありました】

      【みんなで足湯に浸かりました】

そして、バスはそのまま摩周湖に向かいます。

         【摩周湖にて記念撮影】

そして、更科源蔵の生誕の地である南弟子屈に向かいます。

        【更科源蔵の生誕之碑】

    【更科源蔵の生誕の場所に向かう参加者】

そして、バスは石川啄木の港文館・啄木下宿跡・小奴碑・啄木歌碑・出世坂・挽歌碑のある釧路に向かいます。

◆石川啄木◆
岩手県玉山村生まれ。1902年盛岡中学を自主退学して上京、与謝野鉄幹・晶子夫妻を訪ねる。 病気で帰郷の後、1905年詩集『あこがれ』刊行。 故郷での代用教員、北海道での新聞記者生活のなどを経て、1910年『一握の砂』出版。 1912年肺結核のため東京で永眠。第二歌集『悲しき玩具』は死後出版された。

 

        【石川啄木港文館】

       【展示物に見入る参加者】

     

      【啄木歌碑】

       【啄木歌碑を見入る参加者】

★ツアー参加者より「今までは更科源蔵や原田康子の本を読んだことはあったが、実際に遺品や誕生の地を訪問することによって、いっそう深く知るきっかけとなった。今日のツアーに参加して、もう一度釧路の文学について深く学んでみようと思った」等の感想が出されていました。

 

幹部大学イモの様子


幹部大学同窓会の畑を相木・北川・畠山で9月3日(日)に見てきました。

           【全体風景】

   【にんじんの様子】

     【にんじんを一本抜いてみました】

      【現在のいも・にんじんの生育状況】

         【イモの葉の様子】

   【相木さんが農薬の作成に取り組みます】

   【北川さんがまんべんなく散布を行いました】

          【三人で記念撮影】

ニンジンは順調に育っていますが、イモは全体の5分の1程度しか茎が残っていませんでした。残りの部分にはイモができています。まだ、農薬の散布は必要なのでしょうか。

南しれとこ支部経営指針づくり研究会第二グループ例会の報告


南しれとこ支部は8月31日に経営指針づくり研究会第二グループ例会を開催しました。

 21世紀に入って、中小企業をめぐる状況は一段と厳しくなっています。産業の空洞化が進み、地域経済が危機にさらされ、中小企業のよって立つ基盤が大きく崩壊しつつあります。これに長期不況が追い討ちをかけ、市場の成熟化が進み、量より質へ、本物志向となる一方、IT化の進展も本格化しています。
これらの動きのいずれをとっても従来の経営のやり方では対応できません。今こそ環境変化を的確にとらえ、社員の誰もが納得し、安心してついていけるような自社の今後の進むべき方向を的確な方針として示すことが、今、経営者に求められています。

 例会ではメンバーそれぞれが、「経営指針 策定指導書」の?.薀ぅ侫廛薀鵝↓?経営理念、??事業の明確化、?ぅ咼献腑鵝↓ヌ簑蠶鶺?、?μ簑蟆魴茵↓Х弍腸歛蠅旅猝椶傍?入してきたものを、各社の経営指針作成取組み状況を盛り込みながら報告し合いました。

 【ライフプラン作成の取組みについて語る佐々木氏】

      【後継者問題について語る加藤氏】

            【全体風景】

★次回の経営指針づくり研究会(第二グループ)例会は9月14日(木)に開催します。

別海で懇談会開催


 北海道中小企業家同友会南しれとこ支部(今野慎也支部長:109社)は8月29日に別海で懇談会を開催し、別海の会員と執行部が同友会運動の動向について語り合いました。別海では昨年度に多数の経営者が入会し、現在では24社が加盟しています。地域の主要な経済団体としての地歩を固めつつあります。
 支部の10月例会は別海が担当して開催することも決まりました。

 

 

釧路支部第3回経営指針成文化セミナーのご報告


釧路支部は8月28日に経営指針成文化セミナー(第6講)を開催し、(株)クリエイトスハニーの五十嵐社長さんが「経営理念はなぜ必要か」というテーマで報告しました。

 21世紀に入って、中小企業をめぐる状況は一段と厳しくなっています。産業の空洞化が進み、地域経済が危機にさらされ、中小企業のよって立つ基盤が大きく崩壊しつつあります。これに長期不況が追い討ちをかけ、市場の成熟化が進み、量より質へ、本物志向となる一方、IT化の進展も本格化しています。
これらの動きのいずれをとっても従来の経営のやり方では対応できません。今こそ環境変化を的確にとらえ、社員の誰もが納得し、安心してついていけるような自社の今後の進むべき方向を的確な方針として示すことが、今、経営者に求められています。

 同友会では「すべての会員企業が経営指針の確立と実践で黒字企業をめざそう」と提起しています。どんな経営環境下にあっても企業の進むべき方向を明確にし、全社一丸の体制で臨まなければ企業展望を切りひらくことはできないからです。同友会の経営指針づくりが目指すものは、一言で言えば自立型企業とそれを支える自主的社員を育成することです。経営指針の確立とそれを社員とともに実践していくことで会社が変わっていく事例は全国の同友会の中で数多く報告されています。

 

    【経営理念の大切さについて語る五十嵐氏】

【五十嵐氏の報告要旨】

環境の変化とともに、金融機関も従来の担保だけの評価から、経営者の経営に対する考え方や今後の自社の方向・戦略について語れるかどうかを見てくるようになりました。自社でも、会社の経営指針を作成するとともに自己指針(将来、自分はどのような人物になりたいか)の作成に2002年度から取り組んでいます。自社の経営理念があることで、社内の色々な場面で「あなたの今の行動は理念に合っているかい?」と問うと、はっと社員は考えるようになりました。そして、経営指針を作成あるいは見直しする際には『中小企業における労使関係の見解(略称:労使見解)』を併読、学習することが大切です。この『労使見解』は、企業経営の要諦は労使の信頼関係にあることを指摘しています。経営指針は、労使双方が高い次元での団結をめざすものであり、そのためには『労使見解』で学ぶことが必要不可欠なのです。

【書籍のご紹介】

21世紀型企業づくりの決めて 〜経営指針作成の手引き ★21世紀型企業づくりの決めて 〜経営指針作成の手引き
目次
第1章 同友会らしい「経営指針」の確立、成文化の進め方
第2章 経営理念
第3章 経営方針
第4章 経営計画の策定
第5章 経営計画の実践とフォロー
終章  これからの中小企業

頒価400円 A5版・64ページ

人を生かす経営〜中小企業における労使関係の見解 ★人を生かす経営〜中小企業における労使関係の見解
“中同協「中小企業における労使関係の見解」、「労使見解」の今日的意義”

「本書から学ぶべきことは、経営者の経営姿勢の確立こそ社員との信頼関係を築く出発点、経営指針の成文化とその全社的実践の重要性、社員をもっとも信頼できるパートナーと考え、高い次元の経営をめざし共に育ちあう教育(共育)的人間関係をうちたてること」(まえがきより)

頒価300円 A5版・44ページ

★上記の書籍は同友会事務局で販売しております。ご希望の方は事務局(Tel:31−0923)までご連絡下さい。

★第4回経営指針成文化セミナーの案内は後日お送りします。

新会員を歓迎する懇談会


同友会釧路支部は新会員を歓迎する懇談会を8月24日(木)にキャッスルホテルにて開催し、今年の4月以降に同友会に入会した新会員と役員が集まりました。

            【全体風景】

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【開会挨拶】  釧路支部  組織委員長  藤平 幸治氏
       
「皆さんが同友会に入会したきっかけは、色々とあると思います。しかし、最終的には自分が決断して入られたので、大いに同友会を活用して欲しいと思います」

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【歓迎のことば】  釧路支部  支部長  横地 敏光氏
       
「このような大勢の仲間が増えて本当に嬉しい。全国的にみても同友会釧路支部は情勢が厳しい中でも会員数が飛躍的に伸びています。同友会には偉い人はいません。まずは、積極的に参加して顔を覚えてもらうようにがんばってください」

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【同友会ガイダンス】  テーマ:「同友会がよくわかる」   釧路支部  幹事長  石森 将敬氏
       
「同友会は3つの目的(?,茲げ饉劼鬚弔?ろう、?△茲し弍勅圓砲覆蹐Α↓?よい経営環境をつくろう)のもとに様々な活動を行っています。釧路支部でも会員の経営体験の発表から学びあい、社員や後継者対象とした講習会や地域のブランドづくりに取り組む『地域ブランドを考える会(牡蠣に合う日本酒・ディアハンター・メディカルツーリズム)』などの活動も活発に行われています。活動の幅も本当に広く、まずは興味のあるものにどんどん参加していって欲しい。その結果、また新たな結びつきが生まれてくるはずです」

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その後、(株)前田美粧の前田社長さんの楽しい司会のもと各テーブルをまわり新会員の紹介を行いました。

 【自己紹介をする釧路コールマイン(株)の菊地常務】

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 【自己紹介をする(有)共和電気工業の金子社長】

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その後、釧路支部で活動している各部会の紹介を各部会の代表の方より報告していただきました。

   【みけた会(青年部)の紹介をする千田さん】

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  【あゆみの会(女性部)の紹介をする木内さん】

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  【マルチメディア研究会の報告を行う乗山さん】

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【閉会の挨拶】  釧路支部  組織副委員長  菅原 宏樹氏
       
「同友会では『教育』ではなく『共育』という言葉を使います。これは、言葉の通り共に学び共に育ちあう関係であり、これが同友会の基本です。これから共に学びあっていきましょう!!」

 

芋の生育状態報告


幹部大学同窓会の畑を見てきました。ニンジンは順調に育っていますが、イモは枯れているように見えます。週末には草取りもしなければならないでしょう。千葉さんの専門的なアドバイスをいただきたいと思います。

同友会アカデミー(第2講)のご報告


釧路支部は8月23日に同友会の歴史や重要文献から学ぶ同友会アカデミー(第2講)を開催しました。

 同友会では、経営指針の作成や社員教育を考える場合、必ず「労使見解」にまなぶことを強調しています。「労使見解」とは、「中小企業における労使関係の見解」の略称で、中同協が1975年に発表した歴史的文書です。
 この文章が作成された背景は、戦後労働運動が盛んになり、中小企業にも労働組合が結成され労使間の争議が相次ぎ、中小企業経営を根底からゆさぶる事態を招いたことがあります。同友会の先輩達は、力と力との対決による解決ではなく、話し合いを基調にした中小企業にふさわしい近代的な労使関係の確立に血の出るような苦労を重ねました。その体験を教訓化しまとめたものが「労使見解」なのです。

 今回は、企画副委員長の釧路鶴ケ岱郵便局の森川局長が「労使関係の見解から学ぶべきもの」というテーマで報告しました。テキスト「労使見解」の読みあわせを行いながら、生まれた背景や中小企業における労使関係の見解のポイントについて報告しました。

  【労使見解の生まれた背景について語る森川氏】

★森川さんが作成した今回の講義のレジュメ(下記よりダウンロードしてご活用下さい)

http://portal.doyu-kai.net/uploads/files/rousikennkai%20morikawa.pdf.pdf

【『人を生かす経営(労使見解)』のご紹介】

 

人を生かす経営〜中小企業における労使関係の見解 ★人を生かす経営〜中小企業における労使関係の見解
“中同協「中小企業における労使関係の見解」、「労使見解」の今日的意義”

「本書から学ぶべきことは、経営者の経営姿勢の確立こそ社員との信頼関係を築く出発点、経営指針の成文化とその全社的実践の重要性、社員をもっとも信頼できるパートナーと考え、高い次元の経営をめざし共に育ちあう教育(共育)的人間関係をうちたてること」(まえがきより)

頒価300円 A5版・44ページ

 

★同友会事務局で販売しております。ご希望の方は事務局(Tel:31−0923)までご連絡下さい。

同友会アカデミー第3講は9月20日に開催します。

白糠の元気企業訪問ツアーのご報告


同友会釧路支部白糠地区会では、8月19日(土)に『白糠の元気企業訪問ツアー』を開催しました。(参加者:釧路支部15名、白糠地区会10名、一般9名)

白糠地域の魅力(企業・観光・文化・食)を、同友会釧路支部の方々に知ってもらうと共に、会員同士の交流を図ることを目的とした今回のツアー。この企画を北海道新聞に掲載した所、一般市民から参加申込みが相次ぎ、途中で募集を締め切る程でした。

約6時間に及んだツアーの内容は以下の通りです。

【白糠の新たな特産品を作りたい (乳呑ファーム 折出代表)】

2005年11月に同友会白糠地区会会員3社で設立した「乳呑ファーム」が経営多角化の一環として、イチゴの栽培に取組んでいます。「将来的にイチゴを白糠の新たな特産品にしたい」という折出さん。乳呑ファームのイチゴを食べながら、その取り組みについて伺いました。

 【真っ赤な乳呑ファームのイチゴを試食する参加者】

  【乳呑ファームの取組みについて語る折出代表】

 【参加者の質問に応える大畑氏(白糠地区会会長)】

【地元からの熱い支持 応援団体「グッチーズ」 (田口牧場 田口代表)】

白糠産のチーズを応援する団体「グッチーズ」。様々なイベントへの出店やチーズを使った料理講習会の開催を通じて輪が広がり、現在の会員数は420名を超えました。このグッチーズ会長の田口牧場の田口さんよりグッチーズの取組みについて伺いました。

          【田口牧場 全体風景】

   【グッチーズの取組みについて語る田口代表】

     【参加者からの質問に答える田口代表】

★グッチーズのHPはこちら http://www2.odn.ne.jp/g-cheese/

【ヒット商品の仕掛け人 (紫香舎 平賀代表)】

白糠鍛高地区で生産される無農薬の赤じそを原料にしたしそ焼酎『鍛高譚』。この発案者は、同友会白糠地区会会員、(有)紫香舎の平賀さんです。参加者は紫蘇畑を見学させて頂きながら、商品開発の取り組みについて伺いました。

【『鍛高譚』商品開発の取組みについて語る平賀代表】

             【全体風景】

       【紫蘇畑を前にして語る平賀代表】

【情熱のチーズ職人(白糠酪恵舎 井ノ口代表)】

白糠町で農業改良普及員として若手酪農家を指導していた井ノ口さん。地元の生乳を地元で活かす方法としてチーズづくりを始め、研究をかさねた末に、平成13年4月に若手酪農家(14牧場)を中心としたメンバー20人で?蠻鮃罵鏃端砲鮴瀘?しました。「食べた人が幸せになれるチーズを作りたい!」と語る井ノ口さんより白糠酪恵舎の取組みについて伺いました。

【酪恵舎の取組みについて語る井ノ口代表】

   【チーズ工房についての説明をする井ノ口代表】

     【酪恵舎のチーズを試食する参加者】

★白糠酪恵舎のHPはこちら http://www2.odn.ne.jp/g-cheese/rakukeisya/purofile/syoukai.htm

見学の途中から雨が降りだしました。酪恵舎のチーズ購入を目当てに参加した人がいることを知った従業員は、急遽次の目的地まで移動する車内でチーズの販売することになりました。「車内販売は初めてです。よい経験ができました」と完売したチーズの籠を手に、従業員も笑みを浮かべていました。

次の訪問先、茶路めんよう牧場では羊肉の串焼きを車中で試食しながらの開催となりました。

【羊を丸ごと食べつくす (茶路めん羊牧場 武藤代表)】

京都から19歳の時に来道した武藤さん。現在は家族と羊400頭とともに白糠町に在住しています。めん羊を生産し、食肉として一般消費者・事業者に販売するかたわら、イベントの企画や実演を行ったり、ゲル(モンゴルの移動式住居)の組立や貸し出しなども行っています。「羊の命を無駄にしないで丸ごといただく」をモットーに取組む武藤さんにお話を伺いました。

 【羊で作ったこだわりの製品を参加者に見てもらました】

一般参加者のツアーは、残念ながらここで終了。釧路支部会員と白糠地区会会員は山内水産が経営する「やまかん」へ向かい交流会を開催しました。

【白糠の新鮮な素材を使った海鮮料理! (山内水産 山内代表)】

白糠港の灯台、打ち寄せる波の音、太平洋が一面に広がるロケーションの中、白糠の朝市場から仕入れた新鮮な素材を使った海鮮料理を味わうことができる食事処『やまかん』。この『やまかん』の海鮮料理を味わいながら、白糠生まれの新鮮な原料を利用し、安く、美味しい製品の開発に取り組む、山内さんに自社の取組みについて伺いました。

【白糠の新鮮な原料を使った製品開発の取組みについて語る山内社長】

          【交流会 全体風景】

     【白糠の朝市から仕入れた新鮮なお刺身】

       【白糠産のタコを使ったタコ飯】

★やまかんのHP http://www.946jp.com/yamakan/syokuji/

交流会では、ツアーに参加した方々より、自己紹介も兼ねて感想を述べて頂きました。

会員の両親と一緒に参加した大学生の漆崎聡子さんは、「本日の訪問先は食に対する熱い情熱を持ったところばかりでとても勉強になった。私は今まで釧路に住んでいながら何も知らなかった。若い人達は、すぐ都会に憧れて出て行ってしまう。釧路の周りにもこんな素晴らしいところがあるんだと、同世代の人達に知ってもらえたら、この地に住み続けてもらえるのにと感じた。今日の感動を、私の周りの人達に伝えていこうと思う」と力強く発言しました。

釧路支部昼食会の報告


  釧路支部は8月21日に昼食会を開催し、米川印刷常務取締役の米川浩二さんが報告しました。「コンピュータの導入によって印刷の現場は劇的に変化した。すぐれたソフトの普及によって名刺もお客さんが作るようになった。製版屋さんも今では存在しない。しかし、名刺やチラシも素人が作るのとプロが作るのとでは大きな差がある。パソコンが普及してもデザイン力などで印刷業が生存できる可能性はある」と述べ、長年蓄積された独自の技術力やデザイン力を特化させることが印刷会社が生き残る鍵であることを強調しました。
  さらに米川さんは「日本人の男性のぱ5%が色弱だ。すべての人が理解しやすいようなカラーユニバーサル印刷を手がけていきたい」とバリアフリーを経営戦略に組み込む決意を語っていました。

釧路支部8月例会のご報告


同友会釧路支部は8月例会を8月10日(木)にキャッスルホテルにて開催しました。

            【全体風景】

 7月13・14日に金沢で開催した中同協全国総会には、全国から1,500名の同友が集いました。この総会の第2分科会で釧路支部支部長の横地敏光さんが、「目指せ組織率10% 〜会員増強で地域に誇りと活力がよみがえる〜」と題して報告を行いました。例会では全国総会に参加した方々が感想を述べました。

【報告? 曄‖茖科?科会 報告者:丸中釧路中央青果(株) 社長 横地 敏光氏
       分科会テーマ:「めざせ法人組織率10%〜会員増強で地域に誇りと活力がよみがえる〜」

【横地氏の報告】 

「なぜ、景気が悪いといわれている北海道のしかも釧路で、多くの会員を迎えることが出来たのか。ぜひ、報告して欲しい」という依頼を受け、金沢へ行ってきました。

分科会では次の要点について問題提起をしました。

1.明確な数値目標(Ex:法人組織率の10%の460社)を設定しアピールする
2.同友会の趣旨を理解していただき納得して入会してもらう
3.組織委員会を中心に、明るく楽しく、期日を決めて(Ex:DAY7.13)集中的に運動を進める
4.地区会活動を積極的に支援して人口1万人の町にも同友会の旗を立てる
5.役員の若返り人事を計画的に進める

今回の会員増強の取組みは、私達が日々行っている企業経営と同じ要素があると感じながら話をしてきました。今後釧路支部は30代の人をターゲットに会員増強をすすめ、10年先を見据えて計画的に組織づくりを行います。

【報告?◆曄 ‖茖簡?科会 テーマ:「同友会運動を力強く前進させるために」
               〜役員と事務局の育ちあいをどう進めるか〜

【森川氏の報告】

 「役員と事務局の育ちあいをどう進めるか」。このことについて知りたい。それが、全国総会に参加しようと思ったきっかけです。

分科会で学んだことを図にしてみました。

 

 未来を見据えた日本型の発展を指し示す同友会理念が根底にあり、各地同友会事務局には今までの蓄積された経験や情報があります。これらをベースに日々の学び合い活動を通じて同友会の会員・役員は労使見解を中心にすえた人間尊重の経営に取り組み、事務局は忙しい経営者に変わって運動の事務的な部分を系統的に担っていきながら、理念では先行していく。この会員・役員・事務局の合作によって同友会運動が進んでいくということが理解できました。

【参加者(亀岡・相田・斉藤・小川)の感想】

「全国総会に参加してみて、全国の同友会の中でも釧路支部はかなりの水準であることを痛切に感じた。又、全国の会員から本当に多くのエネルギーを貰った」「次の大会には、また大勢で参加しましょう」等の感想や意見がでました。

 

幹部大学同窓会8月例会のご報告


同友会釧路支部幹部大学同窓会は8月9日に8月例会を開催しました。

【(有)カーショップオモテ見学会】

 

テーマ:『自動車販売業の面白さと難しさ・自動車リサイクル法を始めて』

報告者:(有)カーショップオモテ  北川 裕士氏(13期)

【報告要旨】

自動車を取巻く環境の変化として?ー?動車の代替サイクルが十年前後まで延びてきていること、?⊃啓屬療佻紳羶瑤諒儔修鮓?ると乗用車は減少してきているが軽自動車の登録は伸びてきていることがここ近年の大きな特徴です。このように車の代替サイクルが十年前後まで延びてくると、修理の際のリユース(再利用)パーツの需要が拡大してきます。そのことを見据えて自社では、インターネットを駆使した中古車部品販売に5年前から取組み始めました。その売り上げがここ数年で急激に伸びてきています。

             【全体風景】

  【自動車リサイクル法について説明する北川氏】/

釧路支部7月例会のご報告


同友会釧路支部は7月例会を7月28日に釧路キャッスルホテルで開催しました。

テーマ:『最初の一転がしですべてが決まる〜組織の動かし方、人をやる気にさせるリーダーの条件』
講 師:北の起業広場協同組合  専務理事  坂本 和昭氏(帯広市)

2年半の調査研究を経てオープンした帯広の北の屋台は、全国各地で誕生している屋台村のモデルになりました。坂本氏よりまちづくりの取組みや、組織の動かし方、人をやる気にさせるリーダーの条件について伺いました。

【講演要旨】

 「場所の意志に添ったまちづくりをやろう!困難に思えることでも智恵と行動力でチャレンジしてみよう!全国どこに行っても金太郎飴の様に同じ店や街並みばかり。もっと場所の特性を考慮した特色ある「まちづくり」はできないだろうか?造って欲しい、お金を出して欲しいの陳情型や、人の物真似はつまらない」。こんな意識を持った人々が集まり、「まちづくり・ひとづくり交流会」を設立しました。何度かの時間をかけた議論を経て、「街には中心部というへそが必要である」という共通認識を持ち、商業や街の歴史の研究にも取り組みました。その結果、「屋台」というキーワードを見つけて本格的に調査と研究を始め、北の屋台づくりが始まったのです。
 人類が「便利さ」を追求し続けてきた結果、歪みが生じ、その代償として失われたものが「人間性」であり「コミュニケーション」です。屋台は狭くて寒くて不便ですが、肩が触れ合う狭さのお陰で人情味に溢れて気軽に話せるから「こころ」が温まります。「不便さが生み出すコミュニケーション」というものが存在するのが屋台なのです。
 まちづくりには特効薬はありません。ゆっくりじっくりと時間をかけて場所の意志に添った事業に取り組まなくてはいけせん。ハードだけに頼ると、完成した瞬間から陳腐化が始まってしまいます。時間の経過と共に成長するソフトと素材が必要なのです。

 

    
            
             【全体風景】


   
    【北の屋台の取組みについて語る坂本氏】

        【真剣に聞く参加者の方々】

  【講演の感想を出し合い、坂本氏への質問を検討】

  【坂本氏へ質問をする綜合設備(株)の亀岡氏】

★全国の屋台ブームの先駆けとなった「北の屋台」。空洞化した地方都市の賑わいを取り戻すことから始まったプロジェクトの全容について書かれた『北の屋台 繁盛記(¥1,890円)』を同友会釧根事務所で取り扱っております。ご希望の方は、同友会釧根事務所(Tel:31−0923 E-Mail:kushiro@hokkaido.doyu.jp)までご連絡下さい。

 


     
      『北の屋台 繁盛記(¥1,890円)』

 

みけた会7月例会のご報告


同友会釧路支部みけた会では7月31日に7月例会を開催しました。

テーマ:『人・物・金、それぞれの視点から学ぶ〜Q&Aで、理解度チェック!!』

報告者「人」:安田経営労務管理事務所  所長  安田 正二氏
報告者「物」:(株)ラコンテ      代表取締役  松井 智聖氏
報告者「金」:プロシステム釧路       代表  深山 浩昭氏

企業にとっての命は、人・物・金の経営三要素がバランスよく備わっていることです。今回の例会では、人・物・金それぞれの分野のQ&A形式の理解度チェックを行い、その後、それぞれの専門家より解答&解説を行いながら学びました。

 【実際に相談を受けた事例をもとに解説をする安田氏】

 【マーケティングやSWOT分析について語る松井氏】

【実際に自分が体験した駐車違反について解説をする深山氏】

★次回のみけた会は、8月19日の白糠ツアーを例会と位置づけて開催します。

経営指針成文化研究会(2グループ)のご報告


7/27 南しれとこ支部経営指針成文化研究会(2グループ)がグループ会議を行いました。

 21世紀に入って、中小企業をめぐる状況は一段と厳しくなっています。産業の空洞化が進み、地域経済が危機にさらされ、中小企業のよって立つ基盤が大きく崩壊しつつあります。これに長期不況が追い討ちをかけています。 また市場の成熟化が進み、量より質へ、本物志向となる一方、IT化の進展も本格化しています。これらの動きのいずれをとっても従来の経営のやり方では対応できません。今こそ環境変化を的確にとらえ、ぶれない座標軸をもった経営が必要となっています。

同友会の経営指針が目指すものは、一言でいえば自立型企業とそれを支える自主的社員を育成することです。経営指針の確立とそれを社員とともに実践していくことで会社は変わります。

 南しれとこ支部経営指針成文化研究会(2グループ)では、なぜ、経営指針が必要かについて確認しあい、その後、それぞれが作成してきた経営理念を発表し合いました。

                        【全体風景】

【なぜ経営指針が必要なのかについて語る佐々木氏】

★今後はSWOT分析のシートに我が社の強みや弱みを記入し、次回(8月3日)に発表を行います。

厚岸地域大学が開講


 故郷の歴史と文化を学ぼうと、釧路支部厚岸地区会(中村一明会長:45社)が企画した「厚岸地域大学」が7月27日に開講し、会員や町民など70名が参加しました。本講座は来年の7月までの長期講座で、歴史、産業、文化などの分野を専門家が講演します。9講座全てを受講すると「厚岸マイスター」の称号が授与され、故郷の語り部として認証されます。

 第1講は釧路公立大学の高嶋教授が「国泰寺と日鑑記」と題して江戸時代の厚岸について講演しました。高嶋氏は1804年に建立された国泰寺の沿革に触れて、「ロシアの南下政策に対抗するために武士が蝦夷地に派遣された。武士と交易商人の葬儀のために国泰寺が建立された。ロシア正教の布教を食い止める目的もあった。国泰寺の日鑑記はあまり読まれていないが、初代住職文翁の松堂執事が記した一級の資料だ」と語りました。

 次回は9月15日に「太田村の成立」と題して、高嶋氏が厚岸の屯田兵の歴史について講演します。

 

▲釧路公立大学の高嶋教授

▲挨拶する中村会長

▲厚岸マイスターを目指して大勢の会員が集まりました

釧路支部5S向上プロジェクト始動!!


同友会釧路支部では「5S向上プロジェクト」に取り組んでいます。

整理、整頓、清潔、清掃、しつけの頭文字をとった「5S向上プロジェクト」。洗練された職場環境を実現し社内の士気と生産性の向上を目指そうと呼びかけ、現在、釧路支部会員の12事業所が取り組んでいます。

【5S向上プロジェクト参加事業所】

1.美警
2.丸中釧路中央青果
3.クリエイトスハニー(本店)
4.クリエイトスハニー(支店)
5.サンエスマネジメントシステムズ
6.丸成鈴木建業
7.あんずカンパニー
8.あゆみ調剤
9.藤プリント
10.トーワ計装
11.釧路新聞社
12.同友会釧根事務所

今回の5Sプロジェクトは、参加事業所が自ら設定した32項目〜50項目に及ぶ点検項目に従い、専門家の株式会社コムの小川社長が第1回目の点検します。企業側は指摘された項目を改善し、次回の抜き打ち点検に臨みます。

7月27日(木)同友会釧根事務所に検査が入りました。

【同友会釧根事務所の点検をする株式会社コムの小川氏】

【事務所の机の上までしっかりとチェック】

  【チェック後点検シートをみながら改善項目の説明を受ける米木局長】

★「この取組みは経営者自らが率先し会社を挙げて取り組むことが大事」と小川社長。釧根事務所も、今回指摘を受けた点を改善し、次回の抜き打ち点検に臨みます。

※「5S向上プロジェクト」についてのお問い合わせは、同友会釧根事務所(Tel:31−0923)までご連絡下さい。

 

 

同友会アカデミーのご報告


釧路支部は7月25日に同友会の歴史や重要文献から学ぶ同友会アカデミーを開催しました。

中小企業家同友会は、中小企業の利益を守るという立場から、1957年に日本中小企業家同友会として東京に生まれ、全国に広がっています。北海道同友会は中小企業の繁栄と働くすべての人の幸せを願い、1969年に30名で出発し、「知り合い、学びあい、援けあい、激動を良き友とする経営者になりましょう」を合言葉に経営に役立つ活動をすすめて参りました。北海道同友会は、現在、4,937社の会員数で全国一の同友会になっています。

同友会アカデミーの第1講として、北海道同友会釧根事務所の米木局長が、「同友会運動の歴史を学ぶ」というテーマで、テキスト「同友会運動の発展のために」の読みあわせを行いながら、同友会の発足した経緯や、同友会の理念や歴史について報告し、その後、参加者との討論を通じて学びを深めました。

【同友会の発足した経緯について語る米木局長】

        【今回の司会を務めた森川氏】

【今回の講義で使用した「同友会運動の発展のために」】

★同友会事務局で1冊500円で販売しております。ご希望の方は事務局(Tel:31−0923)までご連絡下さい。

第2講は8月23日に「労使関係の見解から学ぶべきもの」というテーマで、企画委員の方に報告して頂きます。