釧路支部は8月23日に同友会の歴史や重要文献から学ぶ同友会アカデミー(第2講)を開催しました。
同友会では、経営指針の作成や社員教育を考える場合、必ず「労使見解」にまなぶことを強調しています。「労使見解」とは、「中小企業における労使関係の見解」の略称で、中同協が1975年に発表した歴史的文書です。
この文章が作成された背景は、戦後労働運動が盛んになり、中小企業にも労働組合が結成され労使間の争議が相次ぎ、中小企業経営を根底からゆさぶる事態を招いたことがあります。同友会の先輩達は、力と力との対決による解決ではなく、話し合いを基調にした中小企業にふさわしい近代的な労使関係の確立に血の出るような苦労を重ねました。その体験を教訓化しまとめたものが「労使見解」なのです。
今回は、企画副委員長の釧路鶴ケ岱郵便局の森川局長が「労使関係の見解から学ぶべきもの」というテーマで報告しました。テキスト「労使見解」の読みあわせを行いながら、生まれた背景や中小企業における労使関係の見解のポイントについて報告しました。
【労使見解の生まれた背景について語る森川氏】
★森川さんが作成した今回の講義のレジュメ(下記よりダウンロードしてご活用下さい)
http://portal.doyu-kai.net/uploads/files/rousikennkai%20morikawa.pdf.pdf
【『人を生かす経営(労使見解)』のご紹介】
★同友会事務局で販売しております。ご希望の方は事務局(Tel:31−0923)までご連絡下さい。
同友会アカデミー第3講は9月20日に開催します。