一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

白糠の元気企業訪問ツアーのご報告


同友会釧路支部白糠地区会では、8月19日(土)に『白糠の元気企業訪問ツアー』を開催しました。(参加者:釧路支部15名、白糠地区会10名、一般9名)

白糠地域の魅力(企業・観光・文化・食)を、同友会釧路支部の方々に知ってもらうと共に、会員同士の交流を図ることを目的とした今回のツアー。この企画を北海道新聞に掲載した所、一般市民から参加申込みが相次ぎ、途中で募集を締め切る程でした。

約6時間に及んだツアーの内容は以下の通りです。

【白糠の新たな特産品を作りたい (乳呑ファーム 折出代表)】

2005年11月に同友会白糠地区会会員3社で設立した「乳呑ファーム」が経営多角化の一環として、イチゴの栽培に取組んでいます。「将来的にイチゴを白糠の新たな特産品にしたい」という折出さん。乳呑ファームのイチゴを食べながら、その取り組みについて伺いました。

 【真っ赤な乳呑ファームのイチゴを試食する参加者】

  【乳呑ファームの取組みについて語る折出代表】

 【参加者の質問に応える大畑氏(白糠地区会会長)】

【地元からの熱い支持 応援団体「グッチーズ」 (田口牧場 田口代表)】

白糠産のチーズを応援する団体「グッチーズ」。様々なイベントへの出店やチーズを使った料理講習会の開催を通じて輪が広がり、現在の会員数は420名を超えました。このグッチーズ会長の田口牧場の田口さんよりグッチーズの取組みについて伺いました。

          【田口牧場 全体風景】

   【グッチーズの取組みについて語る田口代表】

     【参加者からの質問に答える田口代表】

★グッチーズのHPはこちら http://www2.odn.ne.jp/g-cheese/

【ヒット商品の仕掛け人 (紫香舎 平賀代表)】

白糠鍛高地区で生産される無農薬の赤じそを原料にしたしそ焼酎『鍛高譚』。この発案者は、同友会白糠地区会会員、(有)紫香舎の平賀さんです。参加者は紫蘇畑を見学させて頂きながら、商品開発の取り組みについて伺いました。

【『鍛高譚』商品開発の取組みについて語る平賀代表】

             【全体風景】

       【紫蘇畑を前にして語る平賀代表】

【情熱のチーズ職人(白糠酪恵舎 井ノ口代表)】

白糠町で農業改良普及員として若手酪農家を指導していた井ノ口さん。地元の生乳を地元で活かす方法としてチーズづくりを始め、研究をかさねた末に、平成13年4月に若手酪農家(14牧場)を中心としたメンバー20人で?蠻鮃罵鏃端砲鮴瀘?しました。「食べた人が幸せになれるチーズを作りたい!」と語る井ノ口さんより白糠酪恵舎の取組みについて伺いました。

【酪恵舎の取組みについて語る井ノ口代表】

   【チーズ工房についての説明をする井ノ口代表】

     【酪恵舎のチーズを試食する参加者】

★白糠酪恵舎のHPはこちら http://www2.odn.ne.jp/g-cheese/rakukeisya/purofile/syoukai.htm

見学の途中から雨が降りだしました。酪恵舎のチーズ購入を目当てに参加した人がいることを知った従業員は、急遽次の目的地まで移動する車内でチーズの販売することになりました。「車内販売は初めてです。よい経験ができました」と完売したチーズの籠を手に、従業員も笑みを浮かべていました。

次の訪問先、茶路めんよう牧場では羊肉の串焼きを車中で試食しながらの開催となりました。

【羊を丸ごと食べつくす (茶路めん羊牧場 武藤代表)】

京都から19歳の時に来道した武藤さん。現在は家族と羊400頭とともに白糠町に在住しています。めん羊を生産し、食肉として一般消費者・事業者に販売するかたわら、イベントの企画や実演を行ったり、ゲル(モンゴルの移動式住居)の組立や貸し出しなども行っています。「羊の命を無駄にしないで丸ごといただく」をモットーに取組む武藤さんにお話を伺いました。

 【羊で作ったこだわりの製品を参加者に見てもらました】

一般参加者のツアーは、残念ながらここで終了。釧路支部会員と白糠地区会会員は山内水産が経営する「やまかん」へ向かい交流会を開催しました。

【白糠の新鮮な素材を使った海鮮料理! (山内水産 山内代表)】

白糠港の灯台、打ち寄せる波の音、太平洋が一面に広がるロケーションの中、白糠の朝市場から仕入れた新鮮な素材を使った海鮮料理を味わうことができる食事処『やまかん』。この『やまかん』の海鮮料理を味わいながら、白糠生まれの新鮮な原料を利用し、安く、美味しい製品の開発に取り組む、山内さんに自社の取組みについて伺いました。

【白糠の新鮮な原料を使った製品開発の取組みについて語る山内社長】

          【交流会 全体風景】

     【白糠の朝市から仕入れた新鮮なお刺身】

       【白糠産のタコを使ったタコ飯】

★やまかんのHP http://www.946jp.com/yamakan/syokuji/

交流会では、ツアーに参加した方々より、自己紹介も兼ねて感想を述べて頂きました。

会員の両親と一緒に参加した大学生の漆崎聡子さんは、「本日の訪問先は食に対する熱い情熱を持ったところばかりでとても勉強になった。私は今まで釧路に住んでいながら何も知らなかった。若い人達は、すぐ都会に憧れて出て行ってしまう。釧路の周りにもこんな素晴らしいところがあるんだと、同世代の人達に知ってもらえたら、この地に住み続けてもらえるのにと感じた。今日の感動を、私の周りの人達に伝えていこうと思う」と力強く発言しました。

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