一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

8月, 2008:

金融機関が見る決算書のポイント 南しれとこ支部例会


 南しれとこ支部(端賢二支部長・136社)は27日に8月例会を開き、「金融機関は決算書のここをチェックしている」と題して福田経営センターの本間直樹氏が講演しました。

 本間氏は金融機関の債務者区分の定義に触れ、「業況不安定で財務内容に問題がある企業は『要注意先』として見られる。その場合、主要銀行以外は金の回収に動いてくる。早急に経営改善計画を作り実行に移したほうがいい」と語りました。さらに財務を改善するポイントとして、「売上から損益分岐点額を引いた安全余裕度は売上の20%が望ましい。10億円の売上なら損益分岐点は8億円にしたい」と年間借入金償還額を考慮に入れた財務を維持することの重要性を指摘しました。

 

 

べつかい乳業公社佐藤氏 三セクの経営を語る


 南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長・47社)は8月例会を25日に開き、べつかい乳業公社の佐藤専務が第三セクターの経営について報告しました。佐藤氏は三年前に大手乳業会社から現在の会社に代表取締役専務として転職しました。「自分の入社を歓迎しない社員が多く、指示も徹底できなかったので面談や手紙を配り社員の懐に飛び込んでいった。土日も操業を休んでいたために、大型店の陳列棚から自社製品の欠品が出ていても社員は何も感じていなかった」と当時を振り返りました。

 第三セクター特有の雇用関係や社員の士気の改善に務めた佐藤氏は、三年間で赤字会社から黒字企業へと転換し、借入金も大幅に減らすなど経営手腕を発揮しています。「自立した第三セクターを作り上げたい。そして社員の雇用を保障して、雇用をもっと増やすことに務めたい」と企業の社会的責任を全うすることを誓っていました。

釧路コールマイン松本氏、異業種展開戦略を語る 根室支部8月例会


  根室支部(福井富士雄支部長)は27日、『異業種への展開〜わが社の経営戦略』と題して例会を開き、釧路支部会員で釧路コールマインの松本裕之事業部長が講演しました。同社は石炭の生産・販売を主力とし、自動車の解体・リサイクル・中古部品販売を手掛ける釧路オートリサイクルや粗大ゴミ処理センターの運営など次々に新規事業分野を開拓しています。

 松本氏は「炭鉱は石炭・岩石・電気・資材・人員等大量なものを移動させるのが仕事であり、坑道の維持、災害予防技術が必要になる。そのため電気・機械・通気・コンピュータ・測量などの全ての技術を総動員し石炭生産を支えなければならない」と述べ、様々な技術の結晶が炭鉱を支えていると強調しました。

 同氏は炭鉱マンがもつ電気機械・コンピュータ技術が新規事業への参入を可能にしているとし、「資格や技術・技能、さらに高い安全意識など、個人の能力を最大限に活用することで新規事業への展開ができる。重要なのは企画の段階から充分な時間をかけ、徹底した市場調査と利害関係者との深い討論をすることが必要だと感じている」とし、今後も可能性を模索し事業展開を図ることを強調しました。

 

 

釧路港と観光を考える 釧路支部あゆみの会


  釧路支部あゆみの会(浅野葉子会長)は22日に例会を開き、『釧路港と観光』と題して、釧路市港湾空港部長の繁本護氏が講演しました。

 繁本氏は「古来から人とモノの輸送を支えたのは海運だ。各地に生まれた港を核として商人や船乗りが集まってくる。釧路港は来年110周年を迎えるが、開港以来港町として固有の産業が生まれ、地域経済を支える確かな役割を担ってきたのは間違いない」と述べ、一つの地域資源としての港を見つめなおす必要があることを強調しました。

 さらに同氏は港を拠点とした観光に着眼した様々な地域活性化政策について語り、「重要なのは来釧した観光客にまた来たいと思って貰うことだ。クルーズ船が一回入港するだけでかなりの経済効果がのぞまれる。港を中心とした観光を起爆剤として地域経済の盛り上げを図りたい」と語りました。

 

みんなの輪に誘い隊通信【第19号】


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みんなの輪に誘い隊通信【第19号】
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2008年8月26

北海道中小企業家同友会釧路支部
組織委員会グッドモーニングプロジェクト

【37人目】
消防用設備の設計、設置、点検業務を手がける総合防災さんです。「防災設備業は専門職。様々な資格が必要なのです」と語る代表取締役の脇さんは、信頼される会社作りのため『コミュニケーション』を大事にされていらっしゃいます。「社員がいるから会社がある。同時に会社があるから社員が力を発揮できる。コミュニケーションをしっかりとってまず仲間同士が信頼を得られるよう心がけています」と話す脇さん。お話によると防災設備のお仕事は幅が非常に広いそうで、「施設によってつける設備が違ってきますし、何より色んな人に出会うことができるのが面白いです」と話してくださり、脇さんの優しい人柄を感じ取ることができました。
【取材:事務局・菊池】

■(株)総合防災 代表取締役 脇 弘幸さん
■所在地:釧路市若松町7−5
■業務内容:消防・防災機器等の設備及び販売、保守

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【38人目】
釧路町桂木のインテリアショップ、松並商店の松並社長にお話を伺いました。松並さんは4代目の社長で、松並商店の創業は明治の後半、100年近くにもなる老舗です。「家具はアンティーク、スタンダード、モダンなど幅広く取り扱えるように心がけています」と語る松並さん。店内にはカラフルなインテリア商品が並べられており、思わず楽しくなるような空間になっています。「お客様ととても長い付き合いができる仕事です。結婚した時に家具を買われていった夫婦が歳をとってまた来てくれるということもあります。『とても良かったよ』と言ってもらえると嬉しいですね」と話す松並さんの趣味は釣り。特にヤマベ釣りが好きで、今年も4〜5回釣りをされたとのこと。今度穴場を教えてくださいね!
【取材:事務局・菊池】

■(株)松並商店 取締役社長 松並 邦拓さん
■所在地:釧路町桂木3−2−1
■業務内容:家具販売

 

阿部武文氏が報告 根室支部番頭会例会


 根室支部番頭会(藤本保一代表)は20日に例会を開き、すずきの阿部武文氏が報告しました。

 阿部氏は入社当初は話すのが苦手で苦労しながらも、それを乗り越えて初めて販売したクォーツとお客様の顔は今でも鮮明に覚えているといいます。「仕事だと思えば辛さを忘れる。良くも悪くも様々な経験をすることで人間的にも成長することができる。基本になるのは人間と人間の付き合いだ。お客様に助けられることも多く、いい人に恵まれて今の自分があるのだと思う。細かいことでもおろそかにせず、コツコツと積み重ねていくことが重要だ」と語りました。

 加えて同氏は人育てについて「若手社員は物事を覚える能力は非常に高いと感じている。会社が更なる高みを目指すために、目標を立ててそれに向かって邁進する強い気持ちと、皆を鼓舞し勢いづかせてくれる人材を育てることが重要だ。そのためにはまず自分自身の成長は欠かせないだろう」と述べました。

葬儀マナー講習会を開催 釧路支部共育求人委員会


釧路支部共育求人委員会は8月19日に葬儀マナー講習会を開催し、(株)博善社代表取締役社長の高木氏が講演しました。

高木氏は大事な人が亡くなったときの対応の仕方や各宗派の流儀、お布施の金額、戒名などについて説明し、「日本の仏教は葬式仏教で、普段はあまり接することがない。いざ葬式になったときに困らないように自分の宗派をしっかりと確認しておくべきだ」と述べました。また同氏は「葬儀の仕様については、故人の希望がある場合はその意思を尊重するべきだ」と強調しました。

講演後には仮想葬儀を行い、焼香の仕方などを学びました。その後の質疑応答では、「キリスト教など、仏教以外の葬儀では香典はどのように書いて渡せばよいのか?」との質問があり、高木氏は「キリスト教ならば『御花料』や『御ミサ料』と書くことが多いが、大事なのは気持ちを込めることだ』と述べました。

【須藤共育求人委員長】

【(株)博善社 代表取締役社長 高木 一州氏】

【仮想葬儀で焼香を学ぶ】

産学官連携研究会HoPE 釧路で例会を開催


 釧路支部は8月12日に産学官連携研究会「HoPE」と合同で例会を開き、北海道大学の荒磯教授、白石ゴム製作所の千葉社長、バイオマテックジャパンの工藤社長が報告しました。

 HoPEは2001年、同友会札幌支部の会員と研究機関が産学官の連携を目指して発会しました。これまで多くの特許を取得し、開発した新製品や新技術が賞を受けるなど、様々な実績を残しています。

 HoPE運営委員長を務める北海道大学教授の荒磯氏は「北海道における地域産学官連携の発展ビジョン」について報告し、「地域クラスターの発展のためには、1.地域企業 2.大学、高専、研究所 3.公設試験場 4.地域科学技術財団等 5.地方自治体の産業・科学技術部署 6.金融機関が有機的に連携することが重要だ」と強調しました。

 白石ゴム製作所の千葉社長は「HoPEを活用した企業革新」と題し、自らが行ってきた様々な事業について報告しました。白石氏は「HoPEで活動することで色々な研究機関から情報が集まるようになった。HoPEは異業種の交流ができるので、全く違う発想がでてくる。とても活用できる会だ」と語りました。

 バイオマテックジャパンの工藤社長は同社で製造を進めている新素材「プロテオグリカン」について語り「この商品は細胞の活性化に必要なものだが、市場ではとてもマイナーなものだ。大企業が参入できない小さな分野だからこそ競争せずに戦うことができる。」と述べました。

 その後行われた交流会で荒磯氏は「釧路は産学官連携に必要な要素を満たしている。是非HoPEのような活動に取り組んでもらいたい」と挨拶しました。

 

【北海道大学 教授 荒磯 恒久氏】

【(株)白石ゴム製作所 社長 千葉 武雄氏】

【バイオマテックジャパン(株) 社長 工藤 義昭氏】

釧根三支部 条例制定へ向けて活発な動き


 釧路支部は摩周地区会(近藤明会長)、厚岸地区会(中村一明会長)で中小企業振興基本条例制定会議を開き、「条例制定で地域はこう変わる」と題して、釧路支部政策委員長の福井克美氏が講演しました。

 福井氏は「日本の企業の99%を中小企業が占めており、雇用の70%強を中小企業が担っているのが事実だ。しかし1999年の中小企業基本法改正に伴い、国の施策が大幅に変化した。同友会も地方自治体の政策決定に積極的に参画し、国の目を中小企業に向けさせなければならない。中小企業の発展なくして地域経済の振興はありえない」と強調し、同友会が提唱する中小企業振興基本条例の重要性を説きました。

 加えて同氏は中小企業振興基本条例に盛り込むべき内容として、イ.前文や目的に基本理念を盛込む、ロ.中小企業振興の基本施策と基本方針を明確にする、ハ.首長の責務・中小企業の努力・大企業の努力・住民の協力を明記する、ニ.中小企業への影響を考慮した施策を講じる、ホ.同友会会員が参画する産業振興会議を設置することの明文化されることが重要とし、「中小企業振興に全力を注いでくれる行政マンを多く生み出し、産学官民地域が一体となり地域振興策を共に考え行動することが、地域と中小企業の振興に繋がるはずだ」と述べ、圧倒的多数の人々が安心して暮らせる地域社会創造へ向けた意欲を語りました。

 同友会釧路支部では7月25日に伊東市長宛に中小企業振興基本条例制定の要望書を提出。条例制定を契機として地元中小企業と、地域住民が安心して暮らせる社会の構築方法を探ります。

 また、南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長)は水沼町長に別海町中小企業振興基本条例提案をし、別海町は来年4月1日に施行する方針で、実現すれば全国の町村では初の制定になります。

 根室支部(福井富士雄支部長)でも政策委員会が中心となり条例制定プロジェクト組織し学習会を通じ、学びを深め条例制定運動を本格展開しています。

                 【厚岸地区会で講演する福井氏】

みんなの輪に誘い隊通信【第18号】


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みんなの輪に誘い隊通信【第18号】
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2008年8月11日
北海道中小企業家同友会釧路支部
組織委員会グッドモーニングプロジェクト

【35人目】

自動車販売・整備・保険代理業などを手がけるイシダ自販さんにお邪魔しました。「初めは保険代理店だったけど、その後自動車販売を始めました。車屋としては変わっていますね」と話すのは社長の石田さん。商売としての可能性を見出し、自動車販売を始めたそうです。「わが社では『心を大事に』という理念を持ち、『社業を通じて人のために社会のために』を心がけています。また今年は『連帯と安定』をテーマに、つながりの強化、安定した会社づくりを目指しています」と会社の理念を語ってくださいました。開業して19年、新しい買取方式や仕入れの強化、新分野の開拓など、石田社長は常に新しいことに挑戦し続けています。ありがとうございました! 【取材:事務局・菊池】

 

 

■(有)イシダ自販 代表取締役 石田 功さん

■所在地:釧路市愛国東3丁目5番5号

■業務内容:自動車小売業

 

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【36人目】

 

釧路では珍しい暑さになったこの日、取材に応じてくださったのは建設連合釧路地方建設組合専務理事の木村さんです。「建設連合には今年4月に入ったばかりです」と話す木村さんは今年3月まで社会福祉協議会で常務理事を務めていらっしゃったそうです。「建設連合は36都道府県に組合を置き、各種保険業務を通して、建設業や設備工事業などに携わる方々の健康と生活を守るお手伝いをしています」とお仕事の内容を説明してくださいました。その他にも労務に関するコンサルタントなど、幅広く組合員の方をサポートしていらっしゃいます。「まだ入って間もないので、一生懸命勉強中です!」と意気込む木村さんでした。【取材:事務局・菊池】

 

 

■建設連合釧路地方建設組合 専務理事 木村 芳人さん

■所在地:釧路市川上町5−2−1

■業務内容:健康保険、労働保険、年金基金組合

 

 

みんなの輪に誘い隊通信【第17号】


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みんなの輪に誘い隊通信【第17号】
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2008年8月5日
北海道中小企業家同友会釧路支部
組織委員会グッドモーニングプロジェクト

【33人目】

釧路市漁業協同組合の浦田さんにお話を伺いました。「漁協は銀行業務や保険、物品販売、卸売、水産加工など、もろもろの業務を通して漁業者の仕事と生活をサポートするのが役目です。漁協で全てのものを手に入れることができる。それが理想ですね」と語る浦田さん。近年深刻な問題になっている原油価格の高騰について「漁船の燃料が高くなる一方で漁業資源が減ってきているので、漁業者の経営は苦しくなっています。漁協では釧路産の魚をブランド化するなどの工夫をして付加価値を上げる努力をしています」と語ってくださいました。「漁業は楽な仕事じゃないよ」と苦笑いしながらも、冷静に現状を分析してお話してくださいました。ありがとうございました!【取材:事務局・菊池】

釧路市漁業協同組合 会計主任 浦田 満さん
■所在地:釧路市浜町3−12
■業務内容:卸売業

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【34人目】

先月入会されたばかりの釧路昆布研究所の田川さんにお会いしました。田川さんは昆布の仮根(ガニアシとも言うそうです)を加工した健康食品を開発、販売していらっしゃいます。「昆布の仮根を摂取することで発毛促進や抜け毛、白髪の減少などの効果が確認されています。仮根は固くて食べられないので、粉末にする努力をしてきました」と語る田川さん。実際に乾燥させた仮根を見せていただきましたが、なるほど、ガチガチで食べられそうもありません。「粉末にする工程が一番苦労した」とのこと。現在開発中の商品の材料となる昆布は主に釧路管内のものを使っているそうです。「色々な地域の昆布を試したけれど、釧路の昆布森の昆布が一番良い。地元のために純釧路産の商品を作りたい」と笑顔で話す田川さんでした。【取材:事務局・菊池】

■釧路昆布研究所 代表 田川 保信さん
■所在地:釧路郡釧路町北都2−5−5 北都ビル2階
■業務内容:健康食品製造・販売