釧路支部は9月18日、八木澤商店の河野通洋社長(岩手県同友会)を講師に迎え、
釧路プリンスホテルに於いて102名で9月例会を開催しました。
東日本大震災で社屋・工場が全壊し2億円を超える被害があった八木澤商店。
河野社長は「再建する、必ず!社員と共に陸前高田に生きる」をテーマに、積み重ねて
きた社員との信頼関係をベースに、東日本大震災での被災と経営再建について講演しました。(伊藤)
釧路支部
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釧根地域における中小企業者の取引実態調査のお願い
(社)北海道中小企業家同友会 釧路支部 支部長 石橋 榮紀
釧路公立大学 経済学部 准教授 下山 朗
同友会では「釧路市中小企業基本条例」の精神に則り、釧路公立大学と共同で地域経済の分析活動を展開しております。このほど「地域経済活性化に向けた域内循環の取引実態」を調査することになりました。
調査結果は、統計的に処理し、当研究会の成果報告および研究以外の目的では使用いたしませんので、個々の事業所が特定されることはありません。
釧路市中小企業基本条例とは
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ご協力ありがとうございました。送信ボタンを押して下さい。
釧根三支部で定時総会を開催
<釧路支部第39回定時総会 4月19日>
釧路支部は4月19日、釧路キャスルホテルで第39回定時総会を開き、
釧根三支部における農業部会発会や浜中町内で釧路支部5つ目となる
新たな地区会の設立などを盛り込んだ2013年度活動方針を決めました。
▼北海道同友会2013年度活動方針(案)を説明する守代表理事
▼新役員を代表して挨拶する藤井副幹事長(会員増強プロジェクトリーダー)
●支部長:石橋 榮紀 氏<浜中町農業協同組合 代表理事組合長>
●幹事長:曽我部 元親 氏<北泉開発(株) 常務取締役>
★釧路支部総会報告書、新役員名簿はこちらからダウンロードしてご確認ください。
http://portal.doyu-kai.net/pdf/kushiro39soukai.pdf
<根室支部第30回定時総会 4月22日>
根室支部は4月22日、イーストハーバーホテルで第30回定時総会を開催し、
根室支部設立30周年記念事業の成功や「同友会カレッジ」の取り組み等、
より一層の活動充実を誓いました。
総会に引き続き、朝日新聞社の中島隆中小企業担当編集委員を講師に、
「わたしは中小企業の応援団」と題した記念講演会を開催しました。
▼北海道同友会2013年度活動方針(案)を説明する本郷代表理事
●支部長:田家 徹 氏<(株)タイエー 代表取締役>
●幹事長:瀨戸 愼太朗 氏<(株)ファイン 専務取締役>
★根室支部総会報告書、新役員名簿はこちらからダウンロードしてご確認ください。
http://portal.doyu-kai.net/pdf/nemuro30soukai.pdf
<南しれとこ支部第31回定時総会 4月26日>
南しれとこ支部は4月26日、寿宴で第31回定時総会を開催しました。
総会では、中小企業振興基本条例に基づいた更なる地域づくり活動の
展開や釧根三支部の連携強化等を確認しました。
総会に引き続き開催した記念講演会では、「目指せ世界一! 地域・
生産・加工・パン屋をつなぐ十勝小麦物語」をテーマにとかち支部(本別
町)の前田農産食品(資)前田茂雄専務が講演しました。
▼北海道同友会2013年度活動方針(案)を説明する藤井副代表理事
●支部長:佐々木 孝 氏<佐々木テント(有) 代表取締役>
●幹事長:雨宮 慶一 氏<雨宮印刷(株) 代表取締役>
★南しれとこ支部総会報告書、新役員名簿はこちらからダウンロードしてご確認ください。
http://portal.doyu-kai.net/pdf/minamishiretoko31soukai.pdf
第20期は18名が修了 釧路幹部大学
釧路支部(石橋榮紀支部長)は15日、第20期を迎えた釧路幹部大学の修了式を釧路キャッスルホテルで開催しました。文学、哲学、歴史、金融などをテーマとして全8講が行われ、18名が修了しました。
釧路支部の曽我部幹事長は「多忙な中、幹部大学で学び続けることは大変だったと思う。幹部大学での出会いや、学びを今後に活かして欲しい」と述べ、受講生一人ひとりに修了証書を手渡しました。
弁護士法人荒井・久保田総合法律事務所の石丸理央氏が「講義の中でコミュニケーションの大切さについて触れた。はじめはお互いに緊張し、議論も進まなかったが、グループ討論の中で司会や発言、発表を通して自分の考えを伝える練習を積むことが出来た。今後も学び続け、得た気づきと体験を社内へ持ち帰り実践したい」と修了生を代表して挨拶しました。
講評を行った釧路支部共育委員会の岸本真希人委員長は「受講生から提出されたレポートの多くは優れたものだった。勉強は一生続くものだ。今後は、いち企業人として大きく飛躍して欲しい」と締めくくりました。
修了式後には懇親会が開かれ、修了生が一言ずつ幹部大学の感想と今後の決意を述べ交流を深めました。
★第20期幹部大学 成績優秀者(順不同、敬称略)
<優秀賞>
弁護士法人 荒井・久保田総合法律事務所 石丸理央
<努力賞>
カネカ柿田商店 柿田英樹
ぱんどーら 高野優己
丸辰相長センター 伊藤元博
釧路新聞社 須貝喜治
あんずカンパニー 松原麻実
丸中釧路中央青果 本吉太州
丸昭上川原商店 小泉尚哉
経営者はスピード感と夢が必要 ~根室支部新年交礼会~
根室支部(田家徹支部長)は30日に新年交礼会を開催し、支部設立30週年を迎える一年にさらなる学び合いの充実を確認しました。新年の挨拶に立った田家支部長は「根室市内でも大型商業施設の進出や、人口減など待ったなしの課題が山積している。我々中小企業は幹部社員向け研修会などを通して自社の存在意義を高めよう」と呼びかけました。続いて三ツ星レストランシステム副社長の土井政規氏が「チーム作りに根差したわが社の成長戦略」と題して新春講演に立ちました。
土井氏は、谷川社長の下で創業期から30年間、苦楽を共にしてきた経験から「経営者は常に目標の『先』を見据えている。谷川も売上や規模の目標を達成する前に、次の目標を設定して行動を開始する。経営者はスピード感と夢を持つことが大切」と述べ、三ツ星レストランシステムの戦略の一部を紹介しました。また、各店舗の組織づくりにも言及した同氏は「道内、関西地域で25店舗を展開している。そのすべてに経営者が顔を出し、一人ひとりのスタッフと細かな面談を行うことは困難だ。給与明細へ一言コメントを添えたり、各店舗での朝礼を工夫してチームワーク、連帯感を構築する努力をしている」と話しました。
<根室支部新年交礼会・来賓一覧(順不同)>~~~~~~
北海道根室振興局 産業振興部 部長 黒島 光博 氏
根室市役所 水産経済部 部長 竹脇 秀斗 氏
根室市役所 商工観光課 課長 園田 達弥 氏
根室商工会議所 副会頭 杉山 忠夫 氏
北海道中小企業家同友会 副代表理事 横地 敏光 氏
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ラッキーピエロ社長・王氏の講演に180名 ~釧路支部新年交礼会~
釧路支部(石橋榮紀支部長)は16日、180名が参加して新年交礼会を開催しました。函館を中心にハンバーガーレストランを16店舗展開するラッキーピエログループ社長の王一郎氏が講演し、2013年の学び合いが幕を開けました。
王氏は、地域で1番にこだわる差別化経営について語りました。「10年前のマーケティングをいくら勉強しても役に立たない。常に変化する市場に合わせた売り込み方を導入しなければ取り残されてしまう。経営者が貪欲に学びの機会を求めていくことが大切だ。私も各種のセミナーを受けるようになって37年経つが、まだまだ学び足りない」と述べ、自身の学びに対する姿勢を紹介しました。
講演後に行われた懇親会では石橋榮紀支部長が「今年の干支は巳。会員の皆さんには仕事の面でもプライベートの面でも、ヘビと同じように脱皮して、新たな展開を切り開く年にしていただきたい」と挨拶し、その後の歓談では参加者が今年一年の抱負を語り合いました。
<釧路支部新年交礼会・来賓一覧>~~~~~~~~~~~
北海道釧路総合振興局 産業振興部 部長 関藤 博臣 氏
釧路市 産業振興部 部長 名塚 昭 氏
北洋銀行 釧路中央支店 副支店長 高橋 克明 氏
北海道銀行 釧路支店 副支店長 西田 匡 氏
釧路信用金庫 経営企画部 部長 森村 好幸 氏
釧路信用組合 理事長 岩田 豊 氏
釧路信用組合 本店営業部 営業部長 寺崎 俊明 氏
日本政策金融公庫 中小企業事業 事業統轄 南 裕之 氏
日本政策金融公庫 国民生活事業 融資課長 石岡生久朗 氏
北海道中小企業家同友会 代表理事 守 和彦 氏
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▲「同友会『3つの目的』に即した学びを」と呼びかけた石橋支部長
★交礼会の様子が各報道機関に掲載されました。
http://portal.doyu-kai.net/modules/news/article.php?storyid=1264
中堅幹部社員セミナーを開催しました
11月29日(木)、30日(金)の2日間、「中堅幹部社員セミナー」を開催し、14名が受講ました。
1日目は、中小企業診断士の松井智聖氏(ラコンテ 社長)が「後輩の指導で困っていませんか?」をテーマに講義を行い、「仕事を円滑に進めるためには、良好な人間関係を築くことが大切だ。後輩の特性を理解して的確な指導をすることで、能力が引き出されるはず」と述べました。
2日目は、同友会釧路支部幹事長で、北泉開発の曽我部元親氏が「経営者が幹部に期待すること」をテーマに講義。曽我部氏は「もし、移動販売のハンバーガーショップの経営をするとしたら、どんなビジネスモデルを描くか」というテーマを与え、4つのグループで討議しプレゼンを行いました。その後「会社での自分の役割は何か?」について1時間のグループ討論を行いました。
最後に、セミナーを担当した岸本真希人共育委員長が「経営者を支え、企業を発展に導く幹部の役割は大きい。このセミナーで学んだこと、ここで出会った人脈を生かし、より成長して欲しい」としめくくりました。
新会員と幹事の交流会を開催しました
くしろ道研、604名の登録で盛会裏に終了
9月7日、釧路支部(石橋 榮紀支部長)が設営を担当して「第29回全道経営者“共育”研究集会in釧路(以下、くしろ道研)」を開催。全道から604名が参加し、盛大に行われました。
▼早くから実行委員が集まり、歓迎のリハーサル
「地域の未来に光を当てよう、屈しない企業家魂で!」をスローガンに掲げ、10年ぶりに釧路で行われた「くしろ道研」。約2年前に実行委員会を立ち上げ、研修の内容から全道の皆様のおもてなしに至るまで、アイデアを出し合いながら着々と準備を重ねて来ました。
そして迎えた当日。「霧が立ち込める涼しい釧路」という印象とは打って変わって、爽やかな晴天に恵まれ、真夏のように暑くなりました。会場の釧路プリンスホテルには各地から続々と参加者が集い、あっという間に会場が満員に。
▼参加者の熱気に包まれた全体会場
三神代表理事の挨拶の後、記念講演として「中小企業は地域経済を支える主人公」をテーマに、富士市産業支援センターf-Bizセンター長の小出宗昭氏が講演をしました。数々の起業支援の実績を持つ小出氏。あらゆる事例を紹介しながら「どんな企業にも“売り”と“強み”がある。小さな成果を積み重ね、地域に活力を」と訴え、力強いお話しに大きな拍手が送られました。
▼「売りと強みは必ずある」、力強く語る小出宗昭氏
続いて経営指針、事業承継、人育てなどのテーマに分かれて、全部で10テーマの「分科会」が行われました。約3時間半に及ぶ分科会では、約1時間の報告とグループ討論が展開されました。諸課題について深い議論が交わされたと同時に、全道の参加者との情報交換にもなり、様々な気づきと発見があったようです。
▼10のテーマに分かれて行われた分科会
18時半から行われた懇親パーティーは、広い会場を参加者が埋め尽くし、熱気の中でスタート。石橋実行委員長は「この熱気は、まさに中小企業の時代であることを象徴している。道研で学んだことを、しっかりと地域や企業に伝え、強い北海道を創りましょう」と高らかに挨拶し、来賓を代表して釧路市長の蝦名大也様からは「同友会の迫力にただただ驚いている。新しい時代を築くべく、各地でのご活躍に期待したい」と祝辞をいただきました。別海町の牛乳で乾杯した後は、地域の食材をふんだんに使った料理に舌鼓を打ちながら、大いに交流を行いました。
▼懇親パーティーで挨拶する石橋実行委員長
大見麻華さんの歌のステージで盛り上がった後は、いよいよ「くしろ道研」のフィナーレへ。11月に「全道青年部後継者部会交流会」を開催する苫小牧支部と、来年10月に「第30回道研」を開催する南空知支部に、成功を祈願してタスキが掛けられました。最後に「来年は、岩見沢で皆さんとお会いしましょう」と横地副代表理事が高らかに挨拶し、大きな三本締めと共に「くしろ道研」は閉幕しました。
▼分科会ごとの立食形式で行われた懇親パーティー
▼歌と踊りと大漁旗で盛り上がりはピークに!
▼想いをつなぐ、次回開催地へのタスキ掛け
会場の外では、全支部の名前が入った横断幕を持ってお見送りし、全道の皆様への「ありがとう」の気持ちを伝えました。
▼「ありがとうございました!」、感謝の気持ちでお見送り
絶対にこいつらを幸せにしてやる! 〜釧路支部7月例会を開催〜
▼人育ての実践と熱い想いを語る山本社長
▼小グループで活発な情報交換が行われました
7月27日、釧路支部(石橋榮紀支部長)7月例会を開催し、山本忠信商店社長の山本英明氏が「絶対にこいつらを幸せにしてやる!〜ひとり一人の夢を育む社風づくりに全力を注ぐ〜」をテーマに講演しました。
3代目として、同社に1987年に入社した山本氏。当時は事務所と工場で働く従業員の間で確執があり、円滑なコミュニケーションがとれなかったといいます。「酒を飲み交わしながら歩み寄ろうとしたが、『お前に何が分かるんだ、この会社には夢を持てない』と言い返される始末。なかなか社員との溝が埋まらず辛い状態がしばらく続いた」と、当時を振り返りました。
その後、山本氏は同友会に関わり、積極的に参加し始めます。「“拓の会”という部会では、多くの経営者から鋭い指摘を受け、自社の存在意義を考えさせられた。そこで生産者と小売店をつなぐ使命に気づき、仕事に取り組む姿勢が変わった」と、学びを通して自身の意識が変わった経緯を紹介しました。
「2005年1月に社長に就任したものの、最初は“社員を愛せない”ことに随分悩んだ。だが、『社長と語る会』、『山忠社員No.1アンケート』、『360度評価』などの新たな試みを始めたことで社員側からもアイデアが出された。彼らと一緒に経営をしていることを実感できた時から、社員を心底愛せるようになった」と具体例を示しながら、人づくりへの思いを語りました。
「『ヤマチュウは人でできている』、『ヤマチュウのミッションは農業にある』、『ヤマチュウは社会の公器である』が当社の企業理念だ。社員がワクワクできるような仕事づくりとして、製粉工場“十勝☆夢mill(とかちゆめみる)”を建設し、“十勝小麦・小麦粉連合”という組織を立ち上げた。生産者、食品加工業、消費者、飲食店が一緒に十勝の食を盛り上げる機会にしたい」と、企業や地域づくりへの意気込みを語り、講演を終了しました。
その後「山本氏の経営から何を学んだか」をテーマに、グループ情報交換を行い、それぞれの感想などを述べ合いました。
部下に信頼されるにはどうすべきか?〜釧路支部6月例会〜
▼「経営者自らが、部下を信頼することが大事」と語る池川氏
▼グループ情報交換では、異業種のメンバが―様々な情報を交流しました
6月27日、釧路支部(石橋榮紀支部長)では「いま問われる、経営者のリーダーシップ〜あなたは、部下に信頼されていますか?〜」をテーマに6月例会を開催し、40名が参加しました。
最初に、札幌で包装資材の販売やパッケージデザインなどを行うティーピーパック社長で、同友会札幌支部の幹事長を務める池川和人氏が問題提起を行いました。
「成長している集団の共通点は、目的に向かって走っていることだ。当社では、社員自らが“明るく・元気・前向き”というスローガンを作り、社員同士のワイワイ、ガヤガヤを大切に経営している」と語り、「部下に信頼されるよりも前に、経営者が部下を信頼しているか、という視点も大事だ。と同時に、社員がやる気を出すような、企業のビジョンが問われている」と提起。「当社では、3年前からみんなで昼食をとっているが、これが人間関係の潤滑油にもなっている」と具体的な実践にも踏み込んで、社員と共に育ち合う取り組みを紹介しました。
最後に「経営環境は厳しさを増すが、?価格競争に陥らない、?ナショナルブランドの周辺にビジネスチャンスありを肝に銘じ、市場、商品力、販売方法などのあらゆる要素を組み合わせ、今までにない提案力を育む努力をしている。経営者のリーダーシップは、経営者自身が理念の実現を強く決意し、一緒に力いっぱい社員と取り組むことではないか」と締めくくりました。
その後、「今までの自分、これからの自分」をテーマにグループ情報交換を開催し、池川氏の話の感想や、リーダーシップの在り方について、業種を超えた有意義なやり取りが繰り広げられました。
情報技術を駆使して、地域医療の充実を〜医良同友報告会〜
▼講演するNTTの高橋氏
6月6日(水)、別海地区会(寺井範男会長)は別海医療サポート隊「医良同友(いいどうゆう)」の2012年度活動報告会を行いました。町立別海病院をサポートする医良同友は2009年に発会し、地域医療を守るため町民と医師のコミュニケーションを図り、相互の親睦と交流を目的に活動しています。
報告会と同時に開催した講演会は、NTT東日本北海道支店法人営業部主査の高橋 博幸氏が「地域医療の現状とICT(情報通信技術)の活用について」をテーマに講演しました。都市部以外での医師不足の実態に触れ「どの街にも医療は絶対に必要だ。持続的に医療サービスを受ける環境づくりとして、医師が過度に疲労する“コンビニ診療”をやめる、各地から医師を集める努力を怠らない、地域の皆さんで研修医を育てる、患者自身も医者との上手な付き合い方を学ぶ、などを行い続けることが大切だ」というポイントを伝えたほか、「最も効果的なのは、この道東地域に医療大学を設置し、医者の卵を育てることではないだろうか。十勝、北見方面を含めた強いネットワークが生まれるはずだ。ぜひ取り組んで欲しい」と提起しました。
また、情報通信技術を活用したシステムについては、テレビ電話を活用した遠隔診療の実例や、患者一人のデータを他の病院でも活用できる情報共有の実例を紹介しました。さらに、瞬時の判断と行動が要求される救急医療現場においては「救急車に患者を乗せた状態で、搬送先の医者の予定やベッドの空き状況などが分かれば、たらい回しにしなくて済む。その場に応じた的確な情報があれば多くの命が救われるので、情報技術の導入は必要だ」と話しました。
最後に「“同友”という言葉を辞書で調べたら、“志を同じくする友”とあった。まさに、医良同友は地域医療を良くする高い志を持った人たちの集まりだ。あらゆる試みで、さらに発展して欲しい」と締めくくりました。
地域になくてはならない同友会へ飛躍を!~別海地区会総会~
▼寺井範男地区会長が「さらなる飛躍をしたい」と高らかに挨拶
▼ビジネスマッチングの大切さを語るダテハキの守会長
▼熱心に守さんの話に聞き入りました
4月21日、南しれとこ支部別海地区会総会を開催しました。2011年度活動、収支報告、2012年度方針・計画案、予算案が提案され、採択されました。85社を目標とした会員拡大、中小企業振興基本条例に基づく域内循環、地域内再投資力の提唱、産業の枠を超えた理解・交流・連携、新ご当地グルメグランプリ北海道2012in別海への積極参加と協力、全道経営者“共育”研究集会への積極参加を方針に活動を展開します。また、幹事会、第1〜第4委員会でそれぞれに方針を掲げ、年間スケジュール案も併せて提案されました。
続いて行われた記念講演は、(株)ダテハキの守 和彦会長(北海道同友会)が「地域密着で全国マーケットへ」をテーマに報告しました。1941年、下駄の製造業として伊達市で創業した同社。「この70年で業態転換を繰り返し、1982年から靴の製造販売をメインにしている。当社は、“豊かな冬の生活に役立つ高品質、高感度な製品の企画・流通を通じて社会に貢献し世界と語り合う企業を目指します”を使命に工場を持たないメーカーを目指し、東京支店の開設、中国への展開を行ってきた」と企業の生い立ちと現状を語りました。
また、雪が多く、転倒事故が多発する「北海道」という地域性に着目し、北国の生活に適した自社ブランド「North Date」を開発。「中小企業は、自分の地域を熟知することが最高の武器になる。当社の靴は雪に不慣れな観光客はもちろんの事、多くの市民にも愛用されている。特定の分野を徹底的にこだわる事で、可能性が広がる」と豊富な経験を交えて報告しました。
最後に、ビジネスマッチングの可能性に触れた守氏。「自社商品の競争力を知り、同業他社の状況を把握するためにも、積極的に外に打って出るべきだ。オリジナル商品を持ち、ビジネスマッチングをすることでマーケットは無限に広がる」と締めくくりました。
講演終了後は、参加者同士で懇親を深め、今後の地区会活動について有意義な情報交換が行われました。
★2012年度別海地区会総会議案書、新役員名簿はこちらからダウンロードしてご確認下さい。
http://portal.doyu-kai.net/pdf/2012betukaisoukai.pdf
新会長に成澤則充氏!〜厚岸地区会総会を開催〜
▼地区会長に就任した成澤則充氏
▼和やかに懇親会が行われました
4月19日、厚岸地区会総会を開催しました。2011年度活動、収支報告、2012年度方針案と役員体制案が提案され、新たに成澤則充氏((株)ナリテツ 社長)が地区会長に、中島健洋氏((有)平良木新聞店 常務)が幹事長に就任しました。
記念講演は、町立厚岸病院の佐々木暢彦院長が「意外と知られていない医者の仕事の実際」について講演。「毎年、医者は何千人も増えているが、同時に必要数も増えている。毎日、診察室にいるばかりではなく、救急で緊張感あふれる現場に直面したり、患者やその家族と面談するなど様々な仕事がある。頭脳労働であり、肉体労働でもある」と医者の幅広い業務について解説しました。また、佐々木氏は昨年の5月27日夜に脱線事故を起こしたJR北海道のスーパーおおぞらに乗車しており、事故当時の衝撃的な現場の状況について報告しました。
講演後の懇親会では、成澤新会長が「しっかり学び合える地区会を目指したい」と抱負を語り高らかに乾杯。参加者同士で懇親を深め、2012年度が志高くスタートしました。
★2012年度厚岸地区会活動方針と新役員名簿はこちらからご覧ください。
http://portal.doyu-kai.net/pdf/2012akkesisoukai.pdf
自社の強みを見つけ出そう! 〜新規事業創業セミナー〜
同友会釧路支部も構成団体として運営している釧路市地域雇用創造協議会(名塚昭会長)は26日に新規事業創業セミナーを開催しました。起業支援に数々の実績がある、静岡県の富士市産業支援センター(f-Biz)センター長の小出宗昭氏を講師に迎えて、実際の事例を交えながら、起業のノウハウや商品のマーケティング方法について解説しました。
小出氏は「どんな企業にも必ずセールポイントがある。しかし、ほとんどの企業がそれを効果的に伝えられていない。セールスポイントを見つけ出し、多くの人に知ってもらうことで会社の流れが変わる。販売するターゲットを絞り、自社の魅力を発信し、雇用の拡大につなげてほしい」と語りました。
講演後に行った質疑応答の時間では、販路拡大や売り上げ増大など、多くの意見や質問が飛び交いました。
次回の新規事業創業セミナーは7月20日(金)10:00からの開催します。
参加のお申し込みは釧路市地域雇用創造協議会(TEL:0154-32-7771)までご連絡下さい。
▼過去の相談事例を基に解説する小出氏
新体制でスタートした幹部大学同窓会
▼三浦綾子『泥流地帯』について語る小田島教授
▼残間新会長が参加者に向けて抱負を述べました
5月25日(金)、第16回幹部大学同窓会総会を開催し、2011年度の活動・決算報告、2012年度活動方針案・予算案の提案が行われ採択されました。また、役員改選では新たに残間金属工業の残間 巌氏が会長に、ヤマト機械の松尾祐志氏が幹事長に就任。挨拶では、それぞれの意気込みを語り、激励の拍手がおくられました。
また、記念講演では、釧路工業高等専門学校の小田島 本有教授が「三浦綾子『泥流地帯』から見る震災の怖さ」と題して講演しました。舞台は、1926年の十勝岳大爆発で大きな被害を受けた上富良野町。大切な家族を失い、絶望の縁を彷徨う主人公が、様々な支援を通して命の大切さに気づき、先祖が守り続けて来た土地を守るべく地域の復興に生きる様子が描かれた作品です。小田島氏は作品の中から、泥流が大きな音で瞬く間に迫ってくる様子や、泥の中から人命を救出する場面などを抜粋して紹介し、文脈から読み取れる極限状態での人間の心情などを解説しました。
講演の最後に「この作品は“人間を襲う苦難の意味”を考えさせる作品であり、命の尊さに感謝しながらまじめに生きることの大切さを伝えている。東日本大震災からの復興と重ねながら、ぜひ多くの人に読んで欲しい」としめくくりました。
講演終了後の懇親会では、和やかな雰囲気の中で2012年度の取り組みなどを語り合いました。
★2012年度 幹部大学同窓会 役員体制(敬称略)
会 長:残間 巌((株)残間金属工業)
副 会 長:長濱 正昌((有)フリーライフ)
幹 事 長:松尾 祐志(ヤマト機械(株))
副幹事長:色木 繁((株)エイチ・シー・シー)
副幹事長:鳥居 則之(タケダ産業(株))
市民のお金で地域を創る!〜釧路支部5月例会を開催〜
▼ 市民資金(ファイナンス)の取り組みを紹介する佐野センター長
▼ グループ討論では、活発な情報交換が行われました。
5月24日(木)に釧路支部5月例会を開催し、この4月に釧路公立大学地域経済研究センター長に就任した佐野修久教授が「市民のお金で地域を創る!〜お金の域内循環を考える〜」をテーマに講演しました。
人口減少や産業衰退など多くの地域が深い課題を抱えている一方で、住民自らが出資をしてサポートする取り組みが全国各地で展開されています。「主体的な意思を持った一般の市民等が提供する志ある資金を“市民資金(ファイナンス)”と名づけた。全国的な先進事例として新潟県村上市の取り組みが興味深い。町屋や駅舎の再生をするプロジェクトで取り組んだところ、2800名の市民から2000万円の資金が集まった。また、経営難に苦しむ動物園、路面電車などでも成功事例が生まれている」と、数々の事例を紹介しました。
また「浜頓別町のNPO法人北海道グリーンファンドが取り組む風力発電事業をはじめ太陽光発電や森林の再生など、環境分野での取り組みが活発だ。最近では、被災地支援の中でも市民資金が活用されている」という傾向にも触れました。
最後に「市民自らがお金を出すことにより、事業に対する当事者意識が生まれ、地域への愛着心が育まれる。また、市民資金はお金の域内循環を促し、やがては質の高い公共サービスの実現にもつながる。各地で、この動きが広がって欲しい」とまとめました。
その後、グループに分かれて感想などを述べ合い「自分の地域だったら、どのような事業が展開できるか」という視点で、様々な意見や提案が出されました。