一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

釧路支部、日本語講座で「聴く力」を鍛える


  同友会釧路支部共育・求人委員会(太田勉委員長)は6月8日に日本語講座第1講を開講し、『聴く力を鍛える』をテーマに釧路高専で日本文学を研究している小田島本有氏が講演しました。

 小田島氏は「?話すこと?聞くこと?読むこと?書くことがコミュニケーションの4つの要素だ。しかし現代は話すことばかりが重要視され、それ以外の要素がおろそかになっている」と警鐘を鳴らしました。
 さらに同氏は「本来、4つの要素が互いに絡まりあうことではじめて真の意味でのコミュニケーション能力の向上につながっていく」と強調しました。
 

 その後受講者は、小田島氏が朗読する五木寛之の『悲しむ』の内容をメモを取りながら要約し、聴き取りの力を養いました。

 次回の第2講は『敬語力を鍛える』をテーマに、6月14日(木)に開講いたします。

 

 

組織委員長、10%プロジェクト本部長が釧路支部に協力を要請


  同友会釧路支部組織委員会(大久保芳直委員長)は『DAY7.31(同友会・集めよ・良い経営者7月31日までに』をテーマに現在の432社会員から460社会員に向けたプロジェクトを展開中です。

 6月1日に大久保芳直委員長と亀岡孝10%プロジェクト本部長がプロジェクトメンバーを訪問し、「2ヶ月の短期間の中でプロジェクトメンバーがそれぞれ一社の入会を目標に、460社会員の早期達成を目指しましょう」とメンバー一人ひとりに協力を要請しました。

 会員の皆様のご支援を宜しくお願いいたします。

 

      【大久保組織委員長(左)と菅原塗料の菅原氏(右)】

 

【アセットプランニングの相木氏(左)と亀岡10%プロジェクト本部長(右)】

 

         【フローリスト花もようの石黒氏(左)】

 

             【タカオ工業の岩口氏(右)】

 

              【美警の三上氏(右)】

 

       【米木事務局長(左)と大久保組織委員長(右)】

 

          【あんずカンパニーの須藤氏(左)】

 

             【丸善木材の鈴木氏(右)】

 

 

「DAY7.31」プロジェクト始動!


 同友会釧路支部組織委員会(大久保芳直委員長)は5月29日に開催した委員会で2007年度の組織方針を確認し、『DAY7.31(同友会・集めよ・良い経営者7月31日までに)』をテーマに、現在の435社会員から460社会員に向けたプロジェクトが本格的に始動しました。

 組織委員会ではプロジェクトメンバーを50人に委嘱し、2ヶ月間短期集中で一人一社の50社の会員拡大を目指し、横地支部長が就任時に掲げた「釧路管内法人組織率10%」にあたる460社会員を7月31日までに達成します。

 会員の皆様のご支援をお願いいたします!

 

           【プロジェクトチームのメンバー】

釧路支部、夕張市財政破綻の原因を学ぶ


 釧路支部政策委員会(福井克美政策委員長)は5月24日に中小企業振興基本条例制定プロジェクト会議を開催し、釧路公立大学で財政学を研究している下山朗氏が「釧路市は夕張から何を学ぶべきか」と題して報告しました。

 夕張市は赤字額が財政規模の20%を超え、2007年3月6日に財政再建団体認定を受けました。下山氏は夕張市の財政について「2001年度からの実質赤字を見てもすでに根源的に財政が成り立っておらず、もっと早く財政再建団体入りしてもおかしくなかった。観光・リゾート開発とその後の費用負担の増大、不適切な会計構造、地方交付税の縮小・廃止が行われたことが引き金となった」と語りました。
 
 同氏は夕張市の情勢を踏まえた上で釧路市が学ぶべき点について「?市では常に会計情報に透明性を持たせること?ランニングコストを意識すること?自治体に頼りすぎることなく少なくとも20年から30年サイクルを意識した産業の育成を考える必要がある」と強調しました。

 同友会釧路支部は中小企業振興基本条例制定を目指して運動を展開しています。

 

 

プロジェクト会議のレジュメはこちらからどうぞ
↓ ↓
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=95

乗山徹氏、成長企業への営業・財務戦略を語る


 南しれとこ支部(端賢二支部長・112社)は5月23日に5月例会を開催し、ファーストコンサルティング代表の乗山徹氏が講演しました。乗山氏は「営業利益が二期連続マイナスだとビジネスモデルが時代に合わないのではないかと疑うべきだ」と指摘し、さらにSWOT分析で自社の強みと弱みを正確に分析して経営指針を確立することの大切さを訴えました。

 また、会社の改革の担い手である30代の社員の育成について、「社員研修を怠ると人は35歳を過ぎると輝きを失う。困難な仕事を与えてやり遂げさせ、社外人脈を作る同友会のような場に積極的に派遣すべきだ」と述べました。

 講演のレジュメは下記からダウンロードできます。
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=3&lid=94

 

久保華図八氏が5月例会で講演


 同友会釧路支部(横地敏光支部長435社)は5月22日に5月例会を開催し「社員が輝く、心の経営〜働きがい溢れる集団づくり〜」と題してBAGZYの久保華図八氏が講演しました。
 久保氏が経営する美容室BAGZYは福岡県北九州市を中心に7店舗展開し、開業当初の売上至上主義・技術至上主義を捨て、社員重視・お客様本位の経営を実践し毎年120%成長を遂げています。

 久保氏は開業時の幹部の大量退職のエピソードを語り、「自社で働く従業員が日常業務に対して満足感を得られなければ、お客様に満足感を提供することはできない。経営者は働く従業員に対して満足感を与えられる環境整備に努めなければならない」と問題提起しました。

 さらに同氏は「従業員や幹部社員の意見を積極的に聞くことが彼らに企業経営への参加意識を持たせ、信頼関係を構築することにつながる。チームワークが生み出すイノベーションが企業経営の発展につながっていく重要な要素になる」と強調しました。

 

             【講演する久保氏】

 

 

                【全体風景】

釧路支庁、求人要請に来局


 5月22日、釧路支庁、釧路市、ハローワークの幹部が同友会釧根事務所を訪れて求人要請をしました。三月末の釧路の有効求人倍率は0.48倍と雇用情勢が悪化しています。要請を受けた亀岡副支部長は、「会員企業は経営の維持発展に力を注いでいるが、景況が厳しく求人数が減ってきた。しかし企業を存続させるためには定期的な採用活動が欠かせないことはよく理解している」と述べました。
 同友会は全国ネットの求人サイト「JobWay」や「就職セミナー」の開催など積極的に求人活動に取組んでいます。

 

▲求人協力要請を受ける亀岡副支部長

▲釧根事務所傍の公園の蒲公英

ビジネスマナー講習会に40名受講


  釧路支部摩周地区会(近藤明会長:20社)は5月21日、弟子屈町商工会、摩周建設事業協会、釧路地方法人会弟子屈支部との4団体合同主催でビジネスマナー講習会を開催しました。
  講師の小川睦子氏は、「人間関係を構築して行く上で大切なのは第一印象。その良し悪しで会社の評価が決まると言っても過言ではない。比率で言うと態度55%、発声38%、会話の内容7%です」と指摘しました。さらに、マナーで特に大切な心のこもった応対にふれ、「つくり笑いではなく、心からの笑顔と明るくあたたかい言葉づかいで応対し、好意と信頼を持っていただきましょう」と受講生に強く訴えました。

 

 

オフィス古紙リサイクル運動、タッコブ沼丘陵地に植樹


  519日の日曜日、釧路支部はタッコブ沼の丘陵地にドングリの幼木を260本植樹しました。風が強い中、50名の参加者が釧路湿原の緑化運動に汗を流しました。

 釧路支部は2000年10月から日本製紙と会員企業の古紙問屋さんの協力を得て、「古紙100キロで広葉樹を一本植えよう」を合言葉に「同友会古紙リサイクル運動」を展開しています。2006年度は57社で26トンの古紙を回収し、トラストサルン釧路の協力を得て、260本のドングリを荒廃した達古武沼の丘陵地に植樹しました。
  同友会は環境保全活動に積極的に取組んでいます。

▲トラストサルンの代表者に樹木の目録を渡す矢部政策委員会副委員長

5S向上プロジェクト優良企業見学会


自主的・主体的な取り組から学ぶ

釧路支部が開催した第2回5S向上プロジェクトには8社が参加しました。

<5S向上プロジェクトとは>「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾」の頭文字「S」をとり、職場環境と従業員の士気の向上を目的に、専門家の株式会社コムの小川さんの協力を得て行っています。点検者の小川さんは各企業から提出されたチャックシートをもとに事前予告をして各事業所を点検します。事業所は指摘された箇所を改善し、次回の抜き打ち検査に臨みます。

今回の運動で、優良企業に選ばれた(株)トーワさんの見学会を16日(水)に開催しました。

水口専務は「第一回目の点検は現状のまま審査して頂こうと決めていました。その日は、繁忙期で社内はダンボールが散乱し、机の上は書類の山でした。小川さんの報告を受け、社員が自主的にプロジェクトメンバーを構成し、改善に努めました」と報告。

橋本さんを中心に構成されたメンバーは、自己点検表や週単位のチェックシートを作成しました。
週末に行ったミーティングでは、点検項目を追加しようという意見も出るなど、社員に積極性が生まれました。

社内プロジェクトチーム皆さん(左から 磯田さん、橋本さん、菅田さん)

チームを代表して報告した磯田さんは「今回の取組みは、社内に今まで以上の団結心が生まれました。第一回目の点検で「悪い」と指摘された部分を「良い」にするにはどうしたら良いかを考え改善に努め、皆が協力してくれたお陰で優良企業に選ばれたのだと思います。社員全員で勝ち取った栄誉だと思います。何より一番得をしたのは私たちで、自分自身の自己啓発にもなりました。5S運動は今後も続けて行きます」と報告があり、参加者からチームの皆さんに惜しみない拍手が送られました。

第3回5S向上プロジェクトの参加企業募集は今秋10月に行う予定です。

 

みけた会 春の湯の裏側を見学!!


 釧路支部みけた会(高橋歩会長)は5月15日、『(有)春の湯の取組みから学ぶ』と題して5月例会を開催し、春の湯宮本店や最近オープンさせたパン屋『フランポワーズ』の見学を行いました。

 

             【春の湯 宮本店】

 (有)春の湯の成澤専務のご案内のもと、春の湯の裏側を見学しました。成澤専務は「最近のスーパー銭湯の進出や油の値段の高騰が経営に厳しく影響を及ぼしている」と銭湯業界を取り巻く現状について述べ、その後、参加者からの質問に答えていました。

 

 【銭湯のボイラーの説明を行う、(有)春の湯の成澤専務】

 

   【フランポワーズのパンの説明を行う成澤専務】

その後、フランポワーズのパンを食べながら参加者同士の交流を深めました。

同友会アカデミー、社長の器を学ぶ


===============
同友会アカデミー、社長の器を学ぶ

===============

 同友会の基礎文献を読む同友会アカデミーは510日に第11講を開催し、『共に育つパート2』をテクストに社長の器について学びました。同書の中で三重同友会の宮崎社長は指摘します。「経営は終わりのないマラソンと云われるがそうは思わない。経営は終わりのない駅伝レースだ。次の区間でたすきを渡す走者が誰かもわからない。だから全力で走るしかない」。さらに社長の器として次の三点を挙げています。

1.<素直であること>

 「あんなこと言っているけれど裏があるのでは」と勘ぐっていると社員はついてこない。

2.<卑しくないこと>

 社長が卑しくなったら社員はとめどなく卑しくなる。人を自分のために利用することを戒める。特に社員を利用するほど卑しいことこない。

3.<夢を語ること>

 「東京支店をつくろう。海外に輸出しよう」と社員に言うだけでは社長の与太話になる。それが社員の暮らしにどう関わるのかという説明が必要。社長と社員の夢をすり合わせる。

 

===============

12講は下記の要領で開催します。

■日時  619日(火)18302000

■会場  同友会釧根事務所

■テクスト 『共に育つパート2 中小企業における社員教育』 『幸せの見える社会づくり』

合同会社説明会に200名参加


 同友会釧路支部は新卒者の採用活動に積極的に取り組んでいます。5月11日に国際交流センターにて釧路商工会議所と共同主催で『合同会社説明会』を開催しました。

 就職したい若者と、人材を採用したい企業との出会いの場として開催される合同会社説明会に19社の企業、約200名の学生が集まりました。

 【熱心に学生に話しかける、三ツ星レストランシステムの戸田常務】

 【大勢の人だかりができた、柳月ホールディングスのブース】

 

釧路支部幹事会で同友会運動の歴史を学ぶ


 同友会釧路支部(横地敏光支部長:432社)は5月7日に5月幹事会を開催し、2007年度の各委員会の副委員長・委員を決定しました。
 釧路管内には約4600社の企業があります。組織的には現在の432社から組織率10%にあたる460社会員を今夏中の達成することを確認しました。

 幹事会の後には森川企画副委員長が同友会運動の歴史を講演しました。森川氏は「提唱されてから32年を経た今でも、同友会運動の源流が労使見解であることは変わらない。また、良い経営者になる・よい会社をつくる・よい経営環境を作るという同友会の3つの目的と、自主・民主・連帯の精神という現在の同友会理念は、全中協が設立した1947年にすでに萌芽がある」と述べました。さらに「現在同友会が取り組んでいる中小企業憲章制定運動は、半世紀前の中小企業家たちの理念を受け継ぐための歴史的な運動である。ここに私たち役員は誇りを持とう」と強調しました。

役員名簿は下記サイトからダウンロードできます
 

http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=93

 

根室支部、福井支部長体制がスタート


 同友会根室支部は4月26日に支部総会を開催し、2007年度の役員体制と活動方針及び予算を決定しました。新支部長には福井製麺所の福井富士雄氏、新幹事長にはすずきの鈴木新一氏が就任し、新年度のスタートを切りました。
 同友会根室支部は現在の68社会員から70社会員を目指すことが確認されました。
今年度も会員の皆様のご支援を宜しくお願いします。

 また総会に先立ち、「経営者と社員、そして、お客様と共に育つ〜それは社員の職場放棄から始まった〜」と題して、鳥海の大石清司氏が記念講演に立ちました。
 同社は函館市内で稼働率トップを誇るパチンコ店を展開しています。大石氏は「接客はその瞬間の勝負。命令されたり、誰かに手助けしてもらうものではない。社員一人ひとりの意識、人間力がかぎになってくる。トップダウンで仕切るのではなく社員が方針を持ち、社内で指摘し合い磨き上げ、謙虚に学びあって全体のものにすることが重要だ」と強調しました。
 また同氏は「中小企業同士が連帯し切磋琢磨することで大企業よりも信頼される企業へと成長し、市民と地元企業で一緒になって豊かな環境を作っていきたい」と今後の展望を語りました。                        

                【福井富士雄支部長】

                【鈴木新一幹事長】

◆総会の資料は下記からダウンロードできます。

↓ ↓

http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=88

◆2007年度役員体制は下記からご覧になれます。

↓ ↓

http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=91

 

 

 

新支部長に端賢二氏が就任


  同友会南しれとこ支部は4月24日に2007年度の支部総会を開催し、新支部長にはハタ建材社長の端賢二氏が選ばれました。
 南しれとこ支部の会員数は111社ですが、今年度中に120社会員を目指すことが確認されました。今年度も会員の皆様のご支援をお願いします。

 また「社風が人を育てる〜同友会の共育理念と社員教育活動での学びをもとに」と題してユタカ商会社長の本郷利武氏が記念講演に立ちました。
  本郷氏は「人は、まわりから刺激を受けて育ちます。家族からは家風、学校からは校風、会社からは社風、地域からは地域の風、時代からは時代の風という刺激を受けて育ちます。会社においては社員一人ひとりが人に成長を促す刺激を与えられる存在になり、お互いに切磋琢磨して育ち合っていくことが重要だ」と述べました。

               【端賢二支部長】

◆総会の資料は下記からダウンロードできます。

↓ ↓ ↓
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=87

 

 

釧路支部、460社会員を目指すことを確認


 釧路支部は4月19日に支部総会を開催し、2007年度の活動方針・役員体制・予算案を審議し、支部長には丸中釧路中央青果社長の横地敏光氏、幹事長には丸成鈴木建業社長の石森将敬氏が選ばれました。
 釧路管内には約4600社の企業があります。組織的には現在の430社から組織率10%にあたる460社会員を達成することが確認されました。
 今年度も会員の皆様のご支援をお願いいたします。

 またテキサスの落合洋社長が記念講演に立ち、「経営者として会社の経営が軌道に乗っているときに何を考えるのかが重要だ。会社設立のときのつらい時期を乗り越えたことが、どんなに経営がよくなってもおごらない姿勢につながっている」と述べました。また、同社では”お客様ハガキ”でよせられた意見・要望を毎週会議に取り上げています。「お客様の声は会社の経営を左右するほど意味のある貴重なものだ。お客様に背を向けることなく、常に耳を傾けていく」と強調しました。

                             【横地支部長】

                    【石森幹事長】

 

■総会の資料は下記からダウンロードできます。

*2006年度釧路支部活動報告
*2007年度活動方針

  ↓ ↓
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=86

■2007年度の役員体制は下記からご覧になれます

 ↓ ↓

http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=89

松井氏が武修館高校で講演


  中小企業診断士として、道外でも幅広く活躍している同友会釧路支部会員ラコンテの松井智聖社長が4月18日、「企業が求める人材像」と題して、武修館高校で就職講話に立ちました。

 松井氏は今後就職・進学を迎える同校3年生71名に「今後自分と違う人たちと手を取り合って皆が一致団結してひとつのものを作り上げていくことが”仕事をする”ということです」と述べ、社会におけるチームワークの重要性を説きました。

 さらに、「他人とコミュニケーションをとれない人ほど仕事をやめていく傾向にあります。重要なのは自分と他者との違いを認め、多様性を認め合うことがスタートラインであり、そこから協業し創造していける人材を企業は求めています」と強調しました。

 

 

 

同友会アカデミー、人間尊重の経営を学ぶ



 釧路支部企画委員会は同友会アカデミー第10講を4月16日に開催し、『共に育つパート2』をテクストに、アイワード(北海道同友会会員)の人間尊重の経営について学びました。

 アイワード社長の木野口氏は同友会の労使見解に沿った経営を心がけ、経営不振の印刷会社を道内屈指の業容に育てました。氏は自らの経営の柱として、「民主的な開かれた経営、自主的・自覚的に全社員で運営する、目標と計画を大切にする」という三つを挙げています。さらに社員教育に心がけていることは、「働くとはどういうことか、生きるとは、企業とは、などの命題を絶えず社内に投げかけてきた」と述べています。

 『共に育つ』(1200円)は事務局で取り扱っています。

 

岸本氏が本屋について語る


 同友会釧路支部は4月17日に4月昼食会を開催し、「小さな本屋にもとめられるもの」と題して(有)スズヤ書店みはらスズヤ読書館の岸本真希人さんが報告しました。

 同社は、昭和26年10月の創業以来釧路市内3店舗で雑誌・書籍・事務用品・学用品などを販売しています。岸本さんは「お客様に、学校や塾以外にも知的好奇心を持っていただけるような店を作っていきたい。特にインターネット図書販売は知的好奇心をくすぐるものをどんどん紹介し、顧客満足度を高めていて、われわれも見習うべき点が多い」と語りました。

 さらに「本屋に求められているものはアフターサービスだけではなく、お客様が探している本の題名を調べたりするビフォアサービスにより、お客様との間にコミュニケーションをとることだ。本屋の独自性はそこにあり、少子高齢化時代を生きる母親からも子育ての悩みを聞けるような窓口になれれば」と今後の展望について語りました。