釧路支部政策委員会(福井克美政策委員長)は5月24日に中小企業振興基本条例制定プロジェクト会議を開催し、釧路公立大学で財政学を研究している下山朗氏が「釧路市は夕張から何を学ぶべきか」と題して報告しました。
夕張市は赤字額が財政規模の20%を超え、2007年3月6日に財政再建団体認定を受けました。下山氏は夕張市の財政について「2001年度からの実質赤字を見てもすでに根源的に財政が成り立っておらず、もっと早く財政再建団体入りしてもおかしくなかった。観光・リゾート開発とその後の費用負担の増大、不適切な会計構造、地方交付税の縮小・廃止が行われたことが引き金となった」と語りました。
同氏は夕張市の情勢を踏まえた上で釧路市が学ぶべき点について「?市では常に会計情報に透明性を持たせること?ランニングコストを意識すること?自治体に頼りすぎることなく少なくとも20年から30年サイクルを意識した産業の育成を考える必要がある」と強調しました。
同友会釧路支部は中小企業振興基本条例制定を目指して運動を展開しています。
プロジェクト会議のレジュメはこちらからどうぞ
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