一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

釧路の力を考える 地域力発見講座で石川氏が講演


 釧路支部は3月26日(水)に地域力発見講座の第3講を開催し、釧路市産業推進室室長の石川和男氏が講演しました。

 石川氏は釧路市の財政状況の資料を提示し、「平成18年の試算によると、このままでは平成19年以降毎年20億円の赤字を出し続けることになる。一般財源の収入を増やし、支出を縮小して赤字を埋めていかなければいけない」と語りました。
 また釧路市の人口や事業所数、製造業・商業・水産業・農業の販売額、気候など様々な分野の推移を解説し、「漁獲量は激減し、製造業も減退しているが、事業所数は1976年と比べてほぼ変化がないので健闘していると言える」と述べました。また「釧路は夏は涼しく、雪も少なく、国立公園を2つも有するなど環境に恵まれている。この環境の中でどうやって産業を発展させるのかを考えるため、市は様々な機関を設立し検討を重ねている。大切なのは地産地消、資源のブランド化と外部への販売、リサイクル事業だ。特に鮭の廃棄物から生産されるプロテオグリカンを釧路で量産し、釧路発の資源として売り出すよう宣伝をしていく必要がある」と強調しました。
 その後の質疑応答では、同友会が制定運動を進めている中小企業振興基本条例に対する市の見解についての質問があり、「市は中小企業を中心に考えている。前向きに一生懸命検討していきたい」と述べました。

中小企業振興基本条例の詳細はこちらをご覧ください。
http://www.doyu.jp/kensyou/

【石川氏】

みんなの輪に誘い隊通信【第7号】


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みんなの輪に誘い隊通信【第7号】
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北海道中小企業家同友会釧路支部組織委員会
グッドモーニングプロジェクト

同友会釧路支部「誘い隊」は、定期的に会員の皆さんを訪問しています。
(取材記者★リーダー:大久保 ★メンバー:相木・表・三上・平松・水口)

【13人目】

 小学生からの付き合いです。的場さんを突撃取材しました。バイクをはじめ、モータースポーツ大好き!野球、スピードスケート、ハンドボールなどなど!さらに水上スキー!行かなくなってもう10年くらいになりますが、昔は一緒に水上スキーをやりに道東の湖を津々浦々。「お互いいい時代に遊びまわったな〜」と古き良き時代を思い出し、お互いに話と笑いが止まりません!

 何でもこなす的場さんは仕事も一生懸命。旭川市に住み込みで大工修業ののち、平成15年に先代を引継ぎ代表へ。「やりもしないで“できない”の一言は一番嫌い。方法はいろいろある。どうやったらできるのかを考えるほうが楽しいし、気づかなかった自分の新しい一面を発見することもできる。自分で自分の可能性を潰したくはない」と的場さんは語ります。建築士の資格も独学で学び取得。「お客様の要望は何でも聞きます。結局はお客様が一番。広告塔なんです。やりっぱなしの仕事ではなくアフターケアも充実させたい」と意気込みを語ります。「また湖いきたいなぁ〜」(取材:大久保)

 

 

(株)丸誠マトバ建設 代表取締役 的場浩規

 所在地:釧路郡釧路町新開2丁目10

 業務内容:総合建設業

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【14人目】

 誰もが一度は見たことがある「○○○○しんちゃん」が描いてある紫色のトラックやバケット車で活躍しています、有限会社電建の久恒真司社長にインタビューしてきました。どっしりとした体型と愛くるしい笑顔で迎えてくれました。看板の製作・施行、店舗の内装工事等を業務としており、今年創業13年を迎えるそうです。がんばっていらっしゃるんですね。
 
ところで社長さんは御幾つですか?「38歳ですよ。」きょっへ〜!私より年下だったのですか?ずいぶん落ち着いていますね。
そんな久恒社長ですが変わった免許をお持ちだそうです。料理が好きなので「調理師免許」持っているそうです。「よかったら今度何かお作りしますよ。」ありがとうございます。是非今度オムライスをお願いします。
 
実は久恒社長にはもう一つ特技がありました。「小さい頃から電気製品が好きで、いろいろなものを分解しては母に怒られていました。小学校3年生の夏休みには100V電源の目覚まし時計(昔よくあったロータリーバー式)を電池式に改造してまた母に「余計なことして!電池代かかるじゃないの!」と怒られ、泣きながら元に戻しました。(笑)小学校の5年生には無線式ギターアンプ(ライブで行う線を使わないもの)、6年生の時はFMラジオ局の装置を友達と協同製作しました。」
 
いや〜すごいですね!今度はタイムマシーンでも作ってください。(記:真っ黒黒介)

 

(有)電建 代表取締役 久恒真司

所在地:釧路市大楽毛南2丁目2番9号17

業務内容:設備工事業

 

地域の暮らしをビジネスに 釧路支部昼食会


 釧路支部は3月21日(金)に昼食会を開催し、NPO法人地域生活支援ネットワークサロン事務局代表日置真世氏が講演しました

 日置氏は「私自身障害を持つ子どもを授かり、自分が必要としている支援が周りにないと感じNPO法人を設立した」とソーシャルビジネスを手がける自身の会社を2000年に立ち上げた経緯を語り、「現在では従業員数は約100人、事業拠点は20箇所に上っている。会社を大きくしようとは思わなかったが、地域に必要な事をやっていくとこの規模になった」と述べました。
 現在日置氏の会社では「子ども家庭支援」「個別支援」「就労支援」「通う支援」「暮らす支援」「一時的な支援」「地域貢献」などの地域生活総合マネジメントを展開しており、既存の施設を再利用して店舗を作り、障害者が働く場、地域の人材と協働する場を生み出すなど、障害者や障害児を持つ家庭の支援等を幅広く手がけています。
 「ソーシャルビジネスの基本スタイルは『求められている事を事業にする』ということ。たまり場を作って地域の人の悩み、希望、ひらめきを聞き、そこから新たな事業を興す。地域の暮らしの中にマーケットは広がっている」と語りました。

NPO法人地域生活支援ネットワークサロンのホームページはこちらです。
http://n-salon.org/index.html

【日置氏】

歓楽街に灯を 地域力発見講座第2講


 同友会釧路支部は3月19日に地域力発見講座の第2講を開催し、釧路短大講師横沢一夫氏が講演しました。

 横沢氏は末広で人気のあった店や店主の名前を具体的に挙げ、時代と共に変わっていく末広の町とそこに集まる人々の様子を3期に分けて語りました。第1期は戦前から人口10万人を超えた昭和27年頃までとしました。第2期は「銀の目」を開店し、釧路だけでなく札幌でも成功を収めた青木商事の時代とし、売春防止法が施行され衰退していく米町とは対照的に発展していく末広の様子を語りました。第3期は昭和42年、人口が20万人に迫ろうとしていた絶頂の時に開店した「オリエンタルデパート」のちの「オリエンタルプラザ」の時代で、デパートとして開業したオリプラが飲食店街として再生する経緯を述べました。
 また「歓楽街は都市のへそ。都市は歓楽街から栄養をもらうことで生まれ変わっていく。歓楽街の死は都市の死、もっと歓楽街に灯をともさなければならない」と強調しました。

【横沢氏】

【会場の様子】

 

 

 

別海町長、中小企業振興基本条例制定を表明


 別海町議会第一回定例会が10日に開会し、行政執行方針演説に立った水沼猛町長は、同友会が制定を求めている中小企業振興基本条例の制定を進めることを表明しました。同友会と商工会、そして町の三者で4月から条例の草案を作成する制定会議を開く予定です。

 18日には同友会別海地区会幹事と別海町商工会幹部との振興基本条例制定会議を開き、北海道同友会経営政策局長の西谷博明氏が講演しました。西谷氏は1999年の中小企業基本法で、国家の中小企業政策が問題型中小企業観から積極型中小企業観に大きく変化している実情を指摘し、「基本法第6条では地域の自然的社会的諸条件に応じた施策を地方自治体に課すようになった。別海の地域性を反映した条例の制定が求められている」と述べました。

 さらに西谷氏は条例制定に盛り込む欠かせない内容として、「前文に基本理念を盛込む、中小企業振興の基本施策を明確にする、施策は中小企業への影響を考慮する、首長の責務・中小企業の努力・住民の協力を明記する、同友会会員が加盟する産業振興会議を設置することの5点が重要だ」と語りました。

▼西谷氏

 

 

 

釧路支部、地域に根ざす企業の戦略を学ぶ


 同友会釧路支部(横地敏光支部長)は17日に3月例会を開き、あんずカンパニーの須藤隆昭さんとシルバーシティときわ台ヒルズの原澤芳男さんが、業界の現状と自社の経営戦略を報告しました。

 平成3年に創業してから着実に右肩上がりの成長を続けているあんずカンパニーの須藤さんは「実働している鍼灸師の数は年々増加傾向にあるが、開業して成功している鍼灸師は全体の3割しかいない。学校卒業後、他業種を志す人が半数以上いるというのが現実。業界全体として施術の質が問題視されている」と業界の現状を語りました。さらに「健康産業市場は今後さらに大きく成長するだろう。国民の7%しか鍼灸体験がないという現状だが、地域に根ざした企業として鍼灸がより身近なものと思ってもらえるように、幅広い事業展開を目指したい」と今後の経営に対する意欲を示しました。

 また昨年11月に釧路市内春採に介護付き有料老人ホームをオープンさせた原澤さんは「業界は東京都内や大都市圏では激戦状態だ。他施設との差別化を図ることが迫られている。ときわ台ヒルズでは釧路の人を採用し、食材は全て地産地消にするという徹底的なこだわりを持って運営している」と語りました。また「老人ホームというと閉鎖的なイメージがあるが、施設が主体となり東京や海外との相互交流をし、釧路が誇る国内有数の魅力を外部にアピールすることが地域の活性化につながるだろう」と強調しました。

 

                    【須藤氏】

 

                     【原澤氏】

 

別海地区会 条例制定に向けて動きが加速


 同友会南しれとこ支部別海地区会(寺井範男会長、43社)では別海町に中小企業振興基本条例の制定を求める運動が加速しています。同友会と商工会幹部と合同の制定会議を連続して開催するなど活発に学習会を重ねています。

 2月28日には中標津町の制定運動を担っている今野氏を迎えて制定運動の現状を学びました。今野氏は「中標津町では3年前より商工会と合同で制定運動を続けている。地方自治体が中小企業振興策を経済政策の要に据えるためには、同友会が制定を求めている基本条例が不可欠だ」と述べ、別海町でも制定運動を加速化させることを訴えました。

 3月3日には例会に岩橋帯広支部幹事長を招き、2007年4月に制定された帯広市中小企業振興基本条例の制定に至る過程と制定後の効果について学びました。岩橋氏は「条例制定によって自治体の中小企業観が変化した。従来は資金貸付や融資斡旋の条例だったが、新条例は地域経済の振興には中小企業の振興政策が不可欠だと謳い、その政策を推進するための首長の責務も明記した」と述べました。
 さらに岩橋氏は「1999年に国の中小企業基本法が大幅に変わり、地方自治体自ら中小企業政策を策定する責任を負うことになった。依存分配型から自立創出型に自治体経営は転換が迫られている」と強調し、中小企業の創業と成長を促す地域にするためには自治立法化して政策の強要性と継続性を担保することが求められていることを指摘しました。

 3月18日には西谷政策局長を講師に招き制定会議を開催します。

▼中標津町の運動を報告する今野氏(2月28日)

 

▼3月例会(3月3日)

▼3月例会で報告する岩橋帯広支部幹事長(3月3日)

▼寺井地区会長(3月3日)

▼橋本商工会長(3月3日)

 

三ヶ月の学びを再確認 第15期幹部大学修了式


 同友会釧路支部は14日に第15期同友会釧路幹部大学の修了式を開催しました。同支部は企業人として必要な経済、文化、文学、哲学、歴史などの学習を通じて幹部社員として不可欠な科学的なものの見方、考え方を見につけることを目的とした「幹部大学」を毎年開講しています。これまで14年の歴史を誇り、150人の修了生を輩出しています。

 今回の第15期では11名が修了し、1名が優秀賞、2名の努力賞、6名が皆勤賞を受賞しました。冒頭で挨拶をした横地支部長は「幹部大学で学んだこと、出来た絆をずっと大切にしてこれからもがんばってほしい」と修了者にエールを送りました。また共育・求人委員浅野さんは「優秀賞を受賞された方のレポートは極めて水準が高い。私たち同友会役員はおおいに期待しています」と講評を述べました。
 その後の懇親会では、「仕事と幹部大学を両立させレポートを仕上げるのが大変だったが、幹部大学のおかげで勉強に目覚めた。今でも資格を取るために勉強を続けている」とスピーチする修了者もいました。

【第15期幹部大学修了者】
 (株)ぱんどーら  石山博士さん
 (株)アシスト  打矢昌一さん
 (医)道東勤労者医療協会  岸昭江さん
 (名)相長センター  木村清治さん
 釧路綜合印刷(株)  佐々木圭一さん
 丸中釧路中央青果(株)  苗畑良一さん
 カキキン(有)  中嶋均さん
 (株)クリエイトスハニー  畠山武さん
 カクテルバーJiZi  船岡孝行さん
 (株)釧路新聞社  堀口義彦さん
 (有)あんずカンパニー  松山優さん

 

【優秀賞】
 (株)釧路新聞社 堀口義彦さん

【努力賞】
 (株)アシスト 打矢昌一さん
 (有)あんずカンパニー 松山優さん

 

【優秀賞を受賞した堀口さん】

【努力賞の打矢さん(左)と松山さん(右)】

 

 

 

釧路支部 仙台の全国研究集会に参加


 中同協主催の中小企業問題全国研究集会が3月6、7日に仙台で開かれ、釧路支部から7名が参加して全国の会員と学びを深めました。
 赤石中同協元会長が「地域力経営とは」と題して記念講演に立ち、昨今の大都市と地方との拡大する格差を指摘しながら、「国民の7割が働いている中小企業の廃業が続出している。中小企業の繁栄と国民生活の安定は表裏一体だ。地域の自然、伝統産業、文化遺産、生活者などの地域力を顕在化させ、地域と共に生かされているという地域力経営を構築しよう」と呼びかけました。
 さらに赤石氏は同友会が進めている中小企業振興基本条例制定運動に触れ、「中小企業の持続的繁栄を具体的に促進する土台になるのが中小企業振興基本条例だ。各地の同友会で現状を分析し、地域循環完結型産業や高齢社会支援サービスなどの産業を創出しよう」と訴えました。 
 その後、全国から集まった1400名の会員は、環境、経営指針、社員教育などの18の分科会に分かれ、徹底した討論を行ないました。
 次回の研究集会は2009年2月12日に熊本県で開催します。

▼仙台城

▼分科会

▼第14分科会

▼熊谷氏

▼福井氏

▼砂金氏

▼石森氏

▼中嶋氏

▼清水氏

驚くべき発見!クシロムカシバク 地域力発見講座第一講


 釧路支部は第二回地域力発見講座第一講を3月12日に開き、釧路市博物館学芸員山代淳一氏が講演しました。

 山代氏は「道東は日本の湿原の約60%を占める日本一広大な釧路湿原と、カルデラ湖としては規模が世界第2位の屈斜路湖を有している国内屈指の自然の宝庫だ。そこに棲むキタサンショウウオは釧路湿原でしか見ることができない」と釧路をはじめとする道東の雄大な自然について解説しました。
 そして同氏は7千万年前の昆布森周辺の地層から発見された、世界唯一の『クシロムカシバク』の化石について触れ、「日本では珍しい哺乳類の新種の化石であることを突き止めた時の感動は今でも覚えている。『クシロムカシバク』の発見は、釧路で生活する我々にとって世界に誇れる非常に貴重な産物だ」と強調しました。

 

  【山代氏】

 

【クシロムカシバクの上顎の化石】

 

みんなの輪に誘い隊通信【第6号】


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みんなの輪に誘い隊通信【第6号】
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北海道中小企業家同友会釧路支部組織委員会
グッドモーニングプロジェクト

同友会釧路支部「誘い隊」は、定期的に会員の皆さんを訪問しています。
(取材記者★リーダー:大久保 ★メンバー:相木・表・三上・平松・水口)

 

【11人目】

 「お客様にとってお得なサービスをしないと長い付き合いにならないのは当然だと思う」と常にお客様満足度を追求し続ける吉村さんは、2005年に同友会に入会しました。釧路市内だけではなく道内各地を縦横無尽に走り回っています。「吉村に任せておけば大丈夫だ!と思ってもらえるように仕事をしています」吉村さんは意気揚々と語ります。自慢のトラックもほぼ自分でメンテナンスをしているといいます。「車が大好き。将来はサーキットの近くで車輌工場をするのもいいかな。とにかく車に触っていたいですね」と自然に笑顔がこぼれました。(取材:表)

(有)丸貴 吉村急便社 代表取締役 吉村 貴志さん
所在地/釧路市昭和北1丁目9番15号
業務内容/道路貨物輸送業

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【12人目】

 ようやく取材のアポが取れました!何しろ砂田さんは、ご多忙につき殆ど釧路にはいないとおっしゃっていますから!整然とした応接室に砂田さんの声が響き渡ります。「 組織は動かし方一つでどういう形にもなる。若い人が先頭に立っていかないと活性化しない。常に変化することが必要だ」砂田さんは29歳の時に独立し、今年は38年目になります。「人とのつながりがあったからこそ今の自分がある。会社を育てるとは家族を守ること、社員は家族そのものだから、彼らを路頭の迷わせてはいけない」と真剣な顔でお話したかと思えば、「話とお酒は大好きだから歯止めが利かなくなっちゃうんだよ。誘われたら断れない性分だから」と笑う砂田さんのギャップに触れ、今日は取材できて本当によかったと思ってます。(取材:大久保)

釧路扶桑物産(株)代表取締役 砂田 伸行さん
所在地/釧路市入江町12−21
業務内容/冷暖房・冷凍機・厨房用機器卸

根室支部、報道の現状を知る


  同友会根室支部(福井富士雄支部長)は26日に例会を開き、北海道新聞社根室支局長の吉田浩正氏が講演しました。

 吉田氏は根室支局に赴任して3年。「どの記事を新聞に掲載するかの判断基準は記者により若干の変動はあるものの、情報の新しさ、情報の社会的な影響度、何よりもその情報が事実かどうかの3点に絞られる。慎重かつ厳密な判断をしなければならない。しかし、現実にはどんな情報でも新聞紙面で100%伝えることは物理的に難しい」と語りました。吉田氏は「諸外国の新聞にくらべ、日本の新聞は悲観論が先行しているように感じる。読者にとって重要なのは自らの判断基準をしっかりもち、決して情報を鵜呑みにしないことだ」と強調しました。

会員交流を彩る「冬の饗宴」


 釧路支部は2月23日(土)に釧路キャッスルホテル鳳の間で会員交流会「冬の饗宴」を開催しました。

 初めての試みとなるこの「冬の饗宴」は、釧路支部の会員の交流を図り、互いの業種の認識を深め、同友会で生まれた関係をより親密にするために企画されました。岩口潔企画委員長の挨拶とノイズ倶楽部の演奏でイベントがスタート。事前に出展商社から提供された食材をホテルのシェフが調理し、参加者に振舞われました。 鹿肉を使った料理や厚岸産の牡蠣など、食材を生かした料理に参加者は舌鼓を打っていました。会場には企業の出店ブースが設けられ、各社が趣向を凝らして主力商品をPR。各社の特色をより深く知ることができました。来場いただいた150名の方々はアサリのつかみ取り、ゲーム大会、参加企業から提供された商品のセリや抽選会などを楽しみ、当日の悪天候をものともしない熱い宴になりました!

<司会の須藤さんと三上さん>

 

<会場の様子>

<ノイズ倶楽部の演奏>

<迫力のセリ>

出展企業一覧

食材提供:
 マルヒ菅野水産加工(株)・・・フィッシュブロック
 カキキン(有)・・・カキ
 北泉開発(株)・・・鹿肉
 マルキ平川水産(株)・・・ウニ
 菅原塗料(株)・・・そば
 丸中釧路中央青果(株)・・・バナナ、パイナップル

出店・商品展示:
 (合)フローリスト花もよう・・・プリザーブドフラワー
 (株)ダスキン釧路・・・台所洗剤、衣類洗剤、香料等
 郵便局(株)釧路鶴ヶ岱郵便局・・・EXパック、はがき、切手
 (有)あんずカンパニー・・・バジルの微笑み
 トーワ計装(株)・・・けむり当番、カラー玄関番、スリム1型セット
 大島歯科医院・・・歯の無料相談・検診
 (株)サンエス・マネジメントシステムズ・・・インターネットライブカメラを使ったセキュリティーシステム
 カキキン(有)・・・居酒屋かきもっきり
 (株)厚岸味覚ターミナル・・・北のさくらさく、珍味
 玄米雑カフェ あまむ・・・みんなでメタボになろう
 マルキ 平川水産(株)・・・ウニ
 北泉開発(株)・・・もみじカレー、シチュー、丼、せんべい

抽選会商品提供:
 郵便局(株)釧路鶴ヶ岱郵便局・・・エクスパック
 マル道セフティサービス(株)・・・地震雷火事親父防災ヘルメット
 (株)藤プリント・・・道東の釣り
 大島歯科医院・・・口腔ケアキット
 (株)あゆみ調剤・・・メタボ予防グッズ
 トーワ計装(株)・・・けむり当番
 (有)あんずカンパニー・・・美人・美男製造ライン
 綜合設備(株)・・・コンパクト浄水器
 (株)リラィアブル・・・商品券2万円分
 (株)ダスキン釧路・・・ダスキンセット、清掃サービス券
 (有)スズヤ書店・・・「日本の論点」「現代用語の基礎知識」
 (有)高橋クリーニング・・・スーツ2着無料クリーニング
 (有)カーショップオモテ・・・無料サービス券セット
 (株)ワーキングハウス・・・オランダ煎餅
 (有)道東暖熱工業所・・・凍結解氷保温券
 ホテル阿寒湖荘・・・ペア宿泊券
 (株)前田美粧・・・増毛シャンプーセット
 (有)レジテック・・・住宅基礎ひび割れ補修券
 (株)おが和・・・すじめさわやか煮
 (株)スギヤマオート・・・メンテナンスクーポン
 マツダ電気(株)・・・門燈
 マルヒ菅野水産加工(株)・・・開きさんまセット
 丸成鈴木建業(株)・・・Wii本体
 アクア・・・2時間2人無料呑み放題
 ナイトインコール・・・2時間3人無料呑み放題
 リトルマーメイド・・・2時間2人無料呑み放題
 (有)春の湯・・・パン、春の湯入湯券
 (有)青山ハウス工業・・・6畳間1部屋張替え
 清藤商事・・・水俣甘夏1箱
 (株)くしろ紅庄・・・ノロウィルス撃退スプレー
 (株)ビケンワーク・・・ドリップコーヒーセット、商品券セット
 (株)大久保工業・・・砂利
 (株)サンエス・マネジメントシステムズ・・・ふみぞの湯入湯券

セリ商品提供:
 (合)フローリスト花もよう・・・恋人へのポエム付お花
 丸中釧路中央青果(株)・・・バナナ、マンゴー、パイナップル
 タカオ工業(株)・・・ゴミステーション
 千田塗装工業(株)・・・物置塗装券
 

イベント:
 カキキン(有)・・・アサリのつかみ取り
 丸中釧路中央青果(株)・・・市場のナベさん大セリ
 丸成鈴木建業(株)・・・Wiiゲームコーナー

飲食:
 カキキン(有)・・・カキ・アサリ蒸し
 キャッスルホテル・・・ビール、ワイン、お茶、料理
 
 

 
 

 

 

事業承継に早めに取組もう、厚岸地区会例会


 同友会厚岸地区会(中村明会長、43社)は2月例会を2月20日に開き、「中小企業の事業承継を考える」と題して、ラコンテ社長の松井智聖さんが講演しました。

 松井さんは資本金1千万円以下の中小企業の社長の平均年齢が57歳と20年前に比べて5歳も上昇している現状に触れ、「中小企業の事業継承が遅れている。社長の平均引退年齢が67歳であることを考えると10年しかない。気力や体力、分析力などがあるうちに社内体制を強化し後継者にバトンを渡そう」と述べました。

 さらに「事業承継の本質は顧客、技術、社員、財産などの経営の継続だ。経営者と後継者の間に溝があり、情報と金を後継者に渡さない経営者なら承継は上手くいかない」と指摘しました。

経営指針運動を拡げよう、南しれとこ支部


 南しれとこ支部(端賢二支部長、130社)は2月例会を2月21日に開き、「経営指針で会社を変えたい」と題して、佐々木テント社長の佐々木孝さんと寺井建設社長の寺井範男さんが実践報告をしました。

 佐々木さんは同友会運動50年の歴史の中で経営指針成分化運動が同友会運動の柱になっていることに触れ、「同友会の理想を追求していくためには、会員企業が確固とした経営指針を持っていなければならないと思う。まだ作成していない会社は次年度に始まる研究会に参加して欲しい」と訴えました。

 続いて発表した寺井さんは、「同友会のグループ討論会議に出席して経営指針の話になった。その時に経営指針を作っていなかったのは我社だけだったので研究会に参加して急いで作った。社員や社員の家族が安心して我が社に信頼を寄せてもらうには、会社の将来を明確に設計した経営指針が不可欠だ」と語りました。

 最後に端支部長が、「私たちは何のために経営しているのかを真摯に考えよう。社員の成長を願う経営者の暖かい眼差しがなければ社員は真剣に働かない。会員同士が心をさらけ出して経営指針をつくり、企業が長らく存続するように努力しよう」とまとめました。

 

中小企業振興基本条例制定へ向けて、帯広支部の取組みを学ぶ


 同友会釧路支部は21日に中小企業振興基本条例制定会議を開き、「元気な企業、地域をつくろう」〜帯広市中小企業振興基本条例の制定で地域が変わった〜と題して、同友会帯広支部副幹事長で、同支部条例制定プロジェクト委員長の渡辺純夫氏が講演しました。

 同友会帯広支部は2007年4月、全道の自治体に先駆けて中小企業振興基本条例を制定しました。渡辺氏は「1999年の中小企業基本法の改正を契機に中小企業に対する国の施策に大幅な変化が見られた。それに伴い地方自治体レベルで独自の中小企業政策を打ち出していかなければならない」とし、地域経済の活性化をめざし、条例の制定または抜本的な見直しの必要性を述べました。
 つづけて氏は条例制定運動を進めるために、(イ)大学習運動を起こすこと、(ロ)各同友会で条例制定運動に着手すること、(ハ)条例制定運動を同友会の3つの目的の総合的実践として捉え、組織の強化、前進を図る、(ニ)会員企業と憲章との関係をより明確にし労使が共に自社と日本の未来に夢を描く、という4つの柱があると提唱しました。「同友会理念『よい経営者になろう』と『よい会社をつくろう』は会員自らが実践可能。しかし『よい経営環境をつくろう』という課題は地域企業の連携なくしては達成することができない。条例制定運動を広く展開し、活力ある地域をつくりたい」と語りました。

 

みんなの輪に誘い隊通信【第5号】


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みんなの輪に誘い隊通信【第5号】
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北海道中小企業家同友会釧路支部組織委員会
グッドモーニングプロジェクト

同友会釧路支部「誘い隊」は、定期的に会員の皆さんを訪問しています。
(取材記者★リーダー:大久保 ★メンバー:相木・表・三上・平松・水口)

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【9人目】
 森山さんの会社にお伺いすると、弊社でも使っている空気洗浄器がありました。非常にクリーンなオフィスです。森山さんは以前は旭川に勤務しており、おととし6月に釧路に赴任してきました。。「金曜の勤務後に帰省し、日曜の朝ごはんをとった後釧路に向けて出発する。最近は忙しく、3連休くらいしか旭川に帰れなくなりました」と語っています。スポーツ好きの森山さんは学生時代空手をやっていました。「随分痛い目に合わされましたが、とてもいい経験になりました」と当時を振り返ります。「仕事においては、ミスはあっても次に繋がるような仕事をし、釧路営業所を大きく育てて、再び旭川に戻りたい」と語る森山さんの眼は自信に溢れていました。(取材:大久保)

 

朝日テクノス(株)道東支店釧路営業所 所長 森山 明信さん
所在地/釧路市末広町13−2
業務内容/暖冷房空調設備機器卸

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【10人目】
 「去年秋アジ釣りに行ったとき、全く釣れなかったので、近くに住む漁師さんの許可を得て、定置網の中の秋アジを釣りました。釣堀状態だったことを今でも覚えています」と語る翔洋システムの松田さんは、大の釣り好き。数多くの業務資料やパンフレットが並ぶ脇に、『釣りバカ日誌』がありました。また「昔行っていた呑み屋さんがどんどん減ってきているのがさびしい」と釧路の街を憂いています。
 平成3年に独立して事業をスタートさせた松田さんは17年が経過した今でも「連携を大事にしたい。人がいないと自分が成り立たない。一人で生きることほど寂しいことはないです。これからもつながりを大事にして、他人に迷惑をかけながら生きていきたい」と語っています。(取材:大久保)

 

翔洋システム(株) 代表取締役 松田 利幸さん
所在地/釧路市入江町6−4
業務内容/空気調和・衛生・防災設備工事

横地支部長、期待される幹部像を語る


 釧路支部は幹部大学第7講を2月22日に開き、横地敏光支部長が「経済・人・企業」と題して講演しました。

 「大型店が市場から商品を買わなくなり、卸売り会社を取り巻く情況が激変している」と自社が中央卸売市場から地方卸売市場に組織形態を変化させた経緯に触れました。さらに企業で期待される幹部の資質として、「経営者や幹部は悪い情報も遮断しないで上にも下にも伝えて欲しい。風通しの良い組織をつくることがが肝腎だ。部下をほめるのは過去の努力を認めるからであり、逆に叱るのは彼の将来を思うからだ。公私混同を避けて部下には限りない愛情を寄せて欲しい」と語り掛けました。

 

摩周地区会、弟子屈高校の模擬面接を担当する


   2月19日、弟子屈高校に於いて就職講演と模擬面接が行われました。弟子屈高校より同友会摩周地区会が依頼を受け、地区会から近藤会長、桐木副会長をはじめ7名が出席。町役場からも1名が参加しました。
 

 就職講演会には摩周調剤薬局の竹森氏が立ち、「元気の良い挨拶、笑顔、最後までやり遂げる強い気持ちの3つを持って日々の仕事に取り組んでください。挨拶は言葉を発することではなく、相手に自分の心を伝える手段です。社員の笑顔の良し悪しが会社の業績に影響を与えます。自分を高める強い気持ちを持ち続けることは、10年後、20年後の皆さんの人生を決定づける」と語りかけました。さらに竹森氏は、「出勤時間を守る。返事をしっかりする。健康管理に努めよう」と助言しました。


  
模擬面接では生徒が壇上に上がり会員が質問を投げかけました。第一線で会社を経営する経営者ならではの鋭い質問に答えに詰まる生徒もいましたが、実践に近い今回の面接を通して高校生は貴重な体験をしました。面接後、古瀬透、古瀬文明両氏による講評があり、面接中の態度や答える内容について、厳しさの中に温かみのある言葉で生徒に語りかけました。

 終了後に出席のメンバーと教頭、担当教員が懇談し、摩周地区会として今後も積極的に学校教育に貢献していくことを申し合わせました。

 

 

 

 

 

 

幹部大学、「コーチング」を学ぶ


 同友会釧路支部(横地敏光支部長460社)は15日に幹部大学第6講を開き、『人間尊重の経営を貫くためのコーチング』と題して、釧路支部会員でもあるコムの小川氏が講演しました。

 小川氏は「コーチングとは部下の中にある可能性を引き出し、自発的な行動を促進させ、夢や目標の実現を助ける会話能力だ。あくまでも部下自身に考え行動させることが重要。それが彼らの自主性や責任感へと繋がっていく」と述べました。
 さらに同氏は「人間には無限の可能性と目標を達成する能力がある。上司は部下が能力を存分に発揮できる環境をつくることが重要だ。彼らが必要としている答えは彼ら自身の中にある。幹部と部下は支配・従属関係ではなく互いが平等であり、共に成長できる良きパートナーでありたい」と強調しました。

 

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【幹部大学第7講のご案内】
■日時:2月22日(金)18:00〜20:15
■会場:まなぼっと601号室
■テーマ:「経済・人・企業」〜中小企業に生きる幹部像〜
                             ★グループ討論有
■講師:同友会釧路支部 支部長 横地 敏光さん
                <丸中釧路中央青果(株) 代表取締役>