同友会釧路支部は3月19日に地域力発見講座の第2講を開催し、釧路短大講師横沢一夫氏が講演しました。
横沢氏は末広で人気のあった店や店主の名前を具体的に挙げ、時代と共に変わっていく末広の町とそこに集まる人々の様子を3期に分けて語りました。第1期は戦前から人口10万人を超えた昭和27年頃までとしました。第2期は「銀の目」を開店し、釧路だけでなく札幌でも成功を収めた青木商事の時代とし、売春防止法が施行され衰退していく米町とは対照的に発展していく末広の様子を語りました。第3期は昭和42年、人口が20万人に迫ろうとしていた絶頂の時に開店した「オリエンタルデパート」のちの「オリエンタルプラザ」の時代で、デパートとして開業したオリプラが飲食店街として再生する経緯を述べました。
また「歓楽街は都市のへそ。都市は歓楽街から栄養をもらうことで生まれ変わっていく。歓楽街の死は都市の死、もっと歓楽街に灯をともさなければならない」と強調しました。
【横沢氏】
【会場の様子】