同友会厚岸地区会(中村明会長、43社)は2月例会を2月20日に開き、「中小企業の事業承継を考える」と題して、ラコンテ社長の松井智聖さんが講演しました。
松井さんは資本金1千万円以下の中小企業の社長の平均年齢が57歳と20年前に比べて5歳も上昇している現状に触れ、「中小企業の事業継承が遅れている。社長の平均引退年齢が67歳であることを考えると10年しかない。気力や体力、分析力などがあるうちに社内体制を強化し後継者にバトンを渡そう」と述べました。
さらに「事業承継の本質は顧客、技術、社員、財産などの経営の継続だ。経営者と後継者の間に溝があり、情報と金を後継者に渡さない経営者なら承継は上手くいかない」と指摘しました。