同友会根室支部(福井富士雄支部長)は26日に例会を開き、北海道新聞社根室支局長の吉田浩正氏が講演しました。
吉田氏は根室支局に赴任して3年。「どの記事を新聞に掲載するかの判断基準は記者により若干の変動はあるものの、情報の新しさ、情報の社会的な影響度、何よりもその情報が事実かどうかの3点に絞られる。慎重かつ厳密な判断をしなければならない。しかし、現実にはどんな情報でも新聞紙面で100%伝えることは物理的に難しい」と語りました。吉田氏は「諸外国の新聞にくらべ、日本の新聞は悲観論が先行しているように感じる。読者にとって重要なのは自らの判断基準をしっかりもち、決して情報を鵜呑みにしないことだ」と強調しました。