一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

摩周地区会総会で横地支部長講演


 釧路支部摩周地区会(近藤明会長・19社)は11日に地区総会を開催し、2006年度の活動方針と役員を決めました。その後、横地敏光釧路支部長が「業界の現状と我が社の課題」と題して記念講演に立ち、中央卸売市場から地方卸売市場へと劇的に転換した経営環境の変化について報告しました。横地氏は今秋にも予定されている大手仲卸との持ち株会社方式による経営統合にも触れ、「今まで我が社は港に係留されていた船だったが、これからは外海に飛び出して大波に洗われることになる。『不如人和(ひとのわにしかず)』という経営理念に沿って全社一丸となって難局を乗り切りたい」と決意を語っていました。

<2006年度摩周地区会幹事 敬称略>
会長    (株)近藤建設    代表取締役  近藤 明
副会長   (株)中屋商店    代表取締役  桐木茂雄
幹事     (株)熊谷工務店  代表取締役  熊谷和則
幹事     摩周工産(株)    代表取締役  古瀬 透
幹事     (有)摩周植物園  専務取締役  古瀬文明
幹事     弟子屈郵便局    局長       藤原将男
幹事     (株)川湯観光ホテル 代表取締役 中嶋康雄
幹事     (株)大山産業    専務取締役   大良枝理子


 
▲ 講演する横地敏光支部長

 

厚岸地区会2006年総会のご報告


釧路支部厚岸地区会は2006年度総会を4月10日にホテル五味で開催しました。

【第1部 総会】

総会では2005年度の活動報告と2006年度の役員選出・活動方針(案)の提案を厚岸地区会の西田副会長が提案し、以下の内容に決まりました。

             【全体風景】

◆2006年度 厚岸地区会役員体制

1.会長    (株)サカイ          中村 一明
2.副会長  (有)厚岸清掃社     西田 哲己
3.副会長 (株)ナリテツ        成澤 則充
4.幹事    (株)丸一タバタ      田畑 圭悟
5.幹事    (株)宮原組        宮原 文憲 
6.幹事    (株)ダイシメ舟山商店 舟山 敏次
7.幹事      (株)村上石材工業    村上  民夫
8.幹事    (株)浜食料品店     浜   秀利
9.幹事    (株)西口電機商会    西口 英希
10.幹事   カキキン(有)        中嶋 均

★厚岸地区会会長は(株)宮原組の宮原氏より(株)サカイの中村氏に引き継がれました。

       【新会長就任の挨拶を行う中村氏】

◆2006年度 厚岸地区会活動計画

?? 厚岸歴史講座(語り部育成講座)を開講します
?? 地元の会員企業や他支部経営者の経営体験から学びます
?2餔瑤鬘苅骸劼?らさらに増強します

【第2部 講演】

テーマ:「造船業の現状と我が社の課題」
報告者:(株)佐々木造船所 社長 佐々木 智壽氏

厚岸地区会会員の佐々木氏より船に関する様々な話(Ex:船はなぜ浮くか、船はどの角度からの波に弱いか)を盛り込みながら報告しました。

     【造船業の現状について語る佐々木氏】

【第3部 懇親会】

横地支部長の乾杯の挨拶の後、会員同士の交流を深めました。

       【乾杯の挨拶を行う横地支部長】

最後に締めの挨拶として同友会釧路支部の地域ブランドをつくる会への取組みに触れながら石森幹事長が締めの挨拶を行いました。

【地域ブランドづくりについて触れながら締めの挨拶を行う石森幹事長】

 

釧路支部合同入社式のご報告


釧路支部は合同入社式を4月3日に釧路パシフィックホテルにて開催しました。

              【全体風景】

◆開会の挨拶(同友会釧路支部共育・求人委員長 五十嵐氏)

「このような厳しい環境の中で就職を決めたことについて誇りを持って下さい。そして、これからは仕事の中で夢(めあて)を見つけ、会社や地域から期待されているということを心に刻んでがんばって下さい」

  【夢(めあて)を持つことの大切さを伝える五十嵐氏】

◆講演 テーマ:「若い皆さんに期待すること」(釧路支部幹事長 石森氏)

「全ての人に平等に与えられているもの、それは1日24時間という時間です。皆さんはこれから人生の半分以上を職場で過ごすことになります。どうせ働くなら楽しく働いて欲しい。自分としっかりと向き合い、人に信頼され、周りの人に「スゴイ!!」といわれるような人になって下さい。皆さんには可能性があります。ぜひ、これからがんばって下さい」

     【新入社員への期待について語る石森氏】

◆先輩社員からの激励の言葉((有)カーショップオモテ 北川氏)

「皆さんはこれから職場でたくさんの失敗と成功を経験するはずです。その失敗の中で上司や先輩から注意・指導を受け、失敗しないためにどう工夫したらよいのかと考える時間が生まれます。これはとっても大切なことです。その考えることが、自分の仕事の能率や知識を向上させる大きなバネになります。ぜひ、失敗を恐れずに何事にも前向きにチャレンジして下さい。その努力はきっと報われます」

     【新入社員に激励の言葉を送る北川氏】

◆新入社員決意表明(残間金属工業(株) 小形さん)

「与えられた仕事だけでなく、積極的に仕事を見つけ少しでも早く会社の力になれるようがんばりたい。失敗を恐れず、諸先輩方に少しでも近づけるように努力していきます」

          【決意表明を行う小形さん】

 

釧路支部3月例会のご報告


釧路支部は3月例会を3月29日に開催し、(株)釧路丸水の近藤副社長が「我が社のこれからの戦略を語る〜台湾、韓国のマーケットの現状〜」というテーマで講演しました。

「台湾は人口が2300万人(2005年)で総面積が36,000Km。日本と台湾の産業構造もほぼ同じで、経済的にも成熟しており十分なマーケット規模があります。台湾人の食習慣は?ヽ或?比率が高い?▲戰献織螢▲鵑剖瓩た佑眤燭き7鮃?にとても気を使う等の特徴があります。企業として台湾との貿易に取り組む注意点として?.肇奪廚里笋覽き△泙困蝋圓辰討澆覘?自分の目で見る・感じる・味わう?い任?ることから始める?ッ膣屬箸笋襦?考える??自分達がやる・行政に頼らないことが大切です」

「釧路の地域を元気にするために自分の会社を通じて取り組んでいきたい。台湾という国を2〜3年見てきて感じたことは台湾の人は非常に北海道に対して良いイメージを持っており、北海道の商品はブレイク寸前です。私たちには歴史的にフロンティアを求めるDNAがある。今度は自分たちの番だ!!という思いで今後も取り組んでいきたい」と話していました。

   【台湾マーケットの現状について語る近藤氏】

【(株)釧路丸水のHPはこちら】
http://www.marusui.co.jp/

 

親睦マージャン大会のご報告


釧路支部交流・親睦委員会では3月25日(土)に親睦マージャン大会を開催しました。12名の参加者が3卓にわかれて熱い戦いを行うと共に交流を深めました。

              【全体風景】

<今回の成績順位(敬称略)>

1.(株)リライアブル          角田
2.河内建設               河内
3.萬木建設(株)            漆崎
4.(有)LRランドマーク保険     伊藤
5.同友会釧根事務所         畠山
6.よしもと歯科・矯正          葭本
7.(株)サンエス・マネジメントシステムズ   太田
8.(株)近藤建設            近藤
9.(株)ダスキン釧路          木内
10.アイナックスクリーニング(有)  高橋
11.(株)釧路マネキン紹介所    西納
12.(有)米川印刷           米川


      
      【ダントツの成績で優勝した角田氏】

           【2位 河内さん】

            【3位 漆崎さん】

            【4位 伊藤氏】

山高会3月例会のご報告


根室支部山高会は3月例会を3月23日に開催し、根室ひまわり基金法律事務所の岩田弁護士が「根室の相談事例の動向と中小企業が注意するポイント〜弁護士の上手な活用方法〜」というテーマで講演しました。

根室の相談事例(民事)は平成17年には205件あり、その中でも特に債務整理(81件 ★借金等)や家事(41件 ★離婚等)が大半を占めています。

「弁護士を会社の予防法務を充実させるために活用して欲しい。何か事件が発生してからの事後的な相談が多いが、当事者間での交渉の結果、感情の軋轢等で事案が複雑化する場合が多い。事後的に訴訟等を依頼するよりも相談や調査だけですむので費用的にも安く済む。気軽に相談に来てください」と話していました。

             【全体風景】

   【根室の相談事例の動向について語る岩田氏】

      【岩田氏を囲み質問が飛び交いました】

【根室ひまわり基金法律事務所の紹介はこちら】
http://www.946jp.com/ben54/member/n-shibata.html

サザエさんちの愉快な相続と贈与


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サザエさんちの愉快な相続と贈与
〜厚岸地区会、例会で相続を学ぶ〜
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 釧路支部厚岸地区会(宮原文憲会長:43社)は3月例会を22日に開催し、厚岸地区会会員の池田経営サービスの林田敬二さんが講演しました。 林田さんはサザエさんの家庭を例にあげて、複雑な相続と贈与の仕組みについて平易に解説しました。

*当日の資料は同友会サイトからダウンロードできます。
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/

 

地域ブランドをつくる会 鹿グループ見学会


釧路支部地域ブランドをつくる会は「鹿グループ見学会」を3月18日に開催しました。

根室半島には1万頭の鹿が生息して農業に多大な被害を与え、列車や車との衝突事故も多発するなど市民の生活を脅かしています。しかし、鹿肉は地域の貴重な食材として将来性があります。根室で建築業を営む西尾氏は建築技術を生かして囲いワナで鹿を捕獲し、さらに鹿肉の製造工場をつくりました。鹿の駆除と肉の製品化を試みる挑戦的な根室の企業家から学ぶために今回の見学会を開催しました。

?〆?室 (株)タイエー本社

(株)タイエーの田家社長は、昨年10月に根室市内でエゾシカの食肉加工施設を稼動し、地域資源としての活用を目指している(有)ユックの取組みに共鳴し、同社の鹿肉を使った新商品開発に取り組んできました。

  【鹿肉を使った新商品づくりについて語る田家氏】

      【焼きたての鹿肉を弁当にした「鹿丼」】

その後、釧路新聞社根室支局の遠山支局長より「根室における鹿を取り巻く現状について」お話いただきました。

 【根室における鹿を取り巻く現状について語る遠山氏】

?◆瞥?)ユック工場見学

 (有)ユックはエゾシカによる農業被害や交通事故防止策・食肉の資源有効活用を目的に、根室管内エゾシカ研究会の有志によって設立されました。施設の規模は延べ床面積130平方?叩?処理場や冷蔵庫、冷凍庫、冷凍肉スライサー、真空包装機が完備されています。

     【(有)ユックの工場を見学する参加者】

      【西尾社長の説明を受ける参加者】

        【ユックで処理された鹿のモモ肉】

?M楴?場見学

        【養鹿場を見学する参加者】

 

根室支部3月例会のご報告


根室支部は3月例会を3月17日に開催し、ホーム企画の敷浪代表が「店舗設計のプロが語る!!〜建物の安全性を見極めるポイント〜」というテーマで講演しました。

このたびの構造計算書偽造事件は、構造設計者ばかりでなく建築業界全体の信頼をも揺るがすような事態を招いています。敷浪氏より、?々渋だ澤弑罰Δ慮従隼錣虜独?防止について、??建物を見極めるチェックポイント(大工さんの選び方にも触れて)、??チェックシートをもとに、会社・自宅の診断をしてみよう、についてお話頂きました。

「施工業者の選定基準として、?ー太咾里△覿伴圈↓∋楾?事例を快く見せてくれる、??専門知識や技術があり専門資格をもった人がいるか、?せ阿砲?ちんと調査を行うか、?ゥ罅璽供爾力辰鬚犬辰?り聞いてくれるか、?Ь?さな相談に答えてくれるか、?┨?事完了後のアフターサービスがあるか、に注意してみてください」と敷浪氏は強調していました。

             【全体風景】

 【建物の安全性を見極めるポイントについて語る敷浪氏】

      

         【様々な質問が飛び交いました】

 

同友会幹部大学修了式のご報告


3月17日(金)、釧路支部同友会第13期幹部大学修了式を開催しました。

開会にあたり五十嵐共育・求人委員長から「幹部大学の修了生としての誇りを持って、今後も職場の内外で力を発揮してください」と挨拶があり、受講生全員に修了証書が授与されました。

受講生16名の内、成績優秀者は以下の皆さんです。

◆最優秀賞
・丸中釧路中央青果(株) 斉藤さん
・釧路新聞社       久本さん

◆優秀賞
・(有)スズヤ書店     岸本さん

◆努力賞
・(有)カーショップオモテ 北川さん
・(名)相長センター    石村さん

引き続き行われた懇親会で、同窓会役員に、(有)スズヤ書店の岸本さん、(有)カーショップオモテの北川さん、(株)ユタカコーポレーションの平井さん、(株)きりんやの平松さん、以上4名の方々を選出し承認されました。

 

白糠地区会3月例会のご報告


釧路支部白糠地区会は3月例会を3月16日に開催し、白糠漁業協同組合の佐野専務が「恋問館の取り組みはこうして生まれた〜アイデア商品開発の秘訣とは〜」というテーマで講演しました。

平成16年の漁業生産量・生産額は平成元年に比べると半減しています。特に秋鮭は1tあたりの平均単価は半減以下になりました。そのような状況の中、白糠漁協の職員は「白糠町の人が気軽に食べてもらえるような仕組み・商品づくりに取り組もう」と決意。試行錯誤の結果、レンジ一つで美味しく食べられる商品づくり等、さまざまな取組みを行っています。

「現在、消費者は無駄なモノを買わなくなってきている。白糠には厚岸の牡蠣のような目玉はないが、商品のネーミングや加工をうまく利用した魅力ある商品づくりに今後も取り組んでいきたい」と話していました。

             【全体風景】

     【白糠漁協の取組みについて語る佐野氏】

      【佐野氏を囲み質問が飛び交いました】

【白糠漁業協同組合のHPはこちら】

http://www.jf-shiranuka.or.jp/gaiyou.html

獏の会3月例会のご報告


南しれとこ支部獏の会(吉川代表・14名)は3月例会を3月15日に開催し、小針土建(株)の斉藤課長より「『救急救命』について」というテーマで、?\\崕住砲弔い董↓⊃看拜廟庫,硲腺釘帖兵?動対外式除細動器)の使い方について実技を交えながらお話していただきました。

斉藤さんは、昨年日本赤十字社の救急法指導員の資格を取得しました。AEDは、突然心臓停止状態に陥った時、心臓に電気ショックを与えて正常な状態に戻す医療機器です。特に2004年7月からは医療従事者だけでなく一般市民も使用できるようになり、中標津空港や町立病院にも設置されています。

 【赤十字について質問を交えながら説明する斉藤氏】

傷病者を発見した場合、まず『意識』、『呼吸』、『心臓』の状況を確認し、それぞれの場合における対処法について人形を使いながら指導して頂きました。

 【指導を受けながら気道の確保に取り組む吉川氏】

       【心臓マッサージを行う加藤氏】

      【AEDの使い方を説明する斉藤氏】

 

習慣は最初は蜘蛛の糸、やがて太い網になる


田中宇(たなか・さかい)氏の講演に思う

幹部大学同窓会幹事 森川浩一

公開セミナーが無事終了しました。関係者の皆様大変ご苦労様でした。国際情勢に関心がなかった方にはちょっと酷な内容だったかもしれません。また今までの 歴
史やマスコミ・テレビで流布されることしか情報の源しかない我々にとっては講師が自ら言っていた「陰謀論者」「謀略史観」のように感じられたかたも多 かったのではないかと感じました。
 私が感想を聞いた幾人かの人達も感想はそれぞれでしたが、興味深いという人もあれば、見方が変わったという肯定的な意見もあれば、まやかしである、過激だというようにと様々でした。皆様はいかがでしたか?

 さて今回の講演会の総括はまた別の機会にやらなくてはなりませんがポイントは4点あったように思いますのでまとめてみました。

第一点目として田中氏の立場です。

私としては本当の意味での中道であって右でも左でもない、そして過激なことを言っているとも感じられません。ただし既存の歴史やいわばマスコミを疑ってかかる姿勢を過激と言っている方はいられたと感じました。
 私が田中氏を中道というのは右のことも左のことも信じていないという点です。つまりどちらにも荷担していない、あくまでも視点は真実を求めていることです。共同通信時代に世界中のニュースを英文で訳し、集約している内にその中にちりばめられた真実の断片に気付き、いろいろな現象を調べていくうちに「これはちょっとオカシイ」と探っていくうちに現在のスタイルを確立したということではないかと思っています。

第二点目です。「利害関係でモノをみよう」

講師の語った事が真実であるかないか性急に結論を出さず(もちろん出ませんが)「深読み・裏読み」する癖ということが必要であると言うことに気づ かされたことだと思います。それに関しては菅原氏が非常に本質的ないい質問をされました。歴史、国際情勢等を見る上で基準は正義などというものではなくではなく、いったい誰が得をしているのかを見極める 視点が大切なのではないでしょうか。現在起きているイラクを筆頭として、また過去の歴史の様々な出来事に於いてもです。

第三点目です。「習慣は、最初はクモの糸、やがて太い綱になる 」

私たちはだいたい同じ側面からモノを見ているし、総体的には横並びの価値観にあると思います。しかしそれは以前哲学の講義の中で高野教授がいわれた「習慣」にはなってはいないでしょうか?モンテーニュのエセーをテーマにお話しされたときの事です。一度できた習慣は相当強固である。そして人間を縛り付ける。それを防ぐためには極端から極端へ自分に揺さぶりをかける必要があるということです。
 学校であるいはどこかで誰かに教えられたとおりに、またマスコミ等が流すとおり信じること、それは「世の中の今おきていること、過去、歴史」を深く考えないという習慣となり、冒頭の言葉のように「習慣は、最初はクモの糸、やがて太い綱になる 」のように変えるのが難しい状況になるんだなと感じました。やはりどんなことも疑ってみるということは考え方の習慣化を防ぐと言うことで大切だと思いました。

第四点目最後です。「被害者はいつも私たちのような普通の人々」

 講師の想いは以下のことであったと思います。

「世界の戦争・紛争の一番の被害者は普通の人々あって、政治、民族、宗教等の理屈をつけて対立をあおり、それによって、最大の金儲けのシステムである武力衝突により金儲けをしている。いつでも被害者は私たち、地球上で子供育て普通に暮らしている人たちであること。だが私たちにはそれを防ぐことはできない。しかし、その時代を生きている者としてしっかりと目をあけ、表面上の事象に惑わされずしっかりと起きていること感じなさい。そのためには今まで正しいと信じられてきた歴史も疑ってかかったほうが良い」

以上のように私は理解しております

みけた会3月例会のご報告


釧路支部みけた会(成澤会長・40名)は3月例会を3月14日に開催し、松井経営オフィスの松井代表より「会社法が変わる〜ゼロからの基本編〜」というテーマでお話いただきました。

新会社法の改正要点(?_饉卷,箸蓮?、?∋駛楸癸臼澆?ら会社を作れる、?0貎夕萃鬚?株式会社でも認められた、?こ?式譲渡制限会社って?、?ゲ餬彁架燭箸蓮?、?ν?限会社は廃止される等)と実務対応についてお話いただいた後に、参加者からの質問に対する答えをもとに意見交換を行いました。

新会社法では、新しく有限会社をつくることはできなくなります。ここでのポイントとして

・有限会社という商号をつかい続けることができる
・基本的には株式会社の規定が適用される
・有限会社特有の制度は経過措置によって維持される

を強調されていた点が印象的でした。

           【全体風景】

  【新会社法による実務対応について語る松井氏? ?

  【新会社法による実務対応について語る松井氏?◆?

あゆみの会3月例会のご報告


3月9日(水)釧路支部あゆみの会3月例会で、(株)アシストの浅野さんが報告しました。

 小学生時代、両親の転勤で4回の転校を経験。札幌の短大を卒業後、彼女の人生を大きく変えることになった(株)北海道リコーに入社。
4ケ月間に及ぶ東京の研修で何度も挫けそうになった時、精神的な支えになったのは「お金よりも経験を大事にしなさい」という両親の教えと困難にめげない性格でした。
 しかし、研修を終え札幌で待っていたのは、家には寝に帰るだけの生活や、一週間程度の出張は当たり前という更に過酷な「オフコン営業部ソフト課」でした。

1984年(昭和59)「このチャンスを逃すと一生駄目かもしれない」と思い、釧路で知り合った浅野洋氏と結婚。
(この時は例会参加者全員が爆笑。)
1989年に会社を設立、2002年に代表取締役に就任しました。

「今思えば札幌の4年間は私の人生を大きく変えた時であり、一番輝いていた時代でした。また、この時出会った仕事上の“師匠”に、“会社のトップとは何か、リーダーとはどうあるべきか”を教わりました。今は物を売るのではなく付加価値を提供する時代です。貪欲に物事を進めるのが苦手な私ですが、5人の社員とその家族を守るためにこれからも頑張りたい」と感慨深げに語りました。

釧路支部昼食会のご報告


釧路支部では3月8日(水)に昼食会を開催し、山一写真スタジオの山口社長が報告しました。

山口さんは現在39歳。高校在学中は写真にあまり興味がなく、親の薦めで卒業と同時に東京の写真専門学校に入学。

「新宿の裏町」をテーマに一日中写真を撮った時のエピソードや、札幌の就職先での体験を交えながら写真に対する想いを語りました。
23歳の時に釧路で父親が経営する写真スタジオ入社し、一昨年代表取締役に就任。山口さんのモットーは「お客様のインデックスを増やす仕事を通して「愛」を形にする」です。

「お客様が何を考え求めているのかがわからないと良い写真は撮れません。その為には常にアンテナを張り巡らし、五感を磨き続ける努力が必要です。又、自分のオリジナリティが他人に理解されそれが商品として売りに出る時代です。これからの人生を共に生きて行くにはどの層にターゲットを絞ったら良いかをしっかりと見極めて行きたいと思います」と豊富を語りました。

後半、山口さんからカメラの購入の仕方や写真の撮り方について下記のようなアドバイスを受けました。
?ー?分の感覚にあったカメラを購入する。
?⊆命燭遼‖Г砲靴燭?ってポイントを絞り写す。
?4粟?品を求めるのではなく、写真の中に考える空間をつくる。
  (未完成な部分に人は様々なことを想像する)
?じ?る人に心地よさを感じさせる写真を撮る。

次回の昼食会は4月12日(水)、千田塗装興業(株)の千田さんです。(詳細後日)

 

薬局経営の課題を報告


  釧路支部摩周地区会(近藤明会長、19社)は3月7日に例会を開催し、摩周調剤薬局専務の竹森英彦氏が「薬局経営の現状と課題」と題して講演しました。「日本人一人当たりの年間医療費は24万7千円ですが、60歳から74歳までの平均医療費は65万円。65歳以上の老齢人口は2020年には3450万人に達し、国民の28パーセントが老人になります」と薬局市場は今後ともゆるやかな成長が期待できるという認識を示した後、「地域の皆様の健康を預かる企業として企業の使命を社内で確認するために社内研修に力を注いでいる。生活に密着した小売業として成長したい」と自社の方向性を語りました。

 

竹森氏の講演資料は下記からPDFでダウンロードできます

http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/

幹部大学第8講のご報告


釧路支部は、3月3日に『第13期同友会釧路幹部大学第8講』を開催しました。

受講生自身の生き方を科学的に問いながら自己変革を迫る幹部大学。激変する情勢と課題を正確に認識し、素早く対応する力をつけることを目指しています。

幹部大学で私たちは何を学んだのか。そして、どのような変化を遂げなくてはならないのか。同友会釧路支部役員の(株)サンエス・マネジメントシステムズの太田部長さん、釧路鶴ケ岱郵便局の森川局長さんより「幹部社員に期待すること」、「幹部大学で私は何を学び、どのような変化を遂げたのか〜中小企業憲章にも触れて」というテーマでお話いただいた後に、「あなたの会社を発展させるための経営課題とあなた自身の現状分析と成長するための課題」についてグループ討論を行いました。講演要旨とグループ討論の様子をお知らせします。

  

   【幹部社員への期待について語る太田氏】

 

 【幹部大学の学びと自分の変化について語る森川氏】

          【全体風景】

◆講演の要旨◆

【太田氏】

「今回の幹部大学を通じて学ぶことの面白さを感じるとともに視野が広がったのではないかと思います。私達は日々の仕事に追われて今回のカリキュラムにあるような視点を考えることもなかったはずです。『チャンスは人が作ってくれている』という言葉が我が社にはあります。今回の幹部大学も経営者が行けと背中を押してくれたからこそ、今回の学びがあったはずです。そのチャンスを活かすも潰すも自分次第だと思います。会社にとって皆さんのような立場の人が果たす役割は大きい。今回、学んだことをそれぞれの職場でぜひ活かして下さい。」

【森川氏】

「私も同友会に入会した時は、1人の参加者としてただ話を聞くだけでした。しかし、幹部大学に参加して学ぶ楽しさを感じ、その時の同窓生と仲良くなったこともあり頻繁に同友会の活動に参加するようになりました。そうすると釧路支部幹事に任命され、現在、自主的に様々な活動に企画・参加して充実した日々を過ごしています。実は私には今悩みがあります。それは人を動かすことの難しさです。そこで今私が勉強しているのは、同友会で発行している『人を活かす経営(労使見解)』です。ここには、経営者の責任から社員をどう見るか(使用人又はパートナー)など様々なヒントが書かれており、この労使見解から学んだことを踏まえて自社で社員と向き合い実践しています。」

      【真剣に議論を行う受講生たち】

  【今回の幹部大学で学んだことを発表する千田氏】

★3月13日に「幹部大学修了認定会議」、3月17日(金)18:00〜20:00 於:釧路パシフィ ックホテルにて「第13期幹部大学修了式」を開催します。

釧路支部政策セミナーのご報告


釧路支部では政策セミナーを3月1日に開催し、釧路市産業推進室の市原専門員より「釧路市の産業再生を目指して」というテーマで、その役割と今までの経過、そして今後の自治体としての戦略についてお話いただきました。

            【全体風景】

地域経済を取巻く非常に厳しい状況を打破し、釧路市の持続的発展と市民生活の向上に寄与するため、地域の産学官の代表27名により「釧路市産業再生推進会議」が平成15年6月に設置されました。ここでは新産業の創造、新分野への進出など、産業再生へ向けた取組みを推進することを目的として様々な取り組みが行われています。

「釧路市産業再生推進会議」が設置された後

・平成15年9月…検討部会を設置し事業化の可能性、仕組みの検討を行う
・平成16年3月…釧路市産業再生指針の作成(会議の検討内容を体系的にまとめた今後の方向性を提案)
・平成17年8月…産業再生事業化プログラムの作成(約200事業の実施時期・主体・内容等を整理)

という形で取り組み、現在では重点プロジェクトとして

【食分野】

1.食の安全安心プロジェクト
2.くじらのまちづくり推進プロジェクト
3.地域の食のブランド化プロジェクト

【観光分野】

1.体験型観光推進プロジェクト
2.観光・食産業連携プロジェクト

さらに各分野の取り組みとして

1.産業再生指針のフォローアップ
2.食分野
3.環境・エネルギー分野
4.情報通信分野
5.福祉分野

という枠組みの中で、食品残さを肥料化し地域循環型システムを目指す取り組み、冷熱エネルギーの活用研究、農業分野におけるITシステム導入促進、福祉・産業界ネットワークの構築等、様々な取り組みについてお話頂きました。

  【産業推進室の取り組みについて語る市原氏】

その後、参加された方々からの質問に答えて頂きました。

       【質問を投げかける横地支部長】

 

ポンポン山へ行ってきました


2月26日(日)曇り。朝7時30分に貸切バスで弟子屈へ向け出発。
現地で、川湯エコミュージアムセンターの職員と合流し、帽子山の南麓にあるポンポン山をめざしました。(カンジキを使って歩く予定でしたが、2日ほど前の雨で使用出来ませんでした。残念!)

一面銀世界の山道を歩くこと約45分。目的地到着。

 

「ここは地熱が高く冬でも雪が積もりません。そのため厳寒期でも体長6〜12mmほどのコオロギの仲間「マダラスズ」がジィージィーと鳴く声が聞こえます」という説明を受け、ルーペ片手に当たりをウロウロ。しかし、見つけることが出来ず途中で断念。地中に温度計を入れると85℃もありました。また、山の上に立って地面を踏むと内部が空洞になっているかのようにポンポンと音がします。川湯にはこの他に自然を堪能できる所があります。詳細はエコミュージアムセンターへお問い合わせくださいませ。

20分間休憩後、徒歩で国道まで戻り川湯観光ホテルで食事(美味でございます)と入浴をし帰釧しました。