釧路支部では政策セミナーを3月1日に開催し、釧路市産業推進室の市原専門員より「釧路市の産業再生を目指して」というテーマで、その役割と今までの経過、そして今後の自治体としての戦略についてお話いただきました。
【全体風景】
地域経済を取巻く非常に厳しい状況を打破し、釧路市の持続的発展と市民生活の向上に寄与するため、地域の産学官の代表27名により「釧路市産業再生推進会議」が平成15年6月に設置されました。ここでは新産業の創造、新分野への進出など、産業再生へ向けた取組みを推進することを目的として様々な取り組みが行われています。
「釧路市産業再生推進会議」が設置された後
・平成15年9月…検討部会を設置し事業化の可能性、仕組みの検討を行う
・平成16年3月…釧路市産業再生指針の作成(会議の検討内容を体系的にまとめた今後の方向性を提案)
・平成17年8月…産業再生事業化プログラムの作成(約200事業の実施時期・主体・内容等を整理)
という形で取り組み、現在では重点プロジェクトとして
【食分野】
1.食の安全安心プロジェクト
2.くじらのまちづくり推進プロジェクト
3.地域の食のブランド化プロジェクト
【観光分野】
1.体験型観光推進プロジェクト
2.観光・食産業連携プロジェクト
さらに各分野の取り組みとして
1.産業再生指針のフォローアップ
2.食分野
3.環境・エネルギー分野
4.情報通信分野
5.福祉分野
という枠組みの中で、食品残さを肥料化し地域循環型システムを目指す取り組み、冷熱エネルギーの活用研究、農業分野におけるITシステム導入促進、福祉・産業界ネットワークの構築等、様々な取り組みについてお話頂きました。
【産業推進室の取り組みについて語る市原氏】
その後、参加された方々からの質問に答えて頂きました。
【質問を投げかける横地支部長】