釧路支部マウンテンクラブは6月19日、支笏湖畔の風不死岳(ふっぷしだけ)で登山を行い、メンバーとその家族9名が登山を楽しみました。7月10日は羅臼岳に登ります。

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釧路支部は11日、新会員の業務内容と人となりを知り交流を深める報告会を開催し、北海道建設国民健康保険組合釧路支部の岸本事務長と伊藤デイリーの伊藤社長が業務内容を報告しました。
岸本氏は2009年6月に、伊藤氏は2009年10月に同友会に入会しました。まず最初に報告した岸本氏は北海道建設国民健康保険組合の取り組みについて「現在釧路では約600名の組合員が加入している。長引く不況で加入者が減っているのが現状だが、今後は一人親方のサポートなど対策を図りたい」と説明しました。さらに「適正な賃金確保を目指す公契約法の制定運動やアスベスト被害対策など、全国的な運動を展開している。また仕事起こしのために、住宅リフォーム制度の設置を釧路市長に要請しているところだ」と、最新の動向を報告しました。
鶴居村で酪農業を営む伊藤氏は「長い間個人経営で酪農をしてきたが、土地の拡大をきっかけに法人化に踏み切った。農協の理事も務めたが、外のつながりを強化したいと考え同友会に入会した」と自身の経験を語りました。また酪農業の現状について「酪農家の戸数は年々減り続けているが、農家の法人化などによって新たな雇用を生み出し、生産数を維持している。金融機関も農業へのアプローチを始めた。今後農業は注目を集めていくと思うので、皆さんから情報をいただきながらがんばっていきたい」と抱負を述べました。
▼北海道建設国民健康保険組合釧路支部 事務長 岸本 聡 氏

▼(株)伊藤デイリー 代表取締役 伊藤 順一 氏

南しれとこ支部別海地区会は6月4日に同友会アカデミーを開催し、新会員を中心に約30名が参加して同友会運動への理解を深めました。
最初に別海地区会副会長の山崎氏が同友会の歴史と理念を説明し、同友会運動の原点を確認しました。
次に報告した山口幹事長は、別海地区会の歩みと運動について触れ、「同友会は地域を守る気持ちを持って活動している。地域を子孫に残していくためにがんばりたい」と語りました。
最後に報告した神田氏は、別海地区会で開催している経営指針成文化研究会を紹介し、「経営指針の作成は同友会運動の柱。皆さんも是非参加して欲しい」と述べました。
▼同友会の歴史と理念を語る山崎氏(別海地区会副会長)

▼別海地区会の活動を説明する山口氏(別海地区会幹事長)

▼経営指針成文化研究会を紹介する神田氏(別海地区会第一委員会委員長)

釧路支部企画委員長の森川浩一氏は4月23日に釧路福祉・情報専門学校で就職講話を行い、同校の学生40名が就職にあたっての心構えを学びました。
森川氏は「子どもは地域の将来を担う存在。しかし現状では子どもは社会のことを何も知らないまま、ある日突然社会人になる。積極的に社会活動に参加し、他者とのコミュニケーションをとることが重要だ。年代・業種を超えた様々な人と付き合い、頼りにされる存在になることが重要だ」と、社会に出るための心構えについて語りました。
また「自分の生まれ育った郷土と人を愛し、自分たちの子どもの未来を考え、持続する地域社会を構築しよう。地域の雇用を守る中小企業の重要性に気付くことが大切」と、学生たちに期待を寄せました。

釧路支部は2月25日に釧路市民文化会館で公開講演会を開催し、フリーパレット集客施設研究所の藤村正宏氏が「商品を売るな!!体験を売れ!!」と題して講演し、350名が参加しました。
藤村氏は釧路市出身で、大学卒業後、海外で映画製作の勉学等を経験し、帰国後フリーパレットを設立し、ウィンドーディスプレイの仕事に従事しました。これまで数々の集客施設のプランニングを手掛けており、「阿寒悠久の里鶴雅」のプランニングも行っています。藤村氏は「マーケティングは難しい印象を持たれがちだが、実は至極単純で、『どうすればお客様に選んでいただけるか』だけだ」と冒頭で説明しました。
講演では、藤村氏がこれまで実践してきた事例を数多く紹介し、またその効果について詳しく説明を行い「お客さんはあなたが売っている商品を欲しがっているわけではない。その商品やサービスを買うことによって得られる効果・体験が欲しいのだ。お客さんが何を求めているかを把握し、お客さんに合わせたお店づくりを意識した瞬間から全てが変わってくる」と語りました。
最後に藤村氏は「能力の有無や会社の大小に関わらず、行動するだけで他を圧倒することができる。経済にはまだまだ力がある。経済は『経世済民』(世を良くして人々を救う)という言葉からきており、ビジネスの本質もそこにある。我々が世の中を良くするという自負を持ち、楽しく仕事をすることで次の世代に希望を与えることができる。行動して、圧倒的に儲けて、皆さんに幸せになってほしい」と強調しました。

▲フリーパレット集客施設研究所 主宰 藤村 正宏氏

▲350人の聴衆で会場は賑わいました。

▲藤村氏の書籍に登場するジャズ喫茶をイメージしたコーヒーショップをオープン

▲藤村氏の書籍を求める人で賑わう販売コーナー
【藤村正宏氏 講演要旨】
★商品やサービスでどんな体験をお客さんに与えることができるか
例えば車を売る時、スペックをお客さんに伝えてもお客さんは買う気になれない。お客さんはその車で何ができるかが知りたいのだ。モノではなく体験、スペックではなく意味を売ろう。
★お店にいる時間も商品だ。お店の価値をお客さんに伝えよう。
看板やチラシに、提供している商品やメニュー、値段しか書いていないのではお客さんにお店の魅力が伝わらない。お店にいる時間やサービスも商品の一部。夜景が綺麗なお店ならそのことをお客さんに伝えよう。どこよりも安いのなら「どこよりも安い」とPRしよう。
★興味がないことは目に入らない!お客さんの関心を把握しよう。
ゴルフに興味がない人は、街の中にゴルフショップがあっても気づかない。チラシに大きく「サマーセール」などと入れても、お客さんの興味を引くことはできない。お客さんが関心を持っていることを把握し、魅力あるキャッチコピーを考えよう。
★POP(ポップ)使って商品を買う理由をお客さんに伝えよう
商品に値段をつけただけでは、お客さんは買う理由を見出せない。POPに商品を魅力を書き込み、「買う理由」を教えてあげよう。
★値段の高低は関係ない。商品の価値を伝えよう。
不景気だから安いものしか売れないと思ってはダメ。価値を伝えれば高くても売れる。安くすることはいつでもできる。まず価値の伝え方を工夫し、高い方を買う理由をしっかりお客さんに教えよう。
★お客さんはあなたの商品を欲しがっているわけではない!
お客さんは商品が欲しいのではなく、買うことによって得られる効果と体験が欲しいのだ。例えば、今話題の枕が売れている → お客さんは枕が欲しいわけではなく、快適な眠りを求めている → 健康な人生を送りたいから。そう考えることであなたのお店の全てが変わる。
★決断よりも行動
まず行動しよう。行動するだけで他を圧倒できる。商売で儲けて楽しく仕事をすることで、次の世代に希望を与えることができる。経済は「経世済民」(世の中を良くして人々を救う)という言葉から来ている。ビジネス・経済に携わる人間として、圧倒的に儲けて幸せになってほしい。幸せじゃない人に、人を幸せにする力はないから。
釧路支部幹部大学同窓会は2月23日に例会を開き、NHK釧路放送局記者の木皮透庸氏が「報道記者から見た釧路」と題して講演しました。
木皮氏は茨城県生まれ。進学や就職で東北・東京での生活を経験し、5年前に釧路に移住しました。NHK釧路放送局では放送部記者を務め、道東の最新情勢の取材に奔走しています。
例会は木皮氏が実際に取材したニュースの録画を見ながら進められました。まず今年1月の地元スーパーの倒産に触れ「多くの地元スーパーが閉店を余儀なくされている。お年寄りの多い地区はもちろんだが、地元スーパーの閉店は地元の卸売業者にも大きな打撃を与えている。結果、釧路から卸売業者が撤退し、出張需要に応えるため北大通りにビジネスホテルが増加している」と現状を説明しました。
また標津町で行われている健康ツアーのビデオを鑑賞し「標津町民の日常をそのままツアーの目玉としており、健康ツアー客や修学旅行生の取り込みに成功している。ないものねだりをするより、地域にあるものを探していくことが重要」とした上で、「これまでの釧路は漁業・炭鉱業・製紙業の3大基幹産業に支えられ、非常に恵まれていた。それらの産業が衰退した今、私たちの町釧路には何があるのか、立ち返って考えてみるべきだ」と強調しました。
最後に木皮氏は「釧路には自然・文化・食などのイメージがあるが、それらを価値あるものにするために一番に取り組むべきは人材の育成だ。学校での教育を見直し、幼い内から地域のことをもっと学んでいくべきでは」と、釧路の可能性について語りました。

▲NHK釧路放送局 放送部記者 木皮 透庸氏
釧路支部マルチメディア研究会と帯広支部IT総合研究会は2月20日に釧路市観光国際交流センターで合同例会を開催し、マルチメディア研究会副会長の斉藤和芳氏<丸中釧路中央青果(株)>が「OSSの活用事例〜企業から家庭まで使えるOSS〜」と題して記念報告を行いました。
斉藤氏はまず自身の経歴とOSS(Open Source Software)の概要について「OSSとは、ソースコード、つまりソフトの設計図にあたるものが公開されているソフトであり、自由な使用と導入費用がかからない事が大きな特徴だ」と説明しました。その後、実際にOSSを使用している企業と地方自治体を紹介し、「会津若松市は官公庁の公式文書の作成にOSSを用いており、ソフトの導入費用を抑えている。導入は地元企業と協力して行っている。また大舘市は市役所にOSSの電話交換ソフトを採用し、大幅な経費削減を達成した」と語り、さらに「OSSは無料で手に入れることができるが、初期費用がかからないだけで、維持には相応のコストがかかる。重要なのは、大手メーカーの既成ソフトを当たり前のように使っているが、OSSのようなソフトを選ぶ自由が我々にはあるということだ」と強調しました。
その後、マルチメディア研究会の佐々木氏と、IT総合研究会の小野寺氏がそれぞれ活動報告を行い、両支部の活動内容を深く学びあいました。

▲報告を行ったマルチメディア研究会 副会長 斉藤 和芳氏
釧路支部は2月2日、9日、16日の3回にわたって経営指針成文化セミナーを開催し、ファーストコンサルティングの乗山社長とラコンテの松井社長がアドバイザーを務めました。
第1講では実践報告を行い、あんずカンパニーの須藤社長が自社の経営指針作成までの流れを報告。「あんずカンパニーの経営指針は3回にわたって改訂している。改める度に文章は短くシンプルになっていった」と語りました。続いて道東暖熱工業所の大久保社長が中・長期の経営戦略の重要性について語り、さらに「納得のいく経営指針ができるまで何度も作り直した。作って会社の飾りにするのではなく、社長と社員が気持ちを共有できる内容にすることが重要」と語りました。
その後、参加者が経営指針作成のソフトを用いて自社の経営状況を分析し、経営指針作成に必要なデータをまとめました。乗山氏と松井氏は参加者をサポートし、2講目と3講目で経営指針を作成しました。
最後に参加者は完成した経営指針と3年後の数値目標を発表し、それぞれに乗山氏がアドバイスを行いました。
参加者からは「今回経営指針を作って社長に見せてみたが、自分と社長の会社に対する思いが同じだったことがわかった。今後社員に発表したい」、「将来会社を継ぐにあたって、非常によい勉強になった。今後も様々な勉強会に参加し、自分を高めていきたい」などの感想が寄せられました。
★同友会では経営指針の成文化をお勧めしております。
書籍もご用意しておりますので、お問い合わせください。
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■書籍名:「経営指針作成の手引き」
■編集発行:中小企業家同友会全国協議会
■頒価:400円(税込)
■詳しくは同友会釧根事務所までお問い合わせください。
TEL:0154−31−0923

釧路支部は2月12日に幹部大学第5講を開催し、釧路公立大学の高野敏行教授が「私とは何か?」をテーマに講義を行いました。
高野氏は「私らしさ」と「私」の違いについて触れ、「『私らしさ』とは精神分析や心理学、社会学等で扱われる分野で、アイデンティティとも言われる。一方、『私』は『私らしさ』よりさらに深い部分であり、高名な哲学者たちは『魂』や『本当の私』、『良心の声』、『超自我』などと表現した。すべての肩書きを取り去り、最後に残ったものが『私』という存在だ」と解説しました。
さらに精神科医の中井久夫氏の著作『樹をみつめて』の一部を引用し、アイデンティティと生き甲斐について「市場原理主義経済が発展し、アイデンティティや生き甲斐よりも能力や資格が優先される時代になってきている」と語り、さらに「『私』を追求する哲学のような学問も一見意味がないように見えるが、自分の幅を広げ高く成長するためには重要な事だと思う。哲学や映画、ドキュメンタリーなどに多く触れ、常に自分を揺り動かして柔軟な考え方を持ってほしい」と語りました。

釧路公立大学 教授 高野 敏行氏
釧路支部は2月5日に幹部大学第4講を開き、釧路工業高等専門学校の小田島教授が「タテマエとホンネ〜夏目漱石『坊ちゃん』を通して〜』と題して講義を行いました。
小田島氏はまず著者である夏目漱石の経歴について触れ、「『坊ちゃん』は夏目漱石の教師時代の経験が反映されている。登場人物は漱石の同僚をモデルにしていると言われており、さらに登場人物の一人である赤シャツは漱石自身を投影したものと思われる」と名作が生まれた背景を語りました。
その後、受講生が小説の一部を輪読し、物語を深く読み解いていきました。小田島氏は「主人公の呼び名である『坊ちゃん』には二つの意味がある。ひとつは世間知らずで未成熟な坊ちゃん、そしてもう一つは下女の清が主人公を呼ぶ時の坊ちゃんだ。主人公の語りはまさしくこの清への語りかけであり、『坊ちゃん』は田舎の学校で人のいやらしさを実感し、反対に『教育のない婆さん』に過ぎなかった清の美しさを再発見する物語と言える」と解説しました。

釧路工業高等専門学校 教授 小田島 本有氏
釧路支部は1月29日に幹部大学第3講を開催し、釧路公立大学の高嶋弘志教授が「歴史は繰り返す〜過去から学ぶもの〜」と題して講義を行いました。
釧路公立大学で歴史の授業を担当している高嶋氏は、「日々の講義を行う中で気づいたことがある。それは日本が同じ歴史を繰り返しているということだ」と話し、日本の歴史を4つの時期に分けて説明しました。1つは目標とする他国に追いつくため必死に努力する発展期、2つ目は目標国に追いつき、大国になったと自覚する到達期、3つ目は努力をやめ、孤立化していく衰退期、最後は他国に全く関心を持たず、民族主義・国家主義へと移行していく閉塞期です。
高嶋氏は「草創期における日本の目標は中国だった。徹底的に中国の真似をし、中国と肩を並べたと意識し始めると国交を絶って孤立化した。幕末から明治初期にかけてはイギリスとドイツを目標にし、開国から国際連盟の常任理事国になるまでのわずか70年で急速な発展をとげた。しかしその後も外国との接触を絶ち、太平洋戦争での敗戦を経験した」と年表をもとに説明しました。さらに「日本は他国の真似と改良、そして物づくりの才能があり、自分たちが他国に比べて劣っていると感じた時に大きな力を発揮する。しかし一度上りつめると途端に努力を止め、外界から孤立してしまう。トップに立ったというのも実は思い込みで、日本は誇大妄想に囚われているのかもしれない」と語りました。

▲「閉塞期の日本を再び発展期にするのは、いつの時代も外国からの圧力だった」と語る高嶋氏
★次回は2月5日(金) 18:00から、場所はまなぼっとです。
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<第4講(文学)>2月5日(金)まなぼっと601
【テーマ】「タテマエとホンネ」〜夏目漱石『坊っちゃん』を通して〜
【講 師】釧路工業高等専門学校 教授 小田島 本有 氏
【内 容】
我々は社会に属している以上、必ずタテマエとホンネを使い分けており、それができる人を
「大人」と呼んでいる。『坊っちゃん』の主人公はどうだったのか、考察してみたい。
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釧路支部は1月15日に第17期幹部大学の第1講を開催し、釧路工業高等専門学校の三島利紀准教授が「コミュニケーションの大切さを学ぼう〜体験からの気づき〜」と題して講演しました。
今期の幹部大学は釧路支部会員企業の社員17名の受講でスタートしました。毎年第1講では人間関係の構築をテーマに講義を行っています。講義の中で三島氏は様々なグループワークを紹介し、「自分の知らない一面が、グループワークを通して見えてくる。実際にワークを行い、自分の知らない自分に気づくことが大切だ」と述べました。
講義中受講生は三島氏が紹介したワークを実際に行い、その後自らの「気づき」について討論をしました。

▲釧路工業高等専門学校 准教授 三島 利紀氏

▲グループワークを行う受講生
幹部大学は毎週金曜日午後6:00から開講します。
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<第2講(話法)>1月22日(金)まなぼっと601
【テーマ】「ここを変えると貴方の話し方は上達する」
【講 師】(株)コム 代表取締役 小川 安夫 氏
【内 容】
日常業務の中で、社員に自らの考えをしっかり伝えられているのだろうか。話し方を考え、実践する。
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★幹部大学の聴講に関するお問い合わせは同友会釧根事務所まで
TEL:0154−31−0923
FAX:0154−31−0944
同友会釧路支部は12月11日に例会を開き、「ドクターヘリ運航!地域の医療を守れ!!」と題して社会医療法人孝仁会の佐藤事務部長が報告しました。
今年10月5日に孝仁会と釧路市が協力してドクターヘリの運航を開始し、2ヵ月間に約40回出動して釧路・根室管内の救急医療に力を発揮しています。佐藤事務部長はドクターヘリ導入に至るまでの経緯を説明し、さらに「釧根管内は道央地方に比べて圧倒的に医師の数が少ない。ドクターヘリは50キロの距離を15分で移動でき、機内での初期治療が可能なので、地方の患者の救命率向上と予後の改善が期待できる」とドクターヘリの可能性について語りました
報告後参加者は孝仁会記念病院の医療設備とドクターヘリを見学し、道東における最新の医療に触れました。
★孝仁会記念病院では、同友会会員のドック検診割引を行っています。ご希望の方は同友会事務局までご相談ください。

▲社会医療法人孝仁会 事務部長 佐藤 環氏

▲孝仁会記念病院のヘリポートに待機しているドクターヘリ
釧路支部幹部大学同窓会は11月27日に経済学のイロハ第4講を開催し、釧路公立大学の下山朗准教授が「釧路(道東)地域経済の構造」と題して中小企業分析の必要性を語りました。
下山氏はまず地域経済の分析法について「地域経済を分析するためにはまず情報を整理する必要がある。地域で生じている問題が全国規模で起きている問題なのか、地域固有の問題なのか、また短期的なのか長期的なのか、それを見極めることが重要だ」と解説しました。
その後、釧路及び道東における様々なデータを紹介し、釧根で発生している経済問題について言及しました。下山氏は「釧路は農林漁業に従事する人が多い一方で、食品加工業が比較的少ない。地元で獲れた生産物を加工する力が弱いと言える。しかし、食品加工業を充実させるためには商品を売る場所が街になければならない。食品加工業に対する需要をあげていくことが重要だ」と語りました。
