一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

釧路支部昼食会 仕事を通して社員を幸せにしたい 小野寺氏


 同友会釧路支部(亀岡孝支部長・460社)は14日に昼食会を開き、とび工事業を経営する、おのけん代表取締役の小野寺憲一氏が講演しました。会社を創業してから10年を迎えた小野寺氏は、自らの来し方を振り返りながら経営者の責任について触れました。

 母子家庭の一人子として育った小野寺氏はいつも寂しさを抱えて少年期を過ごしました。高校の卒業を控えても就職がなく、夜遊びを繰り返す荒れる小野寺少年を母親が一喝します。「おまえは男だろ。精一杯やったのならジタバタするな」。気分転換に散歩に出かけると、とび職人の集団に偶然出会います。「作業着がかっこよかった」のですぐに履歴書を書いて、二時間後にはとび会社のドアを叩き社長に会いました。

「とびになりたい。俺を採用してください!」
「おう解かった。明日から来い!」。小野寺少年18歳の春の転機でした。

 その会社でとび職人として経験を積んだ小野寺氏は30歳で独立し、今では職人16名、車両12台を抱えるまでに業容を拡大しました。「母親の一喝が私の人生を決定づけた。経営者には様々な問題が降りかかるが、気持ちが折れたら社員を守れなくなる。失敗の数だけ気持ちが強くなった。これからも社員の生活を守り社会に貢献するために頑張りたい」と決意を語っていました。

みんなの輪に誘い隊通信【第9号】


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みんなの輪に誘い隊通信【第9号】
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北海道中小企業家同友会釧路支部組織委員会
グッドモーニングプロジェクト

【17人目】

 10年間札幌で異業種の仕事をし帰釧。空手をやっていたということで素晴らしい体格の持ち主です。「ムツゴロウ王国で働きたいと思ったこともあります。動物はとっても素直で、単にかわいいだけじゃないんです」と笑顔で語るのは、昨年11月に市内春採にペットショップをオープンさせた渥美さんです。小学校の文集に「将来は社長になりたい」と書くほど、幼い頃からいつかは自分で事業をやりたいと思っていたといいます。
 「ただ商品を売るだけの仕事ではなくアフターフォローをしっかりしてリピーターになってもらいたい。サービスや値段ではなく、仕事の原点は人とのつながりやコミュニケーションだと思います。人をどれだけ知ることができるか、そしていかにお客様に心地よく思ってもらえるかを常に考えています」と渥美さんは力強く語ります。
 「好きなことはいろいろあるけど、熱中できるものは仕事しかありません」とキッパリ。毎日をとてもお忙しくお過ごしの渥美さんは仕事に全てを注いでいます。(取材:事務局)

Wans Garden FRIENDS 代表 渥美 貴志さん
所在地/釧路市春採8丁目2−19
業務内容/ペットショップ経営

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【18人目】

 オリエンタルプラザ5階、カメラードにお邪魔しました。お店を始めて30余年の大島さんを取材しました。大島さんは8年ほど前から社内にデザイン部門をつくり、店内のデザインは全て大島さんとスタッフが手掛けているそうです。元々芸術・芸能・ファッションなどの分野に興味があったという大島さんは「昔ちょっとだけ」とは言うものの、以前首都圏で雑誌やショーにも出演するファッションモデルをやっていたとのこと!「当時はレーサーの福澤幸雄に憧れていた」と、当時のご自分の写真片手に話してくださいました。
 とにかく様々なことに興味があるという大島さんはものすごい「メモマン」です。ポケットから出てきたのは凄い数のメモ用紙!!細かいことでも気になったことは直ぐにメモをとるのだそうです。
「とりあえずいろいろなものに触れてみること。触れたものを結集させて一つの形を作り上げることが好きです。話すのは苦手でも頭の中で考え、展開していくことは大好き。よく変わってる人だといわれます。ただ現状に満足してしまい、夢を語れなくなるのは寂しいことだと思います」と語る大島さんは今、新しい分野への挑戦を計画しているとのことです。(取材:事務局)

(有)ケンブリッジ 代表取締役社長 大島 博史さん
所在地/釧路市武佐2−9−14
業務内容/飲食店経営

支部長に福井氏が再任 根室支部2008年度総会


 同友会根室支部は25日に総会を開き、2008年度の活動方針、予算などが採択されました。支部長に福井製麺所の福井富士雄氏、幹事長にすずきの鈴木新一氏が再任され、新年度のスタートを切りました。

 総会後に「中小企業振興基本条例制定運動と企業・地域づくりへの挑戦」と題して、北海道同友会代表理事の守和彦氏が講演しました。守氏は中小企業振興基本条例について、自治体の立場の明確化、中小企業の存在を理解してもらう、行政の継続性の3つが明記されていることが望ましいとし、「日本の企業の99%を中小企業が占めており、雇用の70%強を中小企業が担っているのが事実。しかし1999年の中小企業基本法改正に伴い、国の施策が大幅に変化した。同友会も地方自治体の政策決定に参画し、国の目を中小企業に向けさせなければならない」と述べ、将来の中小企業憲章制定へ向け、先ずは各自治体レベルでの条例制定が不可欠としました。
 さらに氏は「同友会と自治体と商工会議所が連携し、互いに知恵を出し合って根室の中小企業家にとって使いやすい条例を制定すべきだ。その為にも、中小企業家は同友会の三つの目的に沿って自社の体質強化を図り、良い経営環境づくりの総決算として条例の制定・改正が必要だ」と強調しました。

             【記念講演に立つ守代表理事】

 

                  【福井支部長】

 

                   【鈴木幹事長】

 

【道研のPRをする海田オホーツク支部幹事長(右)と大嶺幹事(左)】

支部長に亀岡氏 釧路支部総会


 北海道同友会釧路支部は2008年度総会を17日に開き、活動方針案と予算案を採択し新しい役員を選出しました。5年間にわたって支部長を務めた横地敏光氏が退任し、新支部長には綜合設備代表取締役の亀岡孝氏が就任。活動方針には、釧路市中小企業振興基本条例の制定運動の強化、9月に開く同友会祭り(三丁目の夕日祭り)を成功させることなどが盛込まれました。

 支部長として最後の挨拶に立った横地氏は、「ここなら息子や娘を預けたいと市民に評価されるような企業が増えると地域に人材が残る。会員企業は同友会三つの目的の体現者となろう」と呼びかけました。新支部長の亀岡孝氏は、「困難な経済情勢の中で支部長に就任することは重責だ。役員と力を合わせて同友会運動に力を注ぎたい」と語りました。

 記念講演は釧路市港湾空港部部長の繁本護氏が、地域経済を支える釧路港の役割について論及しました。 会場の会員からは、「持続可能な地域経済をつくるために中小企業振興基本条例制定運動を同友会は進めている。同友会の理念に沿う問題提起だ。第一次産業重視の経済政策は市や商工会議所とともに進める産業振興会議で取り組むべき課題だ」と感想が出されました。要旨は次です

<講演要旨>
 小さな政府、市場原理主義の現体制において、逼迫する地元経済は縮小する公共事業では救えない。釧路には120周年を迎える釧路港というゲートウェイがある。そして釧路港の背景にある道東四庁(釧路・網走・根室・北見)は日本の食料の生産基地といっても過言ではない。日本の食料自給率39%のうち80%をこの地域が占めている事実を見逃してはならない。釧路の地域経済が従来の公共事業依存や、炭鉱・水産・製紙などの主要産業で維持発展が出来ないのであれば、この食料という部分に着目して新たな産業を創出すべきではないか。
 現状では釧路港の利用率が低い理由は、クレーンなどの設備の問題で繋留時間時間が長引き、製品輸入量が少ないため片道が空荷になるなどの問題点があるためだ。現状では工場に近い苫小牧港の利用が圧倒的に多い。食料に関しては生乳も農水産物も原料を鮮度の良いまま送ることを至上命題としている。
 これらを解決するには、港湾設備の充実と港湾付近への産業の集約化である。特に経済効果が期待できるのは食品加工だ。原材料を送るだけではなく、自前で加工し製品化して送る事や貯蔵により出荷時期を調整することで雇用を含めて高い経済効果が期待できる。

▼5年間支部長を務めた横地氏

▼新支部長に選出された亀岡孝氏

▼三神北海道同友会代表理事

▼総会議長の近藤氏

▼活動方針を提案する石森幹事長

▼講演する繁本釧路市港湾空港部長

▼新執行部

▼上原釧路市副市長

▼村井商工会議所副会頭

▼ノイズ倶楽部

 

新会長に児玉木材工業の児玉氏が就任、白糠地区会


 釧路支部白糠地区会は14日に総会を開き、2008年度の活動方針などが採択されました。また新地区会長には児玉木材工業の児玉勇氏が就任し、新年度のスタートを切りました。児玉氏は「会員の皆さんの協力を得ながら、今年度は地区会に新たな仲間を増やし、活発な地区会活動を展開していきたい」と新年度の抱負を語りました。
 また「中小企業が主役の時代をつくる」と題して、釧路支部幹事の成澤祥明氏が記念講演に立ちました。成澤氏は「中小企業の魅力は地域の人との触れ合いを通じ、互いに細かい気遣いができることだ。人と人とのつながりを大事にすることが、地域経済の活性化につながり、新たなビジネスを生む可能性へと発展する」と述べました。

            【新地区会長の児玉氏】

 

               【講演する成澤氏】

【釧路支部白糠地区会役員(敬称略)】

1.会長    児玉 勇         児玉木材工業(株)
2.副会長   野村 宣彦      野村運輸(株)
3.副会長   平賀 勝也      (有)紫香舎
4.副会長    砂金 良洋      (有)丸洋イサゴ運輸
5.幹事       鍛冶 淳一      鍛冶石油販売(株)
6.幹事       本城 洋         釧路西部自動車(有)
7.幹事       山吉 公徳      (有)おしゃれハウス山吉
8.幹事       田森 滋         丸吉田森漁業(有)
9.幹事       高原 隆一      (有)高原重機
10.相談役  大畑 幸男      北興建設(株)

摩周地区会総会を開催 会長に近藤氏


 同友会釧路支部摩周地区会は4月14日に地区総会を開催し、2008年度の活動方針と役員体制を決定し、近藤建設の近藤明氏が会長に再任されました。

 近藤会長は冒頭で「同友会活動を通じて情報収集をし、自助努力で厳しい時代を生き延びなければいけない」と挨拶しました。総会では2008年度の活動方針として、30社会員の達成、会員の経営実践から学ぶ例会の開催、中小企業憲章の学習を採択しました。

 記念講演では綜合設備の亀岡氏が講演し、「弟子屈は自然に囲まれたすばらしい風土。もっと利用法を考え活用しなければもったいない。環境と共存・共栄して観光の発展を」と強調しました。

 

会長       ()近藤建設         代表取締役   近藤 明

副会長      ()中屋商店         代表取締役    桐木茂雄

幹事        ()熊谷工務店       代表取締役    熊谷和則

幹事        摩周工産()         代表取締役    古瀬 透

幹事        ()摩周植物園       専務取締役    古瀬文明

幹事        弟子屈郵便局         局長          藤原将男

幹事        ()川湯観光ホテル   代表取締役  中嶋康雄

幹事    (株)摩周調剤薬局   専務取締役   竹森英彦

 

<近藤会長(左)と桐木副会長(右)>

 

<講師の亀岡氏>

南しれとこ支部支部長に端氏


 同友会南しれとこ支部は11日に支部総会を開き、2008年度の役員と活動方針を採択し、支部長には端賢二氏、幹事長には佐々木孝氏が再任されました。主な方針として、135社まで会員を増強し、中標津町と別海町に中小企業振興基本条例を制定させる運動を強化することが承認されました。
 記念講演には帯広支部大樹地区会会長の片岡文洋氏が立ち、昨今の農業情勢を解説しました。片岡氏は、「日本の農業は世界一の安全性を有している。日本の高校生は他国の高校生に比べて食の安全への関心が薄い。それは裏を返せば、それだけ日本の食は安全であるということ。食糧を外国に大幅に依存することはさみしい。農商工で横断的な連携、同友会会員同士の取り引きを拡大しよう」と訴えました。

<2008年度の主な役員・敬称略>

支部長  端賢二
幹事長  佐々木孝
副支部長 寺井範男
副支部長 金曽義昭
副支部長 菊池勤
副支部長 湯田孝男
副幹事長 渡辺政之

▼端支部長

▼田中副代表理事

▼夢がいっぱい牧場の片岡氏

▼山崎別海地区会副会長

▼総会

▼懇親会

会長に高橋氏。釧路支部みけた会2008年度がスタート!


 釧路支部みけた会は12日に総会を開き、2008年度の活動方針及び予算などが採択されました。新会長には高橋クリーニングの高橋歩さんが再任し、新年度のスタートを切りました。

 総会に先立ち、釧路支部会員でALSの大澤社長が「若手経営者・幹部の皆さんに期待すること」と題して講演しました。
 同社は不動産の売買交換、賃貸の仲介、管理業務を展開しています。大澤氏は「平成17年に会社を設立し、当初はいろいろなことがあった。様々な人との出会いとつながりがあり助けられたことが多く、どんなに闇が深かろうとも、必ず良い方向へ向かうと信じること。常に前向きの姿勢でありたい」と述べました。さらに同氏は同友会の幹部大学を通じて様々なことを学んだと語り、「地域に根ざした企業とは何か?仕事とは何か?を考えさせられた。現状に満足することなく、常に変化に富んだ企業をつくる必要がある」と強調しました。

 

                  【高橋会長】

 

                   【大澤氏】

《2008年度みけた会役員(敬称略)》

1.会長            高橋 歩           (有)高橋クリーニング
2.副会長         千田 貴裕         千田塗装興業(株)
3.幹事長         林田 敬二        (有)池田経営サービス
4.副幹事長      沢村 辰也         沢村産業資材(株)
5.幹事            成澤 寛之        (有)春の湯
7.幹事            大屋 大介        (有)ベルプラザ
8.幹事            深山 浩昭         プロシステム釧路
9.幹事            佐藤 幸二        (株)リラィアブル
10.幹事          佐藤 圭介        (株)エルム楽器釧路支店
11.幹事          安田 正二         安田経営労務管理事務所
12.幹事          山口 敏夫        (株)山一写真スタジオ
13.幹事          岸本 真希人     (有)スズヤ書店
14.幹事          梅宮 哲也         道東鶏卵(株)
15.幹事          藤田 康弘        (有)アチーブ
16.幹事          松井 智聖        (株)ラコンテ
17.幹事          冨山 聡           (株)スギヤマオート
18.幹事          高橋 健司        (株)富士計器
19.幹事          石山 博士        (株)ぱんどーら
20.幹事          関根 純也        イベントワークス(有)
21.会計監査    相田 美樹雄     (株)くしろ紅庄

みんなの輪に誘い隊通信【第8号】


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みんなの輪に誘い隊通信通信【第8号】
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北海道中小企業家同友会釧路支部組織委員会
グッドモーニングプロジェクト

同友会釧路支部「誘い隊」は、定期的に会員の皆さんを訪問しています。
(取材記者★リーダー:大久保 ★メンバー:相木・表・三上・平松・水口)

【15人目】

 クレーン作業や重量物運搬の有限会社藤田興業 藤田光利専務にインタビューしてきました。藤田興業さんは昭和51年設立で今年33年目、藤田さんのお父さんの現社長が独立して現在までこの分野でがんばって来られております。

 藤田専務も入社して今年22年目色々な現場で勉強させていただきましたと謙虚に語っておりました。その中でも鶴見橋の工事のときに橋のシンボルとなっているあの「鶴のレリーフ」を吊った時はさすがに緊張したそうです。1体なんと○千万円・・・話を聞いているだけこちらも緊張しました。仕事柄、重いものを吊ったり、運んだりしているそうですが今まで最高で25tのものを吊り上げたそうです。

 体型も立派ですから素手でもかなり重いものでも持ち上げることが出来るのでしょうね?と野暮な質問をしたら「コンマ1(0.1t)位なら大丈夫です。」と頼もしい回答が帰ってきました。

 ブラックコーヒーが似合う藤田専務ですが昔はヘビーメタルバンドでボーカルをしていたそうです。「今はすっかりフォークですね。松山千春がいいですね。」と目を細めながら話していただきました。そう言われると雰囲気ありますね。同友会には「ノイズ倶楽部」もありますので、今度是非美声をお聞かせください。(取材:真っ黒黒介)

(有)藤田興業 専務取締役 藤田光利

所在地/釧路郡釧路町鳥取東3−76

業務内容/クレーン揚重業

 

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【16人目】

 函館への出張から帰釧したばかりの戸松社長にお時間をいただきました。「新事業立ち上げのための市場調査をしてきました」と語る戸松社長は近い将来、「これはおもしろそうだと思った」という飲食業に進出する予定とのことです。東邦美装は昭和50年に設立。53年に戸松社長が引継ぎました。「当初おふくろの事業を引継いだときは非常に忙しくて寝る暇もなかった。全て自分ひとりでやっていたが、手がまわらなくなり徐々に仕事が減っていった。当時の経験から、社員と一緒になって手分けして業務にあたることにより、細かい仕事でもおろそかにせずに積み重ねることの重要性を学んだ。この経験は現在20名いる社員にも欠かさず言っている」と戸松社長は言います。

 夏はゴルフ、冬はカーリングを楽しんでいる戸松さん。「カーリングをやっていることを人に話すと必ずびっくりされます」どちらも集中力が必要なスポーツですね。“これだ!!”と決めて邁進する戸松さんとピッタリ重なる気がしました。(取材:事務局

(有)東邦美装 代表取締役 戸松忠良

所在地/釧路市鶴ヶ岱1丁目9番18番

業務内容/ビルメンテナンス・清掃業務・サッシ施工・販売

地区会長に寺井氏選出 別海地区会総会


 同友会南しれとこ支部別海地区会は地区総会を9日に開き、2008年度の活動方針と役員体制を決定し、地区会長には寺井範男氏、地区幹事長には山口寿氏が再任されました。
 寺井地区会長は「今年度は別海町に中小企業振興基本条例を制定させたい。それが環境に配慮し社員の豊かな成長を保障する別海型企業づくりへの一歩となる」と挨拶しました。活動方針として、中小企業振興基本条例の制定、会員数を町内法人企業数の20%にあたる50社まで拡大、同友会グループウェアのe-doyuの導入などが採択されました。
 来賓挨拶に立った水沼町長は、「中小企業振興基本条例を同友会と共につくりあげたい。農業、漁業と同様に中小企業の振興がこの町には欠かせない」と語りました。
 同友会、町、商工会の三者で別海町中小企業振興基本条例の草案づくりがまもなく始まります。

<2008年度 別海地区会幹事>

1. 会長      寺井建設(株)     寺井 範男
2. 副会長   (株)イソジェック    磯田 忠雄
3. 副会長     (株)別海           篠田 巌
4. 副会長     みどり建工(株)   山崎  宏
5. 幹事長     富田屋(株)       山口 寿
6. 副幹事長  近藤建設(株)     近藤 孝広
7. 副幹事長  (株)森川商店     森川 一郎
8. 幹事    高砂電機(株)     加藤 正治
9. 幹事    畠沢ほっけん(株) 畠澤 憲二
10.幹事   伊藤牧場        伊藤 敏彦
11.幹事   (株)別海工業建設  倉澤 卓佳
12.幹事   (有)中山農場     中山 勝志
13.幹事   (株)丸イ佐藤海産   伊勢 徹

 

▼寺井地区会長

▼山口地区幹事長

▼選出された地区会幹事

▼端支部長

▼水沼町長

▼渡邊町議会議長

▼橋本商工会長

▼高玉建設業協会長の音頭で乾杯

 

厚岸地区会会長に中村氏


 釧路支部厚岸地区会は地区総会を8日に開き、2008年度の活動方針などが採択され、新会長には中村一明氏が再任されました。
 中村氏は「街の衰退を止めるためには同友会が進めている中小企業振興基本条例の制定が不可欠だ。今年度は厚岸町に条例の制定を求める運動を強めたい」と述べました。
 総会の後に、一年半前に長野県から厚岸に移住して開業した司法書士の赤堀氏が講演しました。「多重債務で悩んでいる社員が多いので経営者は注意を払ってほしい。また遺言状を公証人役場で作成していない会社は揉め事を避けるために元気なうちから作ることを勧める」と語りました。

<2008年度 厚岸地区会幹事・敬称略>

1.会長    (株)サカイ         中村 一明
2.副会長  (有)厚岸清掃社     西田 哲己
3.副会長  (株)ナリテツ        成澤 則充
4.幹事    (株)丸一タバタ      田畑 圭悟
5.幹事    (株)宮原組         宮原 文憲 
6.幹事    (株)ダイシメ舟山商店  舟山 敏次
7.幹事      (株)村上石材工業    村上  民夫
8.幹事    (株)浜食料品店    浜   秀利
9.幹事     (株)西口電機商会    西口 英希
10.幹事    カキキン(有)       中嶋 均
11.幹事   眞栄木材(株)       伊藤 秀人
12.幹事   (有)池田経営サービス  林田 敬二 

▼中村会長

▼西田副会長

▼講演に立った赤堀司法書士

釧路支部女性部あゆみの会、浅野会長体制がスタート


 同友会釧路支部女性部あゆみの会は4月7日に総会を開き、2008年度の役員体制と活動方針及び予算を決定しました。新会長にはアシストの浅野葉子氏が就任し、新年度のスタートを切りました。
 今年度も会員の皆様のご支援を宜しくお願いします。

  総会に先立ち「地域に夢を与える営業〜今日求められる営業戦略」と題して、釧路支部幹事で前田美粧の前田昭夫氏が記念講演に立ちました。
 前田氏は「業界の現状は非常に厳しく、大きな努力がそのまま大きな成果に繋がる時代ではない。ただ、細かいことでもコツコツと積み重ねていくことが基本であって一番大事だ。簡単なことをおろそかにしてはいけない」と語りました。
 また同氏は同友会し様々なことを学んだと語り、「毎日一緒にいる社員であっても気持ちは伝わりにくい。同友会の『共育』をさらに深めるためにも本音の会話をし、いかに想いを社内に響かせることができるか。『響いて育つ』ことを実践したい」と強調しました。

 

【2008年度あゆみの会役員(敬称略)】

1.会長     浅野 葉子      (株)アシスト
2.副会長    伊藤 美知子     (有)オー・エス・アイ
3.副会長    前田 洋子      (株)前田美粧
4.副会長    杉本 眞美       西興建設(株)
5.副会長    水野 久枝       (有)水野ガラス店
6.会計監査  木内 敏子           (株)ダスキン釧路

 

             【記念講演に立つ前田社長】

新会長に森川氏 幹部大学同窓会総会


釧路支部は4月4日、釧路幹部大学同窓会の総会を開催し、2008年度の活動方針と予算を決定しました。

 会長には釧路鶴ヶ岱郵便局局長の森川浩一さん、幹事長にはフリーライフ取締役の長濱正昌さんがそれぞれ就任しました。また3月に15期幹部大学を修了したカキキンの中嶋均さんとあんずカンパニーの松山優さんが副幹事長に選ばれ、同じく15期のアシストの打矢さんが幹事に就任しました。松山さんは「任命されたからにはがんばってやりたい」と就任の挨拶をしました。
 記念講演では富士塗研興業社長の藤平幸治さんが講演し、板金塗装会社の社長になるという夢を持ち続け、起業して成功するまでの道のりと様々な出会いについて語りました。「人との出会いは偶然ではなく必然。強く求め、アクションをおこせば必ず良い人材に出会うことができる」と強調しました。

 【2008年度の役員体制】

会長       森川 浩一     (11期)  釧路鶴ヶ岱郵便局
副会長      岸本 真希人    (13期)  (有)スズヤ書店
           菅原 宏樹     (11期)  菅原塗料(株)
幹事長        長濱 正昌     (11期)  (有)フリーライフ
副幹事長       中嶋 均       (15期)  (有)カキキン
                 松山 優       (15期)   (有)あんずカンパニー
幹事              大島 尚久     (11期)  大島歯科医院
          安田 正二     (1期)   安田経営労務管理事務所
          矢部 政仁     (12期)   (株)あゆみ調剤
          相田 美樹雄    (13期)  (株)くしろ紅庄
          相木 幸       (8期)   アセットプランニング
          遠藤 美行     (2期)   日章運輸機工(株)
          残間 巌       (12期)  (株)残間金属工業
          石黒 達広     (6期)   フローリスト花もよう
          平井 昌弘     (13期)  (株)ユタカコーポレーション
          北川 裕士     (13期)  (有)カーショップオモテ
          斉藤 芳則     (14期)  (株)サンエス・マネジメント・システムズ
          坂上 めぐみ    (14期)  (株)釧路新聞社
          千田 貴裕       (13期)  千田塗装興業(株)
          打矢 晶一      (15期)  (株)アシスト
会計監査    柳原 博志      (6期)   トーワ計装(株)

【新会長の森川氏】

【藤平氏】

新入事務局員のご紹介


北海道中小企業家同友会は今春三名の新人を採用しましたが、釧根事務所に男性が一人配属されることになりました。
菊池洋介(北海道教育大学英文科卒業)です。よろしくお願いします。

▼中央が菊池

▼札幌で開いた同友会合同入社式

釧路支部みけた会、カーショップオモテを見学


  釧路支部みけた会(高橋歩会長)は28日に例会を開き、釧路支部会員カーショップオモテを見学しました。同社は中古車・中古パーツの販売、自動車修理・解体を手掛ける釧路の企業です。

 参加者は同社の表社長の説明を受けながら整備工場、ショールームを見学しました。表さんは「自分の楽しいことをやらないと仕事はつまらないものになる。利益の問題ではなく事業を展開することがなんらかの形で社会に貢献できるものであることが一番だ」と語りました。
 また表さんは積極的な障がい者雇用、空き缶のリサイクル事業等、多方面で活躍中です。「仕掛け方はいろいろある。他人と違うことを見つけ、それをどれだけ楽しんでやることができるか。どんなに薄っぺらなマーケットであってもやり方一つで大きな変化が起こる。そのためにはいろいろな人と出会い知り合って、知識を身につける。自らを高めることが必要だ」と強調すると共に、若手経営者に大きな期待を寄せました。

★カーショップオモテのホームページはこちらです。
http://www.carshop-omote.com/

 

南しれとこ支部、循環型農業の現状を学ぶ


 南しれとこ支部(端賢二支部長・131社)は3月例会を28日に開き、中標津町で酪農と畑作を営む武田農場の武田健治氏を囲んで農業情勢について学びました。
 武田氏は青森出身の46歳。実家は自動車会社ですが、「農業は大事だ。兄弟の中で誰か農民になりなさい」という父親の一言で北海道の酪農学園大学に進みます。卒業後に中標津町の酪農家の娘と結婚し、農業後継者として現在に至っています。武田農場は、乳牛80頭、草地50ha、放牧地20ha、ジャガイモ畑20haを営む中規模の農家です。「我社は輸入飼料にあまり依存しないで放牧を中心に営農している。乳飼比率も23%と他の農家に比べて低く、昨今の飼料価格高騰の影響を受けていない」と、輸入飼料に頼らない持続可能な農業経営の実践について語りました。
 さらに武田氏は牛の堆肥をジャガイモ畑の肥料に利用している循環農業に触れ、「ジャガイモは世界の70%の人が主食にしている栄養摂取効率が高い食物だ。ヨーロッパは芋を食べるようになってから人口が増加した。世界的に小麦の不足が予想されるので、ジャガイモの需要は高まるだろう」と述べました。「イモ畑20ha、乳牛54頭が管理の目が行き届く適正規模だ。無理な営農拡大は屎尿の問題を引き起こして環境に負荷をかける。大型化による農家個数の減少は人口減や消費の低下など地域経済にも影響を与える」と強調しました。

 

▼武田農場の武田氏

▼端支部長

▼司会の加藤氏

清水氏、宮城全研の報告(投稿)


第38回 宮城全研に参加して (投稿)

2008年3月28日
清藤商事 清水信彦

 宮城県仙台市で開催された第38回中小企業問題全国研究集会は、2008年3月6日(木)
と7日(金)に実施されました。釧路支部から参加の7名は、5日にJRで出発し、新千歳空港から仙台空港に降り立ち仙台市に入りました。帰りも同じ経路で7日に無事、全員帰釧しました。

 全研の今回のテーマは、「よい会社と豊かな地域づくりを車の両輪に、日本の未来の土壌作りを」で、中同協が制定を目指している、ヨーロッパ小企業憲章に学んだ、日本での中小企業憲章制定運動とこの憲章に地域で枝葉をつけ、実体化させる中小企業・地域振興基本条例施行運動の取り組みを豊富化させるものとしての学びの場でした。
 私は、昨年の沖縄全研に次いで2度目の全研参加でしたが、今大会は、昨年に増して、すばらしいものであったと感じています。参加者数は、1,400余名でした。何よりも基調講演、分科会と盛り上がっていって、畠山重篤氏のユーモアを交えた物語性のある記念講演で参加者全員が集中できたすばらしい研究集会だったと思います。少なくとも私にとっては、最高の全研でした。
 基調講演は、前中同協会長で相談役幹事の赤石義博氏が「地域力経営とは」と題して、同氏の著述された「幸せの見える社会づくり」を副題としてお話されました。まず、なぜ今「地域づくり」が叫ばれているのかと言うことの分析として、中小企業が日本経済や地域経済で担って来、また、担ってゆく役割の重要性を述べ、その基盤の独自性は地域力であって、その個別要素、すなわち、地域の自然、地理的位置や歴史的文化遺産など、9つに分類した要素について解説されました。 次に、それらの要素を活用して、地域がいかに自立してゆくべきかを述べ、その全国的な理念と共通課題克服のために、「中小企業憲章」の制定の重要性を説明されるつもりであったと思われますが、この部分については、残念ながら時間が足りず全面展開され得ませんでした。

 分科会は、『地域おこし活動の実践事例』の内の「環境・食糧・エネルギー、豊かな地域資源を生かしたくずまき高原郷づくり」副題、山村と都市との交流拠点をめざしてと題した、第10分科会に参加しました。
 報告者は、岩手県葛巻町の第三セクター、葛巻高原食品加工(株)の漆真下満常務でした。
報告の始に、まず、ご自身の変わったお名前に触れられ、うるしまっかは、アイヌ語が語源であること。但し、意味については説明がありませんでした。私も質問を失しました。ただ、漆については、英語でjapan、すなわち日本ということであり、中国から伝来のように捉えられている向きがあるが、縄文時代の遺跡、三内丸山遺跡から漆を使ったものが出土しているので、日本には古来からあったものと考えられる。ただ、現在国内で使用されている漆、約500tの99%は中国産であり、国産は6t余りしか生産されていないと説明されました。
 本題に入り、葛巻町は、年平均気温が8.2度Cで、人口8,000人弱、住民の3割である就労者のほとんどが農林業に従事しており、山林は面積の68%を占め、そのほとんどが民有林である。農業は酪農が主体で、人口よりも多い乳牛、11.000頭が飼育されおり、その生産額は、40億円で、食料自給率は、エネルギー換算で200%である。エネルギー自給率は、78%で、風力が、発電出力1,750kWhの風車が12基と出力は聞き漏らしましたが、その他に5基が稼動しており、牛糞を醗酵させてメタンガスを発生させるバイオガスシステムと太陽光発電も稼動させているとの事でした。
このような地域で、オンリーワンとして何が出来るかを考えて、辿り着いたのが、山葡萄を使ってのワイン造りであったという事です。当初、紆余曲折はありましたが、現在は、ワイン醸造から始まった豊かな地域づくりの活動を通して、年50万人が訪れるまでになっているとの事です。
来訪者が多いことが要因なのかは、定かでないのですが、町に3社ある第三セクターの会社はみんな黒字であるとの事でもありました。
今春には、都市からの来訪者を受け入れる体験学習館がオープンするので、「押し花づくり」「草木染め」「そば打ち体験」「豆腐づくり」や昔から伝わる食・文化が体験できる「菓子づくり」「木工体験」「つる細工」等々を学べるようにして、都市生活者との交流を発展拡大したいという事です。
報告の後の質問の時に、創業時の苦しい経営時期に、やはり、山葡萄を原料にしてワイン造りをはじめていた北海道池田町との技術交流が無かったのか聞いたところ、目標にはしたが独自で取り組む方針で進めたということでした。

グループ討論でのテーマは、1.あなたの住む地域にはどんな地域資源、魅力がありますか。2.山村と都市との交流を進めるために何が必要でしょうか。そこにはどんな役割があるでしょうか。私は、1.について、釧路には、国立公園が2つある事、釧路沖は暖流と寒流がぶつかり合うところなので、海霧が発生し、年平均気温が6度Cと冷涼で夏過ごし易く、魚類が豊富なので、漁獲量が多いばかりでなく、それを餌にするイルカ、シャチや調査捕鯨の対象にもなっているミンククジラなどの鯨類も観察できる事。また、釧路川は一級河川であるにもかかわらず、全国で唯一、ダムの無い川である事。更に、国内で唯一採炭を続けている釧路コールマインが存続している事などをまとめて喋ろうと思ったのですが、時間がなく、話せませんでした。ただ、「食」に関する討論の中で年平均気温が6度Cの釧路では、年中通して味噌作りが出来、減塩味噌の醸造も容易であることを釧路の特性として述べました。

 また、発表で、第1グループが纏めの一つとして述べていましたが、地域経済を再構築していく上で、農業の役割が、重要ではないかと提起され、私たちの第3グループでもその事が討論されました。私は、農業は、英語でagricultureであり、cultureは、文化そのものを表している様に、文化は、農業を出発点として形成されてきたことを現していると述べ、日本語でも、農業と表現してしまうと理解できませんが、百姓と表現すると明快ではないかと述べました。すなわち、百は、数字の100を表すばかりでなく、「多くのもの」「種々のもの」という意味があり、姓は、訓読みすると「かばね」で、上代に、家筋や世襲の職名を分けた称号という意味があるので、百姓は、種々の職名を持った人となり、あらゆる仕事が出来る人という意味になるという事です。地域農業を見直すことは、文字通り地域文化を見直すことに繋がると思います。
 あと、グループ討論の中で、はじめて知った事として、郷土料理の意味があります。郷土料理とは、半日で集まる食材を使用した料理の事を言うのだそうです。何が郷土料理なのかと不思議に思っていたことでしたから、目から鱗でした。2.については、グループに、インターネット販売をしている人が、2人居ましたので、デジタル技術で情報発信して拡大し、継続的な関係は、アナログの「顔と顔が見える関係」を創ることによってリピーターを増大させながら、山村と都市との交流を進化・拡大させ得るという結論を引き出しました。

 最後の記念講演は、「森は海の恋人」と題して、この合言葉の下、全国の漁協の女性・青年部が、山に木を植える活動をするきっかけを創った、畠山重篤氏のお話でした。
 森林と海との生態系の関係は川を媒介にして繋がっていることを説明し、生態系、食物連鎖のピラミッドの最底辺を担っている植物プランクトンは、鉄分(Fe)がなければ繁殖せずその鉄分は、腐葉土の中を水が通ってくる過程で、その水の中に吸収されたフルボ酸鉄となって、川から海へと運ばれてくる。その結果、海岸の藻場は、植物プランクトンが増え、それを食べる動物性プランクトンも増えて、海藻が豊かに繁茂する場所となる。その藻場の海藻類が、光合成をして炭酸ガス(CO2)の炭素を固定してくれる。この事を考慮に入れると、日本の場合、日本一周の海岸に、1・2級河川が約21,000本あるので、CO2削減をいっぺんに解決できる条件があると説明されました。ちなみに、日本の海岸線の1・2級河川は、約1Km毎に1本流れているので、これだけの本数になります。
 また、中国から偏西風に乗ってきて、厄介者と思われている黄砂は、日本に鉄分を運んでくれている有益なものであると述べられ、更に、世界の海を繋げている海洋深層水を活用すれば、植物プランクトンを発生させる鉄分を地球全体の海へ運ぶことが出来、その結果、海岸の浄化が進み、豊かな藻場が形成されるなら、CO2による地球温暖化は世界的に解決できるのではとの示唆を述べられました。まさに、気仙沼の牡蠣・ホタテ養殖が、地域、国やアジアのみならず全世界の生態系と繋がっている事として展開された、すばらしい講演で、感動しました。

 以上、私が記録すべきことも含めて纏めましたので、長々と述べましたが、釧路市中小企業・地域振興基本条例の施行に取り組む上で大いに役立つ全研だったと感じています。最後になりましたが、この全研に参加できる条件を整え、後押ししていただきました釧路支部会員並びに事務局の皆さんに感謝して、報告といたします。

根室支部、農業環境の現状を学ぶ


 同友会根室支部(福井富士雄支部長)は27日に例会を開き、根室農業協同組合の斉藤光貴参事が報告しました。

 日本は世界最大の農産物純輸入国であり、特定国への依存度が高く世界の食糧受給の影響を受けやすいのが現状です。斉藤氏は「アジア・アフリカを中心とした人口増加と開発途上国の所得水準向上に伴う畜産物需要の増大により、穀物の消費量が増加する一方で耕作面積の減少により生産量自体は鈍化傾向にある。さらに、バイオエタノール需要増大が中長期的な受給逼迫要因になる。2050年には世界人口が90億人に達する見込みが示されており、食糧不足に陥る可能性は否定できない」と食糧事情を分析しました。
 しかし斉藤氏は根室管内が国内有数の恵まれた農業環境にあるとし、「経営環境にどんな変化が生じようとも組織を運営していく上で重要なのは基本姿勢を忘れずに、軸足をしっかりと固定して事業展開するということ。その上で地域がもつ特異性を十分に活用することにより活性化を図ることができるはずだ」と強調しました。

★根室農業協同組合のホームページはこちらです
http://www.ja-nemuro.or.jp/

 

【報告する斉藤氏】

釧路支部、三丁目の夕陽祭りへ向け準備着々


 同友会釧路支部(横地敏光支部長)は『三丁目の夕陽祭り』の開催へ向け、現在亀岡孝実行委員長をはじめとする50名の委員による実行委員会を組織し、9月27日〜28日の本番へ向け着々と準備を進めています。
 3月24日に開かれた実行委員会までに祭りの目的・企画骨子が討論され下記の通り大枠を決定しています。

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■日時:2008年9月27日(土)15:00〜22:00
           9月28日(日)10:00〜15:00
■会場:パステルタウン(釧路市北大通3丁目)
■目的:
 イ.祭りを契機に会員の同友会への求心力を高める
 ロ.元気な中小企業の姿を市民に知ってもらう
 ハ.500社会員を達成するための起爆剤として位置づける
 ニ.同友会運動の新たなリーダーの創出

★詳細はこちらをご覧下さい
http://portal.doyu-kai.net/modules/mydownloads/visit.php?cid=2&lid=116

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 今後実行委員会では100名規模の実行委員会を組織し詳細を詰めて参りますが、釧路支部会員皆様のご協力のもとで祭りを成功させたいと思います。ぜひ次回の実行委員会に会員皆様のアイデアをお持ちより下さい。

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■日時:4月10日(木)18:30〜20:00
■会場:まなぼっと703号室
■議題:1.実行委員の追加について
     2.実行委員の担当割について
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釧路支部大久保組織委員長、「同友会と企業経営」を語る


 同友会釧路支部あゆみの会(伊藤美知子会長)は25日に例会を開き、「同友会と企業経営」と題して、道東暖熱工業所の大久保芳直さんが講演しました。同社は創業50年目を迎え、高い技術力を駆使した住宅設備・鳶・耐火工事を始め、不動産・建築施工まで手掛ける地元の企業です。

 大久保さんは今年度釧路支部組織委員長として大活躍中です。「今までの人生の中で非常に大きなウェイトを占めているのが人との出会いだ。今の自分があるのは人との出会いがあってこそのものだ。縁は断つも広げるも自分次第。せっかくの機会を自らの手で損失してしまうことほど残念なことはない」と語りました。
 さらに「企業は社長以上の器にはならない。同友会のような組織に属し、人との出会いを通じ自分にないないものを積極的に吸収し、経営者同士がお互いに高めあっていくことが大切だ。そして常に自分が成功するイメージを持つこと。失敗を恐れていてはなにも始まらない」と強調しました。