一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

将来を見据えた取引を行いたい 摩周地区会6月例会


 摩周地区会(竹森英彦会長)は22日、「金融機関との条例懇談会」と題して地区例会を開催しました。弟子屈町では4月1日に「弟子屈町中小企業基本条例」が施行され、中小企業を中軸に据えた経済施策を検討する気運が高まっています。今回の例会は釧路信用金庫弟子屈支店長の伊藤幸雄氏と北洋銀行弟子屈支店融資次長の東寿之氏を招いて条例を活用した連携強化の方向性について懇談を行いました。

 懇談会の冒頭、竹森地区会長が条例制定までの過程と制定後の展望について触れ、「弟子屈町の経済は中小企業が支えている。条例を活用して地域の金融機関と中小企業が連携し、企業が持続的に発展していける環境づくりをしていきたい」と語りました。懇談では地域の中で金融機関が果たす役割について、釧路信金の伊藤氏が企業家を植物に例えて「釧路信金は鉢を作り、土を入れて種をまき、芽が出るまで水を注ぎ続けるのが役目だと考えている。3年後、5年後の企業の姿を思い描きながら取引、経営支援を行っている」と述べました。また、決算書に関する質問では北洋銀行の東氏が「決算書は企業にとっては通信簿のようなもの。将来について的確な助言、支援のために拝見したい。今後は事業承継などの問題も増えてくることが予想される。金融機関としてしっかりとしたアドバイスが出来るよう取り組んでいきたい」と語り、条例を中心とした地域経済活性化のための議論が展開されました。

▼竹森会長をコーディネーターとして幅広く意見の交換が行われました。

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